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21話 「血漿族の進軍」
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…とことこ
恵たち一行はまた城へ出勤してる。もう何度目だろうか?変わらない日々を送っていた
しかし、血漿族の噂はまだ色々とある。前に血漿族の人間型と戦い、そして考えた
恵は神から言われたが、あの人間型はどうも強い血漿族らしい。恵の強撃でも耐えた、そんなクリーチャーだった
いずれまた会う可能性のある人間型。あのクリーチャーはどうやったら倒せるか。恵は考えていた
でもいい。会ったら承知しないようにまた殴っておけばいいだろう。今度こそ、という気持ちだった
城に入って部隊部屋に。今日も任務があるだろう。恵たちは部隊長、セントに挨拶をした
「部隊長。私たちよ」
「おお、恵。おはよう」
そう言うと恵たちに近寄る人物がいた。サンダースだった
「恵。おはよう」
「サンダース。おはよう」
挨拶は大切だ。それは古い書物にも書かれてある。閃光と神聖の力を携わる6人に怖いものなど無かった
「今日はな。特別なものは無い。だからゆっくりとしてほし…」
セントが言うと部隊から連絡が届いた
「部隊長!北の方面から血漿族が来たとの報告がありました!」
何。血漿族の進軍だって
「そうか。俺たちの出番だな!6人も来てくれ!」
セントに言われると恵たちは気合を入れた
「よし!行くわよみんな!」
恵は5人に言う。5人とも戦おうとする姿勢を見せた
「はい!お役に立ちます!」
「また燃やしてあげるんだから!」
「ボクも戦うよ!」
「アタイの弓をあいつらに撃ってやるよ!」
「ふふ…私の雷を与えてあげる」
部隊全員が血漿族の進軍を抑えるために戦う
~
ヴァルキュリア国の北側。兵士たちが進み、そして血漿族の進軍を食い止める
先頭に6人とセントがいた。既に臨戦態勢だった。血漿族の進軍を見た。やはりこの国を襲おうと進軍していた
「…もしかして浄化ポイントがあるのかしら」
恵がぽつりと言う。それに反応したのはセントだった
「浄化ポイント?浄化をできると言うのか」
「うん。そこまで行ければ血漿族が現れるのを防止できるのよ」
「わかった。血漿族を倒したら探そう」
「部隊長!来ました!」
斥候が飛んで来て指さす方角に向けた
血漿族、クリーチャーは4足歩行、人型、飛ぶハエ、遅いが樹木。色々なレパートリーのあるクリーチャーたちだった
兵士たち一行は態勢をとる。恵たちも戦おうとした
「行くわよ!血漿族!覚悟なさい!」
恵が速攻で駆け寄った。あとの5人も恵に続いて駆け寄る
「みんな!恵に続けえええ!」
「おー!!」
人間たちと血漿族の軍勢との戦いだ。総力戦だろう。人間も血漿族も走って激突しようとしていた
恵はすぐに対峙。まずは4足歩行のクリーチャー、人型のクリーチャーとの戦いだ
「私と戦おうなんて運無いわね!ふん!」
4足歩行には蹴りを。人型には拳を。それぞれ戦った
どがん!ばこん!
恵は休まずに血漿族を叩いた。恵の力は強力で次々と血漿族を葬った
「ハエは私がやります!それっ!!」
飛行してるハエにロザリーは光を浴びさせた。その光は強力であっという間にハエは撃沈する
ハエが消えたのを確認すると苦戦してる兵士に光を浴びせ、スキができたところで血漿族を倒していた
「すいません!」
「いいんですよ!」
杏は集中して炎を使おうとしていた。上手く固まったところで…今だ!
「炎よ!血漿族を燃やすわ!それええええ!!」
杏の炎はあまりにも強かった。4足クリーチャー、人間型クリーチャーは炎に包まれて浄化。チリひとつ残さなかった
リミットは突進して人間型クリーチャーに強撃を与える。恵とあまり変わらない強さでクリーチャーを倒す
「ボクだって強いんだよ!覚悟してね!」
どこん!ばこん!
利き腕である右手のナックルを使い、次々とクリーチャーを倒す。神聖の力があるリミットに怖いものなど一切ない
「あんなちっさい子がこんなに強いなんて…!」
戦ってる兵士がぽつりと言った
カロフトは弓を構え、そして矢を放つ。力のある弓はクリーチャーたちをどんどん射抜いていく
「アタイは強いんだ!力もあるし!これ以上怖いものなんてないよ!」
びゅん!ずどん!
カロフトがどんどん射抜いていく。その力は絶大だった
弓兵は真似をしてカロフトの後に続くように弓矢を放つ。クリーチャーに当ってどんどん消えていく
「私は雷…消えな!クリーチャーども!」
サンダースは手のひらで雷を膨張させるとクリーチャーたちに放つ!サンダースも神聖の力を受け持ち、クリーチャーを倒す
ぴしゃあああん!どこおおおおん!
まるで落雷したかのような轟音でクリーチャーはあっという間に吹っ飛び消える
恵は戦ってるとちょっとの間で斥候が話しかけた
「恵様!大きい血漿族の地帯がありました!そこへ行けば消えるでしょう!」
「わかったわ!」
恵と斥候は急いで地帯へと向かう
草原だったが樹木もほどほどにある場所に行き、そこに浄化ポイントがあった。ここだ!
しかしそれを阻むかのように血漿族がいた。斥候は怖気づくが、恵は決して怖がらない
「邪魔よおおお!」
右手でパンチをして倒し、左手で手刀をして切り裂き、右足でハイキックを食らわせ撃沈させる
「今誰もいません!チャンスです!」
斥候が言うと恵はすぐに浄化ポイントに手を当てて浄化させる
「…はぁぁ!」
血漿族の地帯は消えた。後に残ったのは緑豊かな草原が残った
地帯が消えたのか、進軍してた血漿族たちは弱まり、あっという間に消えていった
「…もしかして恵が浄化したんですね!」
ロザリーが言うと彼女たちの仲間が近寄った
「いつの間にか浄化してたのね。だから消えたんだわ」
「もう終わり?まだまだ戦いたかったな」
「ちょうど矢が切らしたとこだったんだ。ちょうどよかったね」
「浄化をされると血漿族も消えるんだね」
杏、リミット、カロフト、サンダースは言う
ちょっと経つと恵と斥候が戻ってきた。ようやく浄化ポイントを浄化したらしい
「この勝負、私たちの勝ちよ!」
おおおーーー!!
兵士たちが大きい声で勝利の雄叫びをあげる。どこか誇らしい、そんな勝利だった
6人は一緒にいるとセントが近寄った
「…君たち、ありがとう」
「何言ってるのよ。みんなで戦ってみんなで掴んだ勝利なんだから。お礼なんていらないわ」
恵が言った。セントは本当に彼女たちの凄さを身に沁みて思った
しかし恵はふと思ったことがあった。この血漿族の地帯というのは一体どうして作られるのだろうか?
今回は大量に襲ってきたが、それはどこからどこまでが地帯として生み出されるのだろうか?
恵は少し考えていた。でも、今回は恵たちの勝利なのだからそれでいいだろう
また大活躍した恵たち
今日は祝勝会だろう
続く
恵たち一行はまた城へ出勤してる。もう何度目だろうか?変わらない日々を送っていた
しかし、血漿族の噂はまだ色々とある。前に血漿族の人間型と戦い、そして考えた
恵は神から言われたが、あの人間型はどうも強い血漿族らしい。恵の強撃でも耐えた、そんなクリーチャーだった
いずれまた会う可能性のある人間型。あのクリーチャーはどうやったら倒せるか。恵は考えていた
でもいい。会ったら承知しないようにまた殴っておけばいいだろう。今度こそ、という気持ちだった
城に入って部隊部屋に。今日も任務があるだろう。恵たちは部隊長、セントに挨拶をした
「部隊長。私たちよ」
「おお、恵。おはよう」
そう言うと恵たちに近寄る人物がいた。サンダースだった
「恵。おはよう」
「サンダース。おはよう」
挨拶は大切だ。それは古い書物にも書かれてある。閃光と神聖の力を携わる6人に怖いものなど無かった
「今日はな。特別なものは無い。だからゆっくりとしてほし…」
セントが言うと部隊から連絡が届いた
「部隊長!北の方面から血漿族が来たとの報告がありました!」
何。血漿族の進軍だって
「そうか。俺たちの出番だな!6人も来てくれ!」
セントに言われると恵たちは気合を入れた
「よし!行くわよみんな!」
恵は5人に言う。5人とも戦おうとする姿勢を見せた
「はい!お役に立ちます!」
「また燃やしてあげるんだから!」
「ボクも戦うよ!」
「アタイの弓をあいつらに撃ってやるよ!」
「ふふ…私の雷を与えてあげる」
部隊全員が血漿族の進軍を抑えるために戦う
~
ヴァルキュリア国の北側。兵士たちが進み、そして血漿族の進軍を食い止める
先頭に6人とセントがいた。既に臨戦態勢だった。血漿族の進軍を見た。やはりこの国を襲おうと進軍していた
「…もしかして浄化ポイントがあるのかしら」
恵がぽつりと言う。それに反応したのはセントだった
「浄化ポイント?浄化をできると言うのか」
「うん。そこまで行ければ血漿族が現れるのを防止できるのよ」
「わかった。血漿族を倒したら探そう」
「部隊長!来ました!」
斥候が飛んで来て指さす方角に向けた
血漿族、クリーチャーは4足歩行、人型、飛ぶハエ、遅いが樹木。色々なレパートリーのあるクリーチャーたちだった
兵士たち一行は態勢をとる。恵たちも戦おうとした
「行くわよ!血漿族!覚悟なさい!」
恵が速攻で駆け寄った。あとの5人も恵に続いて駆け寄る
「みんな!恵に続けえええ!」
「おー!!」
人間たちと血漿族の軍勢との戦いだ。総力戦だろう。人間も血漿族も走って激突しようとしていた
恵はすぐに対峙。まずは4足歩行のクリーチャー、人型のクリーチャーとの戦いだ
「私と戦おうなんて運無いわね!ふん!」
4足歩行には蹴りを。人型には拳を。それぞれ戦った
どがん!ばこん!
恵は休まずに血漿族を叩いた。恵の力は強力で次々と血漿族を葬った
「ハエは私がやります!それっ!!」
飛行してるハエにロザリーは光を浴びさせた。その光は強力であっという間にハエは撃沈する
ハエが消えたのを確認すると苦戦してる兵士に光を浴びせ、スキができたところで血漿族を倒していた
「すいません!」
「いいんですよ!」
杏は集中して炎を使おうとしていた。上手く固まったところで…今だ!
「炎よ!血漿族を燃やすわ!それええええ!!」
杏の炎はあまりにも強かった。4足クリーチャー、人間型クリーチャーは炎に包まれて浄化。チリひとつ残さなかった
リミットは突進して人間型クリーチャーに強撃を与える。恵とあまり変わらない強さでクリーチャーを倒す
「ボクだって強いんだよ!覚悟してね!」
どこん!ばこん!
利き腕である右手のナックルを使い、次々とクリーチャーを倒す。神聖の力があるリミットに怖いものなど一切ない
「あんなちっさい子がこんなに強いなんて…!」
戦ってる兵士がぽつりと言った
カロフトは弓を構え、そして矢を放つ。力のある弓はクリーチャーたちをどんどん射抜いていく
「アタイは強いんだ!力もあるし!これ以上怖いものなんてないよ!」
びゅん!ずどん!
カロフトがどんどん射抜いていく。その力は絶大だった
弓兵は真似をしてカロフトの後に続くように弓矢を放つ。クリーチャーに当ってどんどん消えていく
「私は雷…消えな!クリーチャーども!」
サンダースは手のひらで雷を膨張させるとクリーチャーたちに放つ!サンダースも神聖の力を受け持ち、クリーチャーを倒す
ぴしゃあああん!どこおおおおん!
まるで落雷したかのような轟音でクリーチャーはあっという間に吹っ飛び消える
恵は戦ってるとちょっとの間で斥候が話しかけた
「恵様!大きい血漿族の地帯がありました!そこへ行けば消えるでしょう!」
「わかったわ!」
恵と斥候は急いで地帯へと向かう
草原だったが樹木もほどほどにある場所に行き、そこに浄化ポイントがあった。ここだ!
しかしそれを阻むかのように血漿族がいた。斥候は怖気づくが、恵は決して怖がらない
「邪魔よおおお!」
右手でパンチをして倒し、左手で手刀をして切り裂き、右足でハイキックを食らわせ撃沈させる
「今誰もいません!チャンスです!」
斥候が言うと恵はすぐに浄化ポイントに手を当てて浄化させる
「…はぁぁ!」
血漿族の地帯は消えた。後に残ったのは緑豊かな草原が残った
地帯が消えたのか、進軍してた血漿族たちは弱まり、あっという間に消えていった
「…もしかして恵が浄化したんですね!」
ロザリーが言うと彼女たちの仲間が近寄った
「いつの間にか浄化してたのね。だから消えたんだわ」
「もう終わり?まだまだ戦いたかったな」
「ちょうど矢が切らしたとこだったんだ。ちょうどよかったね」
「浄化をされると血漿族も消えるんだね」
杏、リミット、カロフト、サンダースは言う
ちょっと経つと恵と斥候が戻ってきた。ようやく浄化ポイントを浄化したらしい
「この勝負、私たちの勝ちよ!」
おおおーーー!!
兵士たちが大きい声で勝利の雄叫びをあげる。どこか誇らしい、そんな勝利だった
6人は一緒にいるとセントが近寄った
「…君たち、ありがとう」
「何言ってるのよ。みんなで戦ってみんなで掴んだ勝利なんだから。お礼なんていらないわ」
恵が言った。セントは本当に彼女たちの凄さを身に沁みて思った
しかし恵はふと思ったことがあった。この血漿族の地帯というのは一体どうして作られるのだろうか?
今回は大量に襲ってきたが、それはどこからどこまでが地帯として生み出されるのだろうか?
恵は少し考えていた。でも、今回は恵たちの勝利なのだからそれでいいだろう
また大活躍した恵たち
今日は祝勝会だろう
続く
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