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第1章
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あぁ、これは夢だ。
すぐにそのことに気づいた。
理由?
先ほどまで別の男の視点だったのが、俺の視点、過去の戦場のものに移ったからだ。
夢でよく、自分以外の誰かをよく演じることがある。
最初はそのことに気づかなかったし、他人を演じる、この場合は体験するが近いか
それをやらされるのは気持ちの良いものではないがもう慣れた。
もう直ぐ終わる。
俺はこの男に狙われている。
そんなもの国境警備隊から伝えられており既に分かっていたことだが、男はこれに気付いていない。
男が控えている岩の近くまで進む。
部下に合図を出し手榴弾に似せた石を投げさせる。
それに驚いた男が飛び出して来たところ、頭を性格に打ち抜いた。
その瞬間、真っ赤になった男の表情はニヤリを笑み作り流体物になり俺に流れ込んでくる。
彼の感情や思考が一気に動く。
困惑、痛み、そして絶望。
大きく分けるとこの3つで他にも細かなものがたくさん入り混じってぐちゃぐちゃの感情頭の中を駆け巡る。
「!」
勢いよく飛び起き、現実に戻ってきた。
意識が戻ったらすぐに口を塞いだ。
2人を起こさないためにだ。
まだ窓からの日の光は薄い、5時くらいか。
昨日は魔力を使い切ったから、しっかり休めと言われていたので仕方なく寝たのだが、やはりあれを見てしまった。
まぁあんな夢を見る事はいつものことなので気にすることでもないとベットから出る。
かなり体が重く、筋肉痛である。
今までからしたらありえないような動きを体に強いてきたのだ。
筋肉痛程度で済んだと喜ぶべきだろう。
部屋でストレッチをしながら時間を潰し、6時の鐘が鳴ったので部屋を出る。
朝は特別許可無く外に出られるのは6時からだそうだ。
軍人でもさすがに腕時計くらいはしていたのだが、どうやら爆発で壊れて手放していたらしく、こっちに来たときには持っていなかった。
鐘を頼りに生活するのはどうにもあと何分か分からずもどかしい。
その上腕時計はあまり普及していないときた。
時計が普及してない世界で時間厳守するこの生活は正直辛すぎるので、出来る限り城を出られる様に努力しようと心に誓った。
すぐにそのことに気づいた。
理由?
先ほどまで別の男の視点だったのが、俺の視点、過去の戦場のものに移ったからだ。
夢でよく、自分以外の誰かをよく演じることがある。
最初はそのことに気づかなかったし、他人を演じる、この場合は体験するが近いか
それをやらされるのは気持ちの良いものではないがもう慣れた。
もう直ぐ終わる。
俺はこの男に狙われている。
そんなもの国境警備隊から伝えられており既に分かっていたことだが、男はこれに気付いていない。
男が控えている岩の近くまで進む。
部下に合図を出し手榴弾に似せた石を投げさせる。
それに驚いた男が飛び出して来たところ、頭を性格に打ち抜いた。
その瞬間、真っ赤になった男の表情はニヤリを笑み作り流体物になり俺に流れ込んでくる。
彼の感情や思考が一気に動く。
困惑、痛み、そして絶望。
大きく分けるとこの3つで他にも細かなものがたくさん入り混じってぐちゃぐちゃの感情頭の中を駆け巡る。
「!」
勢いよく飛び起き、現実に戻ってきた。
意識が戻ったらすぐに口を塞いだ。
2人を起こさないためにだ。
まだ窓からの日の光は薄い、5時くらいか。
昨日は魔力を使い切ったから、しっかり休めと言われていたので仕方なく寝たのだが、やはりあれを見てしまった。
まぁあんな夢を見る事はいつものことなので気にすることでもないとベットから出る。
かなり体が重く、筋肉痛である。
今までからしたらありえないような動きを体に強いてきたのだ。
筋肉痛程度で済んだと喜ぶべきだろう。
部屋でストレッチをしながら時間を潰し、6時の鐘が鳴ったので部屋を出る。
朝は特別許可無く外に出られるのは6時からだそうだ。
軍人でもさすがに腕時計くらいはしていたのだが、どうやら爆発で壊れて手放していたらしく、こっちに来たときには持っていなかった。
鐘を頼りに生活するのはどうにもあと何分か分からずもどかしい。
その上腕時計はあまり普及していないときた。
時計が普及してない世界で時間厳守するこの生活は正直辛すぎるので、出来る限り城を出られる様に努力しようと心に誓った。
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