バー・アンバー 第一巻

多谷昇太

文字の大きさ
上 下
14 / 100
第二章 わたしの名前はミキ

再びの誘惑

しおりを挟む
その際の指標は㈠誰が㈡何を㈢いつ㈣何のために㈤どうやって、そして㈥当該人物の利益と欲望の有り処、なのだが、野暮なものでこの習い性がここでも出てしまう。当然ながら㈣と㈥が追及すべき点だ。㈡と㈥に高邁な目的と己が利を顧みないケースを置くことなど滅多にない。それがあってしかるべき俺が身を置くこの介護業界にあってもそれは同様だ。何事につけ「利益・損得」がすべてを律し、仕切る世の中だと俺は認識している。擦れたブン屋根性と云われればそれまでだがしかし実際のところ社会万象ことごとくそれで動いているのではないだろうか。事の真相や人物像を追及する上での公理だとさえ俺は思う。で、ここでも思わず知らずその性癖が出てしまい俺は苦笑しながら「ハハハ、そうか、そうか。俺の目つきが剣呑になってしまっていたか。ごめん、ごめん。でさ、ちょっと聞いてよければだけど、君が今云ったその言葉遣いだけれど…そのう、何て云うか、CTボイス風にしてみたり、流暢にしてみたり、うまいもんだなあと思うんだけどさ…それって何か意趣があってのこと?つまり、客への奇抜な接待術みたいな?」と聞いてしまう。ついでに云えばこの中には俺得意のインスピレーションからの探りと前述の㈣と㈥が既に入っている分けだ。しかしママは「ア、タムラサン、カミノケヨジレテルヨ」と云いざまカウンターから身を乗り出していきなり俺の髪をまさぐり出した。何?髪の毛が?…そんなことどうでもいいと思いながらもママの手に任すのだが、俺のいけない目と手が勝手に反応してしまう。眼前に迫ったママの胸が網膜いっぱいに広がり、ドレスの上から乳房を上に下にと揉んでしまう、両手でだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話

まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)   「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」 久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。

彼女の母は蜜の味

緋山悠希
恋愛
ある日、彼女の深雪からお母さんを買い物に連れて行ってあげて欲しいと頼まれる。密かに綺麗なお母さんとの2人の時間に期待を抱きながら「別にいいよ」と優しい彼氏を演じる健二。そんな健二に待っていたのは大人の女性の洗礼だった…

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

処理中です...