5 / 44
5話 「新たな仲間」
しおりを挟む
…杏を救い、谷から戻った4人。すると村人達が心配したのかたくさんの人がいた
「大丈夫でしたか?」
「おお!杏ちゃんがいる!無事だったんだね!」
「その人達が浄化したの?すごいなあ」
…そんな声だった。杏は照れて、恵はふふーんとした顔で、ロザリーににこやかな顔だった
「みんな心配かけて済まない。娘は無事だ。だからもう大丈夫だ」
人志が言うと良かった~という声と顔をして離れていった
人志は恵とロザリーの顔を見て言う
「本当にありがとう。私一人ではとても対処できなかった。娘を救って、ありがとう」
そう言うと人志はお辞儀をする
「安心なさい。私達はこれからこうやって血漿族というアホを浄化しに旅に出てるんだから!」
「バカの次はアホですか」
恵が言ったあとロザリーは軽くツッコミを入れる
「あんた達。お礼を何度も言うわ。本当にありがとう」
「いいのよ~。もう貴女はお友達みたいな関係にできそうだし!」
お友達…急に言われたが杏は決して嫌にはならなかった
「さあさあ杏もそうだし、恵、ロザリー。今日は私の家で泊まってくれ。特性の鍋を作ってあげるぞ」
人志が言うと恵とロザリーは喜んで言う
「鍋!?ちゃんこ鍋とかいうやつ?」
「ちゃんこ鍋??」
2人が言うと人志は笑って言う
「あはは…!少し意味は違うが美味しい鍋だ。お礼をしたいからな」
そう言うと4人は人志と杏の住む家に向かう
夜。人志と杏の住む家で鍋が作られた。その鍋は美味しそうな香りがあった
「お父さん特製の鍋だぞ~」
蓋を開けると美味しそうな香りをしながらグツグツと煮込まれていた
「わあ~!美味しそう~!いただきます!」
「私はこういうのはあまり食べたことないですが…いただきます」
「お父さんいつものやつね。美味しいからたくさん食べてね」
人志も杏も普段着になっていた
「うんうん美味しいわ!」
「ポン酢?というのとおろし大根と食べるととても美味しいです」
「どんどん食えよ」
若いこともあるのかどんどん食べていっていつの間にかあっという間に完食
恵とロザリーは食べて疲れを癒していた
「ふ~!お腹いっぱいだわ」
「私もです」
「あんた達…意外と食べるのね…」
特に恵の食いっぷりには杏もさすがに驚いたようだ
食器の側にあった茶飲みを飲む恵とロザリー。それもとても美味しい
「…そういえばさ。杏さん、一つ聞きたいけど」
「何?もしかしてなんでアタシが血漿地帯に行ったってこと?」
そのとおりの質問だ。恵はうなずく
「アタシ、実は炎を唱えることができて、血漿族達に炎をかけて浄化させてたわ。ある日、谷の神社が血漿族の地帯になってしまったのよ。
それをしようと行った。ちょうど血漿族の地帯まで来てさあ行くわよ!とおもったら突然後ろからガーン!と殴られたの」
「後ろ…から?」
ロザリーは不思議に思った
「そう。倒れたアタシは振り向こうとしたら足しか見えなくて…それで…あとは全く覚えてないわ」
「そんなことがあったのか。杏、後頭部は大丈夫か?」
人志が言うと杏は頭を横に振った
「大丈夫。でも気がついたらあんた達がいて…もし遅かったらきっと血漿族の養分になってた可能性があったわ
」
杏は言うとふぅ…とため息をつく
「でも…その杏さんの後頭部を殴ったってそれどういう意味かしら?」
「確かに。普通血漿族は飛びかかって襲いますよね。そんな人間がいたなんて思いませんし」
人志はその話を聞くとムムム…という表情をした
「何かわかる?人志さん?」
恵は言うと重い口を開く人志
「多分だが…おそらく邪教徒というやつかもしれん…世界にはびこるこの血漿族は、少なからず信用してる人間もいるだろう。
そういうやつらがいるとは人間同士として残念だが、いる可能性はあると思う」
「邪教徒…そいつらもぶっ飛ばすことが必要なのね」
「でも恵。もしいたのならその邪教徒っていうのは谷にいるはずですよね」
「どうかしら…でも困ったわね…いつか人間と戦わないといけないとなると嫌な気分ね…」
恵とロザリーはちょっとだけ暗い顔をした
「だが谷にはそういう奴らはいなかった。ワープしたのか、元々人間でありながら人外なのか…わからない」
ふと時計を見た。そろそろ寝る時間となった
「疲れただろ?寝る支度でもしたらどうだ?」
人志の言う通りにする恵とロザリー
杏の寝室。ここは広い部屋で恵とロザリーなら簡単に敷布団を敷けるほどだった
年相応の部屋なのか可愛い小物が多かったり可愛い服があったり色々だ
杏はベッドで、2人は敷布団だった
横になったら今日はお疲れだったのかすぐに寝た。恵はすうすうと寝てロザリーもすうすうと寝ている
横に眠っている杏は2人の顔を見て思っていた
「…アタシ、あんた達と行きたい。旅に行きたいわ。お父さんに無理言って旅に出たい。あんた達のこと、もっと仲良くなれそうだから…」
翌日
そろそろこの村から出ようとする。ある程度の村人達に見送りをされた
「じゃあ。私達は行くわね」
「また何かあったら来ますので」
村人達は嬉しそうな顔をして見送りする
「元気でな!お嬢ちゃん達!」
「絶対血漿族なんかに負けるなよ!」
「あなた達の旅を祈ってるわ!」
嬉しい見送りの言葉だ。それを心に受け止めて出発しようとしたら…
「杏!何を言うんだ!」
「お父さん!アタシは行きたいのよ!」
杏と人志の声が聞こえた。杏は普段着に近い巫女服?のような格好をしてた。これは身動きがしやすい格好だろうか?
杏は2人の近くまで行き、指をさして言う
「あんた達!アタシもあんた達の旅を同行願うわ!アタシの炎はきっと役に立つはず!血漿族を燃やし尽くすわ!」
恵とロザリーはお互いの顔を見合わせて思った。だが、ここで断るとうるさそうな気持ちにもなっている
なら…返事はただ一つだ
「ええ。いいわよ。着いてきて杏さん」
「私も賛成です。よろしくお願いします杏さん」
2人が言うと杏は喜んだ
「ヤッター!よろしくね恵!ロザリー!」
2人がそう言うなら人志も仕方がないというか諦めがついたというか。人志の着ているポケットからとある物を出した
「…杏。いや、恵とロザリー。これを受け取れ」
そこにあったのは札と硬貨であった
「これ…お金じゃない?いいの?」
恵はあまりお金に興味は無かったが、人志は真面目な顔をして言う
「この世界の通貨だ。先々できっとお金が必要になることがあるだろう。遠慮なく受け取れ。お金は多くても問題は無いぞ
…ちなみに借り物ではなくてお小遣いという気持ちだ」
そう言われると受け取る他は無かった。恵はありがたい気持ちで受け取ることにした
「ありがとう人志さん。杏さんのこと、しっかり守ってあげるからね」
恵は言うと3人は後ろを振り向き、旅に出ようとした
「じゃあね!」
「またお会いしましょう」
「お父さん!アタシは頑張るわ!」
村人達は遠くになるまで見送ってた。人志はまっすぐ目を向いたまま思った
「…頑張れよ杏!お前の力で血漿族を浄化するんだ…!」
村から離れて数十分。3人はまるで親友同士のように歩いていた。ロザリーは地図で次の村の位置をチェックする
「次の村の名前はウォール街と言ってきれいな川があるきれいな街ですよ」
「きれいな川なんていいわね~。そこも血漿族で困ってないといいけど」
そうは言っても恵はニコニコしながら言う
「ねえ恵、ロザリー」
「何?」
「さん付けはこれから禁止よ」
いわゆる敬語禁止令に近い言い方だろう。もちろん恵とロザリーは言う
「わかったわ杏!」
「はい。わかりました杏」
「そうそうそれでいいわ。さあ、血漿族をぶちのめす旅に行きましょう!」
おー!という腕を見せて3人はにこやかに次の街へと歩いて行った
『恵。よくぞ断らずに仲間を誘った』
『彼女も重要な役割がある巫女』
『お前達の旅は更に明るくなるだろう』
『いつかまた助言をする。その時が来るまではな…』
続く
「大丈夫でしたか?」
「おお!杏ちゃんがいる!無事だったんだね!」
「その人達が浄化したの?すごいなあ」
…そんな声だった。杏は照れて、恵はふふーんとした顔で、ロザリーににこやかな顔だった
「みんな心配かけて済まない。娘は無事だ。だからもう大丈夫だ」
人志が言うと良かった~という声と顔をして離れていった
人志は恵とロザリーの顔を見て言う
「本当にありがとう。私一人ではとても対処できなかった。娘を救って、ありがとう」
そう言うと人志はお辞儀をする
「安心なさい。私達はこれからこうやって血漿族というアホを浄化しに旅に出てるんだから!」
「バカの次はアホですか」
恵が言ったあとロザリーは軽くツッコミを入れる
「あんた達。お礼を何度も言うわ。本当にありがとう」
「いいのよ~。もう貴女はお友達みたいな関係にできそうだし!」
お友達…急に言われたが杏は決して嫌にはならなかった
「さあさあ杏もそうだし、恵、ロザリー。今日は私の家で泊まってくれ。特性の鍋を作ってあげるぞ」
人志が言うと恵とロザリーは喜んで言う
「鍋!?ちゃんこ鍋とかいうやつ?」
「ちゃんこ鍋??」
2人が言うと人志は笑って言う
「あはは…!少し意味は違うが美味しい鍋だ。お礼をしたいからな」
そう言うと4人は人志と杏の住む家に向かう
夜。人志と杏の住む家で鍋が作られた。その鍋は美味しそうな香りがあった
「お父さん特製の鍋だぞ~」
蓋を開けると美味しそうな香りをしながらグツグツと煮込まれていた
「わあ~!美味しそう~!いただきます!」
「私はこういうのはあまり食べたことないですが…いただきます」
「お父さんいつものやつね。美味しいからたくさん食べてね」
人志も杏も普段着になっていた
「うんうん美味しいわ!」
「ポン酢?というのとおろし大根と食べるととても美味しいです」
「どんどん食えよ」
若いこともあるのかどんどん食べていっていつの間にかあっという間に完食
恵とロザリーは食べて疲れを癒していた
「ふ~!お腹いっぱいだわ」
「私もです」
「あんた達…意外と食べるのね…」
特に恵の食いっぷりには杏もさすがに驚いたようだ
食器の側にあった茶飲みを飲む恵とロザリー。それもとても美味しい
「…そういえばさ。杏さん、一つ聞きたいけど」
「何?もしかしてなんでアタシが血漿地帯に行ったってこと?」
そのとおりの質問だ。恵はうなずく
「アタシ、実は炎を唱えることができて、血漿族達に炎をかけて浄化させてたわ。ある日、谷の神社が血漿族の地帯になってしまったのよ。
それをしようと行った。ちょうど血漿族の地帯まで来てさあ行くわよ!とおもったら突然後ろからガーン!と殴られたの」
「後ろ…から?」
ロザリーは不思議に思った
「そう。倒れたアタシは振り向こうとしたら足しか見えなくて…それで…あとは全く覚えてないわ」
「そんなことがあったのか。杏、後頭部は大丈夫か?」
人志が言うと杏は頭を横に振った
「大丈夫。でも気がついたらあんた達がいて…もし遅かったらきっと血漿族の養分になってた可能性があったわ
」
杏は言うとふぅ…とため息をつく
「でも…その杏さんの後頭部を殴ったってそれどういう意味かしら?」
「確かに。普通血漿族は飛びかかって襲いますよね。そんな人間がいたなんて思いませんし」
人志はその話を聞くとムムム…という表情をした
「何かわかる?人志さん?」
恵は言うと重い口を開く人志
「多分だが…おそらく邪教徒というやつかもしれん…世界にはびこるこの血漿族は、少なからず信用してる人間もいるだろう。
そういうやつらがいるとは人間同士として残念だが、いる可能性はあると思う」
「邪教徒…そいつらもぶっ飛ばすことが必要なのね」
「でも恵。もしいたのならその邪教徒っていうのは谷にいるはずですよね」
「どうかしら…でも困ったわね…いつか人間と戦わないといけないとなると嫌な気分ね…」
恵とロザリーはちょっとだけ暗い顔をした
「だが谷にはそういう奴らはいなかった。ワープしたのか、元々人間でありながら人外なのか…わからない」
ふと時計を見た。そろそろ寝る時間となった
「疲れただろ?寝る支度でもしたらどうだ?」
人志の言う通りにする恵とロザリー
杏の寝室。ここは広い部屋で恵とロザリーなら簡単に敷布団を敷けるほどだった
年相応の部屋なのか可愛い小物が多かったり可愛い服があったり色々だ
杏はベッドで、2人は敷布団だった
横になったら今日はお疲れだったのかすぐに寝た。恵はすうすうと寝てロザリーもすうすうと寝ている
横に眠っている杏は2人の顔を見て思っていた
「…アタシ、あんた達と行きたい。旅に行きたいわ。お父さんに無理言って旅に出たい。あんた達のこと、もっと仲良くなれそうだから…」
翌日
そろそろこの村から出ようとする。ある程度の村人達に見送りをされた
「じゃあ。私達は行くわね」
「また何かあったら来ますので」
村人達は嬉しそうな顔をして見送りする
「元気でな!お嬢ちゃん達!」
「絶対血漿族なんかに負けるなよ!」
「あなた達の旅を祈ってるわ!」
嬉しい見送りの言葉だ。それを心に受け止めて出発しようとしたら…
「杏!何を言うんだ!」
「お父さん!アタシは行きたいのよ!」
杏と人志の声が聞こえた。杏は普段着に近い巫女服?のような格好をしてた。これは身動きがしやすい格好だろうか?
杏は2人の近くまで行き、指をさして言う
「あんた達!アタシもあんた達の旅を同行願うわ!アタシの炎はきっと役に立つはず!血漿族を燃やし尽くすわ!」
恵とロザリーはお互いの顔を見合わせて思った。だが、ここで断るとうるさそうな気持ちにもなっている
なら…返事はただ一つだ
「ええ。いいわよ。着いてきて杏さん」
「私も賛成です。よろしくお願いします杏さん」
2人が言うと杏は喜んだ
「ヤッター!よろしくね恵!ロザリー!」
2人がそう言うなら人志も仕方がないというか諦めがついたというか。人志の着ているポケットからとある物を出した
「…杏。いや、恵とロザリー。これを受け取れ」
そこにあったのは札と硬貨であった
「これ…お金じゃない?いいの?」
恵はあまりお金に興味は無かったが、人志は真面目な顔をして言う
「この世界の通貨だ。先々できっとお金が必要になることがあるだろう。遠慮なく受け取れ。お金は多くても問題は無いぞ
…ちなみに借り物ではなくてお小遣いという気持ちだ」
そう言われると受け取る他は無かった。恵はありがたい気持ちで受け取ることにした
「ありがとう人志さん。杏さんのこと、しっかり守ってあげるからね」
恵は言うと3人は後ろを振り向き、旅に出ようとした
「じゃあね!」
「またお会いしましょう」
「お父さん!アタシは頑張るわ!」
村人達は遠くになるまで見送ってた。人志はまっすぐ目を向いたまま思った
「…頑張れよ杏!お前の力で血漿族を浄化するんだ…!」
村から離れて数十分。3人はまるで親友同士のように歩いていた。ロザリーは地図で次の村の位置をチェックする
「次の村の名前はウォール街と言ってきれいな川があるきれいな街ですよ」
「きれいな川なんていいわね~。そこも血漿族で困ってないといいけど」
そうは言っても恵はニコニコしながら言う
「ねえ恵、ロザリー」
「何?」
「さん付けはこれから禁止よ」
いわゆる敬語禁止令に近い言い方だろう。もちろん恵とロザリーは言う
「わかったわ杏!」
「はい。わかりました杏」
「そうそうそれでいいわ。さあ、血漿族をぶちのめす旅に行きましょう!」
おー!という腕を見せて3人はにこやかに次の街へと歩いて行った
『恵。よくぞ断らずに仲間を誘った』
『彼女も重要な役割がある巫女』
『お前達の旅は更に明るくなるだろう』
『いつかまた助言をする。その時が来るまではな…』
続く
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説


結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

[完結長編連載]蔑ろにされた王妃様〜25歳の王妃は王と決別し、幸せになる〜
コマメコノカ・更新報告はTwitter等
恋愛
王妃として国のトップに君臨している元侯爵令嬢であるユーミア王妃(25)は夫で王であるバルコニー王(25)が、愛人のミセス(21)に入り浸り、王としての仕事を放置し遊んでいることに辟易していた。
そして、ある日ユーミアは、彼と決別することを決意する。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる