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第1章
初ダンジョン
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「えーまぁ昨日俺が姿を見せちまったからな、もう初見じゃないということで今日のダンジョン探索には他種族の騎士も参加することになった。別段変わることはないから安心してほしい。」
異世界に来て3日目、ギロ団長が俺たち異世界人300人近くを相手にダンジョンでのレベル上げの説明をしている。
今いる場所はダンジョン入り口前の広場。
国が管理しているため、基本利用者は騎士団や魔導師団なので今日の利用者は俺たちだけとなっている。
「まぁ詳しい説明は一緒についてくれる騎士たちに聞いてくれ。1グループ4人以上で人数に応じてつける騎士の数も増やすから、好きに組んでくれ。できたグループから前の本部に来てくれ、以上だ。」
ギロ団長の話か終わり、周りが各々の自由にグループを作っていく。
「まぁ4人なら俺たちはこのまま増やさなくていいと思うんだけどさ、どう?」
後ろにいた浩介が聞いてくる。
「そもそも俺がいる時点で入って来るやつはいないだろ。」
「いや、高坂さんがいるからこそ来る人も居そうですがね。」
鎧にフルフェイスの兜をつけて、誰だお前状態の森下からツッコミが入る。
今の装備は防具はそのまま、武器は浩介の棍棒以外、訓練用の木製から金属製に変わっている。
訓練用自体も金属製に重さを寄せてあるのでそこまで違和感はなかった。
「お、いたいた。お前らの担当は俺だからな。」
少し離れたところからロレンスがやって来る。
「別に俺らも普通の騎士でいいのだが?」
「そうだぜ、獣人やエルフとかと話して見たかったのになぁ」
俺の言葉に合わせて、浩介が追い打ちをかける。
「あのさ、、いや、俺も好きでここに来たんじゃない。あいつだ!魔法局長があんたの護衛を強固にしろと昨日団長のところに突撃してきたんだよ。」
「魔法局長?」
「あんたに、話を聞かせてたおばさんだよ。全く、仮にも別部門のトップだから無碍にできなくてな。そこで団長の信頼厚い俺が護衛任務に就くことになった。」
信頼厚い?役職持ちなのにサボるから実働部隊に回されただけじゃないのか?
「まぁいいや、ここの4人で行くから、もう案内してくれて構わない。」
「あ、あそうか。それじゃあこっちだ。」
ロレンスを先頭に俺らは人集りを抜けていく。
ダンジョンの入り口まで来た。ちなみにここは王都からそんなに離れておらず、馬車で1時間程度の距離だ。
国の管理にあるダンジョンというだけあって、入り口には警備の騎士とその詰め所の様な建物がある。
ちょっとステータスを覗いたがロレンス並みにあるので彼らはある程度の実力者であり、この場所が国にとって重要な場所だというがわかる。
「一応国の管轄だからな、この中で手に入ったものはこの袋に入れてもらう。魔道具というものでこの袋にこれくらいは入る。」
そう言ってロレンスは1㎡くらいを手で表現する。
「ここで手に入ったものはレベル以外持ち帰り禁止だ。潜る層が浅いからな、持ってきた資源で生活費を払った程度に考えてくれ。」
そう言いながらそれぞれに渡してきた袋を受け取り中に入った。
中は遺跡のような感じで、光源も壁についていて視界もある程度はいい。
ダンジョンの中は遺跡、洞窟、火山、氷河など様々にあるらしい。
「ん~とりあえず隊列を組む、お前らレベルがまだ1だからな、敵とかち合いやすい先頭に俺、前衛に甲冑と小僧、中に嬢ちゃんで、後ろはある程度なんとかできそうな高坂でいいか?」
ロレンスが俺らを見ながら隊列を組むことを提案してきた。
特に断る理由はないので、言われたまま隊列を組み奥に進み始める。
「おっいたいた。」
ロレンスは先で魔物を見つけたらしく近づいていく。
「ウェッ、まじか」
「やはり実物は妙に迫力ありますね。」
徐々に近づいていくと魔物の全容が見えてきたらしく、前の2人が微妙な反応をしていた。
異世界に来て3日目、ギロ団長が俺たち異世界人300人近くを相手にダンジョンでのレベル上げの説明をしている。
今いる場所はダンジョン入り口前の広場。
国が管理しているため、基本利用者は騎士団や魔導師団なので今日の利用者は俺たちだけとなっている。
「まぁ詳しい説明は一緒についてくれる騎士たちに聞いてくれ。1グループ4人以上で人数に応じてつける騎士の数も増やすから、好きに組んでくれ。できたグループから前の本部に来てくれ、以上だ。」
ギロ団長の話か終わり、周りが各々の自由にグループを作っていく。
「まぁ4人なら俺たちはこのまま増やさなくていいと思うんだけどさ、どう?」
後ろにいた浩介が聞いてくる。
「そもそも俺がいる時点で入って来るやつはいないだろ。」
「いや、高坂さんがいるからこそ来る人も居そうですがね。」
鎧にフルフェイスの兜をつけて、誰だお前状態の森下からツッコミが入る。
今の装備は防具はそのまま、武器は浩介の棍棒以外、訓練用の木製から金属製に変わっている。
訓練用自体も金属製に重さを寄せてあるのでそこまで違和感はなかった。
「お、いたいた。お前らの担当は俺だからな。」
少し離れたところからロレンスがやって来る。
「別に俺らも普通の騎士でいいのだが?」
「そうだぜ、獣人やエルフとかと話して見たかったのになぁ」
俺の言葉に合わせて、浩介が追い打ちをかける。
「あのさ、、いや、俺も好きでここに来たんじゃない。あいつだ!魔法局長があんたの護衛を強固にしろと昨日団長のところに突撃してきたんだよ。」
「魔法局長?」
「あんたに、話を聞かせてたおばさんだよ。全く、仮にも別部門のトップだから無碍にできなくてな。そこで団長の信頼厚い俺が護衛任務に就くことになった。」
信頼厚い?役職持ちなのにサボるから実働部隊に回されただけじゃないのか?
「まぁいいや、ここの4人で行くから、もう案内してくれて構わない。」
「あ、あそうか。それじゃあこっちだ。」
ロレンスを先頭に俺らは人集りを抜けていく。
ダンジョンの入り口まで来た。ちなみにここは王都からそんなに離れておらず、馬車で1時間程度の距離だ。
国の管理にあるダンジョンというだけあって、入り口には警備の騎士とその詰め所の様な建物がある。
ちょっとステータスを覗いたがロレンス並みにあるので彼らはある程度の実力者であり、この場所が国にとって重要な場所だというがわかる。
「一応国の管轄だからな、この中で手に入ったものはこの袋に入れてもらう。魔道具というものでこの袋にこれくらいは入る。」
そう言ってロレンスは1㎡くらいを手で表現する。
「ここで手に入ったものはレベル以外持ち帰り禁止だ。潜る層が浅いからな、持ってきた資源で生活費を払った程度に考えてくれ。」
そう言いながらそれぞれに渡してきた袋を受け取り中に入った。
中は遺跡のような感じで、光源も壁についていて視界もある程度はいい。
ダンジョンの中は遺跡、洞窟、火山、氷河など様々にあるらしい。
「ん~とりあえず隊列を組む、お前らレベルがまだ1だからな、敵とかち合いやすい先頭に俺、前衛に甲冑と小僧、中に嬢ちゃんで、後ろはある程度なんとかできそうな高坂でいいか?」
ロレンスが俺らを見ながら隊列を組むことを提案してきた。
特に断る理由はないので、言われたまま隊列を組み奥に進み始める。
「おっいたいた。」
ロレンスは先で魔物を見つけたらしく近づいていく。
「ウェッ、まじか」
「やはり実物は妙に迫力ありますね。」
徐々に近づいていくと魔物の全容が見えてきたらしく、前の2人が微妙な反応をしていた。
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