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14話 「肉塊のアスレチック」
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…朝がやってきた
ここはカロフトの家。いきなり友人が来ても決して狭くない、そんな家を持っていた
カロフトの部屋でベッドにカロフト、敷布団にそれ以外の女の子たち。ぐっすり眠っていた
パッと目が覚めた子がいる。カロフトだった。ベッドで上半身だけ持ち上がり、うーんと背筋を伸ばす
ちらっと横を見る。ああ、まだ眠っているんだな。と
ロザリーは静かに眠っている。杏は横になって寝ている。リミットは少々布団の向きが斜めになっている。寝相が悪いのは子供だな
…おや?恵がいない。すでに起きていたのか。どこにいるのだろう?カロフトはベッドから出て恵を探した
2階から降り、1階へ。そこにはいなかった。しかし、窓を見ると庭というか小さな庭だがそこで何かをしていた
玄関のドアから靴をはき、外に出る。庭のほうへ行く。すると恵はシャドーボクシングなのか格闘の練習だろうか?
「恵!」
カロフトが言うと恵はその声に向き、言う
「あらカロフトおはよう」
そう言うと笑顔になる。何をしてるか…いや、鍛錬だろう
「朝早くから訓練かい?」
カロフトに言われると恵は言う
「そうよ。朝パッチリ目覚めていつまた血漿族との戦いがあるかわからないしね」
恵は言うとぶん!と勇ましいパンチを振った。あまりにも瞬速な拳。こんなパンチを食らったらひとたまりもないだろう…
「でも、まだ人間にはぶつけてないんだろ?」
カロフトは言う。まだシャドーボクシングは続けている恵
「そうね。でも…いつか邪教徒とかいうくそったれと戦う必要はあるのかも」
邪教徒…まだいるのかどうかわからないが、もしもの時があるだろう
「…一応、朝ごはんあるから、そろそろ止めておくか?」
朝ごはん。そう言われると恵の拳がピタッと止まった
「うん。食べるわ!」
「よし、じゃあリビングに行こう。…おっと、他の人も起こしてあげよう」
~
カロフトは当然だし遊撃隊となった恵たちは早速城へと出勤だ
ロザリー、杏はすぐに起きたがリミットだけはちっとも起きず大声で起きるようにしたらようやく目覚めた
4人は朝ごはんをきちんと食べたがリミットはなぜかあまり食べずにいた。なんとか食べろと言い食べていたが
城へ行く。今日は一体どんな依頼が来るのか?恵はすでにワクワクしていた
「さあ今日も張り切って血漿族をぶっ放すわよ!」
「恵お姉ちゃんもうすでに楽しそうだね!」
「あんた…戦いを楽しそうだなんてちょっと怖いわよ…」
杏は言うとカロフトは言う
「あはは!いいじゃないか。下手に臆病よりマシさ!」
住宅街を抜け、商店街へ、商店街から城へ。たどり着く
城で門番兵と挨拶をするカロフト。門番兵は反応する
「おはよう」
「カロフト様。おはようございます。王子から早速言い伝えがありまして…」
あのアルマイトから言い伝え?なんだろうか
「なんだい?」
「王の間ではなく、直接部隊部屋の隊長の場所まで行ってほしいとのことです」
「わかった。じゃあみんな行こう」
4人はうなずいて部隊部屋まで行く
城に入り、1階エントランスホールから横にそれるように通路に入っていく
通路に入ったら大きい扉を開ける。そこには色々な部隊がいる大きい部屋だった。部屋に入るとすでに見知りの人がいたのか挨拶される
「カロフト!そして恵さんたちおはようございます!」
「ああおはよう」
「おはよう!ふふーん。やっぱり私急に有名になっちゃって困ったわ~!」
「ボクも有名なんだね!」
「皆さん…あまり調子に乗ったらまずいと思いますよ…」
なんだか調子に乗る人、そうでない人。色々である。するとその部隊の隊長が来てくれた
「カロフト、恵たち。俺だ」
「セント部隊長!」
セント部隊長と名乗っている男性が来た。大きい体格をしていて鎧を装備しすでに戦に行きそうな格好をしている
「これから任務があるときは俺が言う。直接王の間に行かなくても大丈夫だぞ」
「ええわかったわ。で、任務、ある?」
もう早速そんな話か。相当手慣れているな…とセントは思った
「あるぞ。実はな…昔、子供のために作られたアスレチックがあるんだ。しかし今は近寄っていけなくなっている…わかるだろ?」
そう言うとロザリーはすぐに答えた
「血漿族の…地帯ですか」
「その通り。我々もなんとかしようとしたのだが、上手くいかなくてな…神聖な力のある君たちにお願いしたいんだ」
セントが言う。恵は当然喜んで言った
「わかったわ!じゃあその遊び場につれてって!」
「お、早速か。なら兵を用意するから案内してやる」
早速準備だ。カロフトも当然行くのでついていく
~
王国の外れに位置する場所。ここは本当なら憩いの場だったのだろう。青い空。きれいな草原。そういうところだった
しかし今いつどこで血漿族が現れるかわからない状態なので、戦いができない人たちは一切出歩くことができない
だからこそ、兵がいるがそれでも上手くは浄化できない。ここは恵たちの出番である
恵たちは兵に連れられて問題となっているアスレチックへと着く
「ここ…なんですよ」
兵のテンションが低い?それはそうだろう。血漿族の地帯になってたらそうなるだろう
「ありがとう。それじゃあ私たちが浄化するから待っててね」
恵たち5人は早速その場所の近くまで行く
「さあ、ボクたちがやっつけるぞー!おー…」
それを見たリミットがピタッと止まる
「どうしたのリミット、え?よく見ろって。あ…」
杏はそれを見ると真顔になる
「え?どうしたんですか?あれって…え…」
ロザリーも止まった。何を見たのだろう
「な、何よあれ…!樹木や、オブジェが…肉塊がへばりついてる!?」
そのアスレチックが血漿族の地帯になってた原因…
それは肉塊が付いてしまい、気持ち悪い場所となっていた
恵たちはそれを見て思わず絶句。しかし、やるしかなかった
肉塊のあるアスレチック
どういう困難だろうか?身を感じて恵たちは思った
続く
ここはカロフトの家。いきなり友人が来ても決して狭くない、そんな家を持っていた
カロフトの部屋でベッドにカロフト、敷布団にそれ以外の女の子たち。ぐっすり眠っていた
パッと目が覚めた子がいる。カロフトだった。ベッドで上半身だけ持ち上がり、うーんと背筋を伸ばす
ちらっと横を見る。ああ、まだ眠っているんだな。と
ロザリーは静かに眠っている。杏は横になって寝ている。リミットは少々布団の向きが斜めになっている。寝相が悪いのは子供だな
…おや?恵がいない。すでに起きていたのか。どこにいるのだろう?カロフトはベッドから出て恵を探した
2階から降り、1階へ。そこにはいなかった。しかし、窓を見ると庭というか小さな庭だがそこで何かをしていた
玄関のドアから靴をはき、外に出る。庭のほうへ行く。すると恵はシャドーボクシングなのか格闘の練習だろうか?
「恵!」
カロフトが言うと恵はその声に向き、言う
「あらカロフトおはよう」
そう言うと笑顔になる。何をしてるか…いや、鍛錬だろう
「朝早くから訓練かい?」
カロフトに言われると恵は言う
「そうよ。朝パッチリ目覚めていつまた血漿族との戦いがあるかわからないしね」
恵は言うとぶん!と勇ましいパンチを振った。あまりにも瞬速な拳。こんなパンチを食らったらひとたまりもないだろう…
「でも、まだ人間にはぶつけてないんだろ?」
カロフトは言う。まだシャドーボクシングは続けている恵
「そうね。でも…いつか邪教徒とかいうくそったれと戦う必要はあるのかも」
邪教徒…まだいるのかどうかわからないが、もしもの時があるだろう
「…一応、朝ごはんあるから、そろそろ止めておくか?」
朝ごはん。そう言われると恵の拳がピタッと止まった
「うん。食べるわ!」
「よし、じゃあリビングに行こう。…おっと、他の人も起こしてあげよう」
~
カロフトは当然だし遊撃隊となった恵たちは早速城へと出勤だ
ロザリー、杏はすぐに起きたがリミットだけはちっとも起きず大声で起きるようにしたらようやく目覚めた
4人は朝ごはんをきちんと食べたがリミットはなぜかあまり食べずにいた。なんとか食べろと言い食べていたが
城へ行く。今日は一体どんな依頼が来るのか?恵はすでにワクワクしていた
「さあ今日も張り切って血漿族をぶっ放すわよ!」
「恵お姉ちゃんもうすでに楽しそうだね!」
「あんた…戦いを楽しそうだなんてちょっと怖いわよ…」
杏は言うとカロフトは言う
「あはは!いいじゃないか。下手に臆病よりマシさ!」
住宅街を抜け、商店街へ、商店街から城へ。たどり着く
城で門番兵と挨拶をするカロフト。門番兵は反応する
「おはよう」
「カロフト様。おはようございます。王子から早速言い伝えがありまして…」
あのアルマイトから言い伝え?なんだろうか
「なんだい?」
「王の間ではなく、直接部隊部屋の隊長の場所まで行ってほしいとのことです」
「わかった。じゃあみんな行こう」
4人はうなずいて部隊部屋まで行く
城に入り、1階エントランスホールから横にそれるように通路に入っていく
通路に入ったら大きい扉を開ける。そこには色々な部隊がいる大きい部屋だった。部屋に入るとすでに見知りの人がいたのか挨拶される
「カロフト!そして恵さんたちおはようございます!」
「ああおはよう」
「おはよう!ふふーん。やっぱり私急に有名になっちゃって困ったわ~!」
「ボクも有名なんだね!」
「皆さん…あまり調子に乗ったらまずいと思いますよ…」
なんだか調子に乗る人、そうでない人。色々である。するとその部隊の隊長が来てくれた
「カロフト、恵たち。俺だ」
「セント部隊長!」
セント部隊長と名乗っている男性が来た。大きい体格をしていて鎧を装備しすでに戦に行きそうな格好をしている
「これから任務があるときは俺が言う。直接王の間に行かなくても大丈夫だぞ」
「ええわかったわ。で、任務、ある?」
もう早速そんな話か。相当手慣れているな…とセントは思った
「あるぞ。実はな…昔、子供のために作られたアスレチックがあるんだ。しかし今は近寄っていけなくなっている…わかるだろ?」
そう言うとロザリーはすぐに答えた
「血漿族の…地帯ですか」
「その通り。我々もなんとかしようとしたのだが、上手くいかなくてな…神聖な力のある君たちにお願いしたいんだ」
セントが言う。恵は当然喜んで言った
「わかったわ!じゃあその遊び場につれてって!」
「お、早速か。なら兵を用意するから案内してやる」
早速準備だ。カロフトも当然行くのでついていく
~
王国の外れに位置する場所。ここは本当なら憩いの場だったのだろう。青い空。きれいな草原。そういうところだった
しかし今いつどこで血漿族が現れるかわからない状態なので、戦いができない人たちは一切出歩くことができない
だからこそ、兵がいるがそれでも上手くは浄化できない。ここは恵たちの出番である
恵たちは兵に連れられて問題となっているアスレチックへと着く
「ここ…なんですよ」
兵のテンションが低い?それはそうだろう。血漿族の地帯になってたらそうなるだろう
「ありがとう。それじゃあ私たちが浄化するから待っててね」
恵たち5人は早速その場所の近くまで行く
「さあ、ボクたちがやっつけるぞー!おー…」
それを見たリミットがピタッと止まる
「どうしたのリミット、え?よく見ろって。あ…」
杏はそれを見ると真顔になる
「え?どうしたんですか?あれって…え…」
ロザリーも止まった。何を見たのだろう
「な、何よあれ…!樹木や、オブジェが…肉塊がへばりついてる!?」
そのアスレチックが血漿族の地帯になってた原因…
それは肉塊が付いてしまい、気持ち悪い場所となっていた
恵たちはそれを見て思わず絶句。しかし、やるしかなかった
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どういう困難だろうか?身を感じて恵たちは思った
続く
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