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ゴールデンウイーク
しおりを挟むゴールデンウィークの遊園地。
娘の小さな手を握って並ぶ、アトラクションの大行列。ぐずる娘に苛立って、係員に聞こえる声でつい愚痴を吐く。
──あれから二十年。
娘は遊園地に就職した。
「お父さんと行った遊園地が大好きだったから」
五十にして心に誓う。もう二度と、行列で待つ事に愚痴は言うまい。
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