お見合い相手は無愛想な警察官僚でした 誤解まみれの溺愛婚

にしのムラサキ

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番外編

【番外編SS】デートに行く(中)

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「ん……っ、ふぁ、っ、修平さ、んっ、苦しっ」
「……すまん、半分我を忘れて」

 修平さんが連れてきてくれたのは、なんだかラグジュアリーな感じのホテルで。
 ラブホテル……とはまた違うけど、普通のホテルとも違うみたい。こっそり車で「君を連れてこようと思っていて」と囁かれて、お腹がきゅん、と疼いた。
 綺麗な部屋に入って、高層階だったから窓からの風景も綺麗でつい窓際で見惚れていた私を、修平さんは後ろから抱きしめて──そして、むさぼるようにキスをしてきて。

「ん……っ」

 再び重なる唇に、甘い苦しさを感じながら──修平さんが私の胸に触れるその指に、私は恥ずかしいくらいに反応してしまう。
 離れる唇、つう、と銀の糸で繋がって。

「ゃ……っ!」
「可愛い、美保。ほんとうに、きみは」

 服の上からゆるゆると揉むように触れられて、私の身体が跳ねる。

(これくらいのことで感じちゃう、なんて……っ)

 て、いうか!

「しゅ、へーさんっ、ここ窓っ、カーテン」
「マジックミラーになっているらしいから」

 こともなげに修平さんは言う。

「気にするな」
「ぁうっ、でもっ、気に……、なるっ」
「そうか?」

 修平さんははむ、と私の耳朶を噛んで。

「ひゃぁんっ」
「相変わらず可愛い耳だ」

 少し、笑う気配がして──修平さんの大きな手が、するりと服の裾から入ってくる。
 ブラジャーを上にずらして、もうピンと勃ってる胸の先端をぐに、と潰すように触れる。

「あっ、あっ、あっ、あ……」

 修平さんが熱い息を吐く。お尻に当たってるのは、もうすっかり硬くなってる、修平さんの、で……。
 がくりと抜けそうな腰を支えるために、窓ガラスに手をつく──ほ、ほんとうにマジックミラーなんだよね!?
 ぐにぐに、と形が変わるくらいに胸を強く揉まれる。

「はぁ、っ、ぁ、っ、あ……」

 荒い息。
 ナカからこぽり、と愛欲の証明のように液体が垂れてるのが分かる……。
 するり、とスカートをたくし上げられ、修平さんはしばらく、やわやわと私の太ももを撫でた。

「しゅ、へーさん……?」

 早く触ってほしくて振り向くと、唇が重ねられて。
 くちゅ、と下着がずらされて、ぐちゅりと修平さんの無骨な指が一本、差し挿れられる。

「ぁ、ぁあ……!」

 あまりの快楽に、腰が揺れた。
 修平さんが息をつく。なにかを堪えるように。
 そうして、指がぬちゅぬちゅとナカで動かされて。

「あ、あ、あっ、あっ、あ、修平さん、修平さん、修平さん……っ!」

 お腹側の、浅いところ……指でされて気持ちイイ、そこをぐちぐちと擦られる。
 その度に溢れる、淫らな液体。
 気がつけば修平さんの指が増えていて、バラバラに動かされて──。

「ぁ、っ、も、ダメっ、修平さんっ、イ、っちゃう……!」

 修平さんに支えられるようにしながら、私はビクビクとナカの痙攣に蕩けさせられる。
 久しぶりの絶頂は、私の身体から力を奪うのに十分で。
 くてんと力を抜いた私を、修平さんは抱き上げてベッドに運んだ。

「済まない、きみが可愛すぎて止まれなかった」

 優しく私の頭を撫でる、大好きでおっきな手。
 私は幸せで、ふわりと笑う。ちゅ、と優しくキスが降ってきた。
 修平さんは、ゆっくりと私の服を脱がせて行く。そうして自分も、裸になって──。

「照れ、ちゃいますね?」

 私はつい、胸を隠しつつ目線を逸らす。わぁもう、絶対顔、赤いよー。

「見せてくれ、美保。綺麗だから」

 そう言って手を解かれて。
 ちゅ、と胸にキスが降ってきた。それから少し考えたような顔をして、修平さんは言う。

「美雨から返してもらった気分だ」
「ふふ、なんですかそれ」
「今は──俺だけの」

 胸の先端を口に含んで、修平さんはそれを甘噛みした。

「ゃ、ぁあ……っ」

 修平さんの熱い口内で、先端は舌でつつかれ、つぶされ、ぐちぐちと噛まれて……!

「ぁ、ぁ、あ……!」

 わざとらしいリップ音といっしょに、修平さんは離れて。
 それから手を、私の膝に置いて──ぐ、と押し上げた。開かれる足、に私は羞恥で頬に熱を集める。

「挿れる、ぞ」

 修平さんが真剣な目でそう言うから──私は小さく、うなずいた。
 やがて入り口にあてがわれる、修平さんの……。
 修平さんはほんの少し、腰を進めた。先端だけが入ってて、私はもどかしくて思わず強請る。

「しゅ、へーさんっ、奥までっ、して……」

 修平さんはゆるりと私の髪を撫でる。そうして頷いて、私の腰を持ち直して──一気に奥まで、貫かれた。

「ぁぁあああ……ッ!」

 奥にぐぢゅんと当たる修平さんの硬くて太い熱に、私の身体はぴくりと跳ねて、それだけでイってしまう。

「は、……ぁ、ぁ……」

 ほろり、と流れた涙を修平さんが親指で拭う。

「大丈夫か? 無理して、ないか?」
「は、い、……」

 私はこくこく、と頷く。

「気持ちよく、て、泣いて……ます」
「きみは」

 修平さんは眉をきゅ、とひそめた。
 何かに耐えるように。

「本当に……本当に、俺を煽るのが上手だ」
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