76 / 702
5
悪役令嬢、ジェネレーションギャップを感じる
しおりを挟む
「先生さっきのおじさん、観光客に紛れてわからなくなっちゃった」
「でも神社にいるのは間違いないっす」
秋月くんと黒田くんが戻ってきた。
「え、あ……そっか、ごめんね? ありがとう」
先生は弱々しく笑う。
「どーすんスか先生……、お、小学五年生、合流したんだな」
「えっ誰!?」
なんだかとてもフツーにアキラくんを受け入れる黒田くんと、ちょっと驚いてる秋月くん。
「えっなんなん健クン気付いてたん!?」
「バレッバレだぞお前、柱から半分でてんだもんよ。めんどくせーから無視したけど」
「いや言えや~」
かなり悔しそうなアキラくんをチラリと見て「で、どーすんスか?」と黒田くんは続けた。
「あそこの神社かなりでかいし、そんなすぐ帰るとかはねーかなとは思うんすけど」
「うーん」
「ねーっ、ごめんそろそろ説明してもらっていい?」
ひよりちゃんが、ぷうと頰を膨らませた。
黒田くんがザッと状況を説明する。
(まぁ要約してもしなくても、個人情報満載のノートパソコンが行方不明って結構まずい)
先生はあらためて、はぁと肩を落とした。
「クビ、かなぁ……」
「え、先生いなくなるのヤダ」
秋月くんがすぐに反応した。
「先生、そりゃミスとか多いけどさ! 授業面白いし、それに俺が50メートル走のタイム伸びないって悩んでた時、練習めっちゃ付き合ってくれたじゃん! あれ、野球のコーチにも褒められたんだよ、走塁速くなったって」
「あ、褒められたのかぁ、速くなったのかぁ」
先生は笑った。とても嬉しそうに。
「良かったぁ」
(う。ほんとにいい先生なんだよなぁ……)
私は悩む。
(手分けしてあのおじさんを探す?)
私はいいけれど、他の子たちは一生に一度の小学校の修学旅行だ。そんなことに時間を割いていいものか……。
うーん、と悩んでいると、アキラくんが「ほな、こうしたらどない?」と声を上げた。
「どっちにしろそのオッサンも、荷物間違えたって気付いたらここ戻ってくるやろ。駅のヒトに荷物とどいてませんかぁ言うて聞くやろし、せやったらその荷物駅員さんに預けて、あとは観光がてら3組に分かれて、2人1組で稲荷大社探し回ったらええやん」
「あ、そうしよ」
「うんうん、手伝うよ先生!」
アキラくんの提案にすぐに乗るひよりちゃんと秋月くん。
(それがいいかな、観光がてら、ならみんなも楽しめるし……ん?)
私は首をひねる。
(2人1組でみっつ?)
アキラくんを見ると、にこっ! と笑って両手の親指で自分を指した。
「ここまできたらこの山ノ内瑛も一肌脱ぐで!」
「てめーは設楽と遊びたいだけじゃねぇか」
「ええやん! 人手は多い方がええやろ!?」
「せっかく決めてもらったけど、ダメだよ」
先生は静かに言った。
「これは先生の責任で、先生が大人としてどうにかします。君たちは修学旅行を楽しみなさい。せっかくの自由行動、好きに過ごして、ね?」
「えー、でも」
不服そうな秋月くん。
「じゃあそうします」
ぴしゃり、と私は言った。
「これは先生の自業自得ですから」
「うっ……その通り」
苦笑いする先生と、少し怒り顔の私を交互に見て、ひよりちゃんと秋月くんはオロオロしていた。黒田くんとアキラくんも少しびっくり顔だ。
「ですが」
私は少し表情を緩めた。
「私たちが勝手に、あのおじさんを探すのは、それは自由ですよね? 今日は自由行動なんですから」
笑って続けた私の言葉に、秋月くんは大きく頷いた。
「先生、絶対あのおじさん見つけてくるから!」
「すぐに見つかるって」
秋月くんとひよりちゃんの言葉に、涙ぐむ先生。
「みんなぁ……」
それから、うん、と頷くと言葉を続けた。
「じゃあ、さっきの提案に甘えよう。2人1組で、でも、午前中いっぱいだよ。それ以降は予定通り移動して」
「はぁい」
私はブレスレットと重ね付けした腕時計を確認する。
(いま、10時前……ってことは)
2時間で見つけなくては。
(まぁ、そもそも気付いて戻ってくるかもだし)
荷物を駅員さんに預けた先生が戻ってきた。事情を簡単に話して、おじさんが来たら連絡をもらう手筈にしたらしい。
「ちなみに先生、その、おじさんの荷物には何が入ってたんですか?」
ひよりちゃんが尋ねる。
「それがね」
先生はうーん、と首を大きくひねった。
「あぶらあげ」
「は?」
「あぶらあげが、大量に」
「あぶらあげ?」
私たちは顔を見合わせた。
(あぶらあげー?)
そりゃ、お稲荷様だから、あぶらあげなんだろうけど。良く知らないけど……
「奉納するやつだったのかな?」
私は首を傾げた。
「あ、そうかも。それなら今頃気付いてるんじゃない?」
ひよりちゃんも嬉しそうに手を叩く。
「どうやろうか。ここ、めっちゃ山の上まで神社あるで。本殿にならすぐやろうけど」
「あ、そうなのか……」
私はそうか、とガイドブックを開く。
(一ノ峰上社、とかまで行かれると、少しヤバイかな)
山頂にあるらしい。
ちらりと時計を見た私の腕に、先生は視線をやる。
「ね、設楽さん、そのブレスレット」
「え」
(だ、だめだったかな!?)
修学旅行中、みんなシンプルなアクセサリーはつけているので大丈夫かなと思っていたけど。
「ううん、大丈夫。没収とかはしないから。ちょっと見せてもらってもいい?」
「え、あ、はい」
外して、先生に渡す。
「ふうん」
先生は手に取ったそれを、少し面白そうに眺めた。
「なるほどね、ありがと」
「……?」
不思議そうな私に、先生は言う。
「ごめんごめん、それね、ちょっとその、特殊なやつだと思うよ」
「特殊?」
「お値段そこそこ。素材自体もプラチナだし、まぁ特殊性はそこにないんだけどねぇ」
「えっ」
(樹くん、そんな高価なものを!?)
私がまじまじとブレスレットを眺めているうちに、アキラくんは「ほなこれで組み分けしよか!」とスマホを取り出していた。
「え、どうやって?」
「アプリであみだくじ」
「ほえー」
私は感心した。
(最近の子って、そうやってやるのね……)
もう紙に書く時代は終わったのだろうか……アラサーはちょっと切ないよ。
「でも神社にいるのは間違いないっす」
秋月くんと黒田くんが戻ってきた。
「え、あ……そっか、ごめんね? ありがとう」
先生は弱々しく笑う。
「どーすんスか先生……、お、小学五年生、合流したんだな」
「えっ誰!?」
なんだかとてもフツーにアキラくんを受け入れる黒田くんと、ちょっと驚いてる秋月くん。
「えっなんなん健クン気付いてたん!?」
「バレッバレだぞお前、柱から半分でてんだもんよ。めんどくせーから無視したけど」
「いや言えや~」
かなり悔しそうなアキラくんをチラリと見て「で、どーすんスか?」と黒田くんは続けた。
「あそこの神社かなりでかいし、そんなすぐ帰るとかはねーかなとは思うんすけど」
「うーん」
「ねーっ、ごめんそろそろ説明してもらっていい?」
ひよりちゃんが、ぷうと頰を膨らませた。
黒田くんがザッと状況を説明する。
(まぁ要約してもしなくても、個人情報満載のノートパソコンが行方不明って結構まずい)
先生はあらためて、はぁと肩を落とした。
「クビ、かなぁ……」
「え、先生いなくなるのヤダ」
秋月くんがすぐに反応した。
「先生、そりゃミスとか多いけどさ! 授業面白いし、それに俺が50メートル走のタイム伸びないって悩んでた時、練習めっちゃ付き合ってくれたじゃん! あれ、野球のコーチにも褒められたんだよ、走塁速くなったって」
「あ、褒められたのかぁ、速くなったのかぁ」
先生は笑った。とても嬉しそうに。
「良かったぁ」
(う。ほんとにいい先生なんだよなぁ……)
私は悩む。
(手分けしてあのおじさんを探す?)
私はいいけれど、他の子たちは一生に一度の小学校の修学旅行だ。そんなことに時間を割いていいものか……。
うーん、と悩んでいると、アキラくんが「ほな、こうしたらどない?」と声を上げた。
「どっちにしろそのオッサンも、荷物間違えたって気付いたらここ戻ってくるやろ。駅のヒトに荷物とどいてませんかぁ言うて聞くやろし、せやったらその荷物駅員さんに預けて、あとは観光がてら3組に分かれて、2人1組で稲荷大社探し回ったらええやん」
「あ、そうしよ」
「うんうん、手伝うよ先生!」
アキラくんの提案にすぐに乗るひよりちゃんと秋月くん。
(それがいいかな、観光がてら、ならみんなも楽しめるし……ん?)
私は首をひねる。
(2人1組でみっつ?)
アキラくんを見ると、にこっ! と笑って両手の親指で自分を指した。
「ここまできたらこの山ノ内瑛も一肌脱ぐで!」
「てめーは設楽と遊びたいだけじゃねぇか」
「ええやん! 人手は多い方がええやろ!?」
「せっかく決めてもらったけど、ダメだよ」
先生は静かに言った。
「これは先生の責任で、先生が大人としてどうにかします。君たちは修学旅行を楽しみなさい。せっかくの自由行動、好きに過ごして、ね?」
「えー、でも」
不服そうな秋月くん。
「じゃあそうします」
ぴしゃり、と私は言った。
「これは先生の自業自得ですから」
「うっ……その通り」
苦笑いする先生と、少し怒り顔の私を交互に見て、ひよりちゃんと秋月くんはオロオロしていた。黒田くんとアキラくんも少しびっくり顔だ。
「ですが」
私は少し表情を緩めた。
「私たちが勝手に、あのおじさんを探すのは、それは自由ですよね? 今日は自由行動なんですから」
笑って続けた私の言葉に、秋月くんは大きく頷いた。
「先生、絶対あのおじさん見つけてくるから!」
「すぐに見つかるって」
秋月くんとひよりちゃんの言葉に、涙ぐむ先生。
「みんなぁ……」
それから、うん、と頷くと言葉を続けた。
「じゃあ、さっきの提案に甘えよう。2人1組で、でも、午前中いっぱいだよ。それ以降は予定通り移動して」
「はぁい」
私はブレスレットと重ね付けした腕時計を確認する。
(いま、10時前……ってことは)
2時間で見つけなくては。
(まぁ、そもそも気付いて戻ってくるかもだし)
荷物を駅員さんに預けた先生が戻ってきた。事情を簡単に話して、おじさんが来たら連絡をもらう手筈にしたらしい。
「ちなみに先生、その、おじさんの荷物には何が入ってたんですか?」
ひよりちゃんが尋ねる。
「それがね」
先生はうーん、と首を大きくひねった。
「あぶらあげ」
「は?」
「あぶらあげが、大量に」
「あぶらあげ?」
私たちは顔を見合わせた。
(あぶらあげー?)
そりゃ、お稲荷様だから、あぶらあげなんだろうけど。良く知らないけど……
「奉納するやつだったのかな?」
私は首を傾げた。
「あ、そうかも。それなら今頃気付いてるんじゃない?」
ひよりちゃんも嬉しそうに手を叩く。
「どうやろうか。ここ、めっちゃ山の上まで神社あるで。本殿にならすぐやろうけど」
「あ、そうなのか……」
私はそうか、とガイドブックを開く。
(一ノ峰上社、とかまで行かれると、少しヤバイかな)
山頂にあるらしい。
ちらりと時計を見た私の腕に、先生は視線をやる。
「ね、設楽さん、そのブレスレット」
「え」
(だ、だめだったかな!?)
修学旅行中、みんなシンプルなアクセサリーはつけているので大丈夫かなと思っていたけど。
「ううん、大丈夫。没収とかはしないから。ちょっと見せてもらってもいい?」
「え、あ、はい」
外して、先生に渡す。
「ふうん」
先生は手に取ったそれを、少し面白そうに眺めた。
「なるほどね、ありがと」
「……?」
不思議そうな私に、先生は言う。
「ごめんごめん、それね、ちょっとその、特殊なやつだと思うよ」
「特殊?」
「お値段そこそこ。素材自体もプラチナだし、まぁ特殊性はそこにないんだけどねぇ」
「えっ」
(樹くん、そんな高価なものを!?)
私がまじまじとブレスレットを眺めているうちに、アキラくんは「ほなこれで組み分けしよか!」とスマホを取り出していた。
「え、どうやって?」
「アプリであみだくじ」
「ほえー」
私は感心した。
(最近の子って、そうやってやるのね……)
もう紙に書く時代は終わったのだろうか……アラサーはちょっと切ないよ。
10
お気に入りに追加
3,084
あなたにおすすめの小説
裏切られた令嬢は死を選んだ。そして……
希猫 ゆうみ
恋愛
スチュアート伯爵家の令嬢レーラは裏切られた。
幼馴染に婚約者を奪われたのだ。
レーラの17才の誕生日に、二人はキスをして、そして言った。
「一度きりの人生だから、本当に愛せる人と結婚するよ」
「ごめんねレーラ。ロバートを愛してるの」
誕生日に婚約破棄されたレーラは絶望し、生きる事を諦めてしまう。
けれど死にきれず、再び目覚めた時、新しい人生が幕を開けた。
レーラに許しを請い、縋る裏切り者たち。
心を鎖し生きて行かざるを得ないレーラの前に、一人の求婚者が現れる。
強く気高く冷酷に。
裏切り者たちが落ちぶれていく様を眺めながら、レーラは愛と幸せを手に入れていく。
☆完結しました。ありがとうございました!☆
(ホットランキング8位ありがとうございます!(9/10、19:30現在))
(ホットランキング1位~9位~2位ありがとうございます!(9/6~9))
(ホットランキング1位!?ありがとうございます!!(9/5、13:20現在))
(ホットランキング9位ありがとうございます!(9/4、18:30現在))
【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れな時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
悪役令嬢に転生したので、すべて無視することにしたのですが……?
りーさん
恋愛
気がついたら、生まれ変わっていた。自分が死んだ記憶もない。どうやら、悪役令嬢に生まれ変わったみたい。しかも、生まれ変わったタイミングが、学園の入学式の前日で、攻略対象からも嫌われまくってる!?
こうなったら、破滅回避は諦めよう。だって、悪役令嬢は、悪口しか言ってなかったんだから。それだけで、公の場で断罪するような婚約者など、こっちから願い下げだ。
他の攻略対象も、別にお前らは関係ないだろ!って感じなのに、一緒に断罪に参加するんだから!そんな奴らのご機嫌をとるだけ無駄なのよ。
もう攻略対象もヒロインもシナリオも全部無視!やりたいことをやらせてもらうわ!
そうやって無視していたら、なんでか攻略対象がこっちに来るんだけど……?
※恋愛はのんびりになります。タグにあるように、主人公が恋をし出すのは後半です。
1/31 タイトル変更 破滅寸前→ゲーム開始直前
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
盲目のラスボス令嬢に転生しましたが幼馴染のヤンデレに溺愛されてるので幸せです
斎藤樹
恋愛
事故で盲目となってしまったローナだったが、その時の衝撃によって自分の前世を思い出した。
思い出してみてわかったのは、自分が転生してしまったここが乙女ゲームの世界だということ。
さらに転生した人物は、"ラスボス令嬢"と呼ばれた性悪な登場人物、ローナ・リーヴェ。
彼女に待ち受けるのは、嫉妬に狂った末に起こる"断罪劇"。
そんなの絶対に嫌!
というかそもそも私は、ローナが性悪になる原因の王太子との婚約破棄なんかどうだっていい!
私が好きなのは、幼馴染の彼なのだから。
ということで、どうやら既にローナの事を悪く思ってない幼馴染と甘酸っぱい青春を始めようと思ったのだけどーー
あ、あれ?なんでまだ王子様との婚約が破棄されてないの?
ゲームじゃ兄との関係って最悪じゃなかったっけ?
この年下男子が出てくるのだいぶ先じゃなかった?
なんかやけにこの人、私に構ってくるような……というか。
なんか……幼馴染、ヤンデる…………?
「カクヨム」様にて同名義で投稿しております。
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
転生先が羞恥心的な意味で地獄なんだけどっ!!
高福あさひ
恋愛
とある日、自分が乙女ゲームの世界に転生したことを知ってしまったユーフェミア。そこは前世でハマっていたとはいえ、実際に生きるのにはとんでもなく痛々しい設定がモリモリな世界で羞恥心的な意味で地獄だった!!そんな世界で羞恥心さえ我慢すればモブとして平穏無事に生活できると思っていたのだけれど…?※カクヨム様、ムーンライトノベルズ様でも公開しています。不定期更新です。タイトル回収はだいぶ後半になると思います。前半はただのシリアスです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる