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結香(5)

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~翌日~
「えっ」
私は驚きを隠せなかった。
何故ならば今日もまた、私の椅子には画鋲が敷き詰められていた。
どうしよう・・・ そう思って、軽くクラスを見回した。すると、クスクスと笑う声が聞こえてきた。

私は椅子を退けて準備をした。
皆、私を見ている。
昨日と同じ展開にならないかと、常藤君を探した。
するとクラスから
「うっわー、あいつ魂のこと探してる」
「それ、あいつ悲劇のヒロインぶってるよ、ウザ」
「それより次はどーする?」
そんな声が聞こえてきた。
すると、チャイムがなり、担任が入ってきた。
「ほらほら、皆座れー」
「先生、椅子を変えてください」
「またか~、俺の仕事を増やすなよ」
「すみません」 
「別いいけどさ」
これだから担任には相談できない。
クラスに頼れる人物は誰もいない。強いていえば常藤くんだろうが、そんなことを言った日にはクラスに殺されるだろう。
今は耐えるしかない。あと何ヶ月か耐えれば、クラス替えがある。それまで耐えよう。そして、来年のクラスで同じ目に遭わないようにしよう。今は、そう考えるしかなかった。
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みんなの感想(1件)

のんのん
2018.06.01 のんのん

中学生の気持ちが書いてあって面白いです‼️

解除

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