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30話 「占い師」
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…もう夕日の時間か
恵たち一行はミル村から戻り街に来た。とは言えど今日はミル村に行ってほしいとのことなので今日はこれでおしまいだ
だが城に行って報告はしないといけない。7人はいつものとおり城へ行った
城に行くと部隊長に挨拶をする。セントがいて兵士がいる。これもいつもだった
「セント。戻ってきたわ」
恵が言うとセントは言う
「おお恵たち。今日もありがとう。さっき通信でミル村から届いて血漿族の地帯を浄化してくれたみたいだな」
彼が言うと恵はふふんとした顔をする
「当然よ~!血漿族とかいうアンポンタンを殲滅するのが私の目的なんだから!」
「次はアンポンタンですか」
恵の言うことにロザリーは軽く突っ込む
「ははは!君たちはいつも頼もしい。実は明日任せようと思っている任務があるんだ」
「明日…ある任務?」
サンダースがぽつりと言う
「ああ、下水道だ。下水道に血漿族らしい地帯があってそこへ行ってほしい」
「下水道…血液の香り以上によくなさそうだね…」
カロフトは嫌そうに言う。恵以外、結構嫌そうな顔をしていた
「もしかしてねずみやあの黒いやつの血漿族なんているのかしら…悲鳴を上げそうだわ…」
杏は凄い嫌そうな顔をして言う
「でもみんな!血漿族の地帯なら行かないと!そういうの出てきたら遠慮なく潰せばいいんだから!」
「うん…そのとおりだね…私の波動砲で消し炭にしないといけないわね…」
リリアナは持ってる大砲をぐっとかかげて言う
「確かに嫌だろうが…浄化をできる人間と言ったら恵しかいないんだ。そこは協力してほしい」
そう言われたのならそうするしかない。明日のことを覚悟して7人はその話に乗った
「了解よ!じゃ、明日頑張るわね!」
「ああ。よろしくな。じゃあな」
7人は部隊部屋を出ていこうとした。リミットはセントに向かって言う
「セントおじちゃんばいばい!」
リミットが言うと部隊部屋のドアが閉まった
「…おじちゃん…俺、もうちょっとアンチエイジングしようかな…」
~
「さ、もう帰るわね。サンダース、リリアナ。今日はありがとう」
城の門の前。恵はサンダースとリリアナにお礼を言って別れようとした
「恵。まだ時間あるだろ?実は恵に会わせたい人がいるんだ」
サンダースは突然言う。誰だろう?
「会わせたい人?」
「占い師さ。占いはよく当たる人物でね。その人に占ってもらいたいんだ」
占い…そういえばあまりしたことはない
「わかったわ。行きましょう。どこ?」
恵が言うとサンダースは北の方角を指さす
「北地区の繁華街さ。行けばわかるよ」
「ああ~!あの占い師ね!」
有名人なのだろうか?サンダースに案内してもらって北地区へと行く
北地区繁華街に着いた。ここのどこにあるのだろうか?
「この家の2階…早速行こうよ」
7人は狭い階段を上がってドアに行く
サンダースを先頭にドアを開く。そこにはゆったりとした待合室があった
カウンターにいる受付が言う。どうやら常連なのかわからないが、すぐに通してくれる
「サンダース様ですか」
「こんにちは。今占い師暇?」
サンダースがそう言うと受付は笑顔で言う
「ええ。空いてありますよ。早速どうぞ」
受付は占い師のいる部屋まで案内してくれた。案内するとドアが開く
そこにあったのはまるで宇宙にいるかのような壁と様々な占いのアイテムが棚や壁にあった
こんなところ行くのは初めてだ。サンダース以外はそう思った
占い師はサンダースを見ると笑顔で対応する
「まあサンダース。ここへ来たのね」
「マグウェル。久しぶりだね」
そのマグウェルと呼ばれる占い師は占い師っぽくない、この国の普通の服装をした占い師だった。怪しいものじゃなさそうだ
マグウェルに挨拶を済ますと恵に向けて言う
「実はこの恵って言う人に占ってほしいんだ。大丈夫だ恵。このマグウェルの占いはかなり当たるから」
「え、ええ」
マグウェルと対面で恵は座る。恵はちょっとだけ緊張。しかしマグウェルは早速占いを始める
サンダース一行は立ってその占いを見ていた
「恵さん。では、早速占いを始めるわね」
「はーいお願いしまーす」
マグウェルは机にある水晶玉をかかげて占いのポーズをする。ちょっと経つとマグウェルはふと、首をかしげる
「ん?ん~?何これ?」
「え?どうしたの?」
恵はマグウェルに言う。するとマグウェルは水晶玉をかかげる仕草を止めて、恵に言う
「あなた…もしかして、運命の浄化者?」
「ええ。そうよ」
そう言うと恵は手の甲にある紋章をマグウェルに見せた
「やっぱりあなたが運命の浄化者なのね…!実は私、預言者でもあるんだけど…あなたがここへ来るっていうことを王様や王子に言ったの」
「え?そうなのかい!」
カロフトは大きい声で言う
「そしてね。この世界に安栄に導く、浄化者と仲間たちがいると言う結果が出たの。恵がそうだったのね」
「私だけじゃなくてみんなも?」
恵は後ろを向いて6人の顔を見た
「そう。恵とその仲間が、この世界の血漿族を滅ぼして、平和になる。そういう未来が見えたわ」
「わ、私もその仲間の一人だったんですね」
ロザリーはびっくりして言う。他の人も言う
「あたしもその一人っていうのね」
「ボクもそうなんだ!」
「じゃあアタイもその一人なわけか」
「私も…か」
「私も!?ただの筋肉自慢の女なのに!」
6人はそれぞれ思い思いのことを言う
「ええそうよ。そして見えてきたわ…まだ仲間がいることを。2人見える…」
「…誰かしら?思いつくのはウェナと…コルス?」
あの2人が仲間?だがマグウェルは更に言う
「血漿族と戦う運命を持つ人を運命の浄化者と言うの。運命の称号なんて言っていいわね。そして…血漿族を打ち破る力があるわ」
確かに仲間だが、6人とも恵から力を授けた仲間である。これも運命なのか?
「じゃあ適当に選んだわけじゃないのね私…」
「そうね。…大丈夫よ。あなたたちの未来は明るい。暗い部分が見当たらない。だけど、試練もあると占いで出てるわ」
明るい未来。試練…この占い師の予言どおりなのかもしれない
「…わかったわ。ありがとう。きっと、この世界を浄化するわ。みんなの明るい未来のために」
恵はマグウェルに笑顔で言う。大丈夫だ。恵たちはこれからも戦うことを止めなければいい
「頑張ってね。あなたたちはこの世界の希望…世界が平和になるまで、戦い続けてね」
恵たち一行は笑顔になった。絶対大丈夫。こんなに仲間がいるんだから。そう思った
~
「ふー!占いってなんだか緊張したわね」
占い師の部屋から出て大通りに。すっかり夜になっていた
「どうだい?何か思ったことはない?」
「うん。とってもわかりやすい占い結果だったわ。サンダース、案内してくれてありがとう」
恵はサンダースにお礼を言う。サンダースは笑顔で言う
「いえいえ。じゃあねみんな。また明日、城で会おう」
「私も別の家あるからね!じゃあね~」
サンダースとリリアナは去っていった
残った5人はそろそろカロフトの家に帰ろうとした
「じゃあ、アタイの家に帰ろうか」
「そうですね」
ロザリーが言うと5人は繁華街を抜けて帰る
「あ!ねえねえ美味しそう!」
「こらこら。今日は自宅で料理作るから行っちゃだめ」
どこかへ行きそうなリミットを抑えて帰っていった
恵の未来
仲間の未来
これからも続くだろう
恵たち一行はミル村から戻り街に来た。とは言えど今日はミル村に行ってほしいとのことなので今日はこれでおしまいだ
だが城に行って報告はしないといけない。7人はいつものとおり城へ行った
城に行くと部隊長に挨拶をする。セントがいて兵士がいる。これもいつもだった
「セント。戻ってきたわ」
恵が言うとセントは言う
「おお恵たち。今日もありがとう。さっき通信でミル村から届いて血漿族の地帯を浄化してくれたみたいだな」
彼が言うと恵はふふんとした顔をする
「当然よ~!血漿族とかいうアンポンタンを殲滅するのが私の目的なんだから!」
「次はアンポンタンですか」
恵の言うことにロザリーは軽く突っ込む
「ははは!君たちはいつも頼もしい。実は明日任せようと思っている任務があるんだ」
「明日…ある任務?」
サンダースがぽつりと言う
「ああ、下水道だ。下水道に血漿族らしい地帯があってそこへ行ってほしい」
「下水道…血液の香り以上によくなさそうだね…」
カロフトは嫌そうに言う。恵以外、結構嫌そうな顔をしていた
「もしかしてねずみやあの黒いやつの血漿族なんているのかしら…悲鳴を上げそうだわ…」
杏は凄い嫌そうな顔をして言う
「でもみんな!血漿族の地帯なら行かないと!そういうの出てきたら遠慮なく潰せばいいんだから!」
「うん…そのとおりだね…私の波動砲で消し炭にしないといけないわね…」
リリアナは持ってる大砲をぐっとかかげて言う
「確かに嫌だろうが…浄化をできる人間と言ったら恵しかいないんだ。そこは協力してほしい」
そう言われたのならそうするしかない。明日のことを覚悟して7人はその話に乗った
「了解よ!じゃ、明日頑張るわね!」
「ああ。よろしくな。じゃあな」
7人は部隊部屋を出ていこうとした。リミットはセントに向かって言う
「セントおじちゃんばいばい!」
リミットが言うと部隊部屋のドアが閉まった
「…おじちゃん…俺、もうちょっとアンチエイジングしようかな…」
~
「さ、もう帰るわね。サンダース、リリアナ。今日はありがとう」
城の門の前。恵はサンダースとリリアナにお礼を言って別れようとした
「恵。まだ時間あるだろ?実は恵に会わせたい人がいるんだ」
サンダースは突然言う。誰だろう?
「会わせたい人?」
「占い師さ。占いはよく当たる人物でね。その人に占ってもらいたいんだ」
占い…そういえばあまりしたことはない
「わかったわ。行きましょう。どこ?」
恵が言うとサンダースは北の方角を指さす
「北地区の繁華街さ。行けばわかるよ」
「ああ~!あの占い師ね!」
有名人なのだろうか?サンダースに案内してもらって北地区へと行く
北地区繁華街に着いた。ここのどこにあるのだろうか?
「この家の2階…早速行こうよ」
7人は狭い階段を上がってドアに行く
サンダースを先頭にドアを開く。そこにはゆったりとした待合室があった
カウンターにいる受付が言う。どうやら常連なのかわからないが、すぐに通してくれる
「サンダース様ですか」
「こんにちは。今占い師暇?」
サンダースがそう言うと受付は笑顔で言う
「ええ。空いてありますよ。早速どうぞ」
受付は占い師のいる部屋まで案内してくれた。案内するとドアが開く
そこにあったのはまるで宇宙にいるかのような壁と様々な占いのアイテムが棚や壁にあった
こんなところ行くのは初めてだ。サンダース以外はそう思った
占い師はサンダースを見ると笑顔で対応する
「まあサンダース。ここへ来たのね」
「マグウェル。久しぶりだね」
そのマグウェルと呼ばれる占い師は占い師っぽくない、この国の普通の服装をした占い師だった。怪しいものじゃなさそうだ
マグウェルに挨拶を済ますと恵に向けて言う
「実はこの恵って言う人に占ってほしいんだ。大丈夫だ恵。このマグウェルの占いはかなり当たるから」
「え、ええ」
マグウェルと対面で恵は座る。恵はちょっとだけ緊張。しかしマグウェルは早速占いを始める
サンダース一行は立ってその占いを見ていた
「恵さん。では、早速占いを始めるわね」
「はーいお願いしまーす」
マグウェルは机にある水晶玉をかかげて占いのポーズをする。ちょっと経つとマグウェルはふと、首をかしげる
「ん?ん~?何これ?」
「え?どうしたの?」
恵はマグウェルに言う。するとマグウェルは水晶玉をかかげる仕草を止めて、恵に言う
「あなた…もしかして、運命の浄化者?」
「ええ。そうよ」
そう言うと恵は手の甲にある紋章をマグウェルに見せた
「やっぱりあなたが運命の浄化者なのね…!実は私、預言者でもあるんだけど…あなたがここへ来るっていうことを王様や王子に言ったの」
「え?そうなのかい!」
カロフトは大きい声で言う
「そしてね。この世界に安栄に導く、浄化者と仲間たちがいると言う結果が出たの。恵がそうだったのね」
「私だけじゃなくてみんなも?」
恵は後ろを向いて6人の顔を見た
「そう。恵とその仲間が、この世界の血漿族を滅ぼして、平和になる。そういう未来が見えたわ」
「わ、私もその仲間の一人だったんですね」
ロザリーはびっくりして言う。他の人も言う
「あたしもその一人っていうのね」
「ボクもそうなんだ!」
「じゃあアタイもその一人なわけか」
「私も…か」
「私も!?ただの筋肉自慢の女なのに!」
6人はそれぞれ思い思いのことを言う
「ええそうよ。そして見えてきたわ…まだ仲間がいることを。2人見える…」
「…誰かしら?思いつくのはウェナと…コルス?」
あの2人が仲間?だがマグウェルは更に言う
「血漿族と戦う運命を持つ人を運命の浄化者と言うの。運命の称号なんて言っていいわね。そして…血漿族を打ち破る力があるわ」
確かに仲間だが、6人とも恵から力を授けた仲間である。これも運命なのか?
「じゃあ適当に選んだわけじゃないのね私…」
「そうね。…大丈夫よ。あなたたちの未来は明るい。暗い部分が見当たらない。だけど、試練もあると占いで出てるわ」
明るい未来。試練…この占い師の予言どおりなのかもしれない
「…わかったわ。ありがとう。きっと、この世界を浄化するわ。みんなの明るい未来のために」
恵はマグウェルに笑顔で言う。大丈夫だ。恵たちはこれからも戦うことを止めなければいい
「頑張ってね。あなたたちはこの世界の希望…世界が平和になるまで、戦い続けてね」
恵たち一行は笑顔になった。絶対大丈夫。こんなに仲間がいるんだから。そう思った
~
「ふー!占いってなんだか緊張したわね」
占い師の部屋から出て大通りに。すっかり夜になっていた
「どうだい?何か思ったことはない?」
「うん。とってもわかりやすい占い結果だったわ。サンダース、案内してくれてありがとう」
恵はサンダースにお礼を言う。サンダースは笑顔で言う
「いえいえ。じゃあねみんな。また明日、城で会おう」
「私も別の家あるからね!じゃあね~」
サンダースとリリアナは去っていった
残った5人はそろそろカロフトの家に帰ろうとした
「じゃあ、アタイの家に帰ろうか」
「そうですね」
ロザリーが言うと5人は繁華街を抜けて帰る
「あ!ねえねえ美味しそう!」
「こらこら。今日は自宅で料理作るから行っちゃだめ」
どこかへ行きそうなリミットを抑えて帰っていった
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