16 / 20
崩れる静寂
しおりを挟む
「訓練を開始する! 訓練想定、リデニア洞窟中部、猟兵一名が崖から滑落――以上、分かれ!」
ディアンの号令で訓練が開始された。
訓練想定はリデニア洞窟の中部、猟兵一名が崖から滑落。軽症だが自力登攀は不可能。救助要請から現時点で八日が経過し、水と食料は三日前に尽きている。
今回の訓練は救助士としての救助活動訓練のため、補助士の仕事である現場の安全確保などは終わっている想定だ。ウィルとアリシアは崖下で寝ころんでいる要救助者役のカミナを安全に崖上まで運び、医術士であるアルツトに引き継げば訓練終了となる。
地上で行って来た訓練から言えばむしろ単純な想定だが、現実の迷宮、人形ではなく本物の人間という状況は、これまでの訓練ではなかったことだ。
そういった意味では、数か月に渡る採用試験の合格者を決める最終試験として相応しいだろう。
「アリシア、作戦会議だ」
お互いに周囲を見回し状況把握を終えると、崖から離れ安全地帯を決めて今後の方針を考える。
二人ともすでに訓練に思考が切り替わり、小休止の際の弛緩した空気は消え去っていた。
「崖下見たけど、結構深いよ。あと、崖上の足場が結構脆いね。単純にロープを垂らして吊り上げは危ないと思う」
「崩れて要救助者に落石が当たるのは御免だな。となると、天井に支点を取って、そこから吊り上げたほうが安全だろうな」
「私もそう思う。支点は二点?」
「それが安全だな。要救助者は衰弱状態だから暴れないだろうけど、念には念を入れよう」
「それじゃあ上と下に分かれるとして、あとはどっちが降りるか――」
てきぱきとお互いの分析を共有し合い、救出方法を決める。拙速よりも功遅、されど時間を浪費することは許されない。
ディアンは一歩離れた場所でその様子を眺めながら、ふん、と鼻を鳴らした。
三カ月かけて徹底的に仕込んだだけあって、いまのところ問題はない。状況判断も、救出計画も、二人の対応は及第点と言えるだろう。
しかし、だからこそディアンは気に入らない。
頭を使う場面でウィルに減点がないということは、アリシアは体を使う救助活動で水を開けられるということだ。
技術、経験、肉体強度、どれを取ってもウィルが一段も二段も上である。
仕方ないと言えば仕方ないが、ウィルにだけは合格されたくないディアンとしては、現状は非常に好ましくなかった。
「……いまのところちゃんとしてますけど、あいつ、本当に大丈夫なんですか?」
ウィルに対する敵意という点では、見学しているジークも同じだ。かといって仲間意識が芽生えるわけもなく、ディアンは「知るか」と切って捨てた。
最近名前を上げてきた傭兵団の団長らしいが、ディアンから見れば有象無象の一片でしかない。
多少救助隊の隊員と交流があるとかで今回の契約の運びとなったが、仲良しこよしをする意味などない。たかが要救助者役、たかが見学である。はっきり言ってしまえば、邪魔だ。
ジークはそんなディアンの態度に眉根を寄せたが、反発するほど子供でもないのか、黙ってウィルに意識を戻していた。
しかし、それはある意味で正解だろう。
もしもディアンと深く話すことができたとしたら、彼は怒り狂うに違いない。なにせディアンはウィルの失敗を望んでおり、それは即ち、要救助者役のカミナが危険な状況に陥る可能性を許容しているということだからだ。
「支点確保! ロープ結索……良し!」
そうこうしているうちに、訓練は進んでいた。
どうやら下に降りるのはアリシアらしい。
力があるウィルが、万が一の滑落に備えて上で待機するのは正しい判断だ。
要救助者の頭側と足側、万が一抜けた際に要救助者にそのまま落下しないよう離れた位置で鉄針が二本突き刺さっている。それぞれから伸びたロープを束ね、要救助者の近くにロープを垂らす算段だ。
防護服に備えられた金具にロープを通し、アリシアが降下。ほどなく着地し、要救助者の確保を知らせる声が届いた。
ここからが山場だ。
担架に固定されたカミナをロープで吊り上げる。
落下すれば身動きが取れないカミナは大怪我を負うだろう。
しかし、二人は問題なくやり遂げた。
アリシアとウィルが上下で息を合わせてロープを引き、少しづつ担架を持ち上げる。そうして崖上まで上がったところでロープを固定し、ウィルが担架を安全な崖上へ引き込んだ。
あとはアリシアが崖上に戻り、アルツトの元へ担架を運べば状況終了だ。
だが、そこでウィルの動きが止まった。
担架をロープから外しているはずが、アリシアが崖上に戻ってもまだ担架は固定されたままで、カミナが不安そうな顔を向けてくる。
「ウィル?」
ウィルは答えなかった。
じっと周囲を見回す横顔はいつも通り真剣だ。いや、むしろ訓練よりも険しい。
「何か、あるんだね?」
アリシアはウィルの勘について詳しく聞かされていないが、しかし度々検知器よりも早く毒溜まりを警告する様子から、何かがあると察していた。
外れることもあるが、ウィルが警告するなら信じたほうがいい。その程度の理解ではあれ、アリシアにはそれで十分だ。
しかし、何が起きるのかが分からない。
ウィルの視線を辿る。
天井だ。
安全な崖上地帯のちょうど真ん中、ディアンとジークが待機する場所よりも洞窟入口に近い。一見して不審な点はない。
「あ、あの……大丈夫なんですか?」
担架に固定されたまま不安そうなカミナに、アリシアも返答に困った。どう説明したものか悩み、説明する時間もないと微妙な微笑みを返す。
「大丈夫。たぶんね」
「ふ、不安過ぎるんですが……っ」
だろうなとは思うが、それ以上できることがない。
さらに言葉をかける機会は失われ、ウィルの緊迫した声が現実を突きつける。
「下がれ」
「……ウィル?」
「いいから、下がれ」
下がれも何も、後ろは崖だ。
下がれば落ちる。
どういうことか問いただそうとしたが、振り返ったウィルの真剣な眼差しに封じられた。
「下がれ! いますぐだ!」
同時にウィルの取った行動に驚愕する。
安全な崖上に引き上げられていた担架を、崖下に突き落としたのだ。
落下防止のロープで固定されているとはいえ、下までは自由落下だ。天井二点での固定のおかげで崖肌にぶつかることこそないが、突然落下を始めたカミナの悲鳴が響き渡る。
ぎょっとしたアリシアも、すぐあとに浮遊感を味わった。
カミナを救うために飛び出したわけではない。
咄嗟に顔を巡らせれば、自分を突き飛ばしたであろうウィルが見えた。切迫した表情で天井を見つめるその姿は、明らかに何かを察知しているようだった。
「こ、の……っ!」
地面に落下する前にロープを掴み、急減速。
大きく揺れる担架を抑え、かろうじて体勢を整える。
「き、貴様っ!」
「お前、ついにやりやがったな!」
崖上からは二人の憤怒の声が聞こえて来る。
だがアリシアたちが引き上げられることはなく、見上げるとウィルと絡み合ったディアンたちが一塊になって落下するところだった。
ディアンたちが自分から落下したというわけではない。ディアンとジークの襟首を掴んだウィルが無理矢理に崖下に引き込んだのだ。
「馬鹿野郎、お前……っ!」
ロープで安全を確保しているウィルと異なり、ディアンとジークは何の装備もない。落下しながらディアンが右手でロープを掴み、空いた左手でジークを掴まなければそのまま崖下に激突している。
いや、違う。
いつの間にやったのか、ウィルのロープが二人の体に巻きついている。それだけで落下を防ぐことはできないだろうが、ウィルが二人の襟首を掴んでいるのだ。
少なくとも大幅に減速し、落下しても大した怪我はないだろう。
だがそれでも二人の怒りは収まらない。
崖下に到着するや、感情を爆発させてウィルに詰め寄る。
「お前、何がしたいんだ!」
「この人殺しが! 掟破りだけじゃなく、俺たちまで殺す気なのか!」
彼らの反応も最もである。
だがウィルは二人に構わずアリシア達に駆け寄ると、ロープを切った。担架に乗せられたままのカミナを引きずるように、崖下を奥へ奥へと向かう。
「おい、ウィル! どこへ――」
「いいから走れ!」
ウィルの絶叫と、轟音は同時だった。
崖上から響き渡る何かが崩れる音。
降り注ぐ大岩。
少し前まで自分たちが立っていた場所に、人の頭よりも大きな岩が数えきれないほど降り注ぐ。
「走れ!」
再び繰り返されたウィルの絶叫に、わけもわからず一同は走り出すしかなかった。
ディアンの号令で訓練が開始された。
訓練想定はリデニア洞窟の中部、猟兵一名が崖から滑落。軽症だが自力登攀は不可能。救助要請から現時点で八日が経過し、水と食料は三日前に尽きている。
今回の訓練は救助士としての救助活動訓練のため、補助士の仕事である現場の安全確保などは終わっている想定だ。ウィルとアリシアは崖下で寝ころんでいる要救助者役のカミナを安全に崖上まで運び、医術士であるアルツトに引き継げば訓練終了となる。
地上で行って来た訓練から言えばむしろ単純な想定だが、現実の迷宮、人形ではなく本物の人間という状況は、これまでの訓練ではなかったことだ。
そういった意味では、数か月に渡る採用試験の合格者を決める最終試験として相応しいだろう。
「アリシア、作戦会議だ」
お互いに周囲を見回し状況把握を終えると、崖から離れ安全地帯を決めて今後の方針を考える。
二人ともすでに訓練に思考が切り替わり、小休止の際の弛緩した空気は消え去っていた。
「崖下見たけど、結構深いよ。あと、崖上の足場が結構脆いね。単純にロープを垂らして吊り上げは危ないと思う」
「崩れて要救助者に落石が当たるのは御免だな。となると、天井に支点を取って、そこから吊り上げたほうが安全だろうな」
「私もそう思う。支点は二点?」
「それが安全だな。要救助者は衰弱状態だから暴れないだろうけど、念には念を入れよう」
「それじゃあ上と下に分かれるとして、あとはどっちが降りるか――」
てきぱきとお互いの分析を共有し合い、救出方法を決める。拙速よりも功遅、されど時間を浪費することは許されない。
ディアンは一歩離れた場所でその様子を眺めながら、ふん、と鼻を鳴らした。
三カ月かけて徹底的に仕込んだだけあって、いまのところ問題はない。状況判断も、救出計画も、二人の対応は及第点と言えるだろう。
しかし、だからこそディアンは気に入らない。
頭を使う場面でウィルに減点がないということは、アリシアは体を使う救助活動で水を開けられるということだ。
技術、経験、肉体強度、どれを取ってもウィルが一段も二段も上である。
仕方ないと言えば仕方ないが、ウィルにだけは合格されたくないディアンとしては、現状は非常に好ましくなかった。
「……いまのところちゃんとしてますけど、あいつ、本当に大丈夫なんですか?」
ウィルに対する敵意という点では、見学しているジークも同じだ。かといって仲間意識が芽生えるわけもなく、ディアンは「知るか」と切って捨てた。
最近名前を上げてきた傭兵団の団長らしいが、ディアンから見れば有象無象の一片でしかない。
多少救助隊の隊員と交流があるとかで今回の契約の運びとなったが、仲良しこよしをする意味などない。たかが要救助者役、たかが見学である。はっきり言ってしまえば、邪魔だ。
ジークはそんなディアンの態度に眉根を寄せたが、反発するほど子供でもないのか、黙ってウィルに意識を戻していた。
しかし、それはある意味で正解だろう。
もしもディアンと深く話すことができたとしたら、彼は怒り狂うに違いない。なにせディアンはウィルの失敗を望んでおり、それは即ち、要救助者役のカミナが危険な状況に陥る可能性を許容しているということだからだ。
「支点確保! ロープ結索……良し!」
そうこうしているうちに、訓練は進んでいた。
どうやら下に降りるのはアリシアらしい。
力があるウィルが、万が一の滑落に備えて上で待機するのは正しい判断だ。
要救助者の頭側と足側、万が一抜けた際に要救助者にそのまま落下しないよう離れた位置で鉄針が二本突き刺さっている。それぞれから伸びたロープを束ね、要救助者の近くにロープを垂らす算段だ。
防護服に備えられた金具にロープを通し、アリシアが降下。ほどなく着地し、要救助者の確保を知らせる声が届いた。
ここからが山場だ。
担架に固定されたカミナをロープで吊り上げる。
落下すれば身動きが取れないカミナは大怪我を負うだろう。
しかし、二人は問題なくやり遂げた。
アリシアとウィルが上下で息を合わせてロープを引き、少しづつ担架を持ち上げる。そうして崖上まで上がったところでロープを固定し、ウィルが担架を安全な崖上へ引き込んだ。
あとはアリシアが崖上に戻り、アルツトの元へ担架を運べば状況終了だ。
だが、そこでウィルの動きが止まった。
担架をロープから外しているはずが、アリシアが崖上に戻ってもまだ担架は固定されたままで、カミナが不安そうな顔を向けてくる。
「ウィル?」
ウィルは答えなかった。
じっと周囲を見回す横顔はいつも通り真剣だ。いや、むしろ訓練よりも険しい。
「何か、あるんだね?」
アリシアはウィルの勘について詳しく聞かされていないが、しかし度々検知器よりも早く毒溜まりを警告する様子から、何かがあると察していた。
外れることもあるが、ウィルが警告するなら信じたほうがいい。その程度の理解ではあれ、アリシアにはそれで十分だ。
しかし、何が起きるのかが分からない。
ウィルの視線を辿る。
天井だ。
安全な崖上地帯のちょうど真ん中、ディアンとジークが待機する場所よりも洞窟入口に近い。一見して不審な点はない。
「あ、あの……大丈夫なんですか?」
担架に固定されたまま不安そうなカミナに、アリシアも返答に困った。どう説明したものか悩み、説明する時間もないと微妙な微笑みを返す。
「大丈夫。たぶんね」
「ふ、不安過ぎるんですが……っ」
だろうなとは思うが、それ以上できることがない。
さらに言葉をかける機会は失われ、ウィルの緊迫した声が現実を突きつける。
「下がれ」
「……ウィル?」
「いいから、下がれ」
下がれも何も、後ろは崖だ。
下がれば落ちる。
どういうことか問いただそうとしたが、振り返ったウィルの真剣な眼差しに封じられた。
「下がれ! いますぐだ!」
同時にウィルの取った行動に驚愕する。
安全な崖上に引き上げられていた担架を、崖下に突き落としたのだ。
落下防止のロープで固定されているとはいえ、下までは自由落下だ。天井二点での固定のおかげで崖肌にぶつかることこそないが、突然落下を始めたカミナの悲鳴が響き渡る。
ぎょっとしたアリシアも、すぐあとに浮遊感を味わった。
カミナを救うために飛び出したわけではない。
咄嗟に顔を巡らせれば、自分を突き飛ばしたであろうウィルが見えた。切迫した表情で天井を見つめるその姿は、明らかに何かを察知しているようだった。
「こ、の……っ!」
地面に落下する前にロープを掴み、急減速。
大きく揺れる担架を抑え、かろうじて体勢を整える。
「き、貴様っ!」
「お前、ついにやりやがったな!」
崖上からは二人の憤怒の声が聞こえて来る。
だがアリシアたちが引き上げられることはなく、見上げるとウィルと絡み合ったディアンたちが一塊になって落下するところだった。
ディアンたちが自分から落下したというわけではない。ディアンとジークの襟首を掴んだウィルが無理矢理に崖下に引き込んだのだ。
「馬鹿野郎、お前……っ!」
ロープで安全を確保しているウィルと異なり、ディアンとジークは何の装備もない。落下しながらディアンが右手でロープを掴み、空いた左手でジークを掴まなければそのまま崖下に激突している。
いや、違う。
いつの間にやったのか、ウィルのロープが二人の体に巻きついている。それだけで落下を防ぐことはできないだろうが、ウィルが二人の襟首を掴んでいるのだ。
少なくとも大幅に減速し、落下しても大した怪我はないだろう。
だがそれでも二人の怒りは収まらない。
崖下に到着するや、感情を爆発させてウィルに詰め寄る。
「お前、何がしたいんだ!」
「この人殺しが! 掟破りだけじゃなく、俺たちまで殺す気なのか!」
彼らの反応も最もである。
だがウィルは二人に構わずアリシア達に駆け寄ると、ロープを切った。担架に乗せられたままのカミナを引きずるように、崖下を奥へ奥へと向かう。
「おい、ウィル! どこへ――」
「いいから走れ!」
ウィルの絶叫と、轟音は同時だった。
崖上から響き渡る何かが崩れる音。
降り注ぐ大岩。
少し前まで自分たちが立っていた場所に、人の頭よりも大きな岩が数えきれないほど降り注ぐ。
「走れ!」
再び繰り返されたウィルの絶叫に、わけもわからず一同は走り出すしかなかった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
おっさん達のTRPG日記 ~七人の《魔導書使い》が四篇の《聖典》を奪い合いながら迷宮戦争やってみた!~
書記係K君
ファンタジー
剣と魔法の幻想世界・リンガイア大陸――
この世界には、自らの霊魂から《魔導書-デッキ-》を創り出し、神与の秘術《魔法-ゴスペル-》を綴り蒐集し、
神秘を使役する《魔導書使い-ウィザード-》と呼ばれる者達がいた。彼らが探し求めるのは、
あらゆる願望を叶えると云う伝説の魔導書《聖典》――。
この物語は、聖遺物《聖典》が封印された聖域《福音の迷宮》への入境を許された
選ばれし七人の《魔導書使い-ウィザード-》達が、七騎の《英雄譚-アルカナ-》を従えて
七つの陣営となり、四篇に別れた《聖典の断章》を蒐集すべく奪い合い、命を賭して覇を争う決闘劇。
其の戦いは、後世に《迷宮戦争》と謳われた――
――という設定で、おっさん達がまったりと「TRPG」を遊ぶだけのお話だよ(ノ・∀・)ノ⌒◇
魔王復活!
大好き丸
ファンタジー
世界を恐怖に陥れた最悪の魔王ヴァルタゼア。
勇者一行は魔王城ヘルキャッスルの罠を掻い潜り、
遂に魔王との戦いの火蓋が切って落とされた。
長き戦いの末、辛くも勝利した勇者一行に魔王は言い放つ。
「この体が滅びようと我が魂は不滅!」
魔王は復活を誓い、人類に恐怖を与え消滅したのだった。
それから時は流れ―。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる