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17話 「枯れた植物園」
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…チュンチュン
朝だ。雀の鳴き声がする。カロフトはふと目を覚ます。うーんアタイはベッドにいるけどいいのかなあ…
なんて思っていた。大きい自室にて周りを見渡す。相変わらずの寝相をしてる子がいたり普通に寝ている人もいる
おや?また恵がいない。最近の功労賞をとれるような。そんな有り難い存在の恵。きっと外に出てるに違いない
カロフトは早速外に出ようとした。すると
「…あれー。カロフトお姉ちゃん、どこいくの?」
おっと?リミットが既に起きているではないか?カロフトは普通の声で言う
「うん、恵がまた外にいるからさ。アタイが行くんだよ」
「ボクも行きたい!」
そうか。そうならば行くしかない。カロフト、リミットは外に出た
ちょうど庭のあたりにいるだろう。2人はまだ起きてない杏とロザリーを置いて外に出た
外に出ると何か空気を切るような音が庭に響く。きっとそうだ。恵がいる。2人は庭を見た
すると庭で恵はシャドーボクシングをしているのを発見した。相変わらず仕事熱心である。たまには休んでいいのに
「恵!今日も朝練かい?」
その声で反応する。恵は2人の方向へ向いた
「ええ。私、朝には強いの。だからこうやって朝練してるのよ」
そう言うと恵はシュッと拳を振るう。もう一度言うがこんな拳で殴られたらきっとただでは済まない
「ボクはお姉ちゃんみたくかっこいい女の子になるんだ!」
「あら嬉しい。きっと私のような女になれるわよ。だって神聖の力を貸したんだから」
恵が言うと今度はキックをした。これも当たったら怪我するだろう。そんな瞬時なキックだった
「アタイもあんたの神聖な力をもらったんだから、完璧な弓兵になれるのかい?」
「当然よ。血漿族とかいうお馬鹿さんを矢で葬っていけるわ」
ぶん!また拳を振るう。この拳はどこからエネルギーが出るのだろうか?全く底なしの女だ
「…恵。そろそろ朝ごはんにしよう」
「そうね。何か食べないとね」
「ボク、杏お姉ちゃんとロザリーお姉ちゃん起こしてくる!」
そう言うと恵は鍛錬を止めて家に入ろうとしていた
~
「…で、今日も部隊部屋に行けばいいのよね?」
朝食を終えて、外に出た5人。城へ行く途中で恵はカロフトに話しかけた
「そうだね。城に着いたら早速向かおう」
「今日もバリバリ血漿族をぼこすよー!」
リミットは笑顔でそう言った
「まあ、相変わらずリミットは元気ですね」
「つーかアタシも頑張らないとね」
光の力を持つロザリーと炎の力を持つ杏はそう言う
街を歩いていると不思議と目線を感じることがあった。5人歩いているのとは違って何か噂のような話し声が聞こえる
「私たち、色々と活躍してるから目線を感じるわ」
「当然だろうな」
そんなことを言いつつ城へと入っていった
城に入ると部隊部屋と迷いなく入っていく。ドアを開いたら部隊長まで行く
「おお。5人。今日もしっかりとよろしくな」
「ええ!当然よ!どこかある?」
部隊長セントは地図を机に地図を広げていた。次の目的を指指した
「ここだ。ここは植物園だったんだが、血漿族の影響ですっかり枯れてしまったり樹木がクリーチャーになっている」
そんな場所があったなんて。とても考えにくい。だが行くしかあるまい
「わかったわ。きっと一般市民も困っているだろうし、私たちは行くわ!」
恵が拳と拳をガシッという音を鳴らして気合を見せた
「本当に君たちは頼もしい。よろしく」
「恵様。案内してあげます」
少ない兵士で5人は早速現場へと向かった。ばたん…
扉の閉まる音をして、セントは再び地図を見ていた。彼女たちばかりに任せていいのだろうか?
「俺も…部隊長だから…彼女たちみたく戦いたいのだが…」
「セント隊長」
セントの前にいたのは女性だった。その女性はどこかカラフルな格好をしており、耳が尖っている
青い目。金髪のセミロング。それはエルフと呼ばれる魔法使いだった
「君は…サンダース・ノワールくん」
セントがそう言うとサンダースと呼ばれる女性は軽く髪をときあげる
「私も行きたいな。その植物園はわかっているから、恵たちの後ろに付いていくよ」
付いていく?セントは不思議に思うが、彼女の魔法に力は凄まじいことを知っていた
「…サンダースくん。君はエルフで若く、そしてこの城の魔法隊員となっている。若くして雷呪文の極意を身につけ、そしてここへいる。
もしかして血漿族にも戦えるような実戦経験を身についているのか?」
セントが改めて説明をしながら言うとサンダースは言う
「私は血漿族にイカヅチを食らわせて、倒したことは何回もある。元々私は遊撃隊に近い魔法使いだからね」
その声はハスキーボイス。女性でなかったらきっとイケメンだっただろう。セントは言う
「…わかった。なら植物園に行くといい。恵たちにもきちんと挨拶しておけよ」
「ああ。では」
そう言うとサンダースは部隊部屋を出ていった
「…しかしあのサンダースくんは…雷呪文は強力だと聞いてるが…」
~
植物園の門まで来た恵たち
そこは樹木が枯れて、植物が全くしおれており、人間は近寄れない場所となっていた
「恵様たち、どうかご武運を」
言われると恵は力を入れて言う
「任せてちょうだい!」
「さあ行こうか。どういう血漿族が出るんだろうな」
「ボクたちでやっつけるよー!」
「さて、植物の血漿族出たら遠慮なく焼かせてもらうわ」
「私も微力ながら戦います」
5人は植物園の門をくぐる
「大丈夫…だろうか」
「大丈夫さ、アスレチックのこと、あっただろ?」
兵士たちは心配だったが、きっと大丈夫と思っていた
植物園での戦いが待っていた
続く
朝だ。雀の鳴き声がする。カロフトはふと目を覚ます。うーんアタイはベッドにいるけどいいのかなあ…
なんて思っていた。大きい自室にて周りを見渡す。相変わらずの寝相をしてる子がいたり普通に寝ている人もいる
おや?また恵がいない。最近の功労賞をとれるような。そんな有り難い存在の恵。きっと外に出てるに違いない
カロフトは早速外に出ようとした。すると
「…あれー。カロフトお姉ちゃん、どこいくの?」
おっと?リミットが既に起きているではないか?カロフトは普通の声で言う
「うん、恵がまた外にいるからさ。アタイが行くんだよ」
「ボクも行きたい!」
そうか。そうならば行くしかない。カロフト、リミットは外に出た
ちょうど庭のあたりにいるだろう。2人はまだ起きてない杏とロザリーを置いて外に出た
外に出ると何か空気を切るような音が庭に響く。きっとそうだ。恵がいる。2人は庭を見た
すると庭で恵はシャドーボクシングをしているのを発見した。相変わらず仕事熱心である。たまには休んでいいのに
「恵!今日も朝練かい?」
その声で反応する。恵は2人の方向へ向いた
「ええ。私、朝には強いの。だからこうやって朝練してるのよ」
そう言うと恵はシュッと拳を振るう。もう一度言うがこんな拳で殴られたらきっとただでは済まない
「ボクはお姉ちゃんみたくかっこいい女の子になるんだ!」
「あら嬉しい。きっと私のような女になれるわよ。だって神聖の力を貸したんだから」
恵が言うと今度はキックをした。これも当たったら怪我するだろう。そんな瞬時なキックだった
「アタイもあんたの神聖な力をもらったんだから、完璧な弓兵になれるのかい?」
「当然よ。血漿族とかいうお馬鹿さんを矢で葬っていけるわ」
ぶん!また拳を振るう。この拳はどこからエネルギーが出るのだろうか?全く底なしの女だ
「…恵。そろそろ朝ごはんにしよう」
「そうね。何か食べないとね」
「ボク、杏お姉ちゃんとロザリーお姉ちゃん起こしてくる!」
そう言うと恵は鍛錬を止めて家に入ろうとしていた
~
「…で、今日も部隊部屋に行けばいいのよね?」
朝食を終えて、外に出た5人。城へ行く途中で恵はカロフトに話しかけた
「そうだね。城に着いたら早速向かおう」
「今日もバリバリ血漿族をぼこすよー!」
リミットは笑顔でそう言った
「まあ、相変わらずリミットは元気ですね」
「つーかアタシも頑張らないとね」
光の力を持つロザリーと炎の力を持つ杏はそう言う
街を歩いていると不思議と目線を感じることがあった。5人歩いているのとは違って何か噂のような話し声が聞こえる
「私たち、色々と活躍してるから目線を感じるわ」
「当然だろうな」
そんなことを言いつつ城へと入っていった
城に入ると部隊部屋と迷いなく入っていく。ドアを開いたら部隊長まで行く
「おお。5人。今日もしっかりとよろしくな」
「ええ!当然よ!どこかある?」
部隊長セントは地図を机に地図を広げていた。次の目的を指指した
「ここだ。ここは植物園だったんだが、血漿族の影響ですっかり枯れてしまったり樹木がクリーチャーになっている」
そんな場所があったなんて。とても考えにくい。だが行くしかあるまい
「わかったわ。きっと一般市民も困っているだろうし、私たちは行くわ!」
恵が拳と拳をガシッという音を鳴らして気合を見せた
「本当に君たちは頼もしい。よろしく」
「恵様。案内してあげます」
少ない兵士で5人は早速現場へと向かった。ばたん…
扉の閉まる音をして、セントは再び地図を見ていた。彼女たちばかりに任せていいのだろうか?
「俺も…部隊長だから…彼女たちみたく戦いたいのだが…」
「セント隊長」
セントの前にいたのは女性だった。その女性はどこかカラフルな格好をしており、耳が尖っている
青い目。金髪のセミロング。それはエルフと呼ばれる魔法使いだった
「君は…サンダース・ノワールくん」
セントがそう言うとサンダースと呼ばれる女性は軽く髪をときあげる
「私も行きたいな。その植物園はわかっているから、恵たちの後ろに付いていくよ」
付いていく?セントは不思議に思うが、彼女の魔法に力は凄まじいことを知っていた
「…サンダースくん。君はエルフで若く、そしてこの城の魔法隊員となっている。若くして雷呪文の極意を身につけ、そしてここへいる。
もしかして血漿族にも戦えるような実戦経験を身についているのか?」
セントが改めて説明をしながら言うとサンダースは言う
「私は血漿族にイカヅチを食らわせて、倒したことは何回もある。元々私は遊撃隊に近い魔法使いだからね」
その声はハスキーボイス。女性でなかったらきっとイケメンだっただろう。セントは言う
「…わかった。なら植物園に行くといい。恵たちにもきちんと挨拶しておけよ」
「ああ。では」
そう言うとサンダースは部隊部屋を出ていった
「…しかしあのサンダースくんは…雷呪文は強力だと聞いてるが…」
~
植物園の門まで来た恵たち
そこは樹木が枯れて、植物が全くしおれており、人間は近寄れない場所となっていた
「恵様たち、どうかご武運を」
言われると恵は力を入れて言う
「任せてちょうだい!」
「さあ行こうか。どういう血漿族が出るんだろうな」
「ボクたちでやっつけるよー!」
「さて、植物の血漿族出たら遠慮なく焼かせてもらうわ」
「私も微力ながら戦います」
5人は植物園の門をくぐる
「大丈夫…だろうか」
「大丈夫さ、アスレチックのこと、あっただろ?」
兵士たちは心配だったが、きっと大丈夫と思っていた
植物園での戦いが待っていた
続く
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