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雨垂れ
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雨粒が傘に当たる音がうるさい。
目の前で、同じ傘に入る彼の声は、雨粒の音にかき消されてほとんど聞こえない。
「なんて、言いました?」
雨で僅かに湿る髪の毛を、私は耳にかけながら聞いた。
「もう一度、お願いします──三島先輩」
※※※
三島先輩の歓迎会、参加するつもりはなかった。
のに、参加せざるをえなかったのは三島先輩に平身低頭、誠心誠意、謝られてしまったからで。
私が三島先輩に「地味メガネザルで悪かったですね!」と突っ掛かった、その翌日。
「ほんとうに、悪かった。棚倉」
「……棚倉じゃないです」
私のその言葉は無視されて、そのまま謝罪は続く。
(聞こえなかったのかな?)
それだけ、──必死で、謝ってくれてる?
「あれは、売り言葉に買い言葉で、というか本気じゃなくて、……」
顔を上げた三島さんは少し顔色も悪くて、……なんだか私が悪い気がしてきた。
(……胸の話とかしてたのは、三島先輩じゃなかったし)
だいいち、中学時代のことをいつまでも根に持つのはちょっと……あ、でもムカついたし嫌だったのは本当なんだもん。
「許さないです」
「──っ、ごめん。申し訳、ない……」
「けど、メガネザル発言の撤回だけは聞き入れます」
許してはない。
ないけど。
三島先輩はそれでも、ほっとした顔をした。……ま、同じ職場でこれからもやっていくし、大人の対応はしてあげてもいい。
「許してはないです」
「……うん」
ぎりぎりと睨みつけると、三島先輩は眉を下げてほんのちょっとだけ、笑った。
(……くそー、爽やかフェイスめ)
鮫川くんもそうだけれど、整ってるひとって人生で色々得してそうでなんかムカつく。
今日の夜ごはん、豚汁の予定だったけど七味たくさんいれてやろ!
……みたいな八つ当たりで作った豚汁だったけれど、鮫川くんは「美味しいです」と平らげてしまっていた。
辛いの、得意だったらしい。
その、翌週。
日曜日に指輪を作りにいった、その翌々日、火曜日。
歓迎会を用事もないのに(謝罪されてるのに)参加しないのもアレなので、致し方なく参加した。
大学近くの駅ビルに入ってる普通の居酒屋。普通のコース料理、飲み放題つき。
普通じゃなかったのは、一次会終わりに突然降り出した土砂降りだ。
「うわ、ひどー」
「傘持ってるの?」
同期の子に言われて、首を振る。
一次会だけで帰るつもりだったけれど……。
「二次会カラオケだって。これ傘さしてても濡れるよ、弱まるまで行こ」
その子が差し出したスマホ、画面に表示された雨雲レーダーは、もう少しこの雨足が弱まることがないことを示していた。
カラオケは同じビルに入ってるから、当然濡れない。
「……んん」
悩む。
スマホを見るとまだ21時前。鮫川くんからの連絡はない、……ってことはまだ仕事かな。
(……いまから帰れば)
そりゃあ、多少は濡れるかもだけれど、晩ご飯作れる。鮫川くんには飲み会あるの伝えてあるけれど、……なんか鮫川くんに悪い。
契約結婚なのに、家のことするのが(まぁ鮫川くんの出張時以外はできる範囲で、っていうユルユル契約なんだけれど)私の役割なのに。
(役に、立ちたい)
そんな風に思ってしまう。
今日は普通の豚汁を作ってあげよう。
「……下のコンビニで傘買って帰るよ」
「え、そうなの?」
「んー、旦那、の」
呼び方に迷ったけれど、とりあえず鮫川くんのことをそう呼ぶ。
「晩ご飯、気になるから」
「わー、あー、もう、新婚さんめ!」
軽くからかわれながら、みんなに頭を下げてエレベーターで一階に降りた。一階にはコンビニが入っていて、──なのに。
「え、わ、売り切れ」
コンビニは混雑していた。突然降り出したゲリラ豪雨に、電車から降りた人たちが次々に傘を買って行ったのだ。
「どうしよ」
コンビニの自動ドアから、外を見る。酷い雨だ。
……まぁこれくらい降ってるなら、傘さしてもささなくても同じかもなー。
えいや、と自動ドアから一歩踏み出すと、突き刺さるように雨が身体を打つ。
瞬間、腕を掴まれてコンビニの庇の下に戻された。
「? あれ」
振り返った先には、今日の主役なはずの三島先輩。少し息が荒い。まるで走ってきたかのような。
「どうしました」
「傘、……あー、送る」
「?」
なんか単語ばっかりで歯切れが悪い。
「家、近いって聞いて」
「あ、はい」
「送る」
三島先輩は持っていた傘を示す。
「いえ大丈夫です」
「ダメだろ」
しばらくの押し問答の末、送ってもらうことになった。
滝のような雨の下に出る。
やっぱり酷い雨すぎて、笑いが出た。
「あっはははは、ひどっ、雨ひどい」
「……これに濡れながら帰ろうとしてた棚倉もなかなか酷いよ」
「ですから鮫川ですって」
駅前を離れると、すぐ住宅街に入る。そうなると喧騒が嘘みたいに、シンとする。街灯だけが明るい。
聞こえるのは雨垂れの音だけだ。それも全然素敵じゃない、バケツをひっくり返したような豪雨。
「棚倉、……」
ふ、と三島先輩が立ち止まる。私も立ち止まざるをえない。アスファルトは川みたいになりつつある。スニーカーはとっくにぐちょぐちょだ。ていうか全身湿ってるかんじ。
そうして三島先輩は、私を見つめて小さく口を開いた。
「なんて、言いました? もう一度言ってください、三島先輩」
この豪雨だ。まったく聞き取れない。
三島先輩の顔は薄暗くてよく見えないし、眼鏡に水飛沫がかかってて街灯の光がぼやけている。
「……棚倉、」
微かに聞こえた三島先輩の声に耳を傾けようと、ただでさえ近い距離を縮めようとしたとき──誰かに肩を引かれた。
ぽすん、とその人の腕の中におさまる。
びっくりしたけれど、私はその手を最近よく知っているので怖かったりはしない。
「あれ、鮫川くん」
左手で傘を持った鮫川くんが、右腕で私を抱きとめてまっすぐに三島先輩を見ていた。
鮫川くんの黒い大きな傘もなかもまた、酷い雨音。
鮫川くんはゆるゆると、私に視線を下ろす。
「おかえりなさい」
見上げて言うと、鮫川くんはほんの少しだけ頬を緩めた。それからまた視線を三島先輩に戻す。
「妻を」
聞いたことがない種類の声で、ちょっとびっくりして鮫川くんを見つめた。
「妻を送ってくださって、ありがとうございました」
「……いえ」
三島先輩は鮫川くんを見つめ返す。
それから私を見て笑った。
「旦那さん来てくれて良かったな」
「あ、はい」
「じゃあまた、……明日。棚倉」
鮫川ですって、という私の声はきっと雨音で聞こえなかったのだろう、三島先輩はさっさと踵を返して歩き去っていく。
「アサヒさん」
名前を呼ばれて、彼を見上げた。
なぁに、と返事をする間もなく──片腕で抱き留められたまま、唇にキスが降ってきた。
「ん、む……っ?」
触れるだけのキスじゃない。
ぬるりと入ってくる少し厚い舌は、明らかに別の意思を持っていた。
酷い雨の中、大きな黒い傘の中で、私の口内はぐちゅぐちゅと蹂躙されていく。
頬の粘膜を舐められ、唇を吸われ、舌を甘噛みされて、上顎の粘膜を突かれて、そうなるともう、1ヶ月もしないのに鮫川くんに馴染んだ身体は簡単に解ける。
「ん……ぁ」
ほう、と鮫川くんを見上げた。
鮫川くんは、──ぎらぎらした、オスの顔をしていた。
目の前で、同じ傘に入る彼の声は、雨粒の音にかき消されてほとんど聞こえない。
「なんて、言いました?」
雨で僅かに湿る髪の毛を、私は耳にかけながら聞いた。
「もう一度、お願いします──三島先輩」
※※※
三島先輩の歓迎会、参加するつもりはなかった。
のに、参加せざるをえなかったのは三島先輩に平身低頭、誠心誠意、謝られてしまったからで。
私が三島先輩に「地味メガネザルで悪かったですね!」と突っ掛かった、その翌日。
「ほんとうに、悪かった。棚倉」
「……棚倉じゃないです」
私のその言葉は無視されて、そのまま謝罪は続く。
(聞こえなかったのかな?)
それだけ、──必死で、謝ってくれてる?
「あれは、売り言葉に買い言葉で、というか本気じゃなくて、……」
顔を上げた三島さんは少し顔色も悪くて、……なんだか私が悪い気がしてきた。
(……胸の話とかしてたのは、三島先輩じゃなかったし)
だいいち、中学時代のことをいつまでも根に持つのはちょっと……あ、でもムカついたし嫌だったのは本当なんだもん。
「許さないです」
「──っ、ごめん。申し訳、ない……」
「けど、メガネザル発言の撤回だけは聞き入れます」
許してはない。
ないけど。
三島先輩はそれでも、ほっとした顔をした。……ま、同じ職場でこれからもやっていくし、大人の対応はしてあげてもいい。
「許してはないです」
「……うん」
ぎりぎりと睨みつけると、三島先輩は眉を下げてほんのちょっとだけ、笑った。
(……くそー、爽やかフェイスめ)
鮫川くんもそうだけれど、整ってるひとって人生で色々得してそうでなんかムカつく。
今日の夜ごはん、豚汁の予定だったけど七味たくさんいれてやろ!
……みたいな八つ当たりで作った豚汁だったけれど、鮫川くんは「美味しいです」と平らげてしまっていた。
辛いの、得意だったらしい。
その、翌週。
日曜日に指輪を作りにいった、その翌々日、火曜日。
歓迎会を用事もないのに(謝罪されてるのに)参加しないのもアレなので、致し方なく参加した。
大学近くの駅ビルに入ってる普通の居酒屋。普通のコース料理、飲み放題つき。
普通じゃなかったのは、一次会終わりに突然降り出した土砂降りだ。
「うわ、ひどー」
「傘持ってるの?」
同期の子に言われて、首を振る。
一次会だけで帰るつもりだったけれど……。
「二次会カラオケだって。これ傘さしてても濡れるよ、弱まるまで行こ」
その子が差し出したスマホ、画面に表示された雨雲レーダーは、もう少しこの雨足が弱まることがないことを示していた。
カラオケは同じビルに入ってるから、当然濡れない。
「……んん」
悩む。
スマホを見るとまだ21時前。鮫川くんからの連絡はない、……ってことはまだ仕事かな。
(……いまから帰れば)
そりゃあ、多少は濡れるかもだけれど、晩ご飯作れる。鮫川くんには飲み会あるの伝えてあるけれど、……なんか鮫川くんに悪い。
契約結婚なのに、家のことするのが(まぁ鮫川くんの出張時以外はできる範囲で、っていうユルユル契約なんだけれど)私の役割なのに。
(役に、立ちたい)
そんな風に思ってしまう。
今日は普通の豚汁を作ってあげよう。
「……下のコンビニで傘買って帰るよ」
「え、そうなの?」
「んー、旦那、の」
呼び方に迷ったけれど、とりあえず鮫川くんのことをそう呼ぶ。
「晩ご飯、気になるから」
「わー、あー、もう、新婚さんめ!」
軽くからかわれながら、みんなに頭を下げてエレベーターで一階に降りた。一階にはコンビニが入っていて、──なのに。
「え、わ、売り切れ」
コンビニは混雑していた。突然降り出したゲリラ豪雨に、電車から降りた人たちが次々に傘を買って行ったのだ。
「どうしよ」
コンビニの自動ドアから、外を見る。酷い雨だ。
……まぁこれくらい降ってるなら、傘さしてもささなくても同じかもなー。
えいや、と自動ドアから一歩踏み出すと、突き刺さるように雨が身体を打つ。
瞬間、腕を掴まれてコンビニの庇の下に戻された。
「? あれ」
振り返った先には、今日の主役なはずの三島先輩。少し息が荒い。まるで走ってきたかのような。
「どうしました」
「傘、……あー、送る」
「?」
なんか単語ばっかりで歯切れが悪い。
「家、近いって聞いて」
「あ、はい」
「送る」
三島先輩は持っていた傘を示す。
「いえ大丈夫です」
「ダメだろ」
しばらくの押し問答の末、送ってもらうことになった。
滝のような雨の下に出る。
やっぱり酷い雨すぎて、笑いが出た。
「あっはははは、ひどっ、雨ひどい」
「……これに濡れながら帰ろうとしてた棚倉もなかなか酷いよ」
「ですから鮫川ですって」
駅前を離れると、すぐ住宅街に入る。そうなると喧騒が嘘みたいに、シンとする。街灯だけが明るい。
聞こえるのは雨垂れの音だけだ。それも全然素敵じゃない、バケツをひっくり返したような豪雨。
「棚倉、……」
ふ、と三島先輩が立ち止まる。私も立ち止まざるをえない。アスファルトは川みたいになりつつある。スニーカーはとっくにぐちょぐちょだ。ていうか全身湿ってるかんじ。
そうして三島先輩は、私を見つめて小さく口を開いた。
「なんて、言いました? もう一度言ってください、三島先輩」
この豪雨だ。まったく聞き取れない。
三島先輩の顔は薄暗くてよく見えないし、眼鏡に水飛沫がかかってて街灯の光がぼやけている。
「……棚倉、」
微かに聞こえた三島先輩の声に耳を傾けようと、ただでさえ近い距離を縮めようとしたとき──誰かに肩を引かれた。
ぽすん、とその人の腕の中におさまる。
びっくりしたけれど、私はその手を最近よく知っているので怖かったりはしない。
「あれ、鮫川くん」
左手で傘を持った鮫川くんが、右腕で私を抱きとめてまっすぐに三島先輩を見ていた。
鮫川くんの黒い大きな傘もなかもまた、酷い雨音。
鮫川くんはゆるゆると、私に視線を下ろす。
「おかえりなさい」
見上げて言うと、鮫川くんはほんの少しだけ頬を緩めた。それからまた視線を三島先輩に戻す。
「妻を」
聞いたことがない種類の声で、ちょっとびっくりして鮫川くんを見つめた。
「妻を送ってくださって、ありがとうございました」
「……いえ」
三島先輩は鮫川くんを見つめ返す。
それから私を見て笑った。
「旦那さん来てくれて良かったな」
「あ、はい」
「じゃあまた、……明日。棚倉」
鮫川ですって、という私の声はきっと雨音で聞こえなかったのだろう、三島先輩はさっさと踵を返して歩き去っていく。
「アサヒさん」
名前を呼ばれて、彼を見上げた。
なぁに、と返事をする間もなく──片腕で抱き留められたまま、唇にキスが降ってきた。
「ん、む……っ?」
触れるだけのキスじゃない。
ぬるりと入ってくる少し厚い舌は、明らかに別の意思を持っていた。
酷い雨の中、大きな黒い傘の中で、私の口内はぐちゅぐちゅと蹂躙されていく。
頬の粘膜を舐められ、唇を吸われ、舌を甘噛みされて、上顎の粘膜を突かれて、そうなるともう、1ヶ月もしないのに鮫川くんに馴染んだ身体は簡単に解ける。
「ん……ぁ」
ほう、と鮫川くんを見上げた。
鮫川くんは、──ぎらぎらした、オスの顔をしていた。
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