41 / 408
【自題】食人鬼
しおりを挟む
「愛、です」
同棲相手を殺し食人した女は、恍惚の表情で俺を見た。
「どんなに愛し合っても足りなかった。だから、彼と話し合ったの。ひとつになろうって」
調書を書く手が疼き、俺は指を押さえた。幼い頃、
「食べちゃいたい」
と、母親に食われた小指の先。
あの時殺したのは、正しかった。
同棲相手を殺し食人した女は、恍惚の表情で俺を見た。
「どんなに愛し合っても足りなかった。だから、彼と話し合ったの。ひとつになろうって」
調書を書く手が疼き、俺は指を押さえた。幼い頃、
「食べちゃいたい」
と、母親に食われた小指の先。
あの時殺したのは、正しかった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる