意味が分かったとしても意味のない話

韋虹姫 響華

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EXTRA FILM 2nd ※二章の幕間

堕天の儀式、準備完了 ★★★

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────────────

※このお話は、《女神、堕つ》前後のお話です。

────────────


    合同作戦前夜。
    空美は一人、【ファントム】を追い詰めていた。

「ブリッド・オブッ────、フィストォ!!」
「んんっ、くぅぅ……。あれだけの調教を受けても尚、女神の力をここまで引き出してくるとは、正直驚きですね」
「はんっ。今度こそ、本気マジで終わりにするし?」

    そう言って空美は、軽快なステップからフットワークをきかせて、一瞬で【ファントム】の懐に入った。繰り出した拳撃がクリーンヒットし、口から涎を零すほどのダメージを受けて、鉄柵にもたれかかる。
    苦し紛れに【ファントム】は、触手を繰り出し牽制をするが、バク宙で回避した空美は拳で払い、ガントレットの仕込み弾を喰らわせて撃破していった。

「そんな抵抗なんて、無意味だし。このまま────、一気にっっ!!」

    倒れている【ファントム】目掛けて、前傾姿勢で駆け出し拳を突き出す。迷いのない一撃が【ファントム】を貫く。────はずだった。

「あれ?」

    紙一重のところで、空美の身体がピタリと止まった。あと少しのところだというのに、腕に力が入らない。
    それを好機と見た【ファントム】の反撃を、空美はまともに受けてしまう。それでも、すぐさま体勢を立て直し、追撃をいなして両拳を腹部にカウンターする。再び鉄柵に体を打ち付けた【ファントム】に今度こそ、トドメの一撃を繰り出した。

ガシャン...。

    今度は、狙いやすい顔面を逸れて鉄柵を殴る。どれだけ、トドメを刺すことに意識を向けても、攻撃は当たらず決め手に欠けて長丁場となってしまう。
    それどころか、躍起になって拳を振るうほどに【ファントム】への攻撃は、当たらなくなっていっていた。どうしてと焦る一方で、徐々に反撃を受けて体力を消耗していく空美。
    遂には、優劣が逆転してしまい鉄柵にもたれかかっていたのは、空美の方になってしまっていた。肩で息をして、【ファントム】の繰り出した触手攻撃をもろに喰らって、鉄柵に打ち付けられ咳き込んだ。

    やがて、戦意喪失した空美を触手で持ち上げると、【ファントム】は空美に向かって誘惑をかけるように質問した。

「貴女がわたしを倒せない理由は1つです。それを1番、貴女が分かっていることですよね?」
「ぅぅ…………、離……せ。あーしは、もうお前なんか……」
「嘘ですねぇ?それなら、何故今まで15回も倒すチャンスがあったというのに、貴女は────」

    質問の途中で空美の着ていたマリンスーツ。【知恵の女神】ミネルヴァの力を行使する時に、ガントレットとともに装着される服に触手をかける。そして、力いっぱい引きちぎり裸体を晒させると、触手を這わせて露わになった乳房を持ち上げた。
    不快に思っていると、睨む空美に質問の続きを言葉にして聞かせる。すると、空美の目が徐ろになって意識が暗黒に閉ざされはじめた。


︎ ︎ ︎ ︎━━━ わたしと何度も、淫紋強化儀式セーファーセックスしたのでしょうか? ━━━


□■□■□■□■□


    幾度となく、怪異との性行為セックスで乳房も肥大化し、今や【ファントム】の人間とは比べ物にならないイチモツ。ペニスを挟み込むことも、容易であるほどになっていた。
    生気のない目で蕩けた顔をした空美は、何も躊躇わずにパイズリで【ファントム】のペニスをシゴいていく。上半身を激しく揺さぶって、舌で亀頭をフェザータッチしながら教え込まれたテクニックで、一発目をすぐに射精させた。


ドバァァァ...、ビュクククゥゥゥゥ!!!!


    ボディソープを連続でプッシュして出した、乳液のようにドロッとした精液が一瞬にして、空美の全身を穢していった。その精液をトリガーに、淫紋が耀き出す。
    このまま外で続ければ、通りすがる人に見られてしまうと【ファントム】は、近くの裏口に入って続きは中でしようと提案した。空美は首を縦に振り、操り人形のように後に続いた。

    部屋に入ると、そのまま公衆トイレに連れられて個室の中ですることにした。命令されるままにズボンを脱いで、壁に手を当ててお尻を突き出す空美。すでに浴びた精液の匂いで数回絶頂していたことで、空美の膣は子作りの準備を完了させていた。
    だが、これまで空美と【ファントム】が行なっていたのは、淫紋強化儀式セーファーセックス、即ち膣内射精を伴わない性行為であった。表面で悪魔怪異の堕性精液を浴びて、際限なく淫紋を強化していくために、アスモダイオスが与えた作戦を【ファントム】は遂行していたのだ。

「あんっ♡カリ首ぃ♡噎せ返るような、チンポ臭ぅ♡♡本当は挿入れて欲しい……。けど、それはダメ……」
「ええ。それに、今日は最終段階ですから」

    そう言って、【ファントム】は空美にかかった暗示を解いた。
    ふと、我に返る空美。トイレの個室でいきなり【ファントム】と、素股セックスしている状況に困惑した。

「えぇ!?なにこれ……!?」
「何とは……。いつも、やっていたではありませんか?ほら、腰動かしますよ」
「なっ!?ちょ、……待って────」

    頭がこんがらがっている空美に構うことなく、逆三角形の膣と太ももに規格外のペニスを激しく動かした。挿入とは違って、一切の遠慮がいらない素股セックスに、空美の身体はロデオマシーンに乗せられているみたく、前後左右上下と揺れる。
    その途中、頭に流れ込んでくる記憶。それは、これまで何度も怪異と肌を重ねてきたこと、その記憶を何度も消されては思い出さされていること。そして、今激しく自分を犯している【ファントム】のペニスが、一番気持ちいいことを身体が思い出した。
    抜け出したいと思っていた、空美の意思と別でこのまま快楽に溺れたいという、もう一つの心の揺らぎがあった。

「はっ、はっ、はっ、はっ────」
(ヤバい……、これ……、絶対、ヤバい。思い出しちゃ────いけない、やつ)
「ふふふっ。素晴らしいですね♪今までで1番、粘ついた本気汁が駄々漏れですよ?空美さん♪貴女は素敵な怪異へと…………生まれ変わるでしょう」
「ふざ、けん……なっ、はっ、はっ、あっ、ああっ///」
「感じているではありませんか」
「か、はっはっはっ!感じて────、なんか……な、いっ!!」
(うっ……。さっきから軽イキが止まんない……。挿入れて欲しくて、子宮疼いちゃってる!?)

    そんな空美の焦燥を見透かしたように、【ファントム】はピストンを加速させる。しかし、その気持ちイイところを外されているもどかしさで、空美の軽イキも加速していく。
    膣奥から溢れ出す愛液が、ぴちゃぴちゃと優しい音からばちゅんばちゅんと潤滑油のなかで激しく動く、生き物の音を奏でながら【ファントム】のペニスが膨れ上がる。

「ま、待って────。まさか、射精するつもり?」
「当然ですよ。今までも全身でわたしのザーメンを浴びてきたではありませんか。それとも、オマンコに欲しいのですか?」
「いらないっ!!はっ、はっ、はっ、おねっ、がいっ!!射精さないでぇ!!こんなの、おかしく……、なる」
「おかしくなってますよっ!!とっくにっっ!!!!」

    グイッと腰を突き上げて、【ファントム】は二倍にも膨れ上がったペニスから、欲望の白濁液を解き放った。


ドバァァァァッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッ!!!!


「ひやあぁぁぁぁぁぁ!?!?!?なにこれ!?あ、あー……ひ、い、イィ……、イックゥゥゥゥゥゥ────ッッッッ!?!?!?!?」


ドピュドピュッ!!ドッバァァッ!!ビチャッビチャッ!!!!
プシャァァァァァァ!!!!!!!!!


    空美は目を白黒させながら、【ファントム】の射精に合わせて潮吹きしてしまっていた。足もとは水溜まりをつくり、頭上から降り注ぐザーメンの雨に打たれて、空美は更に追い絶頂をしていた。
    電気ショックに打たれたように、全身を震わせて絶頂に絶頂を上乗せさせられて、体内の水分をすべて吐き出す勢いで愛液を撒き散らした。

「は……はぇぇ……。ぎもぢぃ…………、死んじゃう……♡」
「そうですか?今日は特別に、2度目の腟内射精なかだしをして差し上げますよ」
「────、ふぇ……?」

     五感のほとんどが機能を損ない、【ファントム】の言っていることが聞き取れなかった空美であったが、次の瞬間萎えるどころか更に硬さを得た【ファントム】のペニスが腟の入り口を小突いた。

     身体を向き合わせて、抱き上げられた空美は【ファントム】の背中に両手を回して、身を委ねた。一気に子宮口まで到達したペニス、またしても愛液が溢れ出す空美。
     加速するも、ペースを落とすのも【ファントム】の気分次第となった状況。更なる興奮を当てようと牝の声を上げて喘ぐ、そして心の中に見出したに完全に屈伏した。

(女の子が、チンポに勝てるはずなんてない……。あーし、このままずっーと、チンポハメていて欲しいって、思ってるし。もうとっくに、負けてたし♡)

    そんな空美の敗北宣言を聞いていたかのように、【ファントム】はゴリゴリと子宮口の奥を犯していた。そこは、空美の弱点ともいえる性感帯で、【ファントム】はたった一度の性行為セックスでそれを見抜いていた。
     背中に回した手を話すことはないが、体を反り返らせる空美。ふと、激しく腰を振っている【ファントム】の荒い息が、胸に触れて乳首が張ったのを感じ取った。

(嘘ッ!?あーし、母乳出てる?しかも、これ……、超気持ち、イイ♡)

     最初に【ファントム】と性行為セックスした際に、想像妊娠を錯覚したことで、母乳が出る体質になってしまった空美。しかも、血液を変換しているとは思えないほど、甘味を持っていた。
     怪異が堕性に染まったことで、そうなると【ファントム】が説明をしながらラストスパートをかけはじめた。激し過ぎる突きに、空気を吐き出すような声しか出せないでいると、乳房にかぶりつき母乳を吸われる。
     胸が痺れたような快感に合わせて、子宮全体を突き上げる【ファントム】のペニス。そのカリ首が反しとなって、空美の膣膜の肉ヒダを今も開発し続けていた。

「では射精しますよ。アスモダイオス様より授かった、特農の堕性精液で完全に貴女を堕として差し上げましょう」
「あっ、あっ、あんっ!おっ、お゛っ゛、ぉ゛っ゛…………、も、もうとっくに────お、堕ち、てりゅぅぅぅぅぅッ!!!!!!あがっ♡イク♡イク♡イ゛グ♡イ゛グ♡イグイグイグっっっイグイグゥゥゥゥ!!!!────────、お゛ぉ゛ぉ゛…………ほっ…………」


     腟内射精なかだしされながらの淫紋絶頂。Vの字に脚を伸ばし、だらしないアヘ顔を晒してイク空美。その姿に、更なる射精感を覚えた【ファントム】は、込み上げてきたものを触手を出して、空美の身体中にぶちまけた。
    どろどっろの精液が空美のことを、容赦なく穢し尽くしていき、空美の子宮もこれまでにない堕性精液に、卵巣まで犯し尽くされていた。

    恐ろしいことに、あれだけ出して水漏れ事故が起きたくらいに、撒き散らされた体液は空美の肌に付着した分は、肌に溶け込むように消えて淫紋に集まっていった。
    便座にガニ股で脱力している空美。首もすわらずにだらしなく突き出ている腰。その下腹部の淫紋は満潮の時を知らせるかのように、禍々しい紫色の光を放っていた。
    すると、【ファントム】は散々犯した空美のアヘ顔と息づかい。加えて、結合部から垂れ流される自分の精液と空美の愛液、合わさった体液が零れ落ちる様子を見て、ペニスを一人扱き始めた。同時に、周りの触手達もモゾモゾと蠢くと、アンコールに空美目掛けて再び吐精をした。

「────ぁぁ、………は、ぁぁぁ…………♡♡♡♡」
「わたしとしたことが、人間相手に欲情してしまうとは……。これも、あなたの胎内なかに眠る女神の堕天が近いということなのでしょうか。まぁ、いいでしょう」

    もうこれ以上、絶頂することすら叶わない空美は、ひたすらに浴びるザーメンで空イキし続けるしかなかった。
    そして、人間態に戻り何事もなかったかのように振舞う【ファントム】は、空美のポーチからスマホを取り出した。メッセージBOXを開きパスワード要求画面のまま、空美へ手渡し、自身を追い詰めたこと記して指定したポイントに、噂観測課極地第2課のメンバーを向かわせるよう、メッセージに書くことを指示した。

    指示どおりにメッセージを送った空美。【ファントム】はアスモダイオスに、この後の行動も命令を受けていたため、絶頂の余韻に浸っている空美に今すぐ自分を追跡させるように、暗示をかけようと手を翳した。

「はぁ、はぁ、はぁ……、チンポォ……♡はぁ、はぁ……、はぁ……、もっとぉ……♡」

    それは空美の本心から出たものか、それとも淫紋の暗示によって、言わされている言葉であるかは分からなかった。
     しかし、その妖艶さを帯びている空美の声に、再び胸が熱くなる【ファントム】は、性的興奮を高まらせて勢いを取り戻したペニスを勃起させ、服を脱ぎ捨て個室の扉をもう一度閉めた。


     個室からはその後も、空美と【ファントム】が乱れる声が響き、必要のない腟内射精なかだし強制絶頂アクメを繰り返すこととなった。
     空美が暗示によって、正気を取り戻し【ファントム】を追跡するまでに至る数時間もの間、二人は快楽を貪りあいが続いたのであった。


□■□■□■□■□


─ 祭壇 ─
    
    空美の中に眠る、本来の怪異【美しき愛性の女神】アプロディテ
    その堕天である怪異、【獄炎の皇女殿下】アシュタロスを目覚めさせようというアスモダイオスの計画は失敗し、噂観測課との戦闘から引き上げてきたインフェクター達。

「なんという失態だ。スケープゴート様にお怪我が!?」
「気にしなくていいわガイヤァル。こちらの遊びが招いたことですもの。とはいっても、少し休ませてもらうわ」

    ガイヤァル達は、【ファントム】が空美を完全に堕とすまでの時間稼ぎのために、観測課の怪異使いと闘った。燈火にこそ圧勝したガイヤァルであったが、スケープゴートが総司相手に傷を負わされてしまったことに苛立ちを隠せなかった。
    ガイヤァルはスケープゴートを連れて、祭壇の間を出ていった。祭壇の中央に、鎖で四肢を拘束された空美が吊るし上られているのを睨みながら扉を閉めた。

    完全に無防備となったまま、暗黒にいしきをとざす意識を閉ざす空美は、薄紅色の娼婦が着こなすキャミソールを着させられていた。
    これから盛大な祝い事の主役であると、見せつけるように丁寧に黒紅を口に塗られ、化粧まで施された女神像を思わせる妖艶さと神々しさを与えられ、悪しきものに堕ちることを象徴した鎖に吊るされていた。

「天汝ちゃん♪今度は何するの~?ぼくぺオルも何かお手伝い~、ある~?」
「ああ。オレとお前の────、《色欲》と《怠惰》の瘴気を流し込んで、あの女の体からアシュタロスを引きずり出す。奴はオレ達の同胞────、必ずや新たなインフェクターとして、オレ達の力となってくれるはず」

    握り拳を胸の前に強く置き、闇夜の月明かりに照らされている空美を、勝利を確信したような笑みを浮かべながら見上げた。
    するとそこへ、「そういうことかい」とアスモダイオスの本来の目的をようやく知った、ホウライとルンペイルが姿を現した。

「上手く行くといいね♪」
「チッ!音楽家崩れが、ほざいてられるのも今のうちさ。この計画が上手くいけば、貴様らとは別行動を取らせてもらうかもしれねぇぜ?」
「そいつは構わんさ。ただ、【星を彷徨う風】ハスターのようにはなってくれるなよ?自分、お前さんらともう一度戦うのは御免だ」

    帰ってきて早々に、一触即発状態の三者を前にクスクスと両手で口元を覆って、背中を小刻みに揺らして笑うベルフェゴール。

    ホウライは木のベンチに腰かけ、観測課の二人を取り逃してしまったことを吐露して、溜め息を漏らした。
    あの後、虫の息のアブノーマルと傷だらけのラットに、ルンペイルと一緒にトドメを刺そうとした時に乱入してきたものがあり、そのせいで二人を回収されてしまったのだという。

「しかも、あの手の戦い方はきみ達と同じ、悪魔系統の怪異だったっぽいよ♪ハスターくんのところに居た観測課のお姉さんみたいだね♪」
「はぁ……。面倒なのは、そいつがこの国に入国したらしいことだ。日本の支部以外にも、あんなに強い奴がいるなんてのは驚きだからな、自分も……」

    そうとなれば、一刻の猶予もない。
    ホウライはアスモダイオスに、空美をインフェクターにするのなら早くしてくれと、パイプたばこを吸いながら促した。

    言われなくたってそうすると悪態をつきながら、ベルフェゴールとともに手をかざし、空美に向けて瘴気を放った。
    ガスのように漂いながら、空美の身体に絡みつく瘴気に意識はないけれど眉間に力を入れて、魘されるように苦しみ出した。間もなく、淫紋が淫猥な耀きを放ち息を吸うように、中心部に瘴気のガスを集めて空美の中に浸透していく。

「……ぅ、ぅぅ……っ。あっ……、ぁんんっ…………」

    鎖が張るほどがっちりと固定された四肢を、ゆらりと揺らしながら身体に入ってくる瘴気を拒んだ。
    既に【知恵の女神】ミネルヴァの力を使い果たした以上、空美のみせる抵抗は【美しき愛性の女神】アプロディテによる拒絶反応。しかし、瘴気に染まりきった空美の体表に、紅く痣のように紋様が現れ始めた。

「あの紋様こそ、我らが同胞の象徴ッ!!ベルフェゴール、お前も感じるだろう?」
「うん♪感じるよ~~、灼熱地獄を一瞬で作り出せるアシュちゃんの気配を~♪ほぉ~ら~、出ぇておいでぇ~~♪」

    無邪気な声とは裏腹に、一段と闇の濃い瘴気を差し出すベルフェゴール。続いて、アスモダイオスも同じ出力に波長を合わせて、空美に注ぎ込んでいく。

    小麦肌がより一層の褐色を帯び、髪色も毛先がピンクパープルに染まった別の姿が、空美の全身を点滅させて垣間見せる。だが、そのあと一歩のところで、祭壇と外を繋ぐ大きな門の向こうから、三本の楔が空美を縛る鎖の内、三箇所を破壊した。
    空美は祭壇の台座に倒れて、元の姿に戻り淫紋の耀きが消える。ルンペイルやホウライも、突然のことに警戒し戦闘態勢を取って後ろを振り返り、アスモダイオスも怒りの眼差しを向けた。

    そして、儀式の完成を寸前で台無しにしてくれた張本人が、門を蹴破って現れるのであった。
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