22 / 29
第一章:アマテラス学園~入学式~
第二十一話
しおりを挟む(ルチル先生)「…はいローベルリアさん大丈夫です。」
(ローベルリア)「先生わたくしの自己紹介の順番を最初にしていただけませんか?」
まず最初にローベルリアちゃんがそう言ったんだ。懐かしいなぁー。後々ローベルリアちゃんは、主人公と仲良くなる。けどまだ始まってばっかりだからなぁ。
(ルチル先生)「えっとぉ理由を聞いても?」
(ローベルリア)「勿論ですわ。そこのバカ…失礼しましたわ。…ビスターさんが最初に自己紹介をするのはどおしても嫌なんですの。わたくしビスターさんより優秀でないと強制的に婚約させられるのですわ。勿論魔法対抗試験が本番ですけれど。わたくしじゃなくても良いですわ。他の方でも良いですからお願いします先生っ!」
あっ!そう言えば今から三週間後に魔法対抗試験があるんだった。三週間後に行われる魔法対抗試験は一年生だけで行われて一人一人の実力をはかる為で、確かそこに主人公が参加してる筈だからチャンス。
(ルチル先生)「…いやでも…」
ルチル先生は、困ったようにかローベルリアちゃんの気迫に気圧されてか両手を出して何歩か後退る。
(ローベルリア)「お願いしますわっ!わたくし本気で嫌なんですのっ!ビスターさんと婚約するぐらいならいっそ…」
ローベルリアちゃんは必死そうに言う。あぁー確かそんな設定だった筈。
ローベルリアちゃんは、ビスターとの婚約が嫌で両親に訴えて、両親は最初は無理だと言ってたんだけど。
ローベルリアちゃんが自殺未遂をしてから考えが変わって、まぁ向こうとローベルリアちゃんとビスターが生まれる前に決めてた事で、両家は昔からいがみ合ってて、それを終わらせるために交わされた約束事だったわけだからね引くに引けない状況な訳で。
そこでさっきローベルリアちゃんが言ってた事であってるはず。
(ルチル先生)「ローベルリアさんがそこまで言うなら、ビスター君ローベルリアさんが最初に自己紹介をしても良いかな?」
(ビスター)「おいおいセンセイっ!ソイツだけづるいって、なぁ?」
ビスターは、後ろを向いて同意を求めてる。ほとんどの人は頷いてないけど一部の人は頷いていてる。
(ビスター)「ほらみんな言ってんじゃないか。」
(ルチル先生)「ビスター君確かにローベルリアさんは少しづるいかもしれない。だけど、ビスター君!…君はローベルリアさんをソイツ呼ばわりしたよね。」
きたよ!ルチル先生は、何か大事なことや正さないといけない事を言うときは、最初にえっとぉとか言わなくてはっきり言ってるから。前世の感想を書くところでは、
『あれっ?ルチル先生格好いいモードですか?』
って書かれてたよ。
(ビスター)「…それがどおしたって言うんだよセンセイ?…ソイツだって俺をバカ呼ばわりじゃねーか!だから俺だって呼んで良いじゃないか!俺だってっ…。」
(ルチル先生)「ビスター君確かにローベルリアさんはそう言いました。けれど言った事を謝りました。その後は名前で呼んでいました。ビスター君!…君はローベルリアさんに一度でも謝りましたか?名前で呼びましたか?」
(ビスター)「それは…。」
(ルチル先生)「ビスター君良いですか、人に言われて嫌なことを言わないことです。そうじゃないといつか自分に返ってきますし、言われて傷付きます。…僕の生まれた街パタナでは『口は災いの元』っという言葉があります。僕は母から聞いた時そのとおりだなぁーと思いました。…でもそれは気をつければ、相手を傷付ける事もないし、自分を傷付ける事もない。」
ルチル先生決まったよ!格好いい!普段は可愛いのにこういう時は格好いいって言うギャップが良くて話題になったんだよね。
(ビスター)「何が言いたいんですかセンセイ?」
定番の台詞をここで言うビスターは凄いと思う。
〔お前が書いたんだろ!〕
いやそうなんだけど実際にビスターが言ってるからね。現実で言う人居るんだなって思っちゃって。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
死亡フラグだらけの悪役令嬢〜魔王の胃袋を掴めば回避できるって本当ですか?
きゃる
ファンタジー
侯爵令嬢ヴィオネッタは、幼い日に自分が乙女ゲームの悪役令嬢であることに気がついた。死亡フラグを避けようと悪役令嬢に似つかわしくなくぽっちゃりしたものの、17歳のある日ゲームの通り断罪されてしまう。
「僕は醜い盗人を妃にするつもりはない。この婚約を破棄し、お前を魔の森に追放とする!」
盗人ってなんですか?
全く覚えがないのに、なぜ?
無実だと訴える彼女を、心優しいヒロインが救う……と、思ったら⁉︎
「ふふ、せっかく醜く太ったのに、無駄になったわね。豚は豚らしく這いつくばっていればいいのよ。ゲームの世界に転生したのは、貴女だけではないわ」
かくしてぽっちゃり令嬢はヒロインの罠にはまり、家族からも見捨てられた。さらには魔界に迷い込み、魔王の前へ。「最期に言い残すことは?」「私、お役に立てます!」
魔界の食事は最悪で、控えめに言ってかなりマズい。お城の中もほこりっぽくて、気づけば激ヤセ。あとは料理と掃除を頑張って、生き残るだけ。
多くの魔族を味方につけたヴィオネッタは、魔王の心(胃袋?)もつかめるか? バッドエンドを回避して、満腹エンドにたどり着ける?
くせのある魔族や魔界の食材に大奮闘。
腹黒ヒロインと冷酷王子に大慌て。
元悪役令嬢の逆転なるか⁉︎
※レシピ付き
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
私、のんびり暮らしたいんです!
クロウ
ファンタジー
神様の手違いで死んだ少女は、異世界のとある村で転生した。
神様から貰ったスキルで今世はのんびりと過ごすんだ!
しかし番を探しに訪れた第2王子に、番認定をされて……。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる