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7話 「水源の浄化」
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…川がきれいとされたこのウォール街。それは今、最悪な環境で存在した赤い川があった
恵、ロザリー、杏はその光景を見て絶句した。赤い川。まるで地獄へ来たような、そんな川であった
恵はあたりを見渡した。誰もいないのか?いや、いないのだろう。こんな川になってしまったらそれは人通りが少なくなるだろう
3人は川に近寄った。腐臭こそしないもののまるで鮮血のような川になりあまりにも怖い
そんな絶望するような状況で恵は何かをひらめいた
「もしかして私の力で浄化、できるかも」
恵がそう言うとロザリーと杏はそれにしようと思う
「そうね。あんたならできるでしょう」
「やってみてください恵」
2人は言うと恵はゆっくりと赤い川に触る。ちょっと水面を手に漬けて浄化に力を使う
「…はぁ!」
浄化の光が川が渡った。すると川がきれいな状態になった
「やったー!」
…だが喜んだのはつかの間。すぐに赤い川に染めてしまった。ああ~…。恵はがっかりすることになった
「だめね…はぁ…」
「恵の浄化に力でもだめなんて…これは困ったわね…」
「どうにかできないでしょうか?」
3人は困った顔をする。しかし恵にまたメッセージが届いた。脳内で響く声…神の声だった
『恵…』
『残念だがその方法では川はきれいにはならない…』
『この街の川の水源を探せ…そこに行って浄化をしろ』
『そうしたらもとに戻る…』
なるほど。つまり元をたどればいいのか。神の助言に感謝しつつ恵は2人に向いた
「神から言われたわ。水源があるみたい。そこに行って浄化すれば治るらしいわ」
また相変わらずどういうことで神から言われるのかわからないロザリーだし杏は不思議な顔をした
「そうですか。やはり水源に行かないとだめですね」
「え?神って?あんた神と喋れるの?」
おっと。杏には伝えてなかった
「杏、そうなのよ。私、事あるごとに一方通行で神から連絡が来るの。それが脳内で響くの。だから教えてもらったのよ」
そう言うと杏は半信半疑な気持ちだ
「ふ、ふ~んそうなんだ…」
「とりあえず、水源に行きましょう。どこにあるのかしら」
「おーいそこの人たち」
何か声が飛んだ。3人はその声の方向に顔を向けると老人と若い女の子が来た
老人はローブを来て足腰がまだ強そうな体付きをしていた。一方若い女の子は身軽なレザーアーマーをして通気性が良さそうな格好をしている
老人と女の子は3人の元へと向かった
「さっき見たのだが…一瞬だけ川がきれいになったな?お前はどういう力を持っているのだ?」
老人が言う。これは言ったほうがいいだろう。恵は神の紋章を老人に見せた
「私、これがあるのよ」
彼女は神の紋章を2人に見せた
「これは神の紋章?そうか…彼女は勇者なのか…!」
「おじいちゃんすごいよ!これ、間違いなく選ばらし人間だよ!」
ここまで言うと老人と女の子ははっとした
「失礼!ワシはメガと言ってこの街の町長だ」
「ボクの名前はリミット!この街の警備隊でおじいちゃんの孫なんだ!」
なんだか元気そうな2人である。3人も当然自己紹介する
「私は草原恵。血漿族っていうノータリンをぶちのめす旅に出てるわ」
「アホの次はノータリンですか?私はロザリーと言います。シスターです」
「アタシは間宮杏。一応巫女よ」
3人は自己紹介を終えるとメガはうんうんとうなずいた
「わかった。お前達はこれから水源に行くか?」
水源。そこが今の目的地だ。恵はうなずき、言う
「ええ。よかったら案内お願いできないかしら?」
そうは言うが、メガは難しい顔をする
「実はそこは血漿族の集まりでな…警備隊が行くのだが上手く進めないんだ」
「ボクも参加してるけどなかなか進めないよ」
なるほど。だが、3人は全く困らない顔をする
「大丈夫よ!私達、すごい強いから!ロザリーも杏も強いのよ!」
「ええ。私も戦えるようになってから自信が付きました」
「アタシ炎を使って血漿族を燃やし尽くしてるわ」
とても自信に溢れた発言でメガもリミットもこれなら大丈夫だと思った
「…わかった。お前達なら大丈夫そうだ。警備隊を集めてお前達を援護する」
ウォール街の郊外。ここで警備隊と3人は集まった。戦略はシンプルだ。恵を中心として2人と警備隊が立ち向かう
警備隊の隊長が言う
「恵、町長から話を聞いたとおりお前を中心に立ち向かう。それでいいな?」
わかりやすいことで恵が言う
「ええ!水源に向かうから援護してね!」
「よし!行くぞ!」
3人と警備隊が水源近くへと向かった。するとやはり血漿族が現れた。ぐあああ…相変わらず気持ち悪いクリーチャー共である
警備隊達と血漿族の戦いが始まった。まず先手を取るのはロザリー。光で浄化しようとする
「それっ!」
血漿族の集まりは一気にしぼんだ。ハエのクリーチャーはほとんどが撃沈。残りのクリーチャーはひるんだ
「今度はアタシ。せえええい!」
杏は得意の火炎放射でクリーチャーに火を。あっという間に燃え尽きた
残りのクリーチャーは光と炎でだいたいがひるみ、こちら側の有利体制となる。警備隊が一気に突撃した
「お前達、すごいな!」
「そうでもないわ。さあ、水源に行くわよー!」
恵が言うと一気に水源へと向かった。残るクリーチャーはあまりいない。警備隊達も突撃してクリーチャーを攻撃する
「恵!先に行ってください!」
「あんたが優先よ!水源に向かって!」
「ボク達が残りを片付けるから!」
「ええ!」
恵が突っ走って水源へと行く
森をかき分けて恵は水源に着いた。やはり…水源となってるところは腐臭のする血漿族の地帯となっていた
血の匂いに負けてたまるか。水源に近寄った。すると水源の中心から大きいクリーチャーが現れた
「ぐううう…!」
大きいクリーチャー。それは水源から出てきて恵に威圧をしていた。だが恵が決してひるみなんてしない
「あんたを倒してきれいにするわ」
クリーチャーは一気に口を空けて恵に襲いかかる!
「がああああ!」
その刹那。恵は波動弾の構えをした。波動弾が解き放つ!ぼおおおお!!
「ぐぎゃああああ!」
クリーチャーは波動弾を一気に食らい、あっという間に消えた
「悪いけど早速食らうような生き物は嫌いなの」
余裕で勝利。恵は水源に手をつける。ここなら大丈夫だろう
「…はぁ!!」
恵の浄化により水源は一気にきれいな水となった。もう血漿族も出てこない。きれいな水源となり透き通った水となった
「…ふぅ。これで街の川はきれいになったわ」
これから勝利の凱旋と行こう。そう思った恵はふと水源の向こう側を見てみる
「…?」
誰かいる。しかしちょっと視線をずらしたらいなくなった。誰だ?気の所為だろうか?そう思って恵は水源をあとにした
郊外に戻った恵はすごい歓声で出迎えてくれた
「よくやった恵!」
警備隊達が恵のやった行動に大喜びして出迎えた
「いいのよ。ところで誰も死んでないわよね?」
「ああ。誰も死亡してない。大丈夫だ」
ロザリー、杏、リミットは恵に近寄る
「また手助けしましたね恵!」
「やっぱりあんたのいない旅は無きに等しいわね!」
「すごいよお姉ちゃん!」
「さあ戻ろう!川はすっかり透き通った川になってるぞ!」
全員が生き残った警備隊全員と3人で街に戻った
『見事だ恵』
『その調子で人を助け、善を重ねよ』
『行く先々でお前の力になる人間が現れるだろう…』
続く
恵、ロザリー、杏はその光景を見て絶句した。赤い川。まるで地獄へ来たような、そんな川であった
恵はあたりを見渡した。誰もいないのか?いや、いないのだろう。こんな川になってしまったらそれは人通りが少なくなるだろう
3人は川に近寄った。腐臭こそしないもののまるで鮮血のような川になりあまりにも怖い
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「…はぁ!」
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「やったー!」
…だが喜んだのはつかの間。すぐに赤い川に染めてしまった。ああ~…。恵はがっかりすることになった
「だめね…はぁ…」
「恵の浄化に力でもだめなんて…これは困ったわね…」
「どうにかできないでしょうか?」
3人は困った顔をする。しかし恵にまたメッセージが届いた。脳内で響く声…神の声だった
『恵…』
『残念だがその方法では川はきれいにはならない…』
『この街の川の水源を探せ…そこに行って浄化をしろ』
『そうしたらもとに戻る…』
なるほど。つまり元をたどればいいのか。神の助言に感謝しつつ恵は2人に向いた
「神から言われたわ。水源があるみたい。そこに行って浄化すれば治るらしいわ」
また相変わらずどういうことで神から言われるのかわからないロザリーだし杏は不思議な顔をした
「そうですか。やはり水源に行かないとだめですね」
「え?神って?あんた神と喋れるの?」
おっと。杏には伝えてなかった
「杏、そうなのよ。私、事あるごとに一方通行で神から連絡が来るの。それが脳内で響くの。だから教えてもらったのよ」
そう言うと杏は半信半疑な気持ちだ
「ふ、ふ~んそうなんだ…」
「とりあえず、水源に行きましょう。どこにあるのかしら」
「おーいそこの人たち」
何か声が飛んだ。3人はその声の方向に顔を向けると老人と若い女の子が来た
老人はローブを来て足腰がまだ強そうな体付きをしていた。一方若い女の子は身軽なレザーアーマーをして通気性が良さそうな格好をしている
老人と女の子は3人の元へと向かった
「さっき見たのだが…一瞬だけ川がきれいになったな?お前はどういう力を持っているのだ?」
老人が言う。これは言ったほうがいいだろう。恵は神の紋章を老人に見せた
「私、これがあるのよ」
彼女は神の紋章を2人に見せた
「これは神の紋章?そうか…彼女は勇者なのか…!」
「おじいちゃんすごいよ!これ、間違いなく選ばらし人間だよ!」
ここまで言うと老人と女の子ははっとした
「失礼!ワシはメガと言ってこの街の町長だ」
「ボクの名前はリミット!この街の警備隊でおじいちゃんの孫なんだ!」
なんだか元気そうな2人である。3人も当然自己紹介する
「私は草原恵。血漿族っていうノータリンをぶちのめす旅に出てるわ」
「アホの次はノータリンですか?私はロザリーと言います。シスターです」
「アタシは間宮杏。一応巫女よ」
3人は自己紹介を終えるとメガはうんうんとうなずいた
「わかった。お前達はこれから水源に行くか?」
水源。そこが今の目的地だ。恵はうなずき、言う
「ええ。よかったら案内お願いできないかしら?」
そうは言うが、メガは難しい顔をする
「実はそこは血漿族の集まりでな…警備隊が行くのだが上手く進めないんだ」
「ボクも参加してるけどなかなか進めないよ」
なるほど。だが、3人は全く困らない顔をする
「大丈夫よ!私達、すごい強いから!ロザリーも杏も強いのよ!」
「ええ。私も戦えるようになってから自信が付きました」
「アタシ炎を使って血漿族を燃やし尽くしてるわ」
とても自信に溢れた発言でメガもリミットもこれなら大丈夫だと思った
「…わかった。お前達なら大丈夫そうだ。警備隊を集めてお前達を援護する」
ウォール街の郊外。ここで警備隊と3人は集まった。戦略はシンプルだ。恵を中心として2人と警備隊が立ち向かう
警備隊の隊長が言う
「恵、町長から話を聞いたとおりお前を中心に立ち向かう。それでいいな?」
わかりやすいことで恵が言う
「ええ!水源に向かうから援護してね!」
「よし!行くぞ!」
3人と警備隊が水源近くへと向かった。するとやはり血漿族が現れた。ぐあああ…相変わらず気持ち悪いクリーチャー共である
警備隊達と血漿族の戦いが始まった。まず先手を取るのはロザリー。光で浄化しようとする
「それっ!」
血漿族の集まりは一気にしぼんだ。ハエのクリーチャーはほとんどが撃沈。残りのクリーチャーはひるんだ
「今度はアタシ。せえええい!」
杏は得意の火炎放射でクリーチャーに火を。あっという間に燃え尽きた
残りのクリーチャーは光と炎でだいたいがひるみ、こちら側の有利体制となる。警備隊が一気に突撃した
「お前達、すごいな!」
「そうでもないわ。さあ、水源に行くわよー!」
恵が言うと一気に水源へと向かった。残るクリーチャーはあまりいない。警備隊達も突撃してクリーチャーを攻撃する
「恵!先に行ってください!」
「あんたが優先よ!水源に向かって!」
「ボク達が残りを片付けるから!」
「ええ!」
恵が突っ走って水源へと行く
森をかき分けて恵は水源に着いた。やはり…水源となってるところは腐臭のする血漿族の地帯となっていた
血の匂いに負けてたまるか。水源に近寄った。すると水源の中心から大きいクリーチャーが現れた
「ぐううう…!」
大きいクリーチャー。それは水源から出てきて恵に威圧をしていた。だが恵が決してひるみなんてしない
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その刹那。恵は波動弾の構えをした。波動弾が解き放つ!ぼおおおお!!
「ぐぎゃああああ!」
クリーチャーは波動弾を一気に食らい、あっという間に消えた
「悪いけど早速食らうような生き物は嫌いなの」
余裕で勝利。恵は水源に手をつける。ここなら大丈夫だろう
「…はぁ!!」
恵の浄化により水源は一気にきれいな水となった。もう血漿族も出てこない。きれいな水源となり透き通った水となった
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これから勝利の凱旋と行こう。そう思った恵はふと水源の向こう側を見てみる
「…?」
誰かいる。しかしちょっと視線をずらしたらいなくなった。誰だ?気の所為だろうか?そう思って恵は水源をあとにした
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「いいのよ。ところで誰も死んでないわよね?」
「ああ。誰も死亡してない。大丈夫だ」
ロザリー、杏、リミットは恵に近寄る
「また手助けしましたね恵!」
「やっぱりあんたのいない旅は無きに等しいわね!」
「すごいよお姉ちゃん!」
「さあ戻ろう!川はすっかり透き通った川になってるぞ!」
全員が生き残った警備隊全員と3人で街に戻った
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続く
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