666 / 702
【高校編】分岐・鹿王院樹
射す光
しおりを挟む
青い。
それだけしか、浮かばなかった。
樹くんが「福島に行こう」と言い出したのは、昨日の夕方。もう夏休みも終わる、って日のこと。
ヒグラシの声が聞こえる濡れ縁で、ぼうっとアイスを舐めながら外を眺めていると、部活から帰宅してきた樹くんがぽすりと横に座った。
「おかえり」
「ただいま」
「食べる?」
「ん」
返事をするのが早いか、樹くんは私の唇をぺろりと舐めた。それから、また唇を重ねて啄まれて、ねじこまれた舌は私の口内を舐めあげて、うっとりしそうな私は慌てて抵抗する。
「あ、アイスだよ」
「なんだ、華のことかと思った」
少しいたずらっぽく言う樹くん。もう!
「ところでな、華」
「うん」
「福島行かないか」
「福島?」
私は首を傾げた。
「部活? トレセン?」
「今回はサッカーではなくて」
樹くんは笑う。福島にはおっきなサッカー施設……? なんていうんだろう、時々合宿だ試合だで行ってるスポーツ施設がある。
「? じゃあなんで?」
「水族館に行かないか」
「あるの?」
「いいのがあるんだ」
樹くんは少しうっとりと言う。
「メンダコが」
「めんだこ?」
「オオメンダコが」
なんじゃそりゃ。まぁきっと、タコなんだろう。名前がタコだもん。
「展示されている。生きてるのが展示されるのなんか滅多にない。いま行かないと」
「あ、そう?」
アイスを食べながら返事する。そのタコは美味しいのかな。
「明日明後日なら時間がとれそうなんだ」
「明日!?」
急だ。急だけれど、…….悲しいかな、樹くんより私はずっとヒマなのだ。まぁ敢えて言うなら塾があるけれど、別の日に振り替えてもらえば問題ない。
「いいよ」
「そうか」
樹くんは素直に喜んだ。なにこれこの顔可愛いぞ……?
そんなわけで、翌日には私と樹くんは新幹線に乗っていた。手を繋いで。
(でもなぁ)
私はあっという間に過ぎていく車窓を見ながら思う。あー、でもこれもどっかで見張られてんのかな、なんて。
「華」
「なぁに?」
ぽん、と頭を撫でられた。
「旅行の時なんかは、相良さんたちは遠慮してもらってるぞ」
「へっ」
「特例だ、俺といるから」
「樹くんといるときはいいの?」
「目を離せないがな」
樹くんは目を細める。うう、だからそんなトラブル体質なんかしてないってば。
そんなこんなで辿り着いた水族館、私は天井を見上げてぽかん、としていた。
「ほえー」
「きれいだな」
横にいる樹くんも、天井をみあげてそう言った。
通り抜け型の水槽、たいていカマボコみたいなトンネル型のそこは、ここでは珍しく三角形のトンネルだ。
自然光が差し込んでいて、それが水と魚に反射して、きらきらと輝いている。
水はどこまでも青くて、ついぽうっと眺めてしまう。銀色に小さく光る魚たちの群れが頭上を通り過ぎていった。
「マイワシだな」
「ほーん」
なんと活きが良さそうな……。
「美味しそうとか思っちゃう」
「それだけ良い状態なんだろう」
樹くんは感心したように言う。
「水量もこれだけあれば……」
「ちょっとまってね水槽これ以上ムリだからね」
ていうか、水族館の大水槽みたいなのはさすがに作らないよね!?
「……」
「返事をして!」
ひゃー! って顔で樹くんを見上げると、楽しそうに笑われた。
「さすがに冗談だ」
「だよね」
ほっ、と息をつく。
「今はな」
「今は!?」
「さあ行くぞ華、オオメンダコが待っている」
「タコはいいのタコは!」
冗談なんだか本気なんだか、な口調で樹くんは言って笑って、歩き出す。
深海の生き物のコーナーまで来て、私と樹くんはなんだか無言になってしまう。暗い、少ししんとした展示室。モーター音が響く。
しかし、変わった生き物って面白いよなー……。進化の過程はどうなってるんだろ。
「いた」
樹くんの声が跳ねる。
水槽の中にいたのは、……これ、タコ? 思っていたタコとはちょっと違う。フヨフヨした、なんだろう、四角っぽくて頭だけタコで……。色は赤い。茹でてないのに……?
「???」
「可愛いなぁ」
「え、あ、うん……」
樹くんの可愛い基準、相変わらずよく分かんないなぁ。
「ウサギみたいだ」
「そう?」
まぁ、耳……あれ耳なの? 的な部分がフヨフヨと水流に揺れているのは、まぁ、可愛い、のかもしれない。
「えーっ、カワイイ!」
「カワイイ~~~なにこれー!」
その時背後から同じ年くらいの女の子2人がやってきて、私たちと並んで水槽を覗き込む。
「カワイイ」
「カワイイ」
きゃっきゃ、と言い合うふたり。え、もしかしてコレ可愛いのが世界のスタンダードなの……?
2人はスマホで写真を撮りまくって(フラッシュは禁止)そのあと楽しげに去っていった。そうか、この生き物、世間的にはカワイイのか。
難しい顔をしていると、樹くんが横で笑った。
「どうしたの?」
「いや、」
繋いでいた手を、またきゅっと握られた。
「華のそういうところ、好きだなと思って」
「?」
「俺のワガママに付き合ってくれるだろう。興味がそこまでなくても、こうして理解しようとしてくれている」
「あ、まー、それは」
なんでだろ?
(単純に、知りたいから?)
樹くんの好きなもの、とか。……違うかな。
「一緒にいて楽しいから」
私は水槽を見ながら答えた。
多分、それだけ。
「そうか」
「うん」
水槽のなかのメンダコが、水流に乗ってふよりと泳いだ。その泳いでる姿は、たしかにちょっとカワイイかも、なんて思ったのだった。
それだけしか、浮かばなかった。
樹くんが「福島に行こう」と言い出したのは、昨日の夕方。もう夏休みも終わる、って日のこと。
ヒグラシの声が聞こえる濡れ縁で、ぼうっとアイスを舐めながら外を眺めていると、部活から帰宅してきた樹くんがぽすりと横に座った。
「おかえり」
「ただいま」
「食べる?」
「ん」
返事をするのが早いか、樹くんは私の唇をぺろりと舐めた。それから、また唇を重ねて啄まれて、ねじこまれた舌は私の口内を舐めあげて、うっとりしそうな私は慌てて抵抗する。
「あ、アイスだよ」
「なんだ、華のことかと思った」
少しいたずらっぽく言う樹くん。もう!
「ところでな、華」
「うん」
「福島行かないか」
「福島?」
私は首を傾げた。
「部活? トレセン?」
「今回はサッカーではなくて」
樹くんは笑う。福島にはおっきなサッカー施設……? なんていうんだろう、時々合宿だ試合だで行ってるスポーツ施設がある。
「? じゃあなんで?」
「水族館に行かないか」
「あるの?」
「いいのがあるんだ」
樹くんは少しうっとりと言う。
「メンダコが」
「めんだこ?」
「オオメンダコが」
なんじゃそりゃ。まぁきっと、タコなんだろう。名前がタコだもん。
「展示されている。生きてるのが展示されるのなんか滅多にない。いま行かないと」
「あ、そう?」
アイスを食べながら返事する。そのタコは美味しいのかな。
「明日明後日なら時間がとれそうなんだ」
「明日!?」
急だ。急だけれど、…….悲しいかな、樹くんより私はずっとヒマなのだ。まぁ敢えて言うなら塾があるけれど、別の日に振り替えてもらえば問題ない。
「いいよ」
「そうか」
樹くんは素直に喜んだ。なにこれこの顔可愛いぞ……?
そんなわけで、翌日には私と樹くんは新幹線に乗っていた。手を繋いで。
(でもなぁ)
私はあっという間に過ぎていく車窓を見ながら思う。あー、でもこれもどっかで見張られてんのかな、なんて。
「華」
「なぁに?」
ぽん、と頭を撫でられた。
「旅行の時なんかは、相良さんたちは遠慮してもらってるぞ」
「へっ」
「特例だ、俺といるから」
「樹くんといるときはいいの?」
「目を離せないがな」
樹くんは目を細める。うう、だからそんなトラブル体質なんかしてないってば。
そんなこんなで辿り着いた水族館、私は天井を見上げてぽかん、としていた。
「ほえー」
「きれいだな」
横にいる樹くんも、天井をみあげてそう言った。
通り抜け型の水槽、たいていカマボコみたいなトンネル型のそこは、ここでは珍しく三角形のトンネルだ。
自然光が差し込んでいて、それが水と魚に反射して、きらきらと輝いている。
水はどこまでも青くて、ついぽうっと眺めてしまう。銀色に小さく光る魚たちの群れが頭上を通り過ぎていった。
「マイワシだな」
「ほーん」
なんと活きが良さそうな……。
「美味しそうとか思っちゃう」
「それだけ良い状態なんだろう」
樹くんは感心したように言う。
「水量もこれだけあれば……」
「ちょっとまってね水槽これ以上ムリだからね」
ていうか、水族館の大水槽みたいなのはさすがに作らないよね!?
「……」
「返事をして!」
ひゃー! って顔で樹くんを見上げると、楽しそうに笑われた。
「さすがに冗談だ」
「だよね」
ほっ、と息をつく。
「今はな」
「今は!?」
「さあ行くぞ華、オオメンダコが待っている」
「タコはいいのタコは!」
冗談なんだか本気なんだか、な口調で樹くんは言って笑って、歩き出す。
深海の生き物のコーナーまで来て、私と樹くんはなんだか無言になってしまう。暗い、少ししんとした展示室。モーター音が響く。
しかし、変わった生き物って面白いよなー……。進化の過程はどうなってるんだろ。
「いた」
樹くんの声が跳ねる。
水槽の中にいたのは、……これ、タコ? 思っていたタコとはちょっと違う。フヨフヨした、なんだろう、四角っぽくて頭だけタコで……。色は赤い。茹でてないのに……?
「???」
「可愛いなぁ」
「え、あ、うん……」
樹くんの可愛い基準、相変わらずよく分かんないなぁ。
「ウサギみたいだ」
「そう?」
まぁ、耳……あれ耳なの? 的な部分がフヨフヨと水流に揺れているのは、まぁ、可愛い、のかもしれない。
「えーっ、カワイイ!」
「カワイイ~~~なにこれー!」
その時背後から同じ年くらいの女の子2人がやってきて、私たちと並んで水槽を覗き込む。
「カワイイ」
「カワイイ」
きゃっきゃ、と言い合うふたり。え、もしかしてコレ可愛いのが世界のスタンダードなの……?
2人はスマホで写真を撮りまくって(フラッシュは禁止)そのあと楽しげに去っていった。そうか、この生き物、世間的にはカワイイのか。
難しい顔をしていると、樹くんが横で笑った。
「どうしたの?」
「いや、」
繋いでいた手を、またきゅっと握られた。
「華のそういうところ、好きだなと思って」
「?」
「俺のワガママに付き合ってくれるだろう。興味がそこまでなくても、こうして理解しようとしてくれている」
「あ、まー、それは」
なんでだろ?
(単純に、知りたいから?)
樹くんの好きなもの、とか。……違うかな。
「一緒にいて楽しいから」
私は水槽を見ながら答えた。
多分、それだけ。
「そうか」
「うん」
水槽のなかのメンダコが、水流に乗ってふよりと泳いだ。その泳いでる姿は、たしかにちょっとカワイイかも、なんて思ったのだった。
0
お気に入りに追加
3,084
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?
tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」
「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」
子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
あなたの姿をもう追う事はありません
彩華(あやはな)
恋愛
幼馴染で二つ年上のカイルと婚約していたわたしは、彼のために頑張っていた。
王立学園に先に入ってカイルは最初は手紙をくれていたのに、次第に少なくなっていった。二年になってからはまったくこなくなる。でも、信じていた。だから、わたしはわたしなりに頑張っていた。
なのに、彼は恋人を作っていた。わたしは婚約を解消したがらない悪役令嬢?どう言うこと?
わたしはカイルの姿を見て追っていく。
ずっと、ずっと・・・。
でも、もういいのかもしれない。
〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
転生不憫令嬢は自重しない~愛を知らない令嬢の異世界生活
リョンコ
恋愛
シュタイザー侯爵家の長女『ストロベリー・ディ・シュタイザー』の人生は幼少期から波乱万丈であった。
銀髪&碧眼色の父、金髪&翠眼色の母、両親の色彩を受け継いだ、金髪&碧眼色の実兄。
そんな侯爵家に産まれた待望の長女は、ミルキーピンクの髪の毛にパープルゴールドの眼。
両親どちらにもない色彩だった為、母は不貞を疑われるのを恐れ、産まれたばかりの娘を敷地内の旧侯爵邸へ隔離し、下働きメイドの娘(ハニーブロンドヘア&ヘーゼルアイ)を実娘として育てる事にした。
一方、本当の実娘『ストロベリー』は、産まれたばかりなのに泣きもせず、暴れたりもせず、無表情で一点を見詰めたまま微動だにしなかった……。
そんな赤ん坊の胸中は(クッソババアだな。あれが実母とかやばくね?パパンは何処よ?家庭を顧みないダメ親父か?ヘイゴッド、転生先が悪魔の住処ってこれ如何に?私に恨みでもあるんですか!?)だった。
そして泣きもせず、暴れたりもせず、ずっと無表情だった『ストロベリー』の第一声は、「おぎゃー」でも「うにゃー」でもなく、「くっそはりゃへった……」だった。
その声は、空が茜色に染まってきた頃に薄暗い部屋の中で静かに木霊した……。
※この小説は剣と魔法の世界&乙女ゲームを模した世界なので、バトル有り恋愛有りのファンタジー小説になります。
※ギリギリR15を攻めます。
※残酷描写有りなので苦手な方は注意して下さい。
※主人公は気が強く喧嘩っ早いし口が悪いです。
※色々な加護持ちだけど、平凡なチートです。
※他転生者も登場します。
※毎日1話ずつ更新する予定です。ゆるゆると進みます。
皆様のお気に入り登録やエールをお待ちしております。
※なろう小説でも掲載しています☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる