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15話
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太陽に導かれ、5人が進んだ先にあったのは、冥王星が、そしてルミナスの案内で4人の惑星達が入っていった迷宮だ。
「私はここにいていいのですか?」
神殿の中には許可があろうとなかろうと衛星が入ってはならない場所がある。月は、かなり奥にあるここが入ってはならない場所ではないのかと心配したのだが、
「うん。大丈夫だよ」
神殿の最高責任者――太陽のことだ――が言うので、良しと言うことでいいだろう。
「で、ここに連れてきた理由は?」
ガムをかみながら金星が言った。ガムは月に没収されていたと地球は思っていたのだが、いつの間に取り返したのだろうか。
「ん~、冥が行方不明なことは知っているよね」
当たり前だ。天王星が騒いでくれたおかげで皆知っている。というか知らない人はいないだろう。
「その冥を探して、ルミナスと木星と、土星と、天と海が迷宮に入ったんだ。で、まだ帰ってきていない」
その話は全員知っていた。曰く、ルミナスがキレて天王星を眠らせたとか、3日は寝るはずだった天王星が2時間で目を覚ましたとか。
「僕は中には入れない。仕事が多いからね。そこで君たちに言って欲しいんだけど、頼めるかな?」
「いくよ」
地球が即答すると、お前正気か?とでも言いたげな顔で金星が見てくるが、知ったことではない。
頼めないわけがない。ルミナス達が行ったのは少なくとも1日前だ。それでも戻ってこないと言うことはどこかで帰れなくなっているのだろう。困っているのかもしれない。
地球の正確をよく知っている水星は地球がそういうのが分かっていたのだろう。「仕方ないなあ~」とつぶやきながら賛同していた。火星はよく分かってないようだったが、とりあえず賛成しとけ、と言う様子で首を縦に振っていた。
金星は反対する気満々だったようだが、地球と彗星の2人に――地球は期待に満ちた目で、水星は脅すような目で――見られ、首を縦に振るしかなくなった。
月は、何も言わなかった。
「私はここにいていいのですか?」
神殿の中には許可があろうとなかろうと衛星が入ってはならない場所がある。月は、かなり奥にあるここが入ってはならない場所ではないのかと心配したのだが、
「うん。大丈夫だよ」
神殿の最高責任者――太陽のことだ――が言うので、良しと言うことでいいだろう。
「で、ここに連れてきた理由は?」
ガムをかみながら金星が言った。ガムは月に没収されていたと地球は思っていたのだが、いつの間に取り返したのだろうか。
「ん~、冥が行方不明なことは知っているよね」
当たり前だ。天王星が騒いでくれたおかげで皆知っている。というか知らない人はいないだろう。
「その冥を探して、ルミナスと木星と、土星と、天と海が迷宮に入ったんだ。で、まだ帰ってきていない」
その話は全員知っていた。曰く、ルミナスがキレて天王星を眠らせたとか、3日は寝るはずだった天王星が2時間で目を覚ましたとか。
「僕は中には入れない。仕事が多いからね。そこで君たちに言って欲しいんだけど、頼めるかな?」
「いくよ」
地球が即答すると、お前正気か?とでも言いたげな顔で金星が見てくるが、知ったことではない。
頼めないわけがない。ルミナス達が行ったのは少なくとも1日前だ。それでも戻ってこないと言うことはどこかで帰れなくなっているのだろう。困っているのかもしれない。
地球の正確をよく知っている水星は地球がそういうのが分かっていたのだろう。「仕方ないなあ~」とつぶやきながら賛同していた。火星はよく分かってないようだったが、とりあえず賛成しとけ、と言う様子で首を縦に振っていた。
金星は反対する気満々だったようだが、地球と彗星の2人に――地球は期待に満ちた目で、水星は脅すような目で――見られ、首を縦に振るしかなくなった。
月は、何も言わなかった。
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