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2話 「村近くの浄化」
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『…お前は聖なる力を持つ優秀な人間』
『だからこそ、お前を召喚した』
『私は地上には降りることができない…』
『その力で人間達を希望に導いてくれ…』
恵とロザリーは村へと戻った
すると村の人間達が早速恵のことで歓迎してくれた。もしかしたら神のお告げを聞いてたのだろうか?
恵はその光景を見ながら周りを見ていた
「あら?私のことをわかっているのかしら?」
そう言うと村人が言う
「ロザリーから聞いたよ。神からの贈り物が来たって。まさかこんな少女が世界を救うであろう人間だなんて…」
村人が言うと恵はふふーんとした顔をする
「そうよ~。私、強いから!こんな調子で世界、救うんだから!」
「あらあら。恵さんったらもう強そうな顔してるんですね」
恵とロザリーは言うと村人達が突然すっと間を開けるようになった。村長の御出座しだった
「私が村長だ」
「ちょっとまって。そう言われるとやけにむかつくのよね」
「なんで!?」
ロザリーは恵の謎のむかつく発言が不思議に思っていた
「まあ…村長だが。恵と言ったな?お前、紋章を見せてくれないか?」
村長が言う
恵は指示どおり手の甲にある紋章を村長と村人の見せた。その紋章を見せたらロザリー除く全員がおお…!という声をもらした
「…間違いない。それは神の紋章だ。しかし、なぜ…お前がここにいるのだ」
「私だってわからないわよー。気がついたらここにいたのだから」
恵がそう言うと村長は更に言う
「…昔。勇者がいたんだ。その勇者は神に選ばれた人間で、各地で浄化をした。ある日、根源である血漿族のアジトを突き止めたんだ。
…しかし、それから帰ってこない。そしたら世界でますます血漿族の被害が出てきて、今に至るんだ」
村長はうつむきながら前にいた勇者という存在を恵に教えた。恵は不思議に思ったことを言った
「え?でも勇者が血漿族の中心に言ったらみんなそこへ向かうんじゃないの?」
恵が言うと村長はうつむきを止めてまっすぐに恵の顔を見て言う
「そうだ。だが、わからないんだ。その根源は誰も知らない。勇者しか知らないんだ。あの勇者は根源を教えずに行ってしまったからな」
村長はふう…というため息をつきながら言い終わる
「なるほど…じゃあ勇者しか知らないのね。だからまた血漿族が増えてしまって…今に繋がるのね…」
恵はつぶやくように村長に言った。その横のロザリーは勇者にがっかりしたような顔をしていた
「だけど、貴女は来てくれました。きっと、今度は上手く行きます。皆さん、どうか恵さんをフォローしてください」
ロザリーは頭を下げて言った
「ぐるるる…!」
…はっ!この声は間違いない…!血漿族というクリーチャーだ!
村人達はその声を聞いて恐怖した。あまりにも気持ち悪い、血にまみれた、四足歩行のクリーチャーがいた
「村長!逃げましょう!」
「うむ。恵よ。上手く退治してくれないか?」
逃げる前に村長は恵に指示を出す。恵は喜んで言う
「当たり前よ!こんな血漿族なんて馬鹿を倒してあげるわ!」
こんな頼もしい人が来て村長も一安心した。そして村長は助言を言う
「どこか血漿族を生み出す場所があるはずだ。そこを浄化してくれ」
そう言うと村長と村人は離れた。恵とロザリーは残って血漿族の退治に向かう
「なるほど…どこかにあるのね…」
「きましたよ!恵さん!」
ロザリーが言うとクリーチャーが襲いかかってきた。しかも襲いかかってきたのは恵では無くロザリーのほうだった
「きゃああああ!?」
悲鳴をあげてもうだめか!と思ったら…
「危ない!うりやあああ!!」
ドカン!!
恵が襲いかかってきたクリーチャーにひと蹴りした。ケンカキックだった
「ぐあああああ!」
クリーチャーはふっ飛ばされ、やがて浄化。消えて無くなった
ロザリーはびっくりしたが恵の超反応で助かった
「ありがとうございます。恵さん!」
「いいのよ。ところで…この生み出す場所を探しましょう!ロザリー、着いてくる?」
そう言うとロザリーは喜んで言う
「もちろんです!着いてきます!」
恵は笑顔でウィンクして村の外に出た
外に出て周りを確認。どうも草原に近い場所なのか見渡すとすぐに元凶が見つかった
「あそこね!」
恵が言うとダッシュでその元凶に走っていった
彼女の運動神経があまりにもいいのかロザリーはちょっと息切れしながら走っていく
その元凶に着いた。周りが黒く変色しており、その周りからは血の匂いがした。あまりにも臭いと言っていいだろう
ロザリーはその匂いになれてないのか手を塞ぐ。恵はその元凶じっと見ていた
「これね。私の浄化の力で無くしてあげる」
近寄ってみたら突然大きいクリーチャーがその元凶から出てきた
二足歩行。まるで祟りのようなドス黒い姿。血に塗れたクリーチャーが出てきた。おそらくここのボスであろう
「あんたなんかに負けないわ」
恵が言うとそのクリーチャーに力で抑えようとする!
「ぐわああああ!あああああ!」
「うるさいわね!」
恵とクリーチャーは力と力で競り合いになった。ピンチでは無いが、ロザリーは自分の力を今使おうとした
「それ!」
ロザリーは周りに光を照らしていた。突然のことだったのか大きいクリーチャーは思わず力が弱くなった
「ぐ、ぐううう!?」
「今です!恵さん!」
そう言うと合図だったのか恵は全神経を両手に集中してクリーチャーに聖なる炎を与えた
「消えなさい!」
クリーチャーは聖なる炎に包まれてもがく。もちろんこの炎もこの恵の技のひとつだった
「ぎゃああああぐわああああ!!」
やがて炎に包まれたクリーチャーはかすを残して浄化される。残ったのは恵とロザリーだった
恵が黒く変色した場所をすっと腰を下ろし地面に手を置き、光を灯した
「我が浄化の力よ。忌まわしき元凶を抑えよ!」
ぱああああ…
光が灯すと、辺り一面光が包まれて、やがて普通の草原になった。恵はなんとかできたと思って立ち上がる
血の匂いも、腐敗臭もしない。普通の草原に戻った。ロザリーは近寄った。とてもすごい人に出会えたと思っていた
「本当に…すごい人です!」
「ううん。貴女がサポートしてくれたからすんなり行けたのよ」
「いえいえ…!さあ戻りましょう。私は貴女を心から尊敬致します!」
2人は笑顔で村へ戻っていった
(本当にすごい人です…)
続く
『だからこそ、お前を召喚した』
『私は地上には降りることができない…』
『その力で人間達を希望に導いてくれ…』
恵とロザリーは村へと戻った
すると村の人間達が早速恵のことで歓迎してくれた。もしかしたら神のお告げを聞いてたのだろうか?
恵はその光景を見ながら周りを見ていた
「あら?私のことをわかっているのかしら?」
そう言うと村人が言う
「ロザリーから聞いたよ。神からの贈り物が来たって。まさかこんな少女が世界を救うであろう人間だなんて…」
村人が言うと恵はふふーんとした顔をする
「そうよ~。私、強いから!こんな調子で世界、救うんだから!」
「あらあら。恵さんったらもう強そうな顔してるんですね」
恵とロザリーは言うと村人達が突然すっと間を開けるようになった。村長の御出座しだった
「私が村長だ」
「ちょっとまって。そう言われるとやけにむかつくのよね」
「なんで!?」
ロザリーは恵の謎のむかつく発言が不思議に思っていた
「まあ…村長だが。恵と言ったな?お前、紋章を見せてくれないか?」
村長が言う
恵は指示どおり手の甲にある紋章を村長と村人の見せた。その紋章を見せたらロザリー除く全員がおお…!という声をもらした
「…間違いない。それは神の紋章だ。しかし、なぜ…お前がここにいるのだ」
「私だってわからないわよー。気がついたらここにいたのだから」
恵がそう言うと村長は更に言う
「…昔。勇者がいたんだ。その勇者は神に選ばれた人間で、各地で浄化をした。ある日、根源である血漿族のアジトを突き止めたんだ。
…しかし、それから帰ってこない。そしたら世界でますます血漿族の被害が出てきて、今に至るんだ」
村長はうつむきながら前にいた勇者という存在を恵に教えた。恵は不思議に思ったことを言った
「え?でも勇者が血漿族の中心に言ったらみんなそこへ向かうんじゃないの?」
恵が言うと村長はうつむきを止めてまっすぐに恵の顔を見て言う
「そうだ。だが、わからないんだ。その根源は誰も知らない。勇者しか知らないんだ。あの勇者は根源を教えずに行ってしまったからな」
村長はふう…というため息をつきながら言い終わる
「なるほど…じゃあ勇者しか知らないのね。だからまた血漿族が増えてしまって…今に繋がるのね…」
恵はつぶやくように村長に言った。その横のロザリーは勇者にがっかりしたような顔をしていた
「だけど、貴女は来てくれました。きっと、今度は上手く行きます。皆さん、どうか恵さんをフォローしてください」
ロザリーは頭を下げて言った
「ぐるるる…!」
…はっ!この声は間違いない…!血漿族というクリーチャーだ!
村人達はその声を聞いて恐怖した。あまりにも気持ち悪い、血にまみれた、四足歩行のクリーチャーがいた
「村長!逃げましょう!」
「うむ。恵よ。上手く退治してくれないか?」
逃げる前に村長は恵に指示を出す。恵は喜んで言う
「当たり前よ!こんな血漿族なんて馬鹿を倒してあげるわ!」
こんな頼もしい人が来て村長も一安心した。そして村長は助言を言う
「どこか血漿族を生み出す場所があるはずだ。そこを浄化してくれ」
そう言うと村長と村人は離れた。恵とロザリーは残って血漿族の退治に向かう
「なるほど…どこかにあるのね…」
「きましたよ!恵さん!」
ロザリーが言うとクリーチャーが襲いかかってきた。しかも襲いかかってきたのは恵では無くロザリーのほうだった
「きゃああああ!?」
悲鳴をあげてもうだめか!と思ったら…
「危ない!うりやあああ!!」
ドカン!!
恵が襲いかかってきたクリーチャーにひと蹴りした。ケンカキックだった
「ぐあああああ!」
クリーチャーはふっ飛ばされ、やがて浄化。消えて無くなった
ロザリーはびっくりしたが恵の超反応で助かった
「ありがとうございます。恵さん!」
「いいのよ。ところで…この生み出す場所を探しましょう!ロザリー、着いてくる?」
そう言うとロザリーは喜んで言う
「もちろんです!着いてきます!」
恵は笑顔でウィンクして村の外に出た
外に出て周りを確認。どうも草原に近い場所なのか見渡すとすぐに元凶が見つかった
「あそこね!」
恵が言うとダッシュでその元凶に走っていった
彼女の運動神経があまりにもいいのかロザリーはちょっと息切れしながら走っていく
その元凶に着いた。周りが黒く変色しており、その周りからは血の匂いがした。あまりにも臭いと言っていいだろう
ロザリーはその匂いになれてないのか手を塞ぐ。恵はその元凶じっと見ていた
「これね。私の浄化の力で無くしてあげる」
近寄ってみたら突然大きいクリーチャーがその元凶から出てきた
二足歩行。まるで祟りのようなドス黒い姿。血に塗れたクリーチャーが出てきた。おそらくここのボスであろう
「あんたなんかに負けないわ」
恵が言うとそのクリーチャーに力で抑えようとする!
「ぐわああああ!あああああ!」
「うるさいわね!」
恵とクリーチャーは力と力で競り合いになった。ピンチでは無いが、ロザリーは自分の力を今使おうとした
「それ!」
ロザリーは周りに光を照らしていた。突然のことだったのか大きいクリーチャーは思わず力が弱くなった
「ぐ、ぐううう!?」
「今です!恵さん!」
そう言うと合図だったのか恵は全神経を両手に集中してクリーチャーに聖なる炎を与えた
「消えなさい!」
クリーチャーは聖なる炎に包まれてもがく。もちろんこの炎もこの恵の技のひとつだった
「ぎゃああああぐわああああ!!」
やがて炎に包まれたクリーチャーはかすを残して浄化される。残ったのは恵とロザリーだった
恵が黒く変色した場所をすっと腰を下ろし地面に手を置き、光を灯した
「我が浄化の力よ。忌まわしき元凶を抑えよ!」
ぱああああ…
光が灯すと、辺り一面光が包まれて、やがて普通の草原になった。恵はなんとかできたと思って立ち上がる
血の匂いも、腐敗臭もしない。普通の草原に戻った。ロザリーは近寄った。とてもすごい人に出会えたと思っていた
「本当に…すごい人です!」
「ううん。貴女がサポートしてくれたからすんなり行けたのよ」
「いえいえ…!さあ戻りましょう。私は貴女を心から尊敬致します!」
2人は笑顔で村へ戻っていった
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