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番外編
【番外編SS】お正月(上)
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今年も京都でのんびりしよう、っていうお正月。
……正確には、除夜の鐘が鳴ってる、ところ。
「……っ、恭介くん、先に初詣行こうよぅ……」
「煩悩をはらってからにしないか」
「煩悩を撒き散らしてるだけじゃない!?」
寒いから出してたコタツ。
私は座椅子に座ってる恭介くんの膝の間、で──おっぱい揉まれてた。
後ろから抱きしめられるような格好で、年末のテレビを見てて。
するりと恭介くんの手がセーターをめくったと思ったら、あっという間にこんなことに……じょ、除夜の鐘っ! 煩悩はらえてないぞ!
「ゃ、ぁ、……、っ」
恭介くんが低く笑う。
「可愛い、莉子」
「も、やめ、っ、んん……っ!」
先端をくちくちと弄ばれる。
思わずのけぞって、半開きの唇にキスを落とされた。
ちゅ、ちゅ、と角度を変えて少しだけ入ってくる舌。
物足りなくて、唇で恭介くんの舌を食む。
「莉子だって煩悩まみれだ」
恭介くんはそう言って、まじまじと私を見つめて──ため息のように言う。
「あー、もう、エロい」
「!?」
えろい格好させてるの、恭介くんなのにっ!
恭介くんは私を抱き上げて、向かい合わせの格好にする。
「年明けセックスしよう、莉子」
「あのねっ、なんかもっとこう、ロマンティックに! とは言わないけど、雰囲気とかあるんじゃないの!?」
「余裕ない」
恭介くんがじっと私を見つめる。
よ、余裕……?
ぎらぎらした、男の人の目をしてる恭介くんに、心の奥がとろりととろける。
「莉子といると、余裕なんてなくなる」
ちゅ、と首筋に這わされる唇。
そのままちろり、と舐められて。
「っ、あ!」
ぴりっ、とした痛み。
悪戯っぽい顔の恭介くん……キスマーク、つけたな!?
「もう! マフラー外せないじゃん」
「外したらいいじゃないか」
「……」
恭介くんは飄々としてる。どこが余裕ないんだか!
怒ってる私のおでこに、キスが落ちてきて、……同時に恭介くんの、おっきくなってるのに気がつく。
向かい合って座ってるから、それが……当たって。
「あ、の。恭介くん」
どの辺で興奮されました?
恭介くんはやっぱり余裕顔。もー。
恭介くんは、私のすでにずり上がってたスカートをたくし上げて、下着のクロッチをずらす。
「……なんかこれ、恥ずかしい。電気消そ?」
「いやだ」
即答で却下された。
「じゃあ、ベッド」
「だめ」
唇を尖らせる。
「そんな可愛い顔したって無駄」
恭介くんはそんなこと言うけれど──そんな顔、してませんってば!
恭介くんの指が、感じちゃう肉芽に触れる。
「んんっ」
「あー、可愛い声」
恭介くんは嬉しげに言う。
……この変態さんっ!
そのまま指二本で、くちくちと抓って弄って。
そんな、こと、されたら……。
「だ、めっ、だめぇっ、恭介くんっ」
恭介くんのトレーナー握って、ぎゅうって抱きついてビクビクとイってしまう……うう、恥ずかしい。
テレビからは年越しライブの音楽。
は、は、って浅く肩で息をしてる私の腰を少し持ち上げて、いつの間にやら出されてたおっきくなった恭介くんの熱いの、がぬぷぬぷって入ってくる。
「……ん、っ、はぁ……っ」
「すご、ナカ、とろとろ」
大して解してないのに、と耳朶を噛まれながら言われる。
自分の体重もあって、奥までとんとんって届く。
「ぁ、あぁ、あ……」
「コタツより熱い」
なんだかよく分からない褒め言葉(?)と一緒に、腰をずん、と突き上げられて、仰反るように感じる。
「やっ、あっ、あっ」
「莉子、締め付けすぎ」
恭介くんの声に、少しだけ……余裕の無さが混じる。ちょっと嬉しい。
「恭介くん、きもち、い……?」
「当たり前だろ」
なぜだか憮然とした恭介くんが、私に噛みつくようにキスをしてから、言う。
「好きな女抱いてて余裕なんかあるか」
「……」
「っ、こら、莉子」
締めすぎだって、と甘く耳裏を舐められながら、私はなんだか少し泣きそうになってる。
好きな人からそんな風に言われて、胸がキュンキュンってなって、ナカまで締まって──。
「イ、くっ、来ちゃう、やっ、やぁっ、恭介くんっ……」
ビクビクとイってる私を恭介くんは抱きしめて、私がくてん、って力を抜くまで頭を撫でてくれていた。
「……きょーすけ、くん」
「……セーフ」
恭介くんはふ、と息を吐き出す。
「俺もイくところだった」
「イっていいのに?」
「まだシたい」
恭介くんは小さく言って、それから頬にキスをした。
「莉子、掴まって」
「え? ひゃ、ぁっ!?」
私の膝裏からお尻を抱え上げるように、恭介くんは私を抱き上げて立ち上がる。
繋がった、まま……!
「やぁあ……んっ!」
当たる角度が変わって、それがさらに奥までごつって当たって……!
「ぁ、イくっ、恭介くんっ」
「可愛い莉子」
恭介くんは歩きながらそんな風に笑う。ナカが蕩けるように痙攣して、私の口からはもう言葉らしい言葉は出てこなくて……!
イってる間に、ベッドに押し倒されて太ももを膝裏を押して持ち上げられて、グチュグチュと抽送を始められた。
「ぁ、だめっ、らめ……ぇっ」
ほろほろと涙が溢れる。
恭介くんがそれをキスで拭ってくれるから、そのせいでまた恭介くんのが奥を抉って、私は嬌声を上げてまたイってしまう。
ヒクヒクしてるナカから溢れてくる快楽でどうにかなりそうになりながら、恭介くんと目が合う。
「……新年3回め」
「か、数えるなぁっ」
やっぱり恭介くん、変態さんだし余裕があるよね!?
……正確には、除夜の鐘が鳴ってる、ところ。
「……っ、恭介くん、先に初詣行こうよぅ……」
「煩悩をはらってからにしないか」
「煩悩を撒き散らしてるだけじゃない!?」
寒いから出してたコタツ。
私は座椅子に座ってる恭介くんの膝の間、で──おっぱい揉まれてた。
後ろから抱きしめられるような格好で、年末のテレビを見てて。
するりと恭介くんの手がセーターをめくったと思ったら、あっという間にこんなことに……じょ、除夜の鐘っ! 煩悩はらえてないぞ!
「ゃ、ぁ、……、っ」
恭介くんが低く笑う。
「可愛い、莉子」
「も、やめ、っ、んん……っ!」
先端をくちくちと弄ばれる。
思わずのけぞって、半開きの唇にキスを落とされた。
ちゅ、ちゅ、と角度を変えて少しだけ入ってくる舌。
物足りなくて、唇で恭介くんの舌を食む。
「莉子だって煩悩まみれだ」
恭介くんはそう言って、まじまじと私を見つめて──ため息のように言う。
「あー、もう、エロい」
「!?」
えろい格好させてるの、恭介くんなのにっ!
恭介くんは私を抱き上げて、向かい合わせの格好にする。
「年明けセックスしよう、莉子」
「あのねっ、なんかもっとこう、ロマンティックに! とは言わないけど、雰囲気とかあるんじゃないの!?」
「余裕ない」
恭介くんがじっと私を見つめる。
よ、余裕……?
ぎらぎらした、男の人の目をしてる恭介くんに、心の奥がとろりととろける。
「莉子といると、余裕なんてなくなる」
ちゅ、と首筋に這わされる唇。
そのままちろり、と舐められて。
「っ、あ!」
ぴりっ、とした痛み。
悪戯っぽい顔の恭介くん……キスマーク、つけたな!?
「もう! マフラー外せないじゃん」
「外したらいいじゃないか」
「……」
恭介くんは飄々としてる。どこが余裕ないんだか!
怒ってる私のおでこに、キスが落ちてきて、……同時に恭介くんの、おっきくなってるのに気がつく。
向かい合って座ってるから、それが……当たって。
「あ、の。恭介くん」
どの辺で興奮されました?
恭介くんはやっぱり余裕顔。もー。
恭介くんは、私のすでにずり上がってたスカートをたくし上げて、下着のクロッチをずらす。
「……なんかこれ、恥ずかしい。電気消そ?」
「いやだ」
即答で却下された。
「じゃあ、ベッド」
「だめ」
唇を尖らせる。
「そんな可愛い顔したって無駄」
恭介くんはそんなこと言うけれど──そんな顔、してませんってば!
恭介くんの指が、感じちゃう肉芽に触れる。
「んんっ」
「あー、可愛い声」
恭介くんは嬉しげに言う。
……この変態さんっ!
そのまま指二本で、くちくちと抓って弄って。
そんな、こと、されたら……。
「だ、めっ、だめぇっ、恭介くんっ」
恭介くんのトレーナー握って、ぎゅうって抱きついてビクビクとイってしまう……うう、恥ずかしい。
テレビからは年越しライブの音楽。
は、は、って浅く肩で息をしてる私の腰を少し持ち上げて、いつの間にやら出されてたおっきくなった恭介くんの熱いの、がぬぷぬぷって入ってくる。
「……ん、っ、はぁ……っ」
「すご、ナカ、とろとろ」
大して解してないのに、と耳朶を噛まれながら言われる。
自分の体重もあって、奥までとんとんって届く。
「ぁ、あぁ、あ……」
「コタツより熱い」
なんだかよく分からない褒め言葉(?)と一緒に、腰をずん、と突き上げられて、仰反るように感じる。
「やっ、あっ、あっ」
「莉子、締め付けすぎ」
恭介くんの声に、少しだけ……余裕の無さが混じる。ちょっと嬉しい。
「恭介くん、きもち、い……?」
「当たり前だろ」
なぜだか憮然とした恭介くんが、私に噛みつくようにキスをしてから、言う。
「好きな女抱いてて余裕なんかあるか」
「……」
「っ、こら、莉子」
締めすぎだって、と甘く耳裏を舐められながら、私はなんだか少し泣きそうになってる。
好きな人からそんな風に言われて、胸がキュンキュンってなって、ナカまで締まって──。
「イ、くっ、来ちゃう、やっ、やぁっ、恭介くんっ……」
ビクビクとイってる私を恭介くんは抱きしめて、私がくてん、って力を抜くまで頭を撫でてくれていた。
「……きょーすけ、くん」
「……セーフ」
恭介くんはふ、と息を吐き出す。
「俺もイくところだった」
「イっていいのに?」
「まだシたい」
恭介くんは小さく言って、それから頬にキスをした。
「莉子、掴まって」
「え? ひゃ、ぁっ!?」
私の膝裏からお尻を抱え上げるように、恭介くんは私を抱き上げて立ち上がる。
繋がった、まま……!
「やぁあ……んっ!」
当たる角度が変わって、それがさらに奥までごつって当たって……!
「ぁ、イくっ、恭介くんっ」
「可愛い莉子」
恭介くんは歩きながらそんな風に笑う。ナカが蕩けるように痙攣して、私の口からはもう言葉らしい言葉は出てこなくて……!
イってる間に、ベッドに押し倒されて太ももを膝裏を押して持ち上げられて、グチュグチュと抽送を始められた。
「ぁ、だめっ、らめ……ぇっ」
ほろほろと涙が溢れる。
恭介くんがそれをキスで拭ってくれるから、そのせいでまた恭介くんのが奥を抉って、私は嬌声を上げてまたイってしまう。
ヒクヒクしてるナカから溢れてくる快楽でどうにかなりそうになりながら、恭介くんと目が合う。
「……新年3回め」
「か、数えるなぁっ」
やっぱり恭介くん、変態さんだし余裕があるよね!?
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