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第三章 ストーカー

累ヶ淵(かさねがふち)

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和歌一首…ストーカー122.累ヶ淵(かさねがふち)

いまははたおどろおどろし累ヶ淵(かさねがふち)人の落ちやうしのに思ほゆ

詞書:べったり付いて離れないストーカーどもはいずれもまだ50前だ。しかし20年以上に及ぶ、遊び呆けたストーカー生活を親分から賄われ、挙句いまは枷とされている。この金をなんとか維持しようと最近は頓に私への悪行に悍ましさを増している。私に対して彼ら曰く「俺たちの生活をどうしてくれるんだ?!」と。まったく…それを云うのは私の方だ。事の是々非々をいっさい弁えない、芯からのチンピラ思考、チンピラ頭なのです。こいつらは。その様子を見させられるなら桂歌丸師匠の18番だった、あの真景累ヶ淵をまざまざと現に見る思いが致します。金欲、情欲、怠け心等この世の業に浸かり切った哀れな連中の生き様です。〔此奴らの苛みを受けながらも私は必死に働いて来ました…😔〕

          ※真景累ヶ淵の挿絵、ネットから拝借↓



和歌一首…ストーカー123.パンクさす

下司も下司朝飯前のパンクわざなに障りなく笑ひ居るがね

詞書:6月4日自転車に乗ろうとするとパンクしていた。前日には下の写真の通り異常はなかった(駐輪時いつも写真を撮っている)。未明にやられたのだろう。今、隣室から嘲笑う声が聞こえてくる。こういう連中なのだ。人の物を盗み壊すなどなんとも思っちゃいない。ここの団地だけで過去にもう3回やられているし、以前住んでいた横浜市営団地でも5、6回はパンクさせられた。その前の、こいつらの親分と推察されるアパートに住んでいた時は、アパート前の駐車場に置いてあった車のオイルを抜かれ、廃車に追い込まれている(その総損害額たるや!…ご推察ください)。なぜきゃつらはこんなことをするのか、やり続けるのか?これ偏に自分たちが親分から20年間以上宛がわれてきた(巨額に至った)生活費に尽きるのです。これを感心に貯金して来たのでしょう。ストーカーの目的が果たせないのなら「返せ」が堪らないのです。で、やり続ける分けです。私を生活破綻させた挙句親分に縋れと……もう馬鹿も馬鹿、沙汰も沙汰に尽きる!因みにストーカーの目的とは私に「某人物の腕をへし折れ」というのがそれです。それこそヤクザじゃあるまいし、する分けないでしょ?この辺の経緯は当アルファポリス誌に既掲載の拙著「エッセイのプロムナード」内「引っ越し顛末記」の章をご参照いただければ幸いです。何せ、金・権力者の恣意と横暴が罷り通るこのような世の中なのです。小説家の端くれとして(私の事はともかく)これを糾弾し、描かでおれましょうや?!それは樋口一葉が小説「うもれ木」で為したこととまったく同じ次第なのです。

       ※スマホで撮影した実際の写真 ↓ 日時は'24/6/4です
 
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