上 下
4 / 9
第1章

プロローグ 4

しおりを挟む
智明「では、遠慮なく。」

智明「行こうとする世界はどんな世界ですか?魔法はありますか?俺以外の異世界人はいますか?どんな種族がいますか?行くにあたってなにかしらの能力など貰えるんですか?その世界で俺は何をしたらいいんですか?最後にその格好なんすか?喋り方も。」

神「ほ、ホントに遠慮ないですね~。」

智明「つい、テンション上がってしまって。すみません。」

神「コホン、まあ、いいでしょう。では1つずつ教えていきましょう~」

神「貴方の行く世界は剣と魔法の世界。貴方方が一般に知っているような世界ですね~」

智明「おお~、マジすか!」

神「はい、マジです。次の質問ですが貴方以外の異世界人は今はいません~」

智明「今は?じゃあ前は居たんですか?」

神「ええ、200年くらい前までは何人かいましたね~」

智明「ふーん、なんで今いないんですか?」

神「昔は人間と魔族の大戦争がありまして、勇者として召喚されていました~。後に人間と魔族との間で和解が成立し、異世界人は召喚されなくなりました~」

智明「へぇ、そうなんですね。魔王とか居たんですかね?」

神「その辺りの事は全部言ってしまうと面白くないですよね~?向こう行ってからお楽しみください~」

智明「分かりました。ん~、て事は?」

神「はい、あちらの世界で自由に過ごして下さい。」

智明「のんびりやれそうでよかったよ。争い事あんま好きじゃないしな。」

神「次は種族ですね~。種族は先ほども言った通り人間族と魔族。それとエルフ族、獣人族、妖精族、竜族、ドワーフ族、ホビット族になります~」

智明「思ったよりもいますね。」

神「頑張っちゃいました~。それも向こう行ってから確認して下さい~」

智明「はい。」

神「えっと~、あとは貴方にお渡しするギフトですね~」

智明「キタコレ!」

神「そんなに喜ばれるとなんだかこちらも嬉しくなりますね~。何が欲しいです~?」

智明「選べるんですか⁉」

神「ええ、まあ多少は~」

智明「じゃあ貰えるなら欲しいのあったんで言いますね。」

智明「とりあえず『鑑定』ですね。後は死なない身体にして下さい。」

神「なるほど~。では『鑑定』と死なない身体・・・・・・に致しますね~」

神が何か詠唱すると俺が光り出し、やがて消える。

神「はい、出来ましたよ~」

智明「ありがとうございます。」

身体の奥から力が湧いてくるような感じだ。

神「さて、最後の質問ですがこれはわざとです~」

智明「は?」

神「だから~、わざとこんな姿をし、こんな話し方をしてるんです~」

智明「なんでですか?」

神「さあ、なんででしょう~」

神「まあ、秘密って事で~」

もっとツッコもうかと思ったが無駄だと感じ辞めといた。


神「さあ、それではそろそろ行きましょうか~」

智明「そうですね、まだまだ聞きたい事あるけど向こう行ってから楽しむ事にします。」

神「はい~。ではまた・・

智明「え?また?ちょ…」

淡い光りと共に智明は言葉途中でかき消えた。

神「ふぅ、無事行ってくれましたね。」

すると神はなんと智明が助けた女性の姿になった。

神は呟く

神「たまたま下界に行った時にあんな事に合うなんて…。彼が気の毒だからつい救ってしまったけど頑張って欲しいな。」



==================================



若干長くなってしまいました。
さて、次回から異世界編です。

いろいろ見苦しい点などあるかもしれないですがあたたかい目で見てくれると幸いです。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~

こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。 それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。 かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。 果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!? ※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

牛人転生:オッパイもむだけのレベル上げです。

薄 氷渡
ファンタジー
 異世界に転生したら牛人だった。外見は大部分が人間と大差なく、牛耳と尻尾がついている。  のどかなバスチャー村で、巨乳美少女達から搾ったミルクを行商人に売って生計を立てている。  9人家族の長男として生まれた少年カイホは、まったりとした日々を過ごしていたが1つの問題があった。ホル族の成人女性は、毎日搾乳しないと胸が張って重苦しくなってしまうのである。  女の乳房を揉むとLVが上がるニューメイジとしての才能を開花させ、乳魔術を駆使してモンスターとのバトルに挑む。愛するオッパイを守るため、カイホの冒険は続いていく。

一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?

たまご
ファンタジー
 アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。  最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。  だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。  女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。  猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!! 「私はスローライフ希望なんですけど……」  この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。  表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。

にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。 父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。 恋に浮かれて、剣を捨た。 コールと結婚をして初夜を迎えた。 リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。 ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。 結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。 混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。 もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと…… お読みいただき、ありがとうございます。 エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。 それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。

処理中です...