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番外編
【番外編SS】お正月(下)
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恭介くんはくるりと私をうつ伏せにして、腰だけを上げる格好にさせた。
「……電気、消そうよぅ……」
なんかこういう格好って、普通にお互いの顔が見えてるより……恥ずかしいのは気のせい!?
「いやだって」
言ってるだろう、って恭介くんは言いながら、後ろからナカにずぷずぷずぷと挿れこんでくる。
「っ、ひゃあ……っ」
あやうく挿れられただけでイきそうになったのを、必死で我慢した。
またカウントされちゃう……。
恭介くんが薄く笑う、気配。
「イっていいんだぞ、莉子」
ぱちん、とお尻を叩かれた。
「きゃぁっ」
こ、子供じゃないんだから──と振り向こうとすると、思い切り腰をグラインドされる。
抜ける直前まで引いて……一気にまた、奥に。
「っ、ぁ、ゃ……あっ……!」
そうしてそのまま、腰を持たれてぱちゅんぱちゅん、って淫らな水音をわざとさせるように激しく動かれた。
ナカを恭介くんのが掻き回しながらぐちゅぐちゅと前後して動く。
「ゃ、……、あっ、当たって、るっ、やめっ、奥、そこっ、だめぇ……っ!」
そのたびに、奥の気持ちいいところを恭介くんは突き上げてくる。
多分、わざと──っていうか、分かってて。
もう、この身体で……恭介くんに触れられたことがない部分なんて、ないのだから。
「莉子、可愛い」
恭介くんの、少し掠れた声。
「可愛い、すぎるだろ……」
奥を抉るように、強く激しくなっていく恭介くんの動き。
「ぁ、……ッ! 恭介、くんっ、恭介っ、だめ、来ちゃう、来ちゃ……ぁ」
びくん、と身体が反るように跳ねる。
シーツを強く強く、握り締めた。
「ぁ……あ……っ!」
ナカが、別の生き物のように蠢いて痙攣して、きゅううっ、と締まっている。
締まって、締まって……恭介くんから搾り取ろうと、ぐちゅぐちゅと吸い付いて……恭介くんの、の……カタチがわかる、くらいに……。
(……あ)
くてん、とシーツに身体を預ける。腰ももうあげておくなんて到底無理で、ぺたんと全身をベッドに沈めた。
そうして、思う。
もう、ナカも……恭介くんのカタチに、なっちゃってる……気がする。
それくらいに、ぴったりで……。
……と、まだ余韻でヒクヒクと収縮するナカに、恭介くんがまた抽送し始める。
さっきよりも、強く、強く、烈しく──。
「ぁ、っ、恭介くんっ、らめぇっ、イってる、とこぉ……っ!」
「悪い、本当に……余裕、ない」
恭介くんの、掠れた声。
そのまま強く強く、打ち込まれて。
「ぁあっ、やぁっ、は、……ぁっ、やめ、っ、きょーすけ、く……っ、ら、めぇっ……!」
ほんの束の間で、また私はひどく達して──達して満足気に蠢くナカから、恭介くんはずるりと一気に引き抜いて、私の背中にボタボタと落ちてくる、恭介くんのイった証。
はふはふと荒い息を繰り返していると、丁寧にそれが拭われていく。
「……よし」
恭介くんはふと、小さく呟いた。
イったばかりの、緩慢とした動きで顔をほんの少し、上げる。
恭介くんは優しく微笑んでいて。
「初詣、行くか」
「……朝にしよ?」
もう腰に力が入らない。
恭介くんは少し瞬きをして、それから私の髪をさらりさらりと撫でていく。
「そうしようか──おやすみ、莉子」
俺のお姫様、と半分飛んだ意識の向こうで聞こえて……だからそれやめてってば、とちゃんと言えたような、言えなかったような。
フワフワとした意識。
私を撫でる優しい指先と、小さく聞こえるテレビの音。
明るいラブソングと、安心できる体温に包まれながら、私は怖がることなく、甘い靄のような眠りに落ちていった、のだった。
「……電気、消そうよぅ……」
なんかこういう格好って、普通にお互いの顔が見えてるより……恥ずかしいのは気のせい!?
「いやだって」
言ってるだろう、って恭介くんは言いながら、後ろからナカにずぷずぷずぷと挿れこんでくる。
「っ、ひゃあ……っ」
あやうく挿れられただけでイきそうになったのを、必死で我慢した。
またカウントされちゃう……。
恭介くんが薄く笑う、気配。
「イっていいんだぞ、莉子」
ぱちん、とお尻を叩かれた。
「きゃぁっ」
こ、子供じゃないんだから──と振り向こうとすると、思い切り腰をグラインドされる。
抜ける直前まで引いて……一気にまた、奥に。
「っ、ぁ、ゃ……あっ……!」
そうしてそのまま、腰を持たれてぱちゅんぱちゅん、って淫らな水音をわざとさせるように激しく動かれた。
ナカを恭介くんのが掻き回しながらぐちゅぐちゅと前後して動く。
「ゃ、……、あっ、当たって、るっ、やめっ、奥、そこっ、だめぇ……っ!」
そのたびに、奥の気持ちいいところを恭介くんは突き上げてくる。
多分、わざと──っていうか、分かってて。
もう、この身体で……恭介くんに触れられたことがない部分なんて、ないのだから。
「莉子、可愛い」
恭介くんの、少し掠れた声。
「可愛い、すぎるだろ……」
奥を抉るように、強く激しくなっていく恭介くんの動き。
「ぁ、……ッ! 恭介、くんっ、恭介っ、だめ、来ちゃう、来ちゃ……ぁ」
びくん、と身体が反るように跳ねる。
シーツを強く強く、握り締めた。
「ぁ……あ……っ!」
ナカが、別の生き物のように蠢いて痙攣して、きゅううっ、と締まっている。
締まって、締まって……恭介くんから搾り取ろうと、ぐちゅぐちゅと吸い付いて……恭介くんの、の……カタチがわかる、くらいに……。
(……あ)
くてん、とシーツに身体を預ける。腰ももうあげておくなんて到底無理で、ぺたんと全身をベッドに沈めた。
そうして、思う。
もう、ナカも……恭介くんのカタチに、なっちゃってる……気がする。
それくらいに、ぴったりで……。
……と、まだ余韻でヒクヒクと収縮するナカに、恭介くんがまた抽送し始める。
さっきよりも、強く、強く、烈しく──。
「ぁ、っ、恭介くんっ、らめぇっ、イってる、とこぉ……っ!」
「悪い、本当に……余裕、ない」
恭介くんの、掠れた声。
そのまま強く強く、打ち込まれて。
「ぁあっ、やぁっ、は、……ぁっ、やめ、っ、きょーすけ、く……っ、ら、めぇっ……!」
ほんの束の間で、また私はひどく達して──達して満足気に蠢くナカから、恭介くんはずるりと一気に引き抜いて、私の背中にボタボタと落ちてくる、恭介くんのイった証。
はふはふと荒い息を繰り返していると、丁寧にそれが拭われていく。
「……よし」
恭介くんはふと、小さく呟いた。
イったばかりの、緩慢とした動きで顔をほんの少し、上げる。
恭介くんは優しく微笑んでいて。
「初詣、行くか」
「……朝にしよ?」
もう腰に力が入らない。
恭介くんは少し瞬きをして、それから私の髪をさらりさらりと撫でていく。
「そうしようか──おやすみ、莉子」
俺のお姫様、と半分飛んだ意識の向こうで聞こえて……だからそれやめてってば、とちゃんと言えたような、言えなかったような。
フワフワとした意識。
私を撫でる優しい指先と、小さく聞こえるテレビの音。
明るいラブソングと、安心できる体温に包まれながら、私は怖がることなく、甘い靄のような眠りに落ちていった、のだった。
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