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第8章
73話
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ときは城内での話し合いにまで遡る。ルルカが説明をはじめていた。
『……つまり、現状のヤクルの改造ではこれから戦う相手には勝てないかもしれない……でも、アタシはそれは仕方ないことだと思っている。ヤクルが小説が書けなくなるかもしれないのに、必ずしも新しい方法に頼る必要はない……』
ルルカは、ヤクルが小説を書けなくなることが嫌だった。ただ落胆しつつも、この状況では説明を続けるしかなかった。
『アタシはヤクルを初めて改造することになったとき、ヤクルの知能が5のままであることをよしとした……それはヤクルが自身のアイデンティティを失ってしまうことを、危惧してのことだったんだ……』
どうしてヤクルは小説を書けなくなるなどと秤に掛けられてしまったのか、それは此度の改造が、彼の知能のステータスに作用することになるから……ということだ。
小説家たちは多かれ少なかれ、自身の知能に基づいて小説を書いている。
知能が高いほど優れた原稿を書くことができるということではないが、少なくともそれぞれの知能のステータス値が、感性に働きかけているということは間違いない。
しかしヤクルに新しく埋め込む機能は、彼のステータスに依存して挙動を起こす。これまでのヤクルの判断力では事欠いてしまうということだ。
『お母さんから貰ったコレを使うということは、ヤクルがこれから機械的な文章しか書くことができなくなるかもしれないということ……それどころか、これまでと全く別の感性に芽生え、小説が書けなくなるだけじゃなく、もう二度と小説そのものに興味を持つことすらできなくなるかもしれない……ヤクルが命を賭けて小説家たちを助けても、これから彼らになんの価値もない人物になってしまうかもしれないんだよ……』
「ルルカさん……」
のゐるは、ルルカの発言に共感していた。彼女自身の小説が書けなくなった過去を思い返すと、小説が書けなくなる怖さがよくわかった。鉄塔を壊す決断をしたときは、思考汚染の恩恵から解き放たれたいという発想からそれを受け入れることができたが、今度はその逆をしなければならない。
つまり、植え付けられた合理的な思想を拒んで本来の自分を取り戻すのではなく、望んで新しい思想の自分となるのを受け入れることになるのだ。これほど怖いことはない。
これを用いればメイプルに勝てる見込みもあるのだが……それにはヤクルの決断が不可欠である。のゐるは、このやり取りを聞いて、悩むように顔をしかめていた。しかし意見はせず、会話の舵取りはルルカに委ねた。
『……アタシはヤクルに救われた……ヤクルは小説家をリスペクトし、ヤクル自身もそれを目指している……アタシはそんなヤクルに共感したからこそ、これからの未来を担う小説家たちを思って鉄塔を壊すように持ち掛けた……ただ、コレはアタシたちの主義に反している! 幾らヤクルがこれまで自己犠牲を買って出てきたとはいえ、ここまでする必要は……っ!』
「あーよかった。そんなことか」
切羽詰まる雰囲気のなか、ひとりとぼけた声で、ヤクルはそう放った。
自分がなにより大事にしてきた小説を、二度と書くことができないかもしれないというのに、ヤクルは自らの器量のままに、そういってみせた。
「それなら、やってよ。いまさら迷わないよ。俺はさ、のゐる先生に助けて貰わなかったら既に死んでたんだ。いまさら小説が書けないくらいなんだよ。読めなくなる訳じゃないんだし、俺はそれでいいよ」
それを聞いた瞬間、のゐるの悩む表情は氷塊し、次第に強い抵抗感を示すような顔色へと変わっていく。そして気付いたときには、のゐるの頬には涙が伝っていた。
ルルカは続けた。
『ヤクル……わかってないよアンタ。書けなくなるだけじゃない。これをするとアンタにとっての小説の価値が大きく変わってしまうかもしれないんだ。ということは、これまで読んできた小説だって、なにが面白かったのかわからなくなってしまうかもしれない。ただ書けなくなるだけじゃなく、もっとつらい未来が待ち構えてるかもしれないんだよ……?』
「でも、読めなくなる訳じゃない。そうでしょ。それに、小説どころか文字すら読めなくなったとしても俺はやるよ。だって、もし俺がそれをしないことでメイプルとスサノオ先生に負けたとしたら、絶対そのほうが後悔する。この先俺がどんな考え方をするようになったとしても、目先の事実は揺るがないよ」
ヤクルは、迷わなかった。
『ヤクル……』
「大丈夫。もしこの先俺の考え方が変わったとしても、俺はみんなを裏切ったりしないよ。むしろ、いま嬉しいんだ……俺なんかの小説を、そんな風に扱ってくれるんだから。もし俺が、二度と小説を楽しめなくなったって、これまであんなに俺を楽しませてくれた、作家の先生たちに報いることができるなら、俺は……本望……だよ……っ」
ヤクルは涙を浮かべながらも、決して訴えを曲げなかった。
その姿を見てたまらず、のゐるが涙声で訴えた。
「ヤクルさん……やめてください……! ヤクルさんは……これまでもう、もう十分過ぎるほど……私たちのために尽くしてくれました……! それはみんな……十分過ぎるくらいわかっていますっ! 私が……私が代わりますからっ!」
しかし……彼女がいうようになってしまうのは、ヤクルにとっては本末転倒だった。
ヤクルがここまでやってこられたのは偏に、のゐるという存在がいたからだ。
のゐるに与えて貰った命なのだ。彼女の為にここまでしてきたといってもいい。
彼女の身に降りかかる火の粉を、身をもって振り払う……それこそがヤクルにとって、最大の至福であり、いまの彼にとっての、生きる意味なのだ。
「やだなぁ、のゐる先生……俺はこれまで通りですよ。いまも、これからも」
ヤクルは笑ってそういった。
『……知識パラメータ値5を修正したいまのヤクルの知識値は8000とちょっと。すごいよヤクル……! のゐるちゃんの超集中に完全に順応している……! 』
ヤクルの覚悟が、のゐるを後押ししていた。そして、こうしていまヤクルを装甲として身に纏った彼女は、ヤクルの決断が誤りではなかったと実感していた。のゐるがヤクルに命じずとも、彼女が意識するだけで装甲が動く。そして、自律的にのゐるの動きをサポートする。
ヤクルの挙動のすべてが違う。動きに迷いがない。ルルカがその挙動を更に補正し、全く無駄のない動きが実現していた。
早い。
だから次なる光線も、爆弾を避け、機龍を正確に撃ち抜くことが叶う。
『どりゃあああああああああああああ!!!』
唯一ヤクルらしく残った装甲の背から伸びる両の手は、次々機龍がその手から零した爆弾を拾い上げては分別して捨てていた。これもヤクルの知識パラメータ向上による副産物である。
起爆装置を失った爆弾はただのゴミと化して地面に墜落するしかない……こうして作業を分担できるのも、この装甲の強みであるといえよう。その間のゐるは次なる機龍のもとに辿り着き攻撃することができる。
『……機龍、作戦変更です。そのまま領地へと突っ込みなさい。爆弾を落とせば彼に拾われてしまいます。フフフ、葛藤したことでしょう七尾ヤクル……なにせあなたは自らが愛してやまない小説を捨てたのですから……! もしあなたにこの世界を救うことが叶ったとしても、あなたは小説家に対して、これまでと等しく愛を持って接することができますか? 愛されることができますか? 楽しみですね……!』
メイプルの余裕の嫌味に、ヤクルたちが反論する。
『違う! 俺は迷わなかった! 葛藤なんてなにもなかった! 確かに俺にとって小説は大事だった! ただ同じくらい俺は、小説を書いてきたみんなのことを大事に思ったんだ! 小説を書いていない人たちが既に亡きものにされている現状が許せないと思ったんだ! これはただ俺が立場上必要とされたから下した決断じゃない! 俺が負けたくなかったんだ! 絶対に負けてはいけないと思ったんだ!』
「メイプル! あなたは根本的に間違っています! 私たちに小説家にとって大事なのは、ヤクルさんの尊さを嚙み締めることなんです! これからヤクルさんが小説を読まなくなったって関係ない! ヤクルさんは私たち小説家の為に自己犠牲を買って出てくれたんです! だからこそ私たちはヤクルさんへの恩義に応えなければならないんです! あなたは偉そうにふんぞり返っているだけで、全然わかっていませんよ! 私たちのことを!」
のゐるが言葉を放った次の瞬間――装甲と斧がぶつかって火花を散らせた。
男が主張していた。
「のゐる先生、間違えるな。偉そうなのはこの、コネ作家だ」
ルルカがその様子に驚く。
『意思がある!? まさか、スサノオが自らメイプルを受け入れたとでも……!?』
『……つまり、現状のヤクルの改造ではこれから戦う相手には勝てないかもしれない……でも、アタシはそれは仕方ないことだと思っている。ヤクルが小説が書けなくなるかもしれないのに、必ずしも新しい方法に頼る必要はない……』
ルルカは、ヤクルが小説を書けなくなることが嫌だった。ただ落胆しつつも、この状況では説明を続けるしかなかった。
『アタシはヤクルを初めて改造することになったとき、ヤクルの知能が5のままであることをよしとした……それはヤクルが自身のアイデンティティを失ってしまうことを、危惧してのことだったんだ……』
どうしてヤクルは小説を書けなくなるなどと秤に掛けられてしまったのか、それは此度の改造が、彼の知能のステータスに作用することになるから……ということだ。
小説家たちは多かれ少なかれ、自身の知能に基づいて小説を書いている。
知能が高いほど優れた原稿を書くことができるということではないが、少なくともそれぞれの知能のステータス値が、感性に働きかけているということは間違いない。
しかしヤクルに新しく埋め込む機能は、彼のステータスに依存して挙動を起こす。これまでのヤクルの判断力では事欠いてしまうということだ。
『お母さんから貰ったコレを使うということは、ヤクルがこれから機械的な文章しか書くことができなくなるかもしれないということ……それどころか、これまでと全く別の感性に芽生え、小説が書けなくなるだけじゃなく、もう二度と小説そのものに興味を持つことすらできなくなるかもしれない……ヤクルが命を賭けて小説家たちを助けても、これから彼らになんの価値もない人物になってしまうかもしれないんだよ……』
「ルルカさん……」
のゐるは、ルルカの発言に共感していた。彼女自身の小説が書けなくなった過去を思い返すと、小説が書けなくなる怖さがよくわかった。鉄塔を壊す決断をしたときは、思考汚染の恩恵から解き放たれたいという発想からそれを受け入れることができたが、今度はその逆をしなければならない。
つまり、植え付けられた合理的な思想を拒んで本来の自分を取り戻すのではなく、望んで新しい思想の自分となるのを受け入れることになるのだ。これほど怖いことはない。
これを用いればメイプルに勝てる見込みもあるのだが……それにはヤクルの決断が不可欠である。のゐるは、このやり取りを聞いて、悩むように顔をしかめていた。しかし意見はせず、会話の舵取りはルルカに委ねた。
『……アタシはヤクルに救われた……ヤクルは小説家をリスペクトし、ヤクル自身もそれを目指している……アタシはそんなヤクルに共感したからこそ、これからの未来を担う小説家たちを思って鉄塔を壊すように持ち掛けた……ただ、コレはアタシたちの主義に反している! 幾らヤクルがこれまで自己犠牲を買って出てきたとはいえ、ここまでする必要は……っ!』
「あーよかった。そんなことか」
切羽詰まる雰囲気のなか、ひとりとぼけた声で、ヤクルはそう放った。
自分がなにより大事にしてきた小説を、二度と書くことができないかもしれないというのに、ヤクルは自らの器量のままに、そういってみせた。
「それなら、やってよ。いまさら迷わないよ。俺はさ、のゐる先生に助けて貰わなかったら既に死んでたんだ。いまさら小説が書けないくらいなんだよ。読めなくなる訳じゃないんだし、俺はそれでいいよ」
それを聞いた瞬間、のゐるの悩む表情は氷塊し、次第に強い抵抗感を示すような顔色へと変わっていく。そして気付いたときには、のゐるの頬には涙が伝っていた。
ルルカは続けた。
『ヤクル……わかってないよアンタ。書けなくなるだけじゃない。これをするとアンタにとっての小説の価値が大きく変わってしまうかもしれないんだ。ということは、これまで読んできた小説だって、なにが面白かったのかわからなくなってしまうかもしれない。ただ書けなくなるだけじゃなく、もっとつらい未来が待ち構えてるかもしれないんだよ……?』
「でも、読めなくなる訳じゃない。そうでしょ。それに、小説どころか文字すら読めなくなったとしても俺はやるよ。だって、もし俺がそれをしないことでメイプルとスサノオ先生に負けたとしたら、絶対そのほうが後悔する。この先俺がどんな考え方をするようになったとしても、目先の事実は揺るがないよ」
ヤクルは、迷わなかった。
『ヤクル……』
「大丈夫。もしこの先俺の考え方が変わったとしても、俺はみんなを裏切ったりしないよ。むしろ、いま嬉しいんだ……俺なんかの小説を、そんな風に扱ってくれるんだから。もし俺が、二度と小説を楽しめなくなったって、これまであんなに俺を楽しませてくれた、作家の先生たちに報いることができるなら、俺は……本望……だよ……っ」
ヤクルは涙を浮かべながらも、決して訴えを曲げなかった。
その姿を見てたまらず、のゐるが涙声で訴えた。
「ヤクルさん……やめてください……! ヤクルさんは……これまでもう、もう十分過ぎるほど……私たちのために尽くしてくれました……! それはみんな……十分過ぎるくらいわかっていますっ! 私が……私が代わりますからっ!」
しかし……彼女がいうようになってしまうのは、ヤクルにとっては本末転倒だった。
ヤクルがここまでやってこられたのは偏に、のゐるという存在がいたからだ。
のゐるに与えて貰った命なのだ。彼女の為にここまでしてきたといってもいい。
彼女の身に降りかかる火の粉を、身をもって振り払う……それこそがヤクルにとって、最大の至福であり、いまの彼にとっての、生きる意味なのだ。
「やだなぁ、のゐる先生……俺はこれまで通りですよ。いまも、これからも」
ヤクルは笑ってそういった。
『……知識パラメータ値5を修正したいまのヤクルの知識値は8000とちょっと。すごいよヤクル……! のゐるちゃんの超集中に完全に順応している……! 』
ヤクルの覚悟が、のゐるを後押ししていた。そして、こうしていまヤクルを装甲として身に纏った彼女は、ヤクルの決断が誤りではなかったと実感していた。のゐるがヤクルに命じずとも、彼女が意識するだけで装甲が動く。そして、自律的にのゐるの動きをサポートする。
ヤクルの挙動のすべてが違う。動きに迷いがない。ルルカがその挙動を更に補正し、全く無駄のない動きが実現していた。
早い。
だから次なる光線も、爆弾を避け、機龍を正確に撃ち抜くことが叶う。
『どりゃあああああああああああああ!!!』
唯一ヤクルらしく残った装甲の背から伸びる両の手は、次々機龍がその手から零した爆弾を拾い上げては分別して捨てていた。これもヤクルの知識パラメータ向上による副産物である。
起爆装置を失った爆弾はただのゴミと化して地面に墜落するしかない……こうして作業を分担できるのも、この装甲の強みであるといえよう。その間のゐるは次なる機龍のもとに辿り着き攻撃することができる。
『……機龍、作戦変更です。そのまま領地へと突っ込みなさい。爆弾を落とせば彼に拾われてしまいます。フフフ、葛藤したことでしょう七尾ヤクル……なにせあなたは自らが愛してやまない小説を捨てたのですから……! もしあなたにこの世界を救うことが叶ったとしても、あなたは小説家に対して、これまでと等しく愛を持って接することができますか? 愛されることができますか? 楽しみですね……!』
メイプルの余裕の嫌味に、ヤクルたちが反論する。
『違う! 俺は迷わなかった! 葛藤なんてなにもなかった! 確かに俺にとって小説は大事だった! ただ同じくらい俺は、小説を書いてきたみんなのことを大事に思ったんだ! 小説を書いていない人たちが既に亡きものにされている現状が許せないと思ったんだ! これはただ俺が立場上必要とされたから下した決断じゃない! 俺が負けたくなかったんだ! 絶対に負けてはいけないと思ったんだ!』
「メイプル! あなたは根本的に間違っています! 私たちに小説家にとって大事なのは、ヤクルさんの尊さを嚙み締めることなんです! これからヤクルさんが小説を読まなくなったって関係ない! ヤクルさんは私たち小説家の為に自己犠牲を買って出てくれたんです! だからこそ私たちはヤクルさんへの恩義に応えなければならないんです! あなたは偉そうにふんぞり返っているだけで、全然わかっていませんよ! 私たちのことを!」
のゐるが言葉を放った次の瞬間――装甲と斧がぶつかって火花を散らせた。
男が主張していた。
「のゐる先生、間違えるな。偉そうなのはこの、コネ作家だ」
ルルカがその様子に驚く。
『意思がある!? まさか、スサノオが自らメイプルを受け入れたとでも……!?』
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