62 / 151
風吹かず…止みて終わるか?
龍虎相搏つ
しおりを挟む
晩秋の川霧ふかき宵闇に死の家ごとく浮かぶ家はも
※1.このころ横浜市泉区の境川近くにある公営団地に住んでいたのですが、その境川の堤をよく行き来したものです。四季折々の風情を楽しみながらのこの堤行だけは、悲惨なストーカー災禍の日々の中で心が和んだのですが、ある日、ある時、ある事をきっかけとしてそれも暗鬱なものへと変わって行ったようです…。
【こんな感じですかね、イメージ的に。なじんだ川や堤が。川辺の家が…】
Basil Smithさんの作品
いかにせば死のクルスより逃れるやガンの宣告負ひかねてをり
寅年のわれ老ひければ龍の年相搏ち負けてガンとなりしか
【虎は私の先天的・後天的な業で、龍はそれを咎める善神でしょうかね?】
歩夢さんの作品
脇腹にカラス入る夢見てしよりガンとなりしか衣かへさぬに
※1.衣をかへす;衣(寝間着)を裏返して寝ることを云い、こうすると見た夢が正夢になると云われていたのです。
土気色おぞしきほどのわが肌はガンに応ふる死装束たり
※1.ほかにも黄疸とかが出て生気が失せ、身体がどんどん死装束化して行く感じでした。
胆管の癒着はげしく腫瘍大手術否めばいのち失せなん
※1.…と、このように、「手術しなければ持って3ヶ月」と医者から宣告されたのです。情け容赦なく。
※1.このころ横浜市泉区の境川近くにある公営団地に住んでいたのですが、その境川の堤をよく行き来したものです。四季折々の風情を楽しみながらのこの堤行だけは、悲惨なストーカー災禍の日々の中で心が和んだのですが、ある日、ある時、ある事をきっかけとしてそれも暗鬱なものへと変わって行ったようです…。
【こんな感じですかね、イメージ的に。なじんだ川や堤が。川辺の家が…】
Basil Smithさんの作品
いかにせば死のクルスより逃れるやガンの宣告負ひかねてをり
寅年のわれ老ひければ龍の年相搏ち負けてガンとなりしか
【虎は私の先天的・後天的な業で、龍はそれを咎める善神でしょうかね?】
歩夢さんの作品
脇腹にカラス入る夢見てしよりガンとなりしか衣かへさぬに
※1.衣をかへす;衣(寝間着)を裏返して寝ることを云い、こうすると見た夢が正夢になると云われていたのです。
土気色おぞしきほどのわが肌はガンに応ふる死装束たり
※1.ほかにも黄疸とかが出て生気が失せ、身体がどんどん死装束化して行く感じでした。
胆管の癒着はげしく腫瘍大手術否めばいのち失せなん
※1.…と、このように、「手術しなければ持って3ヶ月」と医者から宣告されたのです。情け容赦なく。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
再び大地(フィールド)に立つために 〜中学二年、病との闘いを〜
長岡更紗
ライト文芸
島田颯斗はサッカー選手を目指す、普通の中学二年生。
しかし突然 病に襲われ、家族と離れて一人で入院することに。
中学二年生という多感な時期の殆どを病院で過ごした少年の、闘病の熾烈さと人との触れ合いを描いた、リアルを追求した物語です。
※闘病中の方、またその家族の方には辛い思いをさせる表現が混ざるかもしれません。了承出来ない方はブラウザバックお願いします。
※小説家になろうにて重複投稿しています。
マインハール ――屈強男×しっかり者JCの歳の差ファンタジー恋愛物語
花閂
ライト文芸
「お前……俺を拾えよ」
アキラは或る日、通い慣れた通学路で〝白い男〟を拾った。
屈強な肉体を持ち無精髭を生やした、装束、肌、髪、瞳までも真っ白な奇っ怪な男――――その背にはまるで天使のような翼があった。
此処とは異なる世界からやってきたと言うその男は、アキラの危機を救い、そこから奇妙な共同生活が始まる。尊大で冷酷な男ながらも、アキラの優しさや純粋さに心を許し、次第に惹かれてゆく。
しかし、アキラには人を愛すことができない心の傷があった。
キミは、ボクの最初で最後のおとぎ話――――
隣の古道具屋さん
雪那 由多
ライト文芸
祖父から受け継いだ喫茶店・渡り鳥の隣には佐倉古道具店がある。
幼馴染の香月は日々古道具の修復に励み、俺、渡瀬朔夜は従妹であり、この喫茶店のオーナーでもある七緒と一緒に古くからの常連しか立ち寄らない喫茶店を切り盛りしている。
そんな隣の古道具店では時々不思議な古道具が舞い込んでくる。
修行の身の香月と共にそんな不思議を目の当たりにしながらも一つ一つ壊れた古道具を修復するように不思議と向き合う少し不思議な日常の出来事。
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる