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1話 「その女性、神からの力により」
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…少女は暗闇の中歩いていた。ここはどこ?私はどうしてここにいるの?
少女はウロウロした。なぜなら変な場所にいるからだ。夢でも無さそうだしこれは現実だ
少し歩くと光が見えてきた。あそこなら…!そう思って笑顔でダッシュした
しかし、止まった。謎の抗力で止まってしまった。あれ?なんで走れないんだろ
その光…閃光から声が届いた。少女は聞いてみる
『…運命に選ばれた人間よ』
「あなたは誰?どうした私はここにいるの?」
少女はそう言う。その光の声は女性だった。どこか威圧のある声。少女はあまり気にしていなかった
『まず、お前を教えてほしい。名前は?性別は?』
名前は言えるがどうして性別を?嘘は言わないほうが良さそうだ
「…私は草原恵!(くさはらめぐみ)性別は女性よ!」
聞こえるように、大きい声で少女…恵は言う。ちょっと経つと光のほうから声が来た
『…良き名前に良き性別だ。そなたは異世界の英雄になるのだ。そして異世界にはびこる敵…血漿族(けっしょうぞく)を滅ぼすのだ』
…?突然そう言われてピンとは来ない。だがここは逆らわないほうがいいだろう。恵はそう思った
「わ、分かったわ。でも敵と戦えるなんてとても私には…」
『お前に神の力を与える』
力?疑問に思うと突然彼女の手と足が光った。な、なんだこれは!そう思っていると光がじょじょに消えていく
そして恵の手の甲に不思議な紋章があった。足の甲にも紋章があった。これはいったい?
「こ、これは?」
『閃光浄化…血漿族は聖なる力が苦手だ。だからお前の素晴らしい身体で拳と蹴りで血漿族を倒すのだ』
なんだかよくわからない。だが、こう来てしまったならやるしかない
「わかったわ!私、頑張ってみる!」
恵が言うと神?はちょっと笑うような声が混じった言葉を言う
『頼んだぞ。今からその世界へ行く。お前に浄化の未来をたどるように…』
神が言うと光の一筋が消えていく。恵が慌てる
「ま、待って!あなたの名前、聴きたいわ…!」
そして真っ暗闇になったら恵の意識も飛んだ
異世界。リッカ村。ここは田舎だがとてもきれいな場所であった
静かに暮らし、静かにのんびりとした村でだった。ここは好きな人は好きだろう
そして教会があった。ここで神のお告げを聞くのが普通だった
教会の中で一人の女性がお祈りをしていた。シスターであり、とりあえず聖なる力はある一般人であった
ロザリー。そういう名前だった。彼女はお祈りを済ますとしゃがんでた体制からゆっくりと腰をあげた
「…今日も私達をお救いください。神」
さあ終わったからそろそろ出よう…とおもったらどこか声が聞こえた
『…そこのお前』
…!?突然声が聞こえた。誰だ?ロザリーは慌ててウロウロする
「え!どこ?」
『お前に告げることがある。村の郊外にある大木に運命の浄化者がいる。そこに行け』
「…!?」
これは神からのお告げ?ロザリーは今まで無かったことに驚いてしまっている。しかし郊外にある大木…
ロザリーはウロウロしたせいか髪が乱れてしまい整え直す。そして教会を出た。あの大木はたしか村を出てちょっと歩いたとこにある
彼女は神のお告げであろう言葉を指示どおりに向かうことになった
~
途中血漿族に会わないか心配ではあったが大木に着いた。ここは樹齢千年ぐらいある大木だ
ここで告白すれば必ず成功とかいうやつだったなあとは思いつつ。そんなことより運命の浄化者とは一体どういうことだろう
この世界は勇者が行方不明になって血漿族が増えてしまった。あっちこっちにオブジェがあるが気持ち悪いオブジェになっている
そこから気持ち悪い血漿族が出てきて人を襲っている。この平和そうな村でも普通に襲いかかってくるから困ったものだ
血漿族は様々な泉とオブジェ、建物を血とサビと膿にまみれたものにしてそこからクリーチャーが生まれてしまっている
だからこそ困る。世界各地で血漿族をどうにかしないといけないというおふれが出ている
しかしこの血漿族というクリーチャー、聖なる力が弱いのだがその聖なる力というのもあまりいないのが困りものだ
だが神のお告げ通りにその人がいるのだろうか?ロザリーはゆっくりと大木に近づいて到着した
ロザリーは驚いた。大木の前に普通に女の子が眠っているではないか
「…彼女が…運命の浄化者…?」
ロザリーは近寄る。もしかしていきなり死んでいないよな?だがまるで気持ちよく寝ているような。そんな彼女の表情を見た
ゆっくりと座り、起こしてみる
「…起きてください」
彼女の体をゆすってみる。まるでこれから棺に納めようとするような格好だ。だから死んでるのかと思ってしまう
彼女の目がゆっくりとだが開いた。生きてる。彼女は目を完全に開くとロザリーの顔を見た。そして言葉を言う
「…あ、あれ…私、ここにいたのね…」
ここにいたのねというのはよく分からないがとりあえず生きていたことにロザリーはほっとした表情になった
「良かった…神のお告げであなたがいるであろう場所に来たのです」
ここまで言うと彼女、恵はゆっくりと体を起こした。何も怪我ひとつもない、そんな彼女だった
「私、草原恵っていうの。貴女は?」
自己紹介された。ロザリーももちろん自己紹介する
「私はロザリー、近くの村のシスターをしてます」
「そう…実はね、信じられないかもしれないけど私、神に選ばれたの。手の甲にある紋章がそれよ」
恵がそう言うとロザリーに手の甲にある紋章を見せた。ロザリーはものすごい驚いてしまう
「こ…これは神の紋章!?どうして…!この紋章は本当に選ばれた人間でしか無いはず…!もちろん自分で描いても意味はない…!」
「へえ。そうなんだ。ちなみに足にも紋章、あるのよ」
足の甲にも紋章を見せた。ロザリーは更に驚いてしまう
「足にも…!?」
当然服を着てる恵だがシンプルな格好であった。しかしこの人は間違いなく選ばれた人間…!ロザリーはそう思った
「とりあえず、私の村に行きませんか?色々とお話したいです」
「うん。わかったわ。いk…」
「グルルル…」
何か声が聞こえた。2人はその声があった方向を向く。すると黒ずくめで目が赤い四足歩行のクリーチャーがいた。
合計3匹だ
ロザリーは絶句した。どうしたここに血漿族がいるのか
「け、血漿族…!」
「あれが血漿族ってやつなのね?ふふん。なるほど」
あんな気持ち悪いクリーチャーを見て恵はなぜ冷静なのか?ロザリーがそう思うと恵はすっと立ち上がる
「大丈夫、私にまかせて」
そう言うとなんと血漿族の前まで歩いた。あ、危ない…!ロザリーはそう思った
「グルルル…キシャー!」
血漿族というクリーチャーが恵に飛びついた!だが恵はその刹那、右の拳に力を入れ…
ドゴン!!
クリーチャーを殴った!クリーチャーは吹っ飛び再起不能になった
「ぐあああ…」
血漿族は消えた。残り2匹も片付けないと。恵はまた近寄る
「ぐぐぐ…!ぐあああ!!」
また飛びついた。しかし恵は瞬時に体制を取り今度は左の拳で殴る!
ドゴォ!!
凄まじい音が聞こえた。殴られたクリーチャーはあっという間に倒れ、そして浄化された
恵はすぐに最後の一体に近寄った。クリーチャーは相変わらず一緒の行動をする
「ぐるぁあぁ!」
恵は今度は右足を使う。瞬時にクリーチャーは足に蹴りを入れられ倒れる!ドゴ!!一瞬で浄化された
「ぐぐぐぐ…」
何分か?いや何秒か?いや、わからない。そのぐらいあっという間に敵を殲滅した。ロザリーは驚いていた
「…ふう。これが血漿族ね。大したことないじゃない」
「め、恵さん!貴女は…やはり聖なる力がある人間なんですね!しかも…利き手どっちなんですか!?」
クリーチャーを退治するためにロザリーに背を向けてたが声で後ろを振り向き、笑顔で言う
「私、両利きなの。足だって両利き。だから両手の甲に紋章があるんだわ」
なんと…利き手なんてあるはずだが常識破りの両利きだったとは…
ロザリーは思った。この人なら…!きっと世界の浄化が可能では…!そう思った
「ありがとうございます…!」
「ううん。お礼はいらないわ。だって私は神に選ばれたんだから。当たり前のことを、これからしようと思ってるの」
そう言うと笑顔になった恵。ロザリーはこれから村へ案内しようと思った
「…とりあえず、私の村に来てください。話をしたいです」
「うん。わかったわ」
2人は大木から離れて村に行こうとした
続く
少女はウロウロした。なぜなら変な場所にいるからだ。夢でも無さそうだしこれは現実だ
少し歩くと光が見えてきた。あそこなら…!そう思って笑顔でダッシュした
しかし、止まった。謎の抗力で止まってしまった。あれ?なんで走れないんだろ
その光…閃光から声が届いた。少女は聞いてみる
『…運命に選ばれた人間よ』
「あなたは誰?どうした私はここにいるの?」
少女はそう言う。その光の声は女性だった。どこか威圧のある声。少女はあまり気にしていなかった
『まず、お前を教えてほしい。名前は?性別は?』
名前は言えるがどうして性別を?嘘は言わないほうが良さそうだ
「…私は草原恵!(くさはらめぐみ)性別は女性よ!」
聞こえるように、大きい声で少女…恵は言う。ちょっと経つと光のほうから声が来た
『…良き名前に良き性別だ。そなたは異世界の英雄になるのだ。そして異世界にはびこる敵…血漿族(けっしょうぞく)を滅ぼすのだ』
…?突然そう言われてピンとは来ない。だがここは逆らわないほうがいいだろう。恵はそう思った
「わ、分かったわ。でも敵と戦えるなんてとても私には…」
『お前に神の力を与える』
力?疑問に思うと突然彼女の手と足が光った。な、なんだこれは!そう思っていると光がじょじょに消えていく
そして恵の手の甲に不思議な紋章があった。足の甲にも紋章があった。これはいったい?
「こ、これは?」
『閃光浄化…血漿族は聖なる力が苦手だ。だからお前の素晴らしい身体で拳と蹴りで血漿族を倒すのだ』
なんだかよくわからない。だが、こう来てしまったならやるしかない
「わかったわ!私、頑張ってみる!」
恵が言うと神?はちょっと笑うような声が混じった言葉を言う
『頼んだぞ。今からその世界へ行く。お前に浄化の未来をたどるように…』
神が言うと光の一筋が消えていく。恵が慌てる
「ま、待って!あなたの名前、聴きたいわ…!」
そして真っ暗闇になったら恵の意識も飛んだ
異世界。リッカ村。ここは田舎だがとてもきれいな場所であった
静かに暮らし、静かにのんびりとした村でだった。ここは好きな人は好きだろう
そして教会があった。ここで神のお告げを聞くのが普通だった
教会の中で一人の女性がお祈りをしていた。シスターであり、とりあえず聖なる力はある一般人であった
ロザリー。そういう名前だった。彼女はお祈りを済ますとしゃがんでた体制からゆっくりと腰をあげた
「…今日も私達をお救いください。神」
さあ終わったからそろそろ出よう…とおもったらどこか声が聞こえた
『…そこのお前』
…!?突然声が聞こえた。誰だ?ロザリーは慌ててウロウロする
「え!どこ?」
『お前に告げることがある。村の郊外にある大木に運命の浄化者がいる。そこに行け』
「…!?」
これは神からのお告げ?ロザリーは今まで無かったことに驚いてしまっている。しかし郊外にある大木…
ロザリーはウロウロしたせいか髪が乱れてしまい整え直す。そして教会を出た。あの大木はたしか村を出てちょっと歩いたとこにある
彼女は神のお告げであろう言葉を指示どおりに向かうことになった
~
途中血漿族に会わないか心配ではあったが大木に着いた。ここは樹齢千年ぐらいある大木だ
ここで告白すれば必ず成功とかいうやつだったなあとは思いつつ。そんなことより運命の浄化者とは一体どういうことだろう
この世界は勇者が行方不明になって血漿族が増えてしまった。あっちこっちにオブジェがあるが気持ち悪いオブジェになっている
そこから気持ち悪い血漿族が出てきて人を襲っている。この平和そうな村でも普通に襲いかかってくるから困ったものだ
血漿族は様々な泉とオブジェ、建物を血とサビと膿にまみれたものにしてそこからクリーチャーが生まれてしまっている
だからこそ困る。世界各地で血漿族をどうにかしないといけないというおふれが出ている
しかしこの血漿族というクリーチャー、聖なる力が弱いのだがその聖なる力というのもあまりいないのが困りものだ
だが神のお告げ通りにその人がいるのだろうか?ロザリーはゆっくりと大木に近づいて到着した
ロザリーは驚いた。大木の前に普通に女の子が眠っているではないか
「…彼女が…運命の浄化者…?」
ロザリーは近寄る。もしかしていきなり死んでいないよな?だがまるで気持ちよく寝ているような。そんな彼女の表情を見た
ゆっくりと座り、起こしてみる
「…起きてください」
彼女の体をゆすってみる。まるでこれから棺に納めようとするような格好だ。だから死んでるのかと思ってしまう
彼女の目がゆっくりとだが開いた。生きてる。彼女は目を完全に開くとロザリーの顔を見た。そして言葉を言う
「…あ、あれ…私、ここにいたのね…」
ここにいたのねというのはよく分からないがとりあえず生きていたことにロザリーはほっとした表情になった
「良かった…神のお告げであなたがいるであろう場所に来たのです」
ここまで言うと彼女、恵はゆっくりと体を起こした。何も怪我ひとつもない、そんな彼女だった
「私、草原恵っていうの。貴女は?」
自己紹介された。ロザリーももちろん自己紹介する
「私はロザリー、近くの村のシスターをしてます」
「そう…実はね、信じられないかもしれないけど私、神に選ばれたの。手の甲にある紋章がそれよ」
恵がそう言うとロザリーに手の甲にある紋章を見せた。ロザリーはものすごい驚いてしまう
「こ…これは神の紋章!?どうして…!この紋章は本当に選ばれた人間でしか無いはず…!もちろん自分で描いても意味はない…!」
「へえ。そうなんだ。ちなみに足にも紋章、あるのよ」
足の甲にも紋章を見せた。ロザリーは更に驚いてしまう
「足にも…!?」
当然服を着てる恵だがシンプルな格好であった。しかしこの人は間違いなく選ばれた人間…!ロザリーはそう思った
「とりあえず、私の村に行きませんか?色々とお話したいです」
「うん。わかったわ。いk…」
「グルルル…」
何か声が聞こえた。2人はその声があった方向を向く。すると黒ずくめで目が赤い四足歩行のクリーチャーがいた。
合計3匹だ
ロザリーは絶句した。どうしたここに血漿族がいるのか
「け、血漿族…!」
「あれが血漿族ってやつなのね?ふふん。なるほど」
あんな気持ち悪いクリーチャーを見て恵はなぜ冷静なのか?ロザリーがそう思うと恵はすっと立ち上がる
「大丈夫、私にまかせて」
そう言うとなんと血漿族の前まで歩いた。あ、危ない…!ロザリーはそう思った
「グルルル…キシャー!」
血漿族というクリーチャーが恵に飛びついた!だが恵はその刹那、右の拳に力を入れ…
ドゴン!!
クリーチャーを殴った!クリーチャーは吹っ飛び再起不能になった
「ぐあああ…」
血漿族は消えた。残り2匹も片付けないと。恵はまた近寄る
「ぐぐぐ…!ぐあああ!!」
また飛びついた。しかし恵は瞬時に体制を取り今度は左の拳で殴る!
ドゴォ!!
凄まじい音が聞こえた。殴られたクリーチャーはあっという間に倒れ、そして浄化された
恵はすぐに最後の一体に近寄った。クリーチャーは相変わらず一緒の行動をする
「ぐるぁあぁ!」
恵は今度は右足を使う。瞬時にクリーチャーは足に蹴りを入れられ倒れる!ドゴ!!一瞬で浄化された
「ぐぐぐぐ…」
何分か?いや何秒か?いや、わからない。そのぐらいあっという間に敵を殲滅した。ロザリーは驚いていた
「…ふう。これが血漿族ね。大したことないじゃない」
「め、恵さん!貴女は…やはり聖なる力がある人間なんですね!しかも…利き手どっちなんですか!?」
クリーチャーを退治するためにロザリーに背を向けてたが声で後ろを振り向き、笑顔で言う
「私、両利きなの。足だって両利き。だから両手の甲に紋章があるんだわ」
なんと…利き手なんてあるはずだが常識破りの両利きだったとは…
ロザリーは思った。この人なら…!きっと世界の浄化が可能では…!そう思った
「ありがとうございます…!」
「ううん。お礼はいらないわ。だって私は神に選ばれたんだから。当たり前のことを、これからしようと思ってるの」
そう言うと笑顔になった恵。ロザリーはこれから村へ案内しようと思った
「…とりあえず、私の村に来てください。話をしたいです」
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