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乱世下威区編 下
那由多と旋風
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キッシシ。これはもう、笑うしかない。俺は今、絶望的戦力差の前に蹂躙されている。
はっきり言って、当主殿一人なら勝ち筋はあった。那由多の能力や超能力を使っているにも関わらず、超直感でも備わっているのか、数を重ねる度に回避が上手くなってきていたが、それでも倒せない相手じゃないと、確信が持てていた。
でも、今はどうだろう。どこからともなく、謎の生物を四匹呼んだと思いきや、一斉に袋叩きにしてきやがった。
いくらなんでも四匹と一人を同時に相手取るのは無理がある。超能力で時間を止めようが、那由多で時間操作しようが、小人なのか何なのかよく分からない連中は四匹いるのだ。一匹当てても、別の奴が的確に攻撃を当ててくる。
「``吐瀉錬弾``!!」
「ぐ……」
蛙みたいな生物が吐き散らかす茶色のゲロみたいな奴を那由多で斬り飛ばす度、身体が重くなっていく。数日全速力で走り続けても、生きる為なら飲まず食わずで動けるだけの体力があるはずなのに、久しく感じた疲労感って奴が、足枷となって俺の脚を鎖で縛る。
「煉旺焔星!!」
そして当主殿は、四匹を囮にし、的確に俺の死角から火球をぶん投げてきやがる。
俺は飛び道具がない。遠距離攻撃手段を持たない俺の攻撃範囲は狭く、接近されない限りはこちらから近づく必要がある。だが、四匹の謎の生物は体躯の割にはすばしっこい上に頗るタフで、攻撃も重い。
人ならざる何か、人外なのは火を見るよりも明らかだった。
「澄男さん、魔法毒が効いてきてやす。動きが鈍くなってやすし、そろそろ決めやしょう」
二足歩行の蛙みたいな生き物が、今にも瞼から飛び出そうなクソデカい目玉をぎょろりと向けて、当主殿に合図を送る。
魔法毒。確か、魔法でしか治せない不治の毒だったか。下威区じゃそんな大層な毒なんざ使わなくとも大半は死んでいくので縁のないものだったが、いざなってしまうとこれはキツい。酷い疲労感とともに、足枷数十個かけられたってぐらい脚が重い。体の奥底にある何かがすっぽり抜けた感覚もするし、予想以上に厄介な毒だ。
「ぐ……させ」
「ねぇのはこっちだ馬鹿」
突然の閃光。視界が真っ白に塗り潰され、あまりの光量に激痛が走る。
「からの! 妙技、``巨ち◯狩り``!」
「げはッ」
次から次へと。目が死んだ中、何か硬いものに突き上げられて宙を舞い、次の瞬間には地面に叩きつけられた。
身体中が痛い。目が見えない。体は重い。体の奥底から際限なく湧いてくる虚無感。ただのスラム育ちに五対一とか、相変わらず暴閥ってやつは勝つことには馬鹿みたいに貪欲だ。
正々堂々だなんて求めちゃいないし、俺だって生き残るためなら人の道に外れない程度の卑怯はするから、当主殿のやり方が間違っているだなんて思わない。
でも結局どれだけ言い繕ったところで、その本質は弱い者いじめだよなって、声高らかに叫びたい。
「澄男さん」
「ああ」
当主殿が右腕を掲げる。右手の平から生み出される、灼熱の火球。それは、例えるなら太陽か。
朝に東から昇り、夕方に連れて西へと沈む、人類が頼る唯一の光。たとえ人外だろうと容赦なく焼き尽くすそれを、当主殿は己の霊力だけで再現していた。
やはり当主殿は流川の当主だった。部屋一体を覆い尽くすほどの質量、人の身であれば術者ごと灰も残さず焼き尽くしてしまうはず。だが当主殿は平然としていた。燃える気配もなければ、況してや灰と化すこともない。熱さなど感じぬと言わんばかりに、その星を俺へと向けた。
「消えろ。消えてなくなれ」
太陽が、放たれた。再び潰れる視界。沸騰する身体。全身が、肉が、骨が、焼けて焦げて、消えていくのを感じる。
残された左腕、那由多の影響によって残ったそれは、怒涛の熱量に晒されながらも、その存在を主張している。
もう体の大半の感覚がない。体があるような、ないような、曖昧な感覚が全身を覆い尽くしていく。自分という存在が消えていく、生々しい寒気。
熱いはずなのに、熱さに悶え苦しむ暇もないくらい熱いはずなのに、本能は言い知れない熾烈な寒さを感じている。
嗚呼。これが、``死``か。
「う……あ……」
このままだと、死ぬ。炭すら残るまい。星にすら形容できる熱量に、人如きが耐えられるはずもない。
超能力も使いすぎて限界だ。逃げることもままならない。そもそも使えたとて、体の大半は焼失してしまっている。
「……終わるのか……」
終わり。今の今まで、考えるのは避けてきた。
終わりとは、すなわち死。生き残ることこそが全ての俺にとって、終わりを考える行為はただただ恐怖でしかない。
だから考えてこなかった。だから逃げてきた。
俺以外のみんなは終わってしまった。俺だけが、終わらなかった。ならば、みんなの分まで終わらないことこそが、俺の全てだったんだ。
でももう、それすらも終わる。体のほとんどが焼けて失い、もう残るのは左腕と那由多だけ。気がつけば俺は那由多の中にいた。肉体が消し飛んだはずなのに、何故だろうか。
いや、もう考えまい。俺は、死んだのだ。
「ごめんな、みんな……ごめんな、ツムジ……」
生きろと言われたのに、一抹の感情に絆されてツムジの遺志を無視して。
ゼヴルエーレが去ったとき、なんとかして逃げていれば死なずに済んだかもしれない。生き残れたかもしれない。嗚呼、なんで俺は最期の最期で感情的になってしまったのだろうか。
「構わないよ」
幻聴が聞こえる。声の主が誰か、間違えるはずはない。でも彼女は死んだはずだ。命も、旋風に宿っていた遺志でさえも。
「悪かったね。生きろだなんて言ってしまって。私はね、ただ自由に生きて欲しかっただけなんだ」
自由。そんなものはいらない。ツムジもガキどもも、最期の生き残りだったブルーでさえも失った俺に、そんな大層なものは。
「だから、お前のやりたいことをやれ。そのためなら、力を貸してやれる」
灼熱の奔流を切り裂くように、一閃。それは那由多と合わさり、一つの武器に姿を変える。刀身の長さが互いに違う、相手を挟み込んで切るような、不思議な見た目。
実際に使ったことはないが、鋏って名前の利器だったはずだ。
「俺の、やりたいこと……」
考えたことなんてなかった。生き残るのに必死だったから。死から逃げ惑うのに精一杯だったから。
逃げて逃げて逃げ続けるうちに、生き残ることそのものが、俺の生きる目的に成り果てていたぐらいだ。
身体も消滅し、意識だけが残った今となっては、やりたいことなんて。
「いや……ある」
俺のやりたいこと。それは生き残ることだったか。違う。ツムジの理想とする世界、みんながみんな笑い合える世界を創り、そして支える。それが俺の、本当のやりたいことだった。
しかしもう、その願いは叶わない。理想を掲げたその先に、もはや誰もいない。ならば、俺のやりたいことは、その次点。
「旋風……悪いな。俺の最期の我儘に、付き合ってくれ」
刀身が、光り出す。
俺が今、やりたいこと。理想の世界を掲げることの次にやりたかったこと。一番が叶わないなら、二番でいい。たった一度だけでいい。後先なんて、どうでもいい。俺は、アイツを。
「この世界の``王``に、一度だけ……」
この世界の王。人間の世に弱肉強食の摂理をもたらした張本人。全ての暴閥の原点にして頂点―――流川に、報いる。
はっきり言って、当主殿一人なら勝ち筋はあった。那由多の能力や超能力を使っているにも関わらず、超直感でも備わっているのか、数を重ねる度に回避が上手くなってきていたが、それでも倒せない相手じゃないと、確信が持てていた。
でも、今はどうだろう。どこからともなく、謎の生物を四匹呼んだと思いきや、一斉に袋叩きにしてきやがった。
いくらなんでも四匹と一人を同時に相手取るのは無理がある。超能力で時間を止めようが、那由多で時間操作しようが、小人なのか何なのかよく分からない連中は四匹いるのだ。一匹当てても、別の奴が的確に攻撃を当ててくる。
「``吐瀉錬弾``!!」
「ぐ……」
蛙みたいな生物が吐き散らかす茶色のゲロみたいな奴を那由多で斬り飛ばす度、身体が重くなっていく。数日全速力で走り続けても、生きる為なら飲まず食わずで動けるだけの体力があるはずなのに、久しく感じた疲労感って奴が、足枷となって俺の脚を鎖で縛る。
「煉旺焔星!!」
そして当主殿は、四匹を囮にし、的確に俺の死角から火球をぶん投げてきやがる。
俺は飛び道具がない。遠距離攻撃手段を持たない俺の攻撃範囲は狭く、接近されない限りはこちらから近づく必要がある。だが、四匹の謎の生物は体躯の割にはすばしっこい上に頗るタフで、攻撃も重い。
人ならざる何か、人外なのは火を見るよりも明らかだった。
「澄男さん、魔法毒が効いてきてやす。動きが鈍くなってやすし、そろそろ決めやしょう」
二足歩行の蛙みたいな生き物が、今にも瞼から飛び出そうなクソデカい目玉をぎょろりと向けて、当主殿に合図を送る。
魔法毒。確か、魔法でしか治せない不治の毒だったか。下威区じゃそんな大層な毒なんざ使わなくとも大半は死んでいくので縁のないものだったが、いざなってしまうとこれはキツい。酷い疲労感とともに、足枷数十個かけられたってぐらい脚が重い。体の奥底にある何かがすっぽり抜けた感覚もするし、予想以上に厄介な毒だ。
「ぐ……させ」
「ねぇのはこっちだ馬鹿」
突然の閃光。視界が真っ白に塗り潰され、あまりの光量に激痛が走る。
「からの! 妙技、``巨ち◯狩り``!」
「げはッ」
次から次へと。目が死んだ中、何か硬いものに突き上げられて宙を舞い、次の瞬間には地面に叩きつけられた。
身体中が痛い。目が見えない。体は重い。体の奥底から際限なく湧いてくる虚無感。ただのスラム育ちに五対一とか、相変わらず暴閥ってやつは勝つことには馬鹿みたいに貪欲だ。
正々堂々だなんて求めちゃいないし、俺だって生き残るためなら人の道に外れない程度の卑怯はするから、当主殿のやり方が間違っているだなんて思わない。
でも結局どれだけ言い繕ったところで、その本質は弱い者いじめだよなって、声高らかに叫びたい。
「澄男さん」
「ああ」
当主殿が右腕を掲げる。右手の平から生み出される、灼熱の火球。それは、例えるなら太陽か。
朝に東から昇り、夕方に連れて西へと沈む、人類が頼る唯一の光。たとえ人外だろうと容赦なく焼き尽くすそれを、当主殿は己の霊力だけで再現していた。
やはり当主殿は流川の当主だった。部屋一体を覆い尽くすほどの質量、人の身であれば術者ごと灰も残さず焼き尽くしてしまうはず。だが当主殿は平然としていた。燃える気配もなければ、況してや灰と化すこともない。熱さなど感じぬと言わんばかりに、その星を俺へと向けた。
「消えろ。消えてなくなれ」
太陽が、放たれた。再び潰れる視界。沸騰する身体。全身が、肉が、骨が、焼けて焦げて、消えていくのを感じる。
残された左腕、那由多の影響によって残ったそれは、怒涛の熱量に晒されながらも、その存在を主張している。
もう体の大半の感覚がない。体があるような、ないような、曖昧な感覚が全身を覆い尽くしていく。自分という存在が消えていく、生々しい寒気。
熱いはずなのに、熱さに悶え苦しむ暇もないくらい熱いはずなのに、本能は言い知れない熾烈な寒さを感じている。
嗚呼。これが、``死``か。
「う……あ……」
このままだと、死ぬ。炭すら残るまい。星にすら形容できる熱量に、人如きが耐えられるはずもない。
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「……終わるのか……」
終わり。今の今まで、考えるのは避けてきた。
終わりとは、すなわち死。生き残ることこそが全ての俺にとって、終わりを考える行為はただただ恐怖でしかない。
だから考えてこなかった。だから逃げてきた。
俺以外のみんなは終わってしまった。俺だけが、終わらなかった。ならば、みんなの分まで終わらないことこそが、俺の全てだったんだ。
でももう、それすらも終わる。体のほとんどが焼けて失い、もう残るのは左腕と那由多だけ。気がつけば俺は那由多の中にいた。肉体が消し飛んだはずなのに、何故だろうか。
いや、もう考えまい。俺は、死んだのだ。
「ごめんな、みんな……ごめんな、ツムジ……」
生きろと言われたのに、一抹の感情に絆されてツムジの遺志を無視して。
ゼヴルエーレが去ったとき、なんとかして逃げていれば死なずに済んだかもしれない。生き残れたかもしれない。嗚呼、なんで俺は最期の最期で感情的になってしまったのだろうか。
「構わないよ」
幻聴が聞こえる。声の主が誰か、間違えるはずはない。でも彼女は死んだはずだ。命も、旋風に宿っていた遺志でさえも。
「悪かったね。生きろだなんて言ってしまって。私はね、ただ自由に生きて欲しかっただけなんだ」
自由。そんなものはいらない。ツムジもガキどもも、最期の生き残りだったブルーでさえも失った俺に、そんな大層なものは。
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灼熱の奔流を切り裂くように、一閃。それは那由多と合わさり、一つの武器に姿を変える。刀身の長さが互いに違う、相手を挟み込んで切るような、不思議な見た目。
実際に使ったことはないが、鋏って名前の利器だったはずだ。
「俺の、やりたいこと……」
考えたことなんてなかった。生き残るのに必死だったから。死から逃げ惑うのに精一杯だったから。
逃げて逃げて逃げ続けるうちに、生き残ることそのものが、俺の生きる目的に成り果てていたぐらいだ。
身体も消滅し、意識だけが残った今となっては、やりたいことなんて。
「いや……ある」
俺のやりたいこと。それは生き残ることだったか。違う。ツムジの理想とする世界、みんながみんな笑い合える世界を創り、そして支える。それが俺の、本当のやりたいことだった。
しかしもう、その願いは叶わない。理想を掲げたその先に、もはや誰もいない。ならば、俺のやりたいことは、その次点。
「旋風……悪いな。俺の最期の我儘に、付き合ってくれ」
刀身が、光り出す。
俺が今、やりたいこと。理想の世界を掲げることの次にやりたかったこと。一番が叶わないなら、二番でいい。たった一度だけでいい。後先なんて、どうでもいい。俺は、アイツを。
「この世界の``王``に、一度だけ……」
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