大正謎解きティータイム──華族探偵は推理したくない

 売れない歌人であり、陰陽師の末裔・土御門保憲の元には、家柄を頼って様々な相談事が舞い込む。
 相談事を持ち込む主犯である雑誌記者・蘆屋いすゞとは、趣味の紅茶を通しての持ちつ持たれつの間柄。

 ある時、いすゞが持ち込んだのは、浅草オペラの興行主からの依頼。

 ――劇場に潜む『怪人』の正体を明かしてほしい。

 渋々引き受けた保憲を待ち構えていたのは、プリマドンナを次々と襲う事故死の謎だった――。

 不定期連載。
 どうぞよろしくお願いいたします。

(2023.2.5 追記)
少しの間、連載をお休みさせて頂きます。
申し訳ございません。
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