人生和歌集 －風ー（１）

―ものまうす・政ごつ風―

おてもやん

え許せめやかくたばかる世財官暴の望月欠けぬとままなすからに
※え許せめや；許すことが出来ようか（反語）
詞書：法律はあっても財官暴の恣意のままに適用され我々庶民（特に私のような貧者）サイドに立って審議されることは多くないと思います。当和歌集第八章「ツイッター和歌集」に詠んだごとく彼らのその災禍をまともに浴び続けた（現令和４年に至る実に２０年間！これは今も〝現在進行中〟です）身であれば、絶対に否めないことと思っています。

財官暴身で知るからにおぞしかり三角眼に壺とさるれば
※壺；的（まと）

村役と鳶役さらに胆入りがなべて仕切れるかはらぬ世かも
詞書：村役→財、鳶役→官、胆入り→暴ではありますまいか。
詞書：これはもちろん博多民謡の「おてもやん」を捩った和歌です。

おてもやんさしも寄りそね三役に力ばかりの世ならなくに
※ならなくに；～では（という分けでは）ないのに
詞書：♫男振りには惚れんばな煙草入れの銀金具がそれがそもそも因縁たい♬という歌詞が概ね全女性の（のみならず権力・金に寄り添う男連中の）正直なところというのは判りますが、しかし程度問題です。恣意を極め善悪を心得ぬ悪分限（分限；金持ち）やヤクザに寄り添ってはいけません。

　　【おてもやん…アカチャカベッチャカチャカチャカチャーでは済みませんよ】