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男子の学級委員長はどうせパキネのせいで、俺になるのかな。そう思ったけど、パキネは唇を口の中にしまい込んで、俺と目を合わせなかった。すると、別の男子があっさり立候補して決まった。
こういう面倒なことに、いつもパキネが巻き込もうと吐息をかけるけど、なんでしなかったんだろう。
「なんで学級委員長、俺にしようとしなかったの?」
頭の中で、パキネに問いかけると、何故か前に立つ天使が偉そうに話し始めた。
「大方、学級委員長より厄介な仕事が残っているからでしょうな」
学級委員長より厄介な仕事って、なんだ?と思っていたら、俺はその後、楽そうな美化委員にも保健委員にもジャンケンに負け、残った文化祭実行委員になる羽目になった。
九月に行われる文化祭だが、実際活動は七月末から、夏休み中も学校に行って会議や準備などの段取りを決めたりと、なんだかんだ一番貧乏くじを引いた。
してやったり、って顔をしたパキネだったが、ものの二十秒後にはレナちゃんが女子の文化祭実行委員に立候補し、今度はレナちゃんがパキネにしてやったりって顔で微笑んできた。
面倒なことになったなぁと思ったけど、多分学校一美人なレナちゃんと、見えないけど、二流の天使もついているし、パキネが大人しくしてくれたら、四人分の力やアイディアが生まれる。悪いことばかりじゃないだろう。
そんなことを思い出しながら、弁当に箸を伸ばした瞬間、俺の席の横の窓が突如割れた。
床には破片が散らばり、野球のボールが転がっていた。俺は頬にチクッと痛みを感じたのと同時に、自分の血が机の上にポタポタと何滴か落ちて、すぐに手で傷口を押さえた。俺以外は誰も怪我はしなかったのは幸いだ。
「パキネ!まじふざけんな!誰かが怪我したらどうするんだよ」
「今のあたしじゃない!」
「は?」
「本当に!あたし、何もしてない!」
パキネもなんでこんなことが起こったのか、わからないようで、うろたえていた。本当に、何も予想もしていなかったことが起きた。そんな表情だった。
「ごめん。パキネ」
「いいけどさ、あたしじゃないことだってあるんだからね」
「うん。ごめん」
こういう面倒なことに、いつもパキネが巻き込もうと吐息をかけるけど、なんでしなかったんだろう。
「なんで学級委員長、俺にしようとしなかったの?」
頭の中で、パキネに問いかけると、何故か前に立つ天使が偉そうに話し始めた。
「大方、学級委員長より厄介な仕事が残っているからでしょうな」
学級委員長より厄介な仕事って、なんだ?と思っていたら、俺はその後、楽そうな美化委員にも保健委員にもジャンケンに負け、残った文化祭実行委員になる羽目になった。
九月に行われる文化祭だが、実際活動は七月末から、夏休み中も学校に行って会議や準備などの段取りを決めたりと、なんだかんだ一番貧乏くじを引いた。
してやったり、って顔をしたパキネだったが、ものの二十秒後にはレナちゃんが女子の文化祭実行委員に立候補し、今度はレナちゃんがパキネにしてやったりって顔で微笑んできた。
面倒なことになったなぁと思ったけど、多分学校一美人なレナちゃんと、見えないけど、二流の天使もついているし、パキネが大人しくしてくれたら、四人分の力やアイディアが生まれる。悪いことばかりじゃないだろう。
そんなことを思い出しながら、弁当に箸を伸ばした瞬間、俺の席の横の窓が突如割れた。
床には破片が散らばり、野球のボールが転がっていた。俺は頬にチクッと痛みを感じたのと同時に、自分の血が机の上にポタポタと何滴か落ちて、すぐに手で傷口を押さえた。俺以外は誰も怪我はしなかったのは幸いだ。
「パキネ!まじふざけんな!誰かが怪我したらどうするんだよ」
「今のあたしじゃない!」
「は?」
「本当に!あたし、何もしてない!」
パキネもなんでこんなことが起こったのか、わからないようで、うろたえていた。本当に、何も予想もしていなかったことが起きた。そんな表情だった。
「ごめん。パキネ」
「いいけどさ、あたしじゃないことだってあるんだからね」
「うん。ごめん」
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