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33.少しじゃない!※
しおりを挟む「――え。はぁあ!? なっ、そんなのなくない!? あたしだけとか……!」
「僕はそれでいい――」
「いいわけないじゃん! そんなガッチガチにしてんのに! ズボン越しでも分かるんだからね!」
「……っ。当たり前でしょう。正常な反応ですよ……!」
有那を愛撫して、どうやら満足させられたようで。一定の充足感を得たユンカースはこの時間の終焉を提示した。
しかしなぜだか有那が激高し、起き上がって詰め寄る。勃ち上がったものを指されて指摘されると、ユンカースは赤い顔で言い返した。
――そう。ユンカースだって健康な成人男性だ。生理的な欲はあるし、まして愛しい人のあんな姿を見たら反応もする。それはもう、今まで生きてきてなかったぐらい反応している。
だがそれを有那にぶつけようという発想がユンカースにはなかった。
時間が経てばそのうち鎮まるだろうし、どうしようもなかったら有那が帰った後に処理すればいい。そう思っていた、のに。
「あたしだけ満足して終わりとか、なんかそんなの、あたしの性欲解消にユンユンを使ったみたいじゃん!」
「そんなこと思ってませんよ……! なんで怒ってるんですか? じゃあどうすればいいんですか!」
「……っ。じゃあ――そこに座ってよ……」
まだどこか怒っている風の有那がベッドの端を指し示し、ユンカースは困惑しながらもそれに従った。横に並んだ有那が至近距離からじっとユンカースを見つめる。
「ユンユンが、いいって言っても……あたしはやだよ。自分だけ、とか……。ユンユンにだって、気持ち良くなってほしいよ……」
「……でも、最後まではできな――」
「――いから、あたしがするね。……痛かったらゴメン」
「えっ。……っ!? アリナさん!?」
有那がユンカースの腰に手をかけ、おもむろに下衣を下着ごと膝まで引きずり下ろした。抵抗する間もなく局部が露出され、勃ち上がりきった性器が空気に触れる。
突然の暴挙にユンカースは目を剥いた。
「ちょっ――」
「ほら……ガチガチじゃん。よくこれで済ませようとしたね」
ユンカースの雄をじっと見下ろした有那が苦笑しながら唾を飲み込んだ。
有那の視線にそこが晒されるのに耐えられず目を逸らすと、その手がそっと幹に触れ、ユンカースは思わず腰を引いた。
「何を――」
「ちょっと触るだけ。……ユンユンだってしたじゃん」
「それは――。ん、ふ……ぅ」
かぷ、と唇を甘噛みされて舌がねじ込まれる。その滑らかさに意識を持っていかれると、幹を握った有那の手が大きくスライドした。
「――ッ!」
他人にされたことのないその動きにユンカースはきつくシーツを握った。すでに勃ち上がりきっているそれは、有那のぎこちない動きにも容易に反応を返す。
先走りのぬめりをまとってグチャグチャと音を立てられると、ユンカースは震える息を吐き出した。
「ア、アリナさん――」
「んー? ……すご、ぬるぬるしてる……」
「あっ……。先は……やめてください…っ」
――まずい。手のひらの温かさと絡みつく指の視覚的刺激と感触、そしてまだ体を重ねたこともない有那にそんなことをされているという事実に、暴力的な熱が腰に溜まっていく。気を抜くと達してしまいそうだ。
親指で鋭敏な先端を撫でられると鳥肌が立つ。ユンカースは腰に力を込めるとゆっくりと荒い息を吐き出した。
(慣れてる……。他の男にも、したことがあるんだろうか。……くそ、嫌だな。想像したくない)
ふいに湧いた暗い思考に、雄が少し萎える。それに気付いた有那が戸惑いを浮かべてユンカースをのぞき込んだ。
「あ……。良く、ない……? あたし下手くそ?」
「いえ……。あの、本当に無理せずに――。気にしなくていいですから」
「でも……」
ちらっとそこを見下ろした有那が迷うように眉を寄せる。気持ちを切り替えるように顔を上げると、有那はユンカースに再度唇をぶつけた。チュッチュッと音を立てて離れると、上目遣いにユンカースを覗き込んで告げる。
「あのね。あたしの『触る』には、舐めるのも含まれるから」
「は? ――ッ!? ちょっ……、アリナさんっ!?」
するりとベッドを下りてひざまずいた有那が、ユンカースの脚の間に陣取った。彼女は少し萎えた雄を両手で掴むと、ぱくっと、ためらいなくそれを口腔に迎え入れた。
予想もしなかったその衝撃にユンカースは思わず腰を浮かせそうになる。
「アリナさん!? 何してるんですか……! ちょっ、やめて下さい……っ。汚いですから――」
「らんれ? 洗ったあとでしょ? 汚くなんかないよ。別に臭くもらいひ――」
「うあ……っ。しゃべら、ないで……っ!」
一度は口を離した有那が、ユンカースの顔を見ながら再び先端を咥える。裏筋に舌を押し当てられ、そのぬめった温度に幹が芯を取り戻した。
(なんだ、これ――。なんでこんなことに。アリナさんが、僕のを……!?)
口淫という手段は知っていたが、まさか有那が、しかもいきなりそんなことをするとは夢にも思わなかった。
有那はユンカースの様子を窺うように、顔を見上げながらチロチロと舌先で先端をくすぐる。
ユンカースの目線からだと困ったような顔で、しかも角度的に襟元から胸の谷間が見えてしまい、先ほどの悩ましい姿態を思い出してユンカースは天を仰ぎたくなった。
(僕にも気持ち良くなってほしいって……本気で?)
今日は最後までできないから、自分の快楽のことなど考えてもいなかったのに。たとえ反応したって、有那には関わりないことだと思っていたのに。
ユンカースは自身の熱を咥える有那に手を伸ばすとその頭をそっと撫でた。有那が口を離してユンカースを見上げる。
「どうして……そこまでしてくれるんですか」
「え?」
「だって……他人のものを舐める、なんて――」
ユンカースが戸惑いながら問いかけると、有那は不思議そうに首を傾げた。
「他人じゃないよ。恋人だよ。なんでって――したいから、かな」
「……したい」
「あっ、これじゃ痴女みたいだよね。んーと、ユンユンが気持ち良さそうにしてるのを見たいから……かな。あれっ、これじゃますます痴女か」
「…………」
「ユンユンが、あたしにしてくれたじゃん? それと同じで、あたしもユンユンにしてあげたい。それだけだよ。……じゃあ続けるね」
こともなげにそう告げると、有那は再びユンカースの雄に顔を寄せた。
今後はユンカースも逆らわず、有那の頭に手を添えるとそろそろと撫でる。少し汗ばんでしっとりとした栗色の髪がランプの灯りを受けて鈍く光った。
「うっ……、ッ……」
有那の唇が先端を飲み込み、裏筋に舌がぴたりと絡みついた。咥えられたまま、つるりとした亀頭を舌が這い回りユンカースはこらえた息を漏らした。
有那が邪魔そうに髪をかき上げると、ユンカースが贈ったピアスとチョーカーの赤い石が妖しくランプの光を反射した。有那は一度唇を離すと、唾液と先走りで濡れた幹を指で包む。そして先端を口腔で、幹を指で同事に攻めた。
「あ……っ、……っ! く……ッ」
口を開けば、女のように喘ぎ声が漏れてしまいそうだ。ユンカースは思わず開いた口を渾身の精神力で閉じた。それでも食いしばった歯から震える息が漏れ、体温が上がって腰に重く欲望が溜まっていく。
そんなユンカースの顔を見上げながら、有那が雄を咥えたまま口を動かす。
「……ひもひい?」
「しゃべら、ないで……! 当たり前じゃないですか。見て分かるでしょう!」
「……ふふ。ふれひい」
指を上下にスライドさせながら、舌先で先端を舐められる。ぞくぞくと這い上がる刺激に有那の髪を掴んでしまいそうになり、ユンカースは慌てて手を離した。
荒く息を吐きながらこらえないと、有那が与える快楽に意識を持っていかれそうになる。
(くそ……、くそ! 気持ちいい……ッ。なんでこんな――)
有那の口は、女性の中では比較的大きな方だ。その大きな口でよくしゃべり、よく笑うのを見るのがユンカースは好きだった。太陽のようなあの笑みをもっと見たいと思っていた。
しかし今、有那のその唇はユンカースの猛る雄を咥え、舌は執拗に幹に絡みついてくる。
過去の男がどうだかは知らないし知りたくもないが、それでも今この世界で、有那のこんなみだらな姿を知っているのは自分一人だ。ほの暗い独占欲にユンカースはうめいた。
「ぅあ……っ、く……。……アリナさん……ッ」
瞳を閉じた有那が顔を上下させて幹全体を締め上げると、いよいよユンカースは追い詰められた。先ほど指で感じた有那の熱い体内に雄を突き入れているかのような、肌を重ねているような錯覚に射精感が込み上げる。
獣のように腰を突き上げて、その口腔を奥深くまで犯したい。だが駄目だ、有那が苦しむだけだ。
理性と本能が体の中でせめぎ合う。ユンカースはきつくシーツを握りしめて背を丸めながら、果てるまでの責め苦に耐えた。
「うぁっ、はぁ……っ! ――ア、アリナさんっ。離れて……! もうっ――」
「……やら」
「!? ちょっ――、く、あ……ッ!!」
解放の予感に有那の肩を押して遠ざけようとすると、有那は逆に頭を伏せた。強く吸い上げられて、否応なしに絶頂へと導かれる。
もはやユンカースに抗うすべはなく、かろうじて有那の肩ではなく己の手を強く握り込むと震えながら吐精した。
「ぅあ……、あっ――」
全身から汗が噴き出す。爆発的な快楽のあと、荒い息を吐きながらユンカースは目を閉じた。まぶたの裏が赤かった。
ずるりと雄が湿った口内から解放されると、そのままぐったりとベッドに伏せそうになる。ぼんやりまぶたを開くとユンカースははっと目を見開いた。
「んー! ん……!」
目の前で、口を押さえた有那がきょろきょろと何かを探していた。ユンカースはばっと立ち上がると勢いよく下着を引き上げ、有那に向かって叫ぶ。
「のっ、飲まないでください!! ちょっと待って……!」
窓際に走ると干していたハンカチを掴み、有那の口に当てる。有那はムセながら口に含んだ白濁を吐き出した。
「けほっ……、ぅえ」
「全部出して……! み、水っ……うがいしてください!」
テーブルの上の水差しを渡すと有那がうがいをしてそれを飲んでしまう。もう一度水を飲むと、有那は大きく息を吐き出した。
「は~。ゴメン、あとのこと考えてなかった」
「あなたって人は……!! ……ッ。本当に……あなたって人は……っ」
怒鳴りつけ、有那が気圧されたように目を見開いたのを見てユンカースはへなへなと背中を丸めた。2回目の台詞は呆れなのか困惑なのか愛しいのか、自分でももうよく分からなかった。
絶頂の余韻も何もあったもんじゃなかった。汚れたハンカチをゴミ箱に捨てると、ユンカースはベッドに腰かけた何か聞きたげな恋人を見る。
「気持ち良かった?」
「…っ! ……聞かなくても分かるでしょう」
「あは。……良かった」
赤い顔で答えると、へらっとまた能天気そうな笑みを浮かべる。先ほどユンカースを追い詰めたみだらな面影はすでになく、ユンカースはようやくほっと息を吐き出した。
達した後だからか、体がものすごく重い。ベッドに上がるとユンカースはヘッドボードを背にして足を投げ出した。するとなぜか有那までベッドに上がり、ユンカースの隣に寄り添った。
寝室に入る前とは異なる距離感に、触れられるのが許されているように感じられてユンカースは有那を背後から抱きかかえた。
「わぁお。やったー念願のイチャイチャタイムだぁ」
「なんですかそれは……」
すり寄る有那に引かれて、呆れたようにつぶやいたユンカースもまたその後頭部に頬を寄せた。
ユンカースの手に有那が指を絡める。有那の髪に顔を埋めながら、ユンカースは湧き上がるような充足感を味わった。
(なんだ、これ――。温かくて……胸が締め付けられる)
有那がそばにいるだけで、その肌に触れているだけで、心がひどく満たされた。この感情を愛しさと呼ぶのだと、今のユンカースなら分かる。
(……僕は本当に、何も知らなかった。言葉の意味をただ表面的になぞるだけで――その本質なんてまるで分かっていなかった)
有那を大事にしたい。彼女が大切にしているものごと、すべて。この先もずっと、彼女の笑みを誰よりも近くで見ていたい。彼女が輝く場所を守り続けたい。
目を閉じて有那の体温を感じ取る。ユンカースの中に、己より大切なものが生まれた瞬間だった。
有那の肩にかかる栗色の髪を手に取ると、そのつややかな流れにユンカースは口付けを落とした。サラサラとそれが指からこぼれ落ちると、惜しむように髪を撫でる。しっとりとした手触りがユンカースの手のひらを楽しませた。
「ユンユンってさー、髪フェチなん?」
「……ふぇち?」
「んー。性的に好きってこと? あたしの髪、よく触るよね」
「っ!? 性っ――。ち、違います。ただ、その――綺麗だと思って……」
無意識にしていた行為を指摘され、ユンカースははっと髪から手を離した。思わぬ誤解に慌てて訂正を入れると有那が満足げに唇を緩ませる。
「綺麗――ふぅん。やったね、頑張ってトリートメントした甲斐があった。このキンパ以外は地毛だから、わりとノーダメージなんだよね」
髪を指に絡ませながら有那がユンカースを振り返る。その笑顔のまま有那はこともなげに告げた。
「ねえ、さっきのさー。全然、少しだけじゃなかったよね」
「ッ! ……そ、そうですね」
「ほぼほぼセックスだったよね。あれで止められたのかなりエラくない?」
「はあ……」
なぜそんなにあっけらかんと情事の話ができるのだろう。ユンカースが曖昧に返すと、有那は甘えるようにユンカースの胸にもたれかかる。
「ユンユン、色っぽかったぁ……」
「……っ。そういうこと、わざわざ言わなくていいですから……!」
「なんで? えーじゃあ可愛かったの方がいい? イクの我慢してるユンユン見てたらゾクゾクしちゃったぁ……」
「……!」
(この人は……! なんでまた怪しい雰囲気を蒸し返そうとするんだ!)
有那にはその気はなさそうなのに、自分ばかり意識してしまいそうだ。
ユンカースは息を吐いて意識を平静に保つと、有那の体をきゅっと抱き直した。
「あなたも……可愛かったですよ」
「……へ?」
「体が綺麗で……声が…甘くて。あんな顔であんな声出すなんて、知らなかっ――、……う……。……僕、今夜眠れないかもしれません」
賛辞は素直に口にしろとレーゲンが言った。アステールも、いつも惜しみなく女性を褒めている。
だが頑張ってはみたが、自分にはやはり難しい。たどたどしい睦言に赤い顔で口をつぐむと、腕の中の有那が顔を覆った。
「……ムリぃ」
「え」
「言うのはいいけど言われるのは恥ずかしい! 無理無理バカバカ恥ずかしい! 好きぃ……!」
首を染めながら、睦言と罵詈雑言が同時に飛んできた。背後から覗き込むと、有那はちらっとユンカースを振り返る。
赤く染まったその顔がどうしようもなく愛おしくて、ユンカースは触れるだけの口付けを短く落とした。
「僕も……好きです」
「うん。……次までに、用意してくれる?」
「必ず。書斎の扉は開けておきますから……いつでも来てください」
目が合うと、自然と互いに笑み崩れた。初めての甘い時間が名残惜しいが、そろそろ彼女を帰さなければ。
眠れない夜を予感しながら有那をもう一度抱きしめると、腕の中の彼女は嬉しげに笑った。
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