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9話 「リミットという新しい仲間」
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…次の朝
よく寝てすっかりと元気が回復した恵達。もう浄化をしたためこの町に安全な日々が送れるだろう
恵、ロザリー、杏はこの町から出ようとする。町の警備隊に見送られながらこの町を出ようとしていた。町長とリミットはいなかった
「みんな。また血漿族が出たら遠慮なく言ってね」
恵は笑顔で言う。警備隊の隊長も喜んで言う
「ああ。旅の無事を祈っている」
そう言うとそろそろ出ようかと思った。すると町長とリミットが来てくれた。何か話している
「何言ってるんだ!お前が旅に出ようだなんて思ってなかったぞ!」
「おじいちゃん!ボク決めたんだ!お姉ちゃん達に着いていくって!」
何か言ってるみたいだった。恵は話しかける
「ねえねえ。どうしたの?」
「ボクね!お姉ちゃん達の旅に同行したい!ボク、もっと強くなってここへ戻ってくるんだ!だからお願い!」
リミットは言うと頭を下げる。こんな若い子と旅を同行するなんて…恵は考えてしまう
「この子は両親がいないからワシが育てていたんだ。だが旅に行きたいと思ってもいなかった」
うーん。恵、ロザリー、杏は考える
「確かに旅に着いていくには問題…無いですよね」
「アタシは別に構わないけど…」
恵はどうしようか考えていた。すると頭に違う声が響いた。神の声だった
『恵…』
『彼女は旅の同行を願う女の子』
『その子もこの旅の強き人物』
『断ることをせず、一緒に連れていけ…』
神の声が終わった。なるほど。彼女もこの旅の選ばらし人間だったか。恵はうなずくとリミットの前に行く
「わかったわ。リミット。着いてきて。ただし長い旅になるから途中で離脱はしちゃだめよ?」
恵が言うとリミットは嬉しそうな顔をする
「やったー!お姉ちゃん達と一緒ー!」
嬉しくてぴょんぴょん跳ねる姿はまるでうさぎだ。町長はため息をついて恵に言う
「…ワシからは何も言えない。恵が許可したのだからな。リミット、決して恵達に迷惑なことするな」
「うん!おじいちゃん!」
そう言うとリミットは恵の隣に来た。これから旅をする新しい仲間が増えたことはロザリーも杏も嬉しい気持ちである
「じゃあ、町長さん。孫をお借りしますね。決して悪いことはしません」
「リミット。よろしくね」
~
警備隊、町長にお別れをした後恵達は道なりに次の町へと進んでいた。リミットはルンルン気分で歩いていた
「貴女もきっと私の心強い味方になるわ」
恵が言うとリミットはとても嬉しそうに言う
「ボク、お姉ちゃん達の強さを見てそう決めたんだ!きっと仲良くなれるって!」
そう言いながら恵達は歩いていた。そしてまた来た。神の声が
『恵…』
『彼女もお前の力を分け与えることが可能だ』
『やってみろ…』
…おっと。前もそうだったが恵は力を分け与えることが可能だ。だがそれは選ばらし人間しかできないのだろうか?
不思議に思うが一応恵はリミットに言う
「リミット。ちょっといいかしら?」
「うん?どうしたの恵お姉ちゃん」
歩くのを一旦止めて恵はすっとリミットの手を取って力を分け与える
「貴女にも、私の力、あげるわね」
そう言うと恵は自分の力をリミットに分け与えた。リミットの体にぞぞっとした感覚が来る
しかしそれは一瞬で終わった。リミットは頭にクエスチョンマークを出していた
「…何か体に寒いような悪寒がしたけど?」
「これは力を分け与えたのよ。貴女はより血漿族を倒せる力を持ったわ。だからこれから安心してね」
恵が言うとリミットは凄い嬉しそうな顔をする
「ほんと!?やったー!血漿族を更に倒せるなんて嬉しい!お姉ちゃん達を選んで正解だったー!」
その場でぴょんぴょん跳ねるリミット。ああ~可愛いなあ~。とは思ったロザリーと杏だった
~
「…通路にあったわね血漿族の地帯が」
道なりをしばらく進むとあった。血漿族の地帯が。相変わらず不気味に黒に変色しておりここからきっとクリーチャーが出るだろう
ほっておく場合ではない。血漿族を浄化できる力があるのなら、絶対浄化すべきだ。4人は戦闘態勢に入る
そして恵達に反応したのかクリーチャーの御出座しだ。恵はロザリー、杏、リミットに言う
「私とリミットが突進するからロザリーと杏はいつもどおりに援護して」
「わかりました!」
「ええ。うまくいくといいわね」
「恵お姉ちゃんに着いていくよ!」
「行くわよ!」
そう言うと血漿族の地帯に一気に突撃をする4人。まずはロザリーからだ
「私の光よ!浄化しなさい!」
杖から光を出すロザリー。その光はクリーチャーには絶大なダメージとなる
「ぐ、ぐぐぐぐ…」
ある程度の浄化したクリーチャーは一気に溶けて消えた
「今度はアタシ!炎よ!」
杏は炎を放つ。その炎はただの炎ではなく浄化の力も備わった聖なる炎だった。炎を受けたクリーチャーはすぐに消え去る
「うごごごご…!」
恵とリミットは突進して浄化をしようとする。もちろん立ちふさがるクリーチャーがいた
「邪魔だよクリーチャー!」
メリケンサックに重い拳を放つリミット。その威力は絶大で殴ると一瞬でKOとなる
「ぐおおおお!」
そんなリミットを横目に恵も当然拳で殴る!右手左手と使いどんどんクリーチャーを殴り浄化していく
ドコン!ボコン!どか!ぼか!
まるで人を殴ってるかのような音。その音は確実に仕留める音で圧倒的な力を見せて葬った
4人の力でクリーチャーはあっという間に浄化。次は地帯の浄化であった。恵はすぐに地帯に手当てて浄化する
「…はぁ!」
パァァァ…血漿族の地帯は恵の力で消え去る。後に現れたのは何もない、道となった
「…ふぅ!ようやくできた」
側にいたリミットと遠くにいたロザリーと杏は恵に近寄る
「お疲れ様です!恵!」
「やっぱりあんた凄いわ」
「浄化もできるの!?すごい恵お姉ちゃん!」
3人は感想を言うと恵はすっと立ち上がる
「さ、次に行きましょう」
「恵お姉ちゃんなら全部の血漿族の地帯が浄化できると思うよ!」
リミットに思いっきり褒められた。照れた恵はその言葉を受けてまた歩き始める
~
またしばらく進むとロザリーは地図を持って次の町の紹介をする
「皆さん、次はいよいよ都会の場所。ヴァルキュリアですよ。ここはこの大陸の大きい都市で王国でもあるんです」
ロザリーは言うとワクワクし始める3人
「へえ~。楽しみね」
「アタシあまりヴァルキュリア行ったことないんだけど迷子になるほど大きいってね!」
「ボク、都会大好き!」
思い思いの感想を言い4人はヴァルキュリアへと向かう
ヴァルキュリアの門であろうか。そこに着こうとしたら…
「あ、あれ?どうして閉まってるの?」
そう。門が閉まっていた。ここは部外者立入禁止なのだろうか?こう門が閉められると入れないのは決まっている
「おーい。開けてー。おーい」
恵は閉まっている門をドアをノックオンするように叩く。しかし何も反応が無い
「ボクが前来たときは開いてたんだけどね?」
「どうしてかしら…」
リミットと杏はぽつりと言う。すると頭上から声が飛んだ
「お前達!どうしてここにいるんだ!」
ちょうど門の上から兵士っぽい人物がいた。その顔はどこか真剣だった
「ちょっとー!旅人が来たんだから通してよー」
「だめだ!今は血漿族が大量発生して門は開けない!」
…なんと衝撃の話を聞いた。血漿族が?大量発生?ロザリーは門の前の横を見た
そこには、血漿族のクリーチャーがたくさんいた。血漿族がちょうど目星が付いたのか。クリーチャー達が恵達めがけて来た
「あ、あいつら…!」
恵達は戦闘態勢に入る
クリーチャーを討つために、戦う
続く
よく寝てすっかりと元気が回復した恵達。もう浄化をしたためこの町に安全な日々が送れるだろう
恵、ロザリー、杏はこの町から出ようとする。町の警備隊に見送られながらこの町を出ようとしていた。町長とリミットはいなかった
「みんな。また血漿族が出たら遠慮なく言ってね」
恵は笑顔で言う。警備隊の隊長も喜んで言う
「ああ。旅の無事を祈っている」
そう言うとそろそろ出ようかと思った。すると町長とリミットが来てくれた。何か話している
「何言ってるんだ!お前が旅に出ようだなんて思ってなかったぞ!」
「おじいちゃん!ボク決めたんだ!お姉ちゃん達に着いていくって!」
何か言ってるみたいだった。恵は話しかける
「ねえねえ。どうしたの?」
「ボクね!お姉ちゃん達の旅に同行したい!ボク、もっと強くなってここへ戻ってくるんだ!だからお願い!」
リミットは言うと頭を下げる。こんな若い子と旅を同行するなんて…恵は考えてしまう
「この子は両親がいないからワシが育てていたんだ。だが旅に行きたいと思ってもいなかった」
うーん。恵、ロザリー、杏は考える
「確かに旅に着いていくには問題…無いですよね」
「アタシは別に構わないけど…」
恵はどうしようか考えていた。すると頭に違う声が響いた。神の声だった
『恵…』
『彼女は旅の同行を願う女の子』
『その子もこの旅の強き人物』
『断ることをせず、一緒に連れていけ…』
神の声が終わった。なるほど。彼女もこの旅の選ばらし人間だったか。恵はうなずくとリミットの前に行く
「わかったわ。リミット。着いてきて。ただし長い旅になるから途中で離脱はしちゃだめよ?」
恵が言うとリミットは嬉しそうな顔をする
「やったー!お姉ちゃん達と一緒ー!」
嬉しくてぴょんぴょん跳ねる姿はまるでうさぎだ。町長はため息をついて恵に言う
「…ワシからは何も言えない。恵が許可したのだからな。リミット、決して恵達に迷惑なことするな」
「うん!おじいちゃん!」
そう言うとリミットは恵の隣に来た。これから旅をする新しい仲間が増えたことはロザリーも杏も嬉しい気持ちである
「じゃあ、町長さん。孫をお借りしますね。決して悪いことはしません」
「リミット。よろしくね」
~
警備隊、町長にお別れをした後恵達は道なりに次の町へと進んでいた。リミットはルンルン気分で歩いていた
「貴女もきっと私の心強い味方になるわ」
恵が言うとリミットはとても嬉しそうに言う
「ボク、お姉ちゃん達の強さを見てそう決めたんだ!きっと仲良くなれるって!」
そう言いながら恵達は歩いていた。そしてまた来た。神の声が
『恵…』
『彼女もお前の力を分け与えることが可能だ』
『やってみろ…』
…おっと。前もそうだったが恵は力を分け与えることが可能だ。だがそれは選ばらし人間しかできないのだろうか?
不思議に思うが一応恵はリミットに言う
「リミット。ちょっといいかしら?」
「うん?どうしたの恵お姉ちゃん」
歩くのを一旦止めて恵はすっとリミットの手を取って力を分け与える
「貴女にも、私の力、あげるわね」
そう言うと恵は自分の力をリミットに分け与えた。リミットの体にぞぞっとした感覚が来る
しかしそれは一瞬で終わった。リミットは頭にクエスチョンマークを出していた
「…何か体に寒いような悪寒がしたけど?」
「これは力を分け与えたのよ。貴女はより血漿族を倒せる力を持ったわ。だからこれから安心してね」
恵が言うとリミットは凄い嬉しそうな顔をする
「ほんと!?やったー!血漿族を更に倒せるなんて嬉しい!お姉ちゃん達を選んで正解だったー!」
その場でぴょんぴょん跳ねるリミット。ああ~可愛いなあ~。とは思ったロザリーと杏だった
~
「…通路にあったわね血漿族の地帯が」
道なりをしばらく進むとあった。血漿族の地帯が。相変わらず不気味に黒に変色しておりここからきっとクリーチャーが出るだろう
ほっておく場合ではない。血漿族を浄化できる力があるのなら、絶対浄化すべきだ。4人は戦闘態勢に入る
そして恵達に反応したのかクリーチャーの御出座しだ。恵はロザリー、杏、リミットに言う
「私とリミットが突進するからロザリーと杏はいつもどおりに援護して」
「わかりました!」
「ええ。うまくいくといいわね」
「恵お姉ちゃんに着いていくよ!」
「行くわよ!」
そう言うと血漿族の地帯に一気に突撃をする4人。まずはロザリーからだ
「私の光よ!浄化しなさい!」
杖から光を出すロザリー。その光はクリーチャーには絶大なダメージとなる
「ぐ、ぐぐぐぐ…」
ある程度の浄化したクリーチャーは一気に溶けて消えた
「今度はアタシ!炎よ!」
杏は炎を放つ。その炎はただの炎ではなく浄化の力も備わった聖なる炎だった。炎を受けたクリーチャーはすぐに消え去る
「うごごごご…!」
恵とリミットは突進して浄化をしようとする。もちろん立ちふさがるクリーチャーがいた
「邪魔だよクリーチャー!」
メリケンサックに重い拳を放つリミット。その威力は絶大で殴ると一瞬でKOとなる
「ぐおおおお!」
そんなリミットを横目に恵も当然拳で殴る!右手左手と使いどんどんクリーチャーを殴り浄化していく
ドコン!ボコン!どか!ぼか!
まるで人を殴ってるかのような音。その音は確実に仕留める音で圧倒的な力を見せて葬った
4人の力でクリーチャーはあっという間に浄化。次は地帯の浄化であった。恵はすぐに地帯に手当てて浄化する
「…はぁ!」
パァァァ…血漿族の地帯は恵の力で消え去る。後に現れたのは何もない、道となった
「…ふぅ!ようやくできた」
側にいたリミットと遠くにいたロザリーと杏は恵に近寄る
「お疲れ様です!恵!」
「やっぱりあんた凄いわ」
「浄化もできるの!?すごい恵お姉ちゃん!」
3人は感想を言うと恵はすっと立ち上がる
「さ、次に行きましょう」
「恵お姉ちゃんなら全部の血漿族の地帯が浄化できると思うよ!」
リミットに思いっきり褒められた。照れた恵はその言葉を受けてまた歩き始める
~
またしばらく進むとロザリーは地図を持って次の町の紹介をする
「皆さん、次はいよいよ都会の場所。ヴァルキュリアですよ。ここはこの大陸の大きい都市で王国でもあるんです」
ロザリーは言うとワクワクし始める3人
「へえ~。楽しみね」
「アタシあまりヴァルキュリア行ったことないんだけど迷子になるほど大きいってね!」
「ボク、都会大好き!」
思い思いの感想を言い4人はヴァルキュリアへと向かう
ヴァルキュリアの門であろうか。そこに着こうとしたら…
「あ、あれ?どうして閉まってるの?」
そう。門が閉まっていた。ここは部外者立入禁止なのだろうか?こう門が閉められると入れないのは決まっている
「おーい。開けてー。おーい」
恵は閉まっている門をドアをノックオンするように叩く。しかし何も反応が無い
「ボクが前来たときは開いてたんだけどね?」
「どうしてかしら…」
リミットと杏はぽつりと言う。すると頭上から声が飛んだ
「お前達!どうしてここにいるんだ!」
ちょうど門の上から兵士っぽい人物がいた。その顔はどこか真剣だった
「ちょっとー!旅人が来たんだから通してよー」
「だめだ!今は血漿族が大量発生して門は開けない!」
…なんと衝撃の話を聞いた。血漿族が?大量発生?ロザリーは門の前の横を見た
そこには、血漿族のクリーチャーがたくさんいた。血漿族がちょうど目星が付いたのか。クリーチャー達が恵達めがけて来た
「あ、あいつら…!」
恵達は戦闘態勢に入る
クリーチャーを討つために、戦う
続く
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