意味が分かったとしても意味のない話

韋虹姫 響華

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第二章

楽と悦と努力のカンパニーでハーモニーなセレモニー 〜辰上視点〜

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    新たな合同調査のために、噂観測課極地第1課の事務所へと赴いていた辰上と茅野。そんな二人のもとへ、ディフィートがコーヒーを差し出した。
    もちろんインスタントだと言いたげな顔をして、向かいのソファーに座り込むと、早速今回の調査書類をテーブルに置いた。
    合同での調査任務。それも工作班に燈火を入れて二手に分かれた少し大掛かりな作戦。
    その要因となったのは、新型の怪異検知レーダーを試験テストして、街中の中心部に怪異反応が確認された。そして、調査に向かった観測課関係者との連絡が取れなくなった。
    最初は試験テスト中の故障とばかり思って、そこまで重く受け止めていなかった政府から、直々の依頼で極地課に舞い込んできた。その依頼を受け、事前視察に茅野と燈火が向かったところ、怪異の反応が観測された場所は複数の会社が混在しているビジネスタワー。そこに、怪異が居ることまでは突き止められた。

「んで、あたしとオトシゴちゃんとよっしーの3人で堂々と中へ潜入しよってわけね。そのためのプレゼンイベントにあたしらも参加する、か……」
「そうね。ルートに関しては私におっ任せなさい」
(って、私『よっしー』なのね……呼び名)
「そうですね。ところで、ディフィートさん?その……ドゥームズデイの方は……?」

    これから作戦開始となり、敵地に乗り込むことになる前でもあった辰上は、気になっていたため聞いた。
    先刻のインフェクターの一体。【目覚めずの禁欲】ベルフェゴールとの戦闘の際、空美の妨害を受けたことも相まって突かれた不意の一撃。それを受け止め刀身が砕かれてしまった。ディフィートの愛剣は、絶賛修復に出している最中とのこと。
    ポッキリとへし折れたドゥームズデイ。それを受け取った鍛冶師にこっぴどく怒られたよ、と不貞不貞しく角砂糖を入れ、コーヒーカップをスプーンでかき混ぜた。
    怪異との戦闘になっても大丈夫だけど、と渋々コーヒーに口をつけた。ウゲェ、と苦いものが苦手と表情に出しつつ、角砂糖を足して一気に飲み干す。
     そして、グッと立ち上がって深刻そうな表情で、辰上達を見下ろして言った。

「問題は折れたあたしの剣よりも、心が折れちまった新入りの方だろうけどな。あいつ、連絡取れなくなってる。昨日、家にも行ってみたけど留守だったんだ」
「空美さん……。せめて、連絡が着けばいいのですけど」

    結局ベルフェゴールとの一件以来、辰上は今回の合同調査任務も含めて空美とは面識もなく、当然第2課の他のメンバーとも任務で一緒になって居らず、誰も近況を把握出来ていないかった。
    怪異調査自体はこなしていることは聞いているが、回収班や関係者の話でも討伐する怪異に対して、執拗に力を矜持するような戦闘が目立ち、討伐完了後も特に引き継ぎもせず、調査レポートを提出して何処かへと直ぐに立ち去ってしまい、その後の行方が分からず終いなのだとか。
    噂観測課としての責務は果たせているということで、特段監視対象にはしていないどのことだが、事務所に顔を出しているところをディフィートは見ていないというのだ。

「おやおやディフィート様ぁ♡何やら浮かない顔ですねぇ?もしや、拙僧が不在続きで寂しかったのですか?嗚呼……♡美しいとは、このような罪まで……ソワソワ……ソワカソワカ♡────あふんッ//////」

    どこからともなく現れた声。その声の主を蹴り倒して、言い放った言葉を否定しながら、いつの間に帰ってきたんだとツッコミながら、アブノーマルに四の字固めを繰り出すディフィート。
    一週間の休暇から戻ってきたアブノーマル。状況を話すと、空美の件に関してはトレードが海外遠征から戻ってきた後、対処しますと返事をする。そのアブノーマルの表情には、空美の異変に対する心当たりと対処法がある感じを悟ると、ディフィートは事務所奥の更衣室に入っていった。

    やがて、更衣室から出てきたディフィートの姿を見て、唖然とする辰上。
    隣に座っていた茅野も、フォーマルスーツに身を包み、メガネをかけてクイクイとあげる。
    辰上の脳の処理が追いつかないまま、紅いジャケットに紫色のワンピース。手にはこれでもかという程に、キラキラした宝石の指輪、額上にブルーライト加工が施されたサングラスをかけ、ゴージャス感が溢れている服装。
    そんなディフィートが、キャリーバッグをガラガラと引きながら、茅野を連れて車へと向かう。
    今回の調査。一体どんな形で潜入するのかと辰上は疑問に思っていた。まさか、これがその潜入方法なのだろうか、と恐る恐るディフィートへ尋ねた。すると、ディフィートはリムジンの後部座席から顔を覗かせて、辰上の肩に手をポンっと置きニヤリと笑って言った。

「頼むぜボディーガード♪あたしはファッション会社の社長ってやつさ」
「それで私が秘書兼ヴィジュアル・マーチャンダイザーね♪頼むわよ~運転手」

    リムジンの運転も然る事乍ら、任務とはなりきりの方向性が違っている二人を見て、先行きの不安を感じる。

    しかし、そんな不安に足を止めるわけもいかないと、現地へと向かうべくエンジンをかけて車を走らせる辰上。心の中で、何故数ヶ月前から中型免許の取得とともに、縦長の車両の運転をさせられたのか理解するのであった。

(麗由さん……、僕……頑張ります)

    しばらく会えていないことに憂いながら、心の中の麗由にそう宣言した。

    現地へと到着したリムジンから「はい、ご苦労ご苦労♪」と、どの路線を目指しているのか迷走中のディフィート社長が、調査現場と化している表向きは複数の企業が点在する、ビジネスタワーの中へと向かっていった。

□■□■□■□■□

    一行は受付の案内で説明会ブースへやって来た。そして、自分達のスペースまで来たところで、ディフィートが耳に指を当てて通信機のスイッチを入れて話し始めた。周囲の説明会ブースにいる企業も、同じようにワイヤレス通話をしているため、ごく自然に見えている状況であった。

「おい、ファイヤーボール。そっちはもう調査開始してっか?」
『しておりますよ、はい。それと、もちっと短い呼び名ないですかね……はい』
「細かい事は気にすんなって。こっちもこれから調査開始だ。それにしても……、あたしらの企業名ダサすぎないか?」
『え?そんなこと言われましてもね。丁度そのダミー登録していた時に、家がそれを使ったスープ飲んでましてね……はい。美味しんですよ?』

    この企業プレゼンイベントに参加するために、燈火が事前登録期間中に参加条件を満たした架空の会社を、ダミー登録で作成していた。その際に企業名が思いつかず、どうしようか考えていた時に、作業の片手間に食べていた食材の名前を入れたのであった。

『株式会社キクラゲ・コーポレーション』

    絶妙にダサい字面に辰上は、このどこをどうとってもファッションと無関係そうな企業名を見て、いい加減な先輩である燈火の考えそうなネーミングではあると諦めついていた。
    そんな冗談はさておきとディフィートは調査の役割を見直す。茅野はこのままブース内で調査し、怪異反応ならびに行方不明となった観測課関係者の捜索をおこなう。
    ディフィートは各社の社長の謁見に参列して、出入りの激しい他企業に怪異が潜んでいるのかを確認する。そして、辰上と事前工作で潜伏していた清掃員の燈火は今回の怪異発生の疑いにインフェクターが関係していないかを探る。

「各員、状況開始と行きますか」
「そうだ。辰上くん?これ……」

    各々が持ち場へ向かおうとするなか、茅野は辰上にボールペンと懐中電灯を差し出した。しかし、それがただのボールペンと懐中電灯ではないことは、辰上でも分かった。説明を軽く受けてからブースを出て、関係者である来館パスを首に下げてエレベーターへと乗った。

    辰上は社員食堂へ向かい、利用する社員達の様子を見ることにした。席に座り適当なメニューを頼み、世間話をしている社員、自分達をこき使う上司の悪口を言う契約社員。ヘッドホンをつけて外界との接続を絶って休憩するものと、普通の目立ったところのない雰囲気が続いていた。
    とても怪異反応が大規模で感知された場所には思えないと、テーブルに置かれた注文したメニューを口へと運んだ。すると、そこへ一人の女性が廊下を通過した。途端に食堂にいたものは社員や調理係も含めて一斉に立ち上がり、こちらを見向きもしない女性に一礼し始めた。辰上同様に、来館パスを付けている人はその異様さを目の当たりにして硬直していた。

(今のがこの人達の社長だったのか?)
「────。」
「………でさ、うちんとこの課長、自分が残業したくないからってさ────」
「いやぁ、どこの部署もそうなんだな。お前んとこの会社通信系だもんな……」
(いや、下げているネームタグの企業名が違う……?)

    となると、このビジネスタワーのテナント管理をしている、オーナーなのだろうか。それにしたって、まるで意識を数秒間失っていたかのように一礼した後に、また会話を再開させているのはあまりにも奇妙だ。
    加えて、調理台に立っていた人達まで、わざわざ頭を下げるのは不自然だ。そう思えた辰上は、食器を下げに行く次いでに、先ほどの女性が歩いていた廊下側をみながら食器置き場に立ち止まった。

(────ッ!?)

    驚くのも無理のないことだった。食器置き場のコーナーから廊下の方を見ていても、廊下側に人が歩いているかどうかなど分からない。
    調理人が立っている場所からになると、尚更見えない位置になる。それも調理器具を使っている環境下で、足音を頼りに対象が来たと判断するのは至難の業に等しい。仮に、食堂を利用している社員を見て判断していたとしても、辰上を含め来客の人が紛れているのであれば、その方法が使えないタイミングだってあるはずだと頭を悩ます。
    不気味さを覚えた辰上は、食堂を後にしながら今起きた出来事を考える。考えうることは幾らかある。一つは、誘導能力や指揮能力の怪異が、廊下を通った女性であるかもしれないこと。二つ目は、集団性の怪異ではなく集合型の怪異で統率の取れた行動を得意とし、習慣から同じ行動を取る者すべてが、怪異であること。もう一つは────っとその時、辰上の通信機がなった。

『オトシゴちゃん。こっちはハズレっぽいわ』
「そうですか。ディフィートさん、こっちは何か見つかりそうな感じがします」
『お、そうか。そんじゃ、あたしはよっしーと合流するから、あんま深追いだけはすんなよ?にしても……、着替える前だったはずなのにアブノーマルのやつの匂いが体についてんなぁ……。あたし、あいつの体臭嫌いなんだよ……』

    職場の上司に対して、不平不満を零していたところから出てきたばかりだというのに、同僚の悪口を聞かされる辰上。「なんかこう、甘ったるい感じがさ……」と同情を求めるように言ってくるのに対し、調子を合わせて適当なタイミングで切り上げ、次の場所へと向かうのであった。

    次に立ち寄ったのは、リラクゼーションルームと名付けられた休憩スペースであった。シートを倒せるリクライニングチェアが、数台並んでいる空間に開けたホールがあり、社内イベントで貸し切りにして利用されることもあると、パンフレットには記載されていた。
    そんな静まった空間に、ヴァイオリンの音色が奏られ始めた。ジャズクラシック調の演奏に、思わず聴き入ってしまった辰上は、演奏している男性に向けてゆっくりと近づく。それが自分の意思によるものなのか、分からずに気がつくとあと一歩進めば、演奏の邪魔になってしまいそうな距離で演奏が終わり、ふと我に返った。

「おや?そんなにわたしの演奏が気に入っていただけたのですか。この会社にいる方々は、わたしのこの演奏には耳も貸してはくれないというのに」
「あ、いえ…そんなつもりは。でも、とても素敵な音色でした。素人の僕が言うのは失礼かもしれませんが」
「いやいや、失礼なんてことはないさ。わたしもつい最近までは会社では弾かないようにしていたからね。ところで君、見たところ下のイベントに参加しているお客さんのようだね。もうそろそろ、ブースの出展時間が終わっちゃうよ」

    そう言われて腕時計を見ると、本当にあと一時間程度で終わる時間であった。辰上は教えてもらったことの礼を言って、急ぎリラクゼーションルームを後にしてエレベーターへと向かった。男性は笑顔でいえいえと答えて見送った。
    廊下へ出たところで人と肩がぶつかった。急いでいたとはいえ、ぶつかってしまって申し訳ないと頭を下げる。
    すると、頭を下げられた人は驚いた様子で辰上を見ていた。辰上は、何故見つめられているのか分からず、首を傾げている。そんななか、ぶつかった男性の腕に両腕を絡ませて、胸を押し付けるようにしている女性社員が「ねぇ、早く行きましょう」と言って、辰上の横を通過して行った。
    違和感を感じつつも、再びエレベーターの方へと向かい、ディフィート達が合流している出展ブースのある階層を押した。
     扉が閉まる直前、ガラス張りになって覗ける渡り廊下を何の気なしに見つめていた辰上の目に、見覚えのある人影が見えた気がした。エレベーターが降り始めてすぐに、その姿は見えなくなった。

「────っ!?」

    空気が重い。一緒にエレベーターに乗っている社員からの視線だ。辰上は怪しまれないように、早めに出展ブースへ戻らないとという焦りと、エレベーターが閉じる直前に、目の当たりした人影への困惑を遮る程の緊張感に晒されていた。

(この人達、もしかして全員……怪異!?)

    ふとエレベーターが、直近で降りられそうな階層を見る。出展ブースは一階、その手前では怪異であると認識していることを悟られかねないと、近場で降りられる三階のボタンを押して、エレベーターを降りようとしたその時辰上の腕を掴んだ。
    そして、エレベーターの中へ引き戻そうと身体が引き込まれ、思わず声が出てしまった。

(ば、バレている?だとすれば、茅野先輩がくれたこいつを……)

    無数の手が掴みかかってくるなか、内ポケットからボールペンを取り出してペン尻を押した。その瞬間、眩いフラッシュを放つとエレベーターに乗っていた社員は、一斉に目を押さえて怯み、辰上は拘束を振り切って廊下へ出た。
    そして、非常階段を見つけて駆ける。その道中、エレベーターでの取っ組み合いを見ていた社員。そのほとんどが、目を押さえているのを見た辰上は、背筋を凍らせながら非常階段を駆け下りた。

    茅野から託されたボールペンは、ペン尻を押すと一度だけフラッシュを放つのだが、これは茅野の怪異の力によって生み出された光で、怪異にしか見ることの出来ないフラッシュなのだ。
    つまり、眩しさを感じて怯むことは、辰上を含め一般人には出来ない。それが、エレベーターに乗っていた社員だけでなく、廊下で見ていた社員にも見えていたとなると、この会社の中には相当数の怪異が潜んでいることになる。
    辰上はひとまずみんなと合流するべく、一階へと向かい玄関ホールに出るとすでにリムジンではなく、燈火の乗ってきていた車に乗った茅野とディフィートが待っており、すぐに乗り込んで会社を後にした。

「危ねぇとこだったな。オトシゴちゃんの声聴いて怪異に遭遇したんだろうってことで、ファイヤーボールの車使うことにしたんだよ」
「まぁ、リムジンの方は無事に見つかった観測課の人達に渡しといたから心配ご無用。燈火ちゃんにはあのまま会社に潜伏してもらうことにしたから、まずは作戦会議ね」

    自分とは違って、怪異使いの人達はお気楽というか肝が据わってると、汗をかいて息切れしている辰上は思った。
    茅野が、出展ブースで怪異の力を使ってハッキングをかけて、行方不明となった観測課関係者の居所を確認し、救出をすると同時に社員のほとんどが怪異である可能性があることを、社員バンクのデータベースに進入して見付けていた。
    そのことを聞いたディフィートが、辰上が危ないかもと撤退の準備をしていたことで事なきを得たのであった。

    やがて、作戦会議するために噂観測課で所有しているアトリエに到着した辰上達は、部屋の中で一息つくことにした。明日の朝に作戦を考えて夜に決行することに決め、ようやく落ち着くことが出来た辰上。
    ディフィートと茅野の二人が、アトリエの二階で眠りにつくなか、一人で一階のソファーに寝そべる。
    そして、意識を落としていくなか、エレベーターに乗った間際に見た人影のことを思い返していた。見間違えなんかじゃないとしたら、どうしてあんなところに居たのだろう。そんなことを考えながら眠りに就いた。

(あれは────、空美さんだった……よな……?)
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