570 / 702
【高校編】分岐・相良仁
【三人称視点】逮捕
しおりを挟む
「これっていわゆる、クサイ飯ってやつ、なんですかねぇ」
のんびりとした口調で、少女は目の前に置かれたカツ丼を眺めている。
カツ丼が置かれているのは、古臭い灰色の事務用机。そこにカツ丼を置いた張本人、白井は全く慌てていない少女に、少し苛つきに似た呆れを覚えていた。
(まったく、これだからお嬢様って生き物は)
まぁ、すぐに事態を把握させてやるよ、と白井は思う。
(そしてーー)
想像するだけで、白井は笑いそうになる。楽しくて。愉悦で。
(とりあえずのチャンスは、今だけだ)
そう思いながら、白井は目の前の少女……設楽華を眺めながら、ほんの刹那、この話を持ちかけられた時のことを思い返していた。
白井は警察官だ。階級は巡査部長で……もっとも部長と言っても何かしらエライわけではない。巡査の上が巡査部長なだけだ。その上が警部補。
そんな巡査部長な白井は、また「刑事」とも呼ばれる立場にあった。
けれども、白井は何か社会正義の実現のためだとか、悪をこらしめたいだとか、そんな信念があって警察官という職を拝命したわけではない。
単に、安定してそうだったからだ。
(官舎もあるし)
安定していて、安く住めるところがある。それだけが、白井が警察官を志した理由だった。
だから、自身の手を犯罪に染めることに、何ら羞恥も戸惑いもなかった。
だから「パパ活」で出会った女子高生に、手を出すことに躊躇はなかった。
だから、そこで知り合った桜澤青花という少女に「この話」を持ちかけられた時、白井は二つ返事で了承した。
なんて美味しい話だ、と思いながら。
「白井さんにはぁ、テキトーな罪をでっち上げてほしいのぉ」
青花は楽しげに笑いながら言った。
「証拠も証人も物証も、ぜえんぶこっちで準備するから」
青花の笑みは更に深まって行く。白井はその表情から目が離せない。なんて、可愛くて、はかなくて、すてきな女の子なんだろう。そう思いながら。
「それでね、白井さん。設楽華にこう持ちかけて欲しいの」
青花のたおやかな指が、白井の頬に触れる。それだけで白井は達してしまいそうになる。
「『逮捕されたくなければ、言うことを聞け』って」
青花の指は、つうっと肌を伝い、白井の首にうつる。
「それでねそれでね」
はしゃぎながら、青花は続ける。
「設楽華にパパ活させんの。本番ありで」
嬉しげに首を傾げる青花。
「もちろんお金は白井さん、もらっていいよ」
首を優しく撫でていた指先は、再び頬にうつる。そして、すうっと移動して、耳たぶへ。
「ていうか、白井さんも、設楽華、好きにしていいよ」
耳の穴に、ふう、と息を吹きかけられ、そしてそっと囁かれた。
「欲しかったでしょ? 女子高生奴隷」
その一連の会話を思い返すだけで、白井は酷く陶酔する。愉悦で胸が躍る。よだれを垂らすのを我慢しながら、白井は改めて目の前にいる設楽華を眺めた。
青花が「無駄な贅肉」と呼ぶ、豊満な胸部、反対にほっそりしとした腰回り、白い肌を彩る長い睫毛と、ぱっちりとした瞳。モノトーンのようなかんばせに、唇だけが紅く。
白井は、学校帰りの華に声をかけて、ここ、自らの勤務先の警察署、その取り調べ室まで彼女を連れてきた。
(この子の護衛だとかいう女は煩かったけれどーー)
なんのことはない。逮捕状は、本物だ。
青花から渡された「証拠」は、青花の「ともだち」の医者に書いてもらったという怪我の診断書。「証人」は青花のこれまた「お友達」なサラリーマン。
(横断歩道から、設楽華に突き落とされた、という事件の捏造、だ)
所詮は書類仕事。謀殺される仕事の中で、これだけ揃っていれば、決裁はなんなく通った。
(まだいるんかね)
皮肉気に白井は笑った。
(勘当寸前、なんだっけか)
青花から、そう聞いている。設楽華は、実家から勘当寸前なのだ、と。
(だから、何をしても大丈夫だと)
むしろ、勘当するのにかえって好都合だと放置するんじゃないか、と青花は言っていた。
つまり、あの「護衛」は額面通りに受け取ってはいけない。要は、設楽華が余計なことをしないように、という「見張り」の側面が強いのだろうと思う。無視して構わない。護衛なんてものは。
(さて)
すう、と白井は息を吸い込む。
取り調べは、一人でやるわけではない。どうしたって、複数人が担当する。
(だから、いま。食事を運んできた、このタイミングしか、ない)
取り調べ室の扉すらも開いている。だから、外に聞こえないように、小さな小さな声で、いま、この少女を脅すしかーーそう決めて、口を開きかけた時だった。
「白井さん!」
後輩が部屋に飛び込んでくる。白井はチッと舌打ちをこらえ、後輩を見遣る。
「どうした?」
「下に、弁護士が」
「……弁護士ぃ?」
思わず華を振り返り、見つめる。いつの間にやら、もぐもぐと食事を始めていた。
やや呆れつつ、もう一度後輩を見る。
「確かか?」
そんなはずはない、と白井は思う。なぜなら、この少女は勘当されるところなのだから。
「確かというか」
後輩は明らかに狼狽えていた。
「弁護団というか」
「弁護団ん?」
「10人ほどいます」
白井は思わず口をぽかん、と開いた。
(勘当する予定のコムスメのために、そんなに?)
そんなはずが、そんなはずは、と混乱している白井の耳に、小さな華の呟きがふと聞こえる。
「まだかなぁ」
食べ終わっちゃうじゃん、と続けて口を尖らせる。
明らかに、誰かを待っている口調だった。誰かーー信頼できる、誰か。
(……許婚だとかいう鹿王院の息子か?)
いや、カタチだけなんだ、と青花がーーと白井が考えたその瞬間、奇声のような声で自分を呼ぶ声がした。
「白井くんっっっ」
ばたばた、と部屋に駆け込んできたのはここの署長だ。警察庁からの出向組、いわゆる「キャリア」、まだ30代のはずだ。
その署長は顔色をなくして、ひたすらに荒い呼吸で、また白井を呼ぶ。
「白井くんっっっ! い、一体何をしたくれたのかねっ!?」
「な、なにを、とは」
「一体誰をこんな、こんな狭っ苦しい部屋に押し込んでッ」
ぐるり、と身体を反転させて署長は華に「申し訳ありませんご足労をおかけしております」とよく分からない挨拶をした。華の方も戸惑っているのか、曖昧に頷いただけで、食事を続けている。
「あの、署長?」
声をかける白井を睨みつけ、署長は口を開いた。
「抗議が! 入って! いるんだよ! 厳重に!」
「ど、どこから」
「国だよ、国ッ」
国? と白井は戸惑う。こんなコムスメひとりのために?
「正確にはイギリス大使館ッ」
「い、イギリス……?」
「そちらのお嬢様はね!」
署長は泡を飛ばす。
「英国の貴族様の婚約者でらっしゃるそうだよ!」
ぽかん、とする白井の背後で、華がカツ丼を少し吹き出していた。
のんびりとした口調で、少女は目の前に置かれたカツ丼を眺めている。
カツ丼が置かれているのは、古臭い灰色の事務用机。そこにカツ丼を置いた張本人、白井は全く慌てていない少女に、少し苛つきに似た呆れを覚えていた。
(まったく、これだからお嬢様って生き物は)
まぁ、すぐに事態を把握させてやるよ、と白井は思う。
(そしてーー)
想像するだけで、白井は笑いそうになる。楽しくて。愉悦で。
(とりあえずのチャンスは、今だけだ)
そう思いながら、白井は目の前の少女……設楽華を眺めながら、ほんの刹那、この話を持ちかけられた時のことを思い返していた。
白井は警察官だ。階級は巡査部長で……もっとも部長と言っても何かしらエライわけではない。巡査の上が巡査部長なだけだ。その上が警部補。
そんな巡査部長な白井は、また「刑事」とも呼ばれる立場にあった。
けれども、白井は何か社会正義の実現のためだとか、悪をこらしめたいだとか、そんな信念があって警察官という職を拝命したわけではない。
単に、安定してそうだったからだ。
(官舎もあるし)
安定していて、安く住めるところがある。それだけが、白井が警察官を志した理由だった。
だから、自身の手を犯罪に染めることに、何ら羞恥も戸惑いもなかった。
だから「パパ活」で出会った女子高生に、手を出すことに躊躇はなかった。
だから、そこで知り合った桜澤青花という少女に「この話」を持ちかけられた時、白井は二つ返事で了承した。
なんて美味しい話だ、と思いながら。
「白井さんにはぁ、テキトーな罪をでっち上げてほしいのぉ」
青花は楽しげに笑いながら言った。
「証拠も証人も物証も、ぜえんぶこっちで準備するから」
青花の笑みは更に深まって行く。白井はその表情から目が離せない。なんて、可愛くて、はかなくて、すてきな女の子なんだろう。そう思いながら。
「それでね、白井さん。設楽華にこう持ちかけて欲しいの」
青花のたおやかな指が、白井の頬に触れる。それだけで白井は達してしまいそうになる。
「『逮捕されたくなければ、言うことを聞け』って」
青花の指は、つうっと肌を伝い、白井の首にうつる。
「それでねそれでね」
はしゃぎながら、青花は続ける。
「設楽華にパパ活させんの。本番ありで」
嬉しげに首を傾げる青花。
「もちろんお金は白井さん、もらっていいよ」
首を優しく撫でていた指先は、再び頬にうつる。そして、すうっと移動して、耳たぶへ。
「ていうか、白井さんも、設楽華、好きにしていいよ」
耳の穴に、ふう、と息を吹きかけられ、そしてそっと囁かれた。
「欲しかったでしょ? 女子高生奴隷」
その一連の会話を思い返すだけで、白井は酷く陶酔する。愉悦で胸が躍る。よだれを垂らすのを我慢しながら、白井は改めて目の前にいる設楽華を眺めた。
青花が「無駄な贅肉」と呼ぶ、豊満な胸部、反対にほっそりしとした腰回り、白い肌を彩る長い睫毛と、ぱっちりとした瞳。モノトーンのようなかんばせに、唇だけが紅く。
白井は、学校帰りの華に声をかけて、ここ、自らの勤務先の警察署、その取り調べ室まで彼女を連れてきた。
(この子の護衛だとかいう女は煩かったけれどーー)
なんのことはない。逮捕状は、本物だ。
青花から渡された「証拠」は、青花の「ともだち」の医者に書いてもらったという怪我の診断書。「証人」は青花のこれまた「お友達」なサラリーマン。
(横断歩道から、設楽華に突き落とされた、という事件の捏造、だ)
所詮は書類仕事。謀殺される仕事の中で、これだけ揃っていれば、決裁はなんなく通った。
(まだいるんかね)
皮肉気に白井は笑った。
(勘当寸前、なんだっけか)
青花から、そう聞いている。設楽華は、実家から勘当寸前なのだ、と。
(だから、何をしても大丈夫だと)
むしろ、勘当するのにかえって好都合だと放置するんじゃないか、と青花は言っていた。
つまり、あの「護衛」は額面通りに受け取ってはいけない。要は、設楽華が余計なことをしないように、という「見張り」の側面が強いのだろうと思う。無視して構わない。護衛なんてものは。
(さて)
すう、と白井は息を吸い込む。
取り調べは、一人でやるわけではない。どうしたって、複数人が担当する。
(だから、いま。食事を運んできた、このタイミングしか、ない)
取り調べ室の扉すらも開いている。だから、外に聞こえないように、小さな小さな声で、いま、この少女を脅すしかーーそう決めて、口を開きかけた時だった。
「白井さん!」
後輩が部屋に飛び込んでくる。白井はチッと舌打ちをこらえ、後輩を見遣る。
「どうした?」
「下に、弁護士が」
「……弁護士ぃ?」
思わず華を振り返り、見つめる。いつの間にやら、もぐもぐと食事を始めていた。
やや呆れつつ、もう一度後輩を見る。
「確かか?」
そんなはずはない、と白井は思う。なぜなら、この少女は勘当されるところなのだから。
「確かというか」
後輩は明らかに狼狽えていた。
「弁護団というか」
「弁護団ん?」
「10人ほどいます」
白井は思わず口をぽかん、と開いた。
(勘当する予定のコムスメのために、そんなに?)
そんなはずが、そんなはずは、と混乱している白井の耳に、小さな華の呟きがふと聞こえる。
「まだかなぁ」
食べ終わっちゃうじゃん、と続けて口を尖らせる。
明らかに、誰かを待っている口調だった。誰かーー信頼できる、誰か。
(……許婚だとかいう鹿王院の息子か?)
いや、カタチだけなんだ、と青花がーーと白井が考えたその瞬間、奇声のような声で自分を呼ぶ声がした。
「白井くんっっっ」
ばたばた、と部屋に駆け込んできたのはここの署長だ。警察庁からの出向組、いわゆる「キャリア」、まだ30代のはずだ。
その署長は顔色をなくして、ひたすらに荒い呼吸で、また白井を呼ぶ。
「白井くんっっっ! い、一体何をしたくれたのかねっ!?」
「な、なにを、とは」
「一体誰をこんな、こんな狭っ苦しい部屋に押し込んでッ」
ぐるり、と身体を反転させて署長は華に「申し訳ありませんご足労をおかけしております」とよく分からない挨拶をした。華の方も戸惑っているのか、曖昧に頷いただけで、食事を続けている。
「あの、署長?」
声をかける白井を睨みつけ、署長は口を開いた。
「抗議が! 入って! いるんだよ! 厳重に!」
「ど、どこから」
「国だよ、国ッ」
国? と白井は戸惑う。こんなコムスメひとりのために?
「正確にはイギリス大使館ッ」
「い、イギリス……?」
「そちらのお嬢様はね!」
署長は泡を飛ばす。
「英国の貴族様の婚約者でらっしゃるそうだよ!」
ぽかん、とする白井の背後で、華がカツ丼を少し吹き出していた。
10
お気に入りに追加
3,084
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?
tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」
「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」
子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。
悪役令嬢に転生したら手遅れだったけど悪くない
おこめ
恋愛
アイリーン・バルケスは断罪の場で記憶を取り戻した。
どうせならもっと早く思い出せたら良かったのに!
あれ、でも意外と悪くないかも!
断罪され婚約破棄された令嬢のその後の日常。
※うりぼう名義の「悪役令嬢婚約破棄諸々」に掲載していたものと同じものです。
転生したら攻略対象者の母親(王妃)でした
黒木寿々
恋愛
我儘な公爵令嬢リザベル・フォリス、7歳。弟が産まれたことで前世の記憶を思い出したけど、この世界って前世でハマっていた乙女ゲームの世界!?私の未来って物凄く性悪な王妃様じゃん!
しかもゲーム本編が始まる時点ですでに亡くなってるし・・・。
ゲームの中ではことごとく酷いことをしていたみたいだけど、私はそんなことしない!
清く正しい心で、未来の息子(攻略対象者)を愛でまくるぞ!!!
*R15は保険です。小説家になろう様でも掲載しています。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
執事が〇〇だなんて聞いてない!
一花八華
恋愛
テンプレ悪役令嬢であるセリーナは、乙女ゲームの舞台から穏便に退場する為、処女を散らそうと決意する。そのお相手に選んだのは能面執事のクラウスで……
ちょっとお馬鹿なお嬢様が、色気だだ漏れな狼執事や、ヤンデレなお義兄様に迫られあわあわするお話。
※ギャグとシリアスとホラーの混じったラブコメです。寸止め。生殺し。
完結感謝。後日続編投稿予定です。
※ちょっとえっちな表現を含みますので、苦手な方はお気をつけ下さい。
表紙は、綾切なお先生にいただきました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる