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1巻
1-2
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私と結婚したい一心で、あれだけ強引にプロポーズしたくせに。私がいないと、変な女に引っかかりそうな自覚があるとまで言っていた(多分)のに。
「え、康ちゃんやっぱ嫌だった? 私とは」
飛行機の中で冷静になったのだろうか。さっそくバツイチはなんかヤダなぁ、と眉尻を下げると「馬鹿な」と彼は少し大きな声を上げた。
「凪子がいい」
「ん? あ、そう?」
じゃあなんでかな。
「凪子が、どう思っているのかと……」
彼の小さな声に、首を傾げた。
康ちゃんとの結婚かぁ。……まだ、生活自体はなにも始まってないし、なんとも言えないけれど……今のところは。
「楽しいよ」
「……楽しい?」
「うん」
康ちゃん、おだやかだし、今回の旅行で思ったけど、案外(失礼かな)頼りがいあるし、お互い性格わかってるから無理しなくていいし。そして一番良いのは、いつも機嫌がいいこと。元カレがかなり気分屋だったからか、すっごい楽。なんで怒ってるか考えなくていいし。
ま、その辺はお互いボケーっとしてるからね! にこりと笑うと、康ちゃんは安心したように微笑んで――私の頬に手を当てた。
「良かった」
そう言って――重なる、唇。
(……⁉)
結婚式だって、おでこにだった、チュー。案外と柔らかなそれが、少し離れてはまた触れて。あれ、あれれ? こ、こういうの、しないのかと思ってた……。心地よさになんだかとろん、としながらキスされ続ける。角度が変わって、熱い舌が口内へ侵入ってきた。
「……ん、っ」
思わず上がった声に、康ちゃんがびくりと動く。手首を掴まれて、抱き寄せられて、さらに深く。
(……赤ちゃん作るときだけかなと)
ぼうっとした頭で考える。だって、婚約期間中、まったく手を出されなかったし。子供はもう少し先かな、ってふたりで話してたから――そうかな、って。唇が離れて――目が合った。
(……わ)
どきり、とした。知らない目をしていた。ボケーっとも、きりっ、ともしてない……熱い、目で。
するり、とバスローブを脱がされる。恥ずかしくて身を縮めた。
「凪子」
宥めるような、甘い声。見上げると、優しげにおでこにキス。
「見せて」
「……ゃ、だよう」
「いいから」
ぽすり、とベッドに押し倒されて……まじまじと見つめられる。うう。胸を手で隠して、縮こまる。
「凪子」
困った子供にかけるみたいな、優しい声。康ちゃんもさっさと裸になっちゃう。……あ、腹筋。むきむきじゃーん、なんて感心しながら……目に入って、うわぁって顔を背けた。康ちゃんの、おっきくなってるし!
「は、早くない?」
「……我慢してた、から」
「そ、そうなの? 結婚する前から? あの、早く言ってくれて良かったのに」
私は康ちゃんを見上げる。整ったかんばせが、なんだか切なそうに見えて、ちょっとドキリ。
「……いや、うん」
彼はまたもやモゴモゴしてる。モゴモゴしたまま、私の頬に口付けて。そうして、恐る恐る、って感じで――私の胸に、触れた。まるで壊れ物に触るみたいに。
「……っ」
小さく、声が漏れた。久しぶりだからかなぁ。心臓がどきどきして、うるさい。多分、顔真っ赤……。そのまま、ゆるゆると揉まれる。康ちゃんの手のひらがその先端に触れて。擦れる感覚に、声が零れる――ぁぁあ、こんなの聞かせたくないよ! 恥ずかしいよ! お互いオムツしてるときから知っているのに!
「ふ、ぁ……っ、んッ」
でも零れる。恥ずかしすぎて、口を両手で塞いだ。
「凪子」
また、宥めるような甘い声。
「聞かせて」
「……っ、うぅ……」
簡単に手を外されて、康ちゃんは私の胸の先端を口に含む。
「ッ、ぁあ……っ、やッ」
口内で舐って、甘噛みをして、舌でつつく。そのたびに私は恥ずかしすぎる声が溢れる。
「ゃ、だよぉっ、康ちゃん、こぉちゃ、んっ」
「……うん」
なにが「うん」なのかわからない。わからないけれど、康ちゃんはやめてくれない。つぷん、と音をさせて康ちゃんは私の胸から口を離す。そうして、私の腰骨に手を伸ばして――下着をずらした。
「いいか?」
康ちゃんの、少し掠れた声。……緊張してる? 私は少しそれに安心して、小さく頷いた。この期に及んで「やっぱなーし!」はしない。しないけども、恥ずかしすぎてモジモジと下着を脱いだ。
(わ、どうしよ、濡れてる)
は、恥ずかしい……。シュンとして目を伏せた。
4 あまりに愛おしすぎて(康平視点)
凪子の頬は、驚くほど赤い。炎天下の運動会でも、ここまで赤くなかった――そう思うくらい、赤い。大好きな瞳は、欲情で潤んでいる。
(……壊してしまいそう)
大事に大事に――しないと。タガが外れてしまって、めちゃくちゃに抱いてしまいそうだった。
ガラス細工にでも触れるように、そうっと触れた熱い柔肌。漏れる吐息。脱がせた下着は、濡れていて。ごぽりと欲望が湧き上がる。このまま挿れてしまいたい。挿れて、欲望にまかせて――いや、落ち着け。嫌われたらどうする? 初夜で、そんな……がっつくような真似は――そうだ、格好悪いし。
……格好悪いからなんだ。何年我慢したと!
「……康、ちゃん?」
凪子の声に、我に返る。
「わ、たし……なにか、へん……?」
不思議そうに凪子は言う。凪子の身体を凝視しながら、俺は無言だった、らしい。
「変じゃない。綺麗だ」
慌てたように言うと(少し早口になった)凪子はなにが面白かったのか、擽るように笑った。その頬にキスをする。凪子はびっくりしたように俺を見る。その唇にもキスを落とす。それから手に、首に、鎖骨に――
愛おしい。好きすぎて苦しい。夢じゃないだろうか。凪子が、今俺の腕の中にいるなんて。
臍の横にキスすると、擽ったかったのか、凪子が笑う。その横腹に、軽く噛み付く。
「っ、ぁ、う!」
反応が可愛すぎて、それだけでイきそう。太腿にも、唇を落として――つ、と舐めながら内腿に。
「ゃ、ぁ、ねぇっ、康ちゃ、そこは見ないで」
「うん」
返事をして、でもそれには従えない――ぐっと足を開く。
「や、だってぇっ」
凪子は往生際が悪く、膝を合わせて手を置いて抵抗する。可愛らしい抵抗すぎて、かえって劣情を煽っているのに気が付かないものか。構わず、濡れて溢れているソコにも唇を落とす。凪子の、味。
「ふぁ、ぁンッ」
凪子の腰が揺れる。凪子は俺の髪を、軽く軽く掴む。
「ゃ、だってぇ……ッ」
「……嘘つき」
思わずそう言ってしまう。凪子の腰は、キモチイイところに触れて欲しいのか、揺れてイヤらしい。お望み通り、と舌を這わせる。
「っ、ふ、ぁ……、ぁ!」
凪子の肉芽が、刺激を欲しがって赤くぷくりとなって俺を誘う――から、舌を伸ばす。
「ゃ、やぁっ、ぁあッ、こぉちゃ、んっ、ソコだ、めぇっ」
イヤイヤと首を振るくせに、俺の頭に触れる凪子の両手は引き離そうとはしていない。いや、むしろ――
「ココ、好きなんだな」
「ゃ、そんな、ことっ……!」
甘噛みをすれば、ビクビクと凪子の腰が跳ねた。凪子のナカから、とろりとろりと溢れてくる液体。それは快感によるもので――。凪子を覗き込むと、はふはふと息をして、瞳はトロリと俺を見て蕩けていた。
「……イった?」
凪子は頬をさらに赤くして、ふいっと目を逸らした。可愛すぎて、抱きしめる。
「康ちゃん、ずるいよう」
「なにが」
「あんなとこ、あんな風にされたらイくに決まってるじゃんっ」
照れ隠し(?)で怒っているらしい。可愛い。なんかズレてる。ちゅ、と唇にキスを落とす。
「……変な味~」
凪子は小さく笑った。
「凪子の味だ」
「……むう」
妙な顔をして凪子は唇を尖らせるから、そこにまたキス。キスしたまま――指を蕩けきったナカに挿し入れる。
「っ、ぁぅ、ぅ」
唇越しの、くぐもった甘い声。表情を見たくて、唇を離す。
(……おんな、の顔だ)
初めて見る表情。仕草。凪子が今まで俺に見せてこなかった――おんなの、凪子。おとこを欲しがる、淫らなカオ。それが余りに愛おしくて可愛くて……あ、やばい泣きそうだ。
ぐっと我慢して、凪子のナカを指で探る。きゅんきゅんと吸い付くソコは、熱くて狭くて、蕩けて。
「っ、ふぁ、ぁ、ぁ、ッ、やぁっ、らめ、っ」
指を動かすと、凪子は淫らに啼く。
ここに、……挿れる? 俺の、を? 呼吸が荒くなりそうなのを、ぐっと耐えた。指を増やして、ぐちゅぐちゅとかき回して――びくん! と凪子が反応する。
「ここ? 凪子」
「ゃ、っ、ぅ、んっ、そこっ、気持ちい、いっ」
凪子の声が蕩けている。完全に抵抗をやめたのか、素直に俺にされるがまま、蕩けて。
「っ、ぁ、きちゃ、う、きちゃうっ、こーちゃん、っ、イ、くっ、イく、……ッ!」
素直になった凪子は、最高に、……エロかった。シーツを握りしめて、自分から足を開いて、びくびくと震えながら、ナカはぐちゅぐちゅと吸い付いて俺の指を咥え込んで。
荒い呼吸を繰り返す凪子から、そうっと指を抜いた。くちゅん、とイヤらしい水音。くてん、と力を抜いた凪子……は、俺を見てムニャムニャとなにかを言う。
「どうした?」
「あの、……おっきくなってるね?」
「ん?」
さっきも同じことを言っていた。不思議に思いながら頭を撫でると、「さっきより」と言い添えてくる。俺はそれに、なぜだか神妙に頷いてしまう。
「ものすごく興奮してるからな」
凪子は驚いたように俺を見る。
「こ、興奮? 私だよ? 興奮する要素がどこに」
「全部」
可愛らしい口を無理やり唇で塞いで――それから凪子の、なかば力が抜けた足をぐっと開く。凪子の蕩けて、欲しがってヒクヒクしているソコに、自分のものをあてがい、凪子を見つめた。
「挿れる、ぞ」
凪子は一瞬、息を呑んだ。それからゆっくりと頷き、……首を傾げる。
「優しく、してね?」
ぷつん、と理性の糸が切れる音がした。
5 優しくって言った、けど
「優しく……しようと」
康ちゃんは、ふう、と息を吐く。そうして続けた。
「優しくしようと、思っていた」
「……?」
やたらと真剣な彼を見つめた。視線が絡む。とろりと溶けそうなほど熱い視線。ギラギラしてる、……こんな康ちゃん、知らないよ。
(こわ、い)
……でも、こわいのに――私は自分の身体の中心が、ズクリと疼くのを覚える。端的に言うならば、それは――欲情。
この人が、ほしい。
「こ、ちゃん」
「……なんだ?」
ギラギラした目のまま、でも手つきは優しく私の頬を撫でる。
「優しく、しなくて、いいよ」
「……?」
「こーちゃんの、好きに、……して?」
康ちゃんは一瞬、虚を衝かれような顔をして、次の瞬間には私にべろちゅーしてた。
「んっ、んぁ、……ふ、ッ」
そのままぎゅうぎゅう抱きしめられて――離れた康ちゃんは、私の足をぐ、とまた開いて。ぐちゅ、と私のナカに、少し焦るように挿入ってきた。熱い、……康ちゃんの。
「っ、ぁ、あ!」
私は思わず身体が跳ねる――だって、おっきくて、熱くて……
「っ、あまり締めるな、凪子」
なにかに耐えるような声。そうして「……狭」と康ちゃんは呟く。……多分、私が狭い、んじゃなくて、……康ちゃんのがおっきいよう! 私のナカをみちみちと拡張してく、熱さ。ナカはそれでも、きゅんきゅん悦んで、トロトロになってるのがわかる。
康ちゃんは少しだけ心配そうに私の頭を撫でた。目が合う。小さく頷くと、ぐ、と康ちゃんは腰を進める。
「っ! ふ、……ぁ」
「……全部、挿入った」
康ちゃんの、どこか満足げな声。私の腰を持って、康ちゃんは息を吐く。
「凪子」
名前を呼ばれて、視線を上げて――目が合ったまま、康ちゃんが動くから。
「っ、ぁ、あああンッ⁉」
ぱちゅん、と――康ちゃんの抽送でイヤらしい水音が、して。絡み合う視線。目でも――抱かれてる、みたいで!
(なにこれ、恥ずかしい!)
思わず外した目線、動かした顔をぐいっと戻される。
「凪子。ちゃんと俺を見て」
「……っ、うう」
なぜだか、言う通りにしかできなくて――見つめ合ったままに、ぱちゅぱちゅとナカを突かれる。
「っ、ぁ、ぁ、あ……!」
ナカが蕩けて、死にそう。自分のナカが、きゅうっと締まって、康ちゃんから搾り取ろうとしてるのがわかる。こんな――オンナ、だったっけ? 私。
止まないイヤらしい水音、外してもらえない視線、蕩けてるナカが収縮し始めて。
「っ、あ、ソコ、……っ、康ちゃ、ん、きちゃ、ぁ……イ……きそおっ」
目線がばっちり合ったまま、私からは恥ずかしい、そんな台詞が口から零れる。
「うん、イって、凪子」
「っ、ぁう、っ、こ、のまま……?」
眉尻を下げる。こ、こんなに、じいっと見つめられたまま⁉
「そのまま。イくところ見せて凪子」
「ゃ、だよぉ……っ、なんでぇっ?」
抵抗しながらも、高まっていく感覚。止まらない抽送。くちゅん、くちゅん、って擦れる水音。
「『なんで』?」
康ちゃんはなぜだか少し――笑った。ちょっと寂しそうに。
「ずっと、……見たかったから」
どういう意味、と思ったけれど、もう次の康ちゃんの抽送で、ソレが奥をぐって突いて――私の頭はスパークしてしまう。
「っ、ぁ、あ! イ、くっ、イっちゃ……ぁ! ぁ……!」
康ちゃんに目で犯されるみたいに、そんな風に見つめられながら――私はさすがに目を逸らして、というか気持ち良すぎて目を閉じて、私の頭の横にあった康ちゃんの手首を掴んで――イった。
(あ、あ、あ……きもち、いい)
脳味噌まで痺れる快感に――意識がトロリと蕩けそうになった刹那、ぐ、と奥に無理やり与えられた快楽に、私はハッと目を開けた。
「や、……ぁっ、康ちゃん、っ、わた、し、イってる…………とこっ!」
「知ってる」
ぐちゅんぐちゅん、と水音が響く。康ちゃんははぁ、と息をついた。それは康ちゃんも「キモチイイ」って思ってる、そんな息で――なんだか私はキュンとなった。
「知ってるけど、……凪子、意識飛ばしそうだったから」
「んッ、おき、たっ、起きたぁっ、だから」
イったばかりの、……ていうか、まだキュンキュンしてるナカに、なかば強引に与えられる快楽。
それはいともあっけなく、次の快楽の波を連れてきて。
「ゃ、だぁって、ば、……ぁ、ッ! 康ちゃ、また、イ……くっ、やめ、てぇっ」
「イけばいい」
低くて、掠れた声だった。その声が、余計に私の中の悦楽を刺激して。
「んんんッ、んぁッ、ぁあッ、イく、っ、康ちゃ、こうちゃんっ、こうちゃん……!」
淫らに、康ちゃんの名前を連呼しながらナカをキュンキュン収縮させて、私は彼にしがみつく。ぎゅ、と抱きしめ返してくれる、おっきな身体。
「凪子」
耳元で、名前を呼ばれる。
その響きはまるで、愛おしい人に対するものに思えたから、……なんだか甘えたくなって。
私も小さく、呼び返した。
「康ちゃん」
康ちゃんは、なぜだかほんの少し戸惑って――そうして、私の頬にキスをした。
愛しい誰かに、そうするみたいに。
6 まったくもう
康ちゃんは実は割と――人の影響を受けやすい、と私は思っている。だって、私がハマったものに康ちゃんもすぐハマっていたもの。中学生の頃とかのことだけど。漫画もゲームも、すぐに。……今も、そうなのかなぁ?
ホノルルのあるオアフ島から、ハワイ島へ移動したその日。やけに黒い砂浜(溶岩らしいです)を見学しながら、観光ガイドのおじさんが、私たちを見て言った。私たち……っていうのは、私と康ちゃんだけじゃない。ハワイ島を巡るそのオプショナルツアーは、たまたまだろうけれど新婚旅行で来た人が私たちの他にもいて。で、まぁとにかくそのおじさんは言ったのだ。
「新婚サンたち、ちゃんと愛してるって伝えないといけませんよ~」
アロハシャツを着ている日系人のおじさんは陽気に言う。
「ボクは結婚三十年目だけどね、夫婦円満の秘訣は毎日愛してるって奥さんに伝えることだね!」
私はなんとなーく、康ちゃんを見上げた。彼は……ものすごく真剣な顔をしている。……こういうときの康ちゃんは、なにかしでかすときの康ちゃんです。
「凪子」
「言わなくていい」
「愛してる」
「言わなくていいってば!」
てかアナタ、私とは楽だから結婚しただけでしょうに!
「お、さっそく実践ですか!」
ガイドのおじさんに続いて、老年夫婦が「若いっていいわね」とからかうように言う。私はヒャァアと真っ赤になって下を向いた。
「いいですねー、毎日三十回は言ってくださいね」
「三十回」
ふ、復唱しなくていい……!
私は康ちゃんの手をぎゅうっと握る。痛くしてやろうと思ったのに、悲しいかな握力のなさから、単に手を握りしめただけになった。康ちゃんは少し嬉しそうにしている。むう、一体なにを考えているんだろう、この幼馴染……突拍子もないからなぁ。
「え、康ちゃんやっぱ嫌だった? 私とは」
飛行機の中で冷静になったのだろうか。さっそくバツイチはなんかヤダなぁ、と眉尻を下げると「馬鹿な」と彼は少し大きな声を上げた。
「凪子がいい」
「ん? あ、そう?」
じゃあなんでかな。
「凪子が、どう思っているのかと……」
彼の小さな声に、首を傾げた。
康ちゃんとの結婚かぁ。……まだ、生活自体はなにも始まってないし、なんとも言えないけれど……今のところは。
「楽しいよ」
「……楽しい?」
「うん」
康ちゃん、おだやかだし、今回の旅行で思ったけど、案外(失礼かな)頼りがいあるし、お互い性格わかってるから無理しなくていいし。そして一番良いのは、いつも機嫌がいいこと。元カレがかなり気分屋だったからか、すっごい楽。なんで怒ってるか考えなくていいし。
ま、その辺はお互いボケーっとしてるからね! にこりと笑うと、康ちゃんは安心したように微笑んで――私の頬に手を当てた。
「良かった」
そう言って――重なる、唇。
(……⁉)
結婚式だって、おでこにだった、チュー。案外と柔らかなそれが、少し離れてはまた触れて。あれ、あれれ? こ、こういうの、しないのかと思ってた……。心地よさになんだかとろん、としながらキスされ続ける。角度が変わって、熱い舌が口内へ侵入ってきた。
「……ん、っ」
思わず上がった声に、康ちゃんがびくりと動く。手首を掴まれて、抱き寄せられて、さらに深く。
(……赤ちゃん作るときだけかなと)
ぼうっとした頭で考える。だって、婚約期間中、まったく手を出されなかったし。子供はもう少し先かな、ってふたりで話してたから――そうかな、って。唇が離れて――目が合った。
(……わ)
どきり、とした。知らない目をしていた。ボケーっとも、きりっ、ともしてない……熱い、目で。
するり、とバスローブを脱がされる。恥ずかしくて身を縮めた。
「凪子」
宥めるような、甘い声。見上げると、優しげにおでこにキス。
「見せて」
「……ゃ、だよう」
「いいから」
ぽすり、とベッドに押し倒されて……まじまじと見つめられる。うう。胸を手で隠して、縮こまる。
「凪子」
困った子供にかけるみたいな、優しい声。康ちゃんもさっさと裸になっちゃう。……あ、腹筋。むきむきじゃーん、なんて感心しながら……目に入って、うわぁって顔を背けた。康ちゃんの、おっきくなってるし!
「は、早くない?」
「……我慢してた、から」
「そ、そうなの? 結婚する前から? あの、早く言ってくれて良かったのに」
私は康ちゃんを見上げる。整ったかんばせが、なんだか切なそうに見えて、ちょっとドキリ。
「……いや、うん」
彼はまたもやモゴモゴしてる。モゴモゴしたまま、私の頬に口付けて。そうして、恐る恐る、って感じで――私の胸に、触れた。まるで壊れ物に触るみたいに。
「……っ」
小さく、声が漏れた。久しぶりだからかなぁ。心臓がどきどきして、うるさい。多分、顔真っ赤……。そのまま、ゆるゆると揉まれる。康ちゃんの手のひらがその先端に触れて。擦れる感覚に、声が零れる――ぁぁあ、こんなの聞かせたくないよ! 恥ずかしいよ! お互いオムツしてるときから知っているのに!
「ふ、ぁ……っ、んッ」
でも零れる。恥ずかしすぎて、口を両手で塞いだ。
「凪子」
また、宥めるような甘い声。
「聞かせて」
「……っ、うぅ……」
簡単に手を外されて、康ちゃんは私の胸の先端を口に含む。
「ッ、ぁあ……っ、やッ」
口内で舐って、甘噛みをして、舌でつつく。そのたびに私は恥ずかしすぎる声が溢れる。
「ゃ、だよぉっ、康ちゃん、こぉちゃ、んっ」
「……うん」
なにが「うん」なのかわからない。わからないけれど、康ちゃんはやめてくれない。つぷん、と音をさせて康ちゃんは私の胸から口を離す。そうして、私の腰骨に手を伸ばして――下着をずらした。
「いいか?」
康ちゃんの、少し掠れた声。……緊張してる? 私は少しそれに安心して、小さく頷いた。この期に及んで「やっぱなーし!」はしない。しないけども、恥ずかしすぎてモジモジと下着を脱いだ。
(わ、どうしよ、濡れてる)
は、恥ずかしい……。シュンとして目を伏せた。
4 あまりに愛おしすぎて(康平視点)
凪子の頬は、驚くほど赤い。炎天下の運動会でも、ここまで赤くなかった――そう思うくらい、赤い。大好きな瞳は、欲情で潤んでいる。
(……壊してしまいそう)
大事に大事に――しないと。タガが外れてしまって、めちゃくちゃに抱いてしまいそうだった。
ガラス細工にでも触れるように、そうっと触れた熱い柔肌。漏れる吐息。脱がせた下着は、濡れていて。ごぽりと欲望が湧き上がる。このまま挿れてしまいたい。挿れて、欲望にまかせて――いや、落ち着け。嫌われたらどうする? 初夜で、そんな……がっつくような真似は――そうだ、格好悪いし。
……格好悪いからなんだ。何年我慢したと!
「……康、ちゃん?」
凪子の声に、我に返る。
「わ、たし……なにか、へん……?」
不思議そうに凪子は言う。凪子の身体を凝視しながら、俺は無言だった、らしい。
「変じゃない。綺麗だ」
慌てたように言うと(少し早口になった)凪子はなにが面白かったのか、擽るように笑った。その頬にキスをする。凪子はびっくりしたように俺を見る。その唇にもキスを落とす。それから手に、首に、鎖骨に――
愛おしい。好きすぎて苦しい。夢じゃないだろうか。凪子が、今俺の腕の中にいるなんて。
臍の横にキスすると、擽ったかったのか、凪子が笑う。その横腹に、軽く噛み付く。
「っ、ぁ、う!」
反応が可愛すぎて、それだけでイきそう。太腿にも、唇を落として――つ、と舐めながら内腿に。
「ゃ、ぁ、ねぇっ、康ちゃ、そこは見ないで」
「うん」
返事をして、でもそれには従えない――ぐっと足を開く。
「や、だってぇっ」
凪子は往生際が悪く、膝を合わせて手を置いて抵抗する。可愛らしい抵抗すぎて、かえって劣情を煽っているのに気が付かないものか。構わず、濡れて溢れているソコにも唇を落とす。凪子の、味。
「ふぁ、ぁンッ」
凪子の腰が揺れる。凪子は俺の髪を、軽く軽く掴む。
「ゃ、だってぇ……ッ」
「……嘘つき」
思わずそう言ってしまう。凪子の腰は、キモチイイところに触れて欲しいのか、揺れてイヤらしい。お望み通り、と舌を這わせる。
「っ、ふ、ぁ……、ぁ!」
凪子の肉芽が、刺激を欲しがって赤くぷくりとなって俺を誘う――から、舌を伸ばす。
「ゃ、やぁっ、ぁあッ、こぉちゃ、んっ、ソコだ、めぇっ」
イヤイヤと首を振るくせに、俺の頭に触れる凪子の両手は引き離そうとはしていない。いや、むしろ――
「ココ、好きなんだな」
「ゃ、そんな、ことっ……!」
甘噛みをすれば、ビクビクと凪子の腰が跳ねた。凪子のナカから、とろりとろりと溢れてくる液体。それは快感によるもので――。凪子を覗き込むと、はふはふと息をして、瞳はトロリと俺を見て蕩けていた。
「……イった?」
凪子は頬をさらに赤くして、ふいっと目を逸らした。可愛すぎて、抱きしめる。
「康ちゃん、ずるいよう」
「なにが」
「あんなとこ、あんな風にされたらイくに決まってるじゃんっ」
照れ隠し(?)で怒っているらしい。可愛い。なんかズレてる。ちゅ、と唇にキスを落とす。
「……変な味~」
凪子は小さく笑った。
「凪子の味だ」
「……むう」
妙な顔をして凪子は唇を尖らせるから、そこにまたキス。キスしたまま――指を蕩けきったナカに挿し入れる。
「っ、ぁぅ、ぅ」
唇越しの、くぐもった甘い声。表情を見たくて、唇を離す。
(……おんな、の顔だ)
初めて見る表情。仕草。凪子が今まで俺に見せてこなかった――おんなの、凪子。おとこを欲しがる、淫らなカオ。それが余りに愛おしくて可愛くて……あ、やばい泣きそうだ。
ぐっと我慢して、凪子のナカを指で探る。きゅんきゅんと吸い付くソコは、熱くて狭くて、蕩けて。
「っ、ふぁ、ぁ、ぁ、ッ、やぁっ、らめ、っ」
指を動かすと、凪子は淫らに啼く。
ここに、……挿れる? 俺の、を? 呼吸が荒くなりそうなのを、ぐっと耐えた。指を増やして、ぐちゅぐちゅとかき回して――びくん! と凪子が反応する。
「ここ? 凪子」
「ゃ、っ、ぅ、んっ、そこっ、気持ちい、いっ」
凪子の声が蕩けている。完全に抵抗をやめたのか、素直に俺にされるがまま、蕩けて。
「っ、ぁ、きちゃ、う、きちゃうっ、こーちゃん、っ、イ、くっ、イく、……ッ!」
素直になった凪子は、最高に、……エロかった。シーツを握りしめて、自分から足を開いて、びくびくと震えながら、ナカはぐちゅぐちゅと吸い付いて俺の指を咥え込んで。
荒い呼吸を繰り返す凪子から、そうっと指を抜いた。くちゅん、とイヤらしい水音。くてん、と力を抜いた凪子……は、俺を見てムニャムニャとなにかを言う。
「どうした?」
「あの、……おっきくなってるね?」
「ん?」
さっきも同じことを言っていた。不思議に思いながら頭を撫でると、「さっきより」と言い添えてくる。俺はそれに、なぜだか神妙に頷いてしまう。
「ものすごく興奮してるからな」
凪子は驚いたように俺を見る。
「こ、興奮? 私だよ? 興奮する要素がどこに」
「全部」
可愛らしい口を無理やり唇で塞いで――それから凪子の、なかば力が抜けた足をぐっと開く。凪子の蕩けて、欲しがってヒクヒクしているソコに、自分のものをあてがい、凪子を見つめた。
「挿れる、ぞ」
凪子は一瞬、息を呑んだ。それからゆっくりと頷き、……首を傾げる。
「優しく、してね?」
ぷつん、と理性の糸が切れる音がした。
5 優しくって言った、けど
「優しく……しようと」
康ちゃんは、ふう、と息を吐く。そうして続けた。
「優しくしようと、思っていた」
「……?」
やたらと真剣な彼を見つめた。視線が絡む。とろりと溶けそうなほど熱い視線。ギラギラしてる、……こんな康ちゃん、知らないよ。
(こわ、い)
……でも、こわいのに――私は自分の身体の中心が、ズクリと疼くのを覚える。端的に言うならば、それは――欲情。
この人が、ほしい。
「こ、ちゃん」
「……なんだ?」
ギラギラした目のまま、でも手つきは優しく私の頬を撫でる。
「優しく、しなくて、いいよ」
「……?」
「こーちゃんの、好きに、……して?」
康ちゃんは一瞬、虚を衝かれような顔をして、次の瞬間には私にべろちゅーしてた。
「んっ、んぁ、……ふ、ッ」
そのままぎゅうぎゅう抱きしめられて――離れた康ちゃんは、私の足をぐ、とまた開いて。ぐちゅ、と私のナカに、少し焦るように挿入ってきた。熱い、……康ちゃんの。
「っ、ぁ、あ!」
私は思わず身体が跳ねる――だって、おっきくて、熱くて……
「っ、あまり締めるな、凪子」
なにかに耐えるような声。そうして「……狭」と康ちゃんは呟く。……多分、私が狭い、んじゃなくて、……康ちゃんのがおっきいよう! 私のナカをみちみちと拡張してく、熱さ。ナカはそれでも、きゅんきゅん悦んで、トロトロになってるのがわかる。
康ちゃんは少しだけ心配そうに私の頭を撫でた。目が合う。小さく頷くと、ぐ、と康ちゃんは腰を進める。
「っ! ふ、……ぁ」
「……全部、挿入った」
康ちゃんの、どこか満足げな声。私の腰を持って、康ちゃんは息を吐く。
「凪子」
名前を呼ばれて、視線を上げて――目が合ったまま、康ちゃんが動くから。
「っ、ぁ、あああンッ⁉」
ぱちゅん、と――康ちゃんの抽送でイヤらしい水音が、して。絡み合う視線。目でも――抱かれてる、みたいで!
(なにこれ、恥ずかしい!)
思わず外した目線、動かした顔をぐいっと戻される。
「凪子。ちゃんと俺を見て」
「……っ、うう」
なぜだか、言う通りにしかできなくて――見つめ合ったままに、ぱちゅぱちゅとナカを突かれる。
「っ、ぁ、ぁ、あ……!」
ナカが蕩けて、死にそう。自分のナカが、きゅうっと締まって、康ちゃんから搾り取ろうとしてるのがわかる。こんな――オンナ、だったっけ? 私。
止まないイヤらしい水音、外してもらえない視線、蕩けてるナカが収縮し始めて。
「っ、あ、ソコ、……っ、康ちゃ、ん、きちゃ、ぁ……イ……きそおっ」
目線がばっちり合ったまま、私からは恥ずかしい、そんな台詞が口から零れる。
「うん、イって、凪子」
「っ、ぁう、っ、こ、のまま……?」
眉尻を下げる。こ、こんなに、じいっと見つめられたまま⁉
「そのまま。イくところ見せて凪子」
「ゃ、だよぉ……っ、なんでぇっ?」
抵抗しながらも、高まっていく感覚。止まらない抽送。くちゅん、くちゅん、って擦れる水音。
「『なんで』?」
康ちゃんはなぜだか少し――笑った。ちょっと寂しそうに。
「ずっと、……見たかったから」
どういう意味、と思ったけれど、もう次の康ちゃんの抽送で、ソレが奥をぐって突いて――私の頭はスパークしてしまう。
「っ、ぁ、あ! イ、くっ、イっちゃ……ぁ! ぁ……!」
康ちゃんに目で犯されるみたいに、そんな風に見つめられながら――私はさすがに目を逸らして、というか気持ち良すぎて目を閉じて、私の頭の横にあった康ちゃんの手首を掴んで――イった。
(あ、あ、あ……きもち、いい)
脳味噌まで痺れる快感に――意識がトロリと蕩けそうになった刹那、ぐ、と奥に無理やり与えられた快楽に、私はハッと目を開けた。
「や、……ぁっ、康ちゃん、っ、わた、し、イってる…………とこっ!」
「知ってる」
ぐちゅんぐちゅん、と水音が響く。康ちゃんははぁ、と息をついた。それは康ちゃんも「キモチイイ」って思ってる、そんな息で――なんだか私はキュンとなった。
「知ってるけど、……凪子、意識飛ばしそうだったから」
「んッ、おき、たっ、起きたぁっ、だから」
イったばかりの、……ていうか、まだキュンキュンしてるナカに、なかば強引に与えられる快楽。
それはいともあっけなく、次の快楽の波を連れてきて。
「ゃ、だぁって、ば、……ぁ、ッ! 康ちゃ、また、イ……くっ、やめ、てぇっ」
「イけばいい」
低くて、掠れた声だった。その声が、余計に私の中の悦楽を刺激して。
「んんんッ、んぁッ、ぁあッ、イく、っ、康ちゃ、こうちゃんっ、こうちゃん……!」
淫らに、康ちゃんの名前を連呼しながらナカをキュンキュン収縮させて、私は彼にしがみつく。ぎゅ、と抱きしめ返してくれる、おっきな身体。
「凪子」
耳元で、名前を呼ばれる。
その響きはまるで、愛おしい人に対するものに思えたから、……なんだか甘えたくなって。
私も小さく、呼び返した。
「康ちゃん」
康ちゃんは、なぜだかほんの少し戸惑って――そうして、私の頬にキスをした。
愛しい誰かに、そうするみたいに。
6 まったくもう
康ちゃんは実は割と――人の影響を受けやすい、と私は思っている。だって、私がハマったものに康ちゃんもすぐハマっていたもの。中学生の頃とかのことだけど。漫画もゲームも、すぐに。……今も、そうなのかなぁ?
ホノルルのあるオアフ島から、ハワイ島へ移動したその日。やけに黒い砂浜(溶岩らしいです)を見学しながら、観光ガイドのおじさんが、私たちを見て言った。私たち……っていうのは、私と康ちゃんだけじゃない。ハワイ島を巡るそのオプショナルツアーは、たまたまだろうけれど新婚旅行で来た人が私たちの他にもいて。で、まぁとにかくそのおじさんは言ったのだ。
「新婚サンたち、ちゃんと愛してるって伝えないといけませんよ~」
アロハシャツを着ている日系人のおじさんは陽気に言う。
「ボクは結婚三十年目だけどね、夫婦円満の秘訣は毎日愛してるって奥さんに伝えることだね!」
私はなんとなーく、康ちゃんを見上げた。彼は……ものすごく真剣な顔をしている。……こういうときの康ちゃんは、なにかしでかすときの康ちゃんです。
「凪子」
「言わなくていい」
「愛してる」
「言わなくていいってば!」
てかアナタ、私とは楽だから結婚しただけでしょうに!
「お、さっそく実践ですか!」
ガイドのおじさんに続いて、老年夫婦が「若いっていいわね」とからかうように言う。私はヒャァアと真っ赤になって下を向いた。
「いいですねー、毎日三十回は言ってくださいね」
「三十回」
ふ、復唱しなくていい……!
私は康ちゃんの手をぎゅうっと握る。痛くしてやろうと思ったのに、悲しいかな握力のなさから、単に手を握りしめただけになった。康ちゃんは少し嬉しそうにしている。むう、一体なにを考えているんだろう、この幼馴染……突拍子もないからなぁ。
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