もうダメだ。俺の人生詰んでいる。

最終章

最終回 2 会田鉄夫は最高神エンド

　朝、5時に起床して、私は正座して会田鉄夫の銅像に相対している。部屋の中には、会田鉄夫の顔の写真が四面に貼ってある。私は、彼の著した『一切合切救済経』を読み上げる。

「天地改名　蒼空強者　衆生救済　青汁濃厚　人理究極　何処行進　帰着会田　鉄夫神雷　蒼天航路　床屋本棚　頻繁発見　長時間座　夢中読書　店主激怒　謝罪心中　蛇舌湧出　店主怨念　夜中丑刻　参拝決意　夜中歩行　野良犬噛　激痛病院　人呪二墓　供養歓迎　掌底迎合　幸福招来　仏壇長谷川　近日安売」
  
  などという実に深淵で素晴らしいことが描かれているから好きなのだ。私は読経を終えると、アイダ教の支部にゆく。
　そこには女の子がいて、よりどりみどりにエッチさせてくれる。どうして、エッチさせてくれるのかはわからないが、多分、位が高いからであろう。
　そんなこんなで、私はかなり素晴らしい生活をしていることになる。月に五十万円貰えるし、お金は借り放題だし、風俗なども行き放題だ。
　もう後は、望むことなど他にない。できれば、この現実が夢にならないことを乞い願いたい。ああ、神様、仏様、もし、私が夢を見ているのだけなら、どうぞ、永久に目覚めさせないでください。
　会田鉄夫、最高神、万歳！！　　完