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竜将軍大会第六回戦・決勝:不死身のクルシュ VS 無傷のアルハザット
・イーラジュの弟子クルシュが大陸最強になった日
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「我がヤツカハギの誇り、イーラジュの弟子クルシュよ。よくぞ竜将大会を勝ち上がり、数多の興奮を我らにもたらしてくれた。そなたの試合は、毎回が驚きと興奮と笑いの連続であった」
「は、もったいなきお言葉」
私は聖帝の前にひれ伏し、頭をたれた。
聖帝ら弾むような言葉づかいで、楽しい試合だったと喜んでくれた。
「そしてよくぞ盛り上げてくれた。よくぞキョウの民、我が子らを守り抜いてくれた。そなたこそが真の英雄、そなたこそが大陸最強の男だ」
私が顔を上げると、聖帝はやさしく私に微笑んだ。
それが我が子を見るような目に感じた。
「褒美に我は、そなたの願いを叶えよう。人の生死をのぞくどんな願いも叶えてやろう。何か、望みあるかな……?」
会場が静まり返った。
私語を漏らす者は叱責され、誰もが今年の竜将大会の勝者の願いに聞き耳を立てた。
「ございます」
「ほっほっほっ、無いとこちらも立場がないでなぁ……。では訊ねよう、クルシュよ、聖帝たる我に、そなたは何を願う?」
私は笑った。
それはもう大胆不敵に笑ってやった。
爺さんはそれを見て少し眉をしかめた。
「大帝国ヤツカハギの偉大なる聖なる帝よ!! その人徳と才覚ゆえに愛されて止まない偉大なる父よ!!」
「時々そうやってクソ真面目になるんじゃから、調子狂うのぅ……」
「私、イーラジュの弟子クルシュは!! 貴方が持つ宝のうち最も素晴らしき物を所望したい!!」
「ほぅ、それはヤツカハギの民たちのことかな?」
「否!! 私が所望したいのは他でもない、貴方が所有される中で、一番良い印刷機ですっっ!!!」
「な、なんじゃとぉぉぉ……っっ?!!」
「私たちの商会に印刷機を下さい! 絵巻一冊あたり、銀3の印刷費では高すぎます!!」
「ぬ、ぬぅっ、ぬぅぅっっ?!」
やはり譲れないようだ。
聖帝もまた一人の漫画好き。
自分のお気に入りの作家には、その一番良い印刷機での印刷をしてやっていると聞く。
「私はバトル漫画を――いや、漫画を愛している!! 私とティティス嬢のティシュ商会には、貴方の一番良い印刷機が必要なのです!!」
「クルシュくん、君ね……あれ、作るの大変だったのよ……?」
「存じております!!」
「じゃ、じゃが……本当にいるかね……?」
「要ります!!」
「他の願いならなんでも聞くよっ!? 他の願いじゃ、ダメかの……ダメかのぉぉ……?」
「一番良い印刷機を頼む!!!」
遠い目をした聖帝が天を見上げた。
だがこちらは優勝したのだ。
貴方のために遺伝子データをくれてやったのだ。
これくらいのお返しは当然だろう。
「しょうがないのぅ……。ほいじゃ、クルシュくんに文化振興を任せちゃうかのぅ、ワシ……」
「はっ、有りかたき幸せ!!」
「イーラジュの弟子クルシュよ、そなたに我の大切な、大切な……大切な一番良い印刷機を譲ろう……!! 我の大切な印刷機を用いて、キョウの文化を満開に花開かせるがよい!」
謙虚な挑戦者クルシュは、大会の最後で聖帝を困り果てさせる大きな願いを要求した。
聖帝の宝を寄越せと要求した。
私たちのその一挙一動がこれまでとは風変わりだったのか、会場には笑い声が広がった。
あんなに殺伐とした戦いがあったのに、私はキョウの民に温かく優勝を祝福された。
「クルシュッ!」
「クルシュさんっ!」
気を利かせて下さったのか、大闘技場の舞台にココロさんとティティスがやってきた。
二人は幸せそうに、それはもう楽しそうに、興奮して私の前に立った。
そして、これは演出か何かなのか、私の左右の胸に二人が飛び込んできた。
たったそれだけ会場に大歓声がとどろいた。
二人は顔を上げた。
興奮に目を広げて、気持ちのいい笑顔でこう言った。
「優勝おめでとう!!」
私のガールフレンドたちは同じ言葉を重ねて、友人を祝福してくれた。
「ありがとうございます、お二人が支えて下さったおかげです」
「まーねー!」
「すごいです……本当に、すごいです、すごいです、クルシュさんっ!」
「ははは、まーなっ!」
私は豪快に笑い返した。
私はもう人生の敗者ではない。
このキョウの英雄クルシュだ。
私が笑うと、ティティスとココロさんは顔を寄せ合い、それからまたこっちを見た。
何やら真剣な顔だった。
「いくよ……いっせーのーでっ、でいくよっ?」
「う、うんっ! わ、わかった……!」
「え、なんですか?」
「いっせーのーでっ!!」
私の左右の胸にいたガールフレンドは、栄光の舞台で、最高のサービスをしてくれた。
惹かれて止まない女性二人に、私は左右の頬に接吻された。
「優勝、おめでとうっ!!!」
これこそが私の叶えたい夢だった。
最強の座を手に入れ、女の子にチヤホヤされる。
これが私の夢だった。
私は栄光を手に入れた。
叶うはずのない夢を叶えた。
絶えることのない大歓声が勝利を祝福していた。
要約すると皆がこう言っている。
クルシュ選手、優勝おめでとう。
彼女たちとお幸せに。
私たちはその後、優勝パレードに加わり都中を回り、それから屋敷に帰った。
そこから先は聖帝を交えたどんちゃん騒ぎの酒宴だ。
イーラジュ様は酒を飲ませてもらえなくてへそを曲げていたが、ずっと嬉しそうに笑っていた。
そんな師匠の姿を見て私は思った。
ずっとここにいよう。
市井から愛すべき聖帝を支えて生きよう。
ココロさんとティティスといつまでも友人でいよう。
私はもうククルクルスのクルシュではない。
キョウのスーパーヒーロー、イーラジュの弟子クルシュだ。
私は愛して止まないこの地に骨を埋める所存だった。
「は、もったいなきお言葉」
私は聖帝の前にひれ伏し、頭をたれた。
聖帝ら弾むような言葉づかいで、楽しい試合だったと喜んでくれた。
「そしてよくぞ盛り上げてくれた。よくぞキョウの民、我が子らを守り抜いてくれた。そなたこそが真の英雄、そなたこそが大陸最強の男だ」
私が顔を上げると、聖帝はやさしく私に微笑んだ。
それが我が子を見るような目に感じた。
「褒美に我は、そなたの願いを叶えよう。人の生死をのぞくどんな願いも叶えてやろう。何か、望みあるかな……?」
会場が静まり返った。
私語を漏らす者は叱責され、誰もが今年の竜将大会の勝者の願いに聞き耳を立てた。
「ございます」
「ほっほっほっ、無いとこちらも立場がないでなぁ……。では訊ねよう、クルシュよ、聖帝たる我に、そなたは何を願う?」
私は笑った。
それはもう大胆不敵に笑ってやった。
爺さんはそれを見て少し眉をしかめた。
「大帝国ヤツカハギの偉大なる聖なる帝よ!! その人徳と才覚ゆえに愛されて止まない偉大なる父よ!!」
「時々そうやってクソ真面目になるんじゃから、調子狂うのぅ……」
「私、イーラジュの弟子クルシュは!! 貴方が持つ宝のうち最も素晴らしき物を所望したい!!」
「ほぅ、それはヤツカハギの民たちのことかな?」
「否!! 私が所望したいのは他でもない、貴方が所有される中で、一番良い印刷機ですっっ!!!」
「な、なんじゃとぉぉぉ……っっ?!!」
「私たちの商会に印刷機を下さい! 絵巻一冊あたり、銀3の印刷費では高すぎます!!」
「ぬ、ぬぅっ、ぬぅぅっっ?!」
やはり譲れないようだ。
聖帝もまた一人の漫画好き。
自分のお気に入りの作家には、その一番良い印刷機での印刷をしてやっていると聞く。
「私はバトル漫画を――いや、漫画を愛している!! 私とティティス嬢のティシュ商会には、貴方の一番良い印刷機が必要なのです!!」
「クルシュくん、君ね……あれ、作るの大変だったのよ……?」
「存じております!!」
「じゃ、じゃが……本当にいるかね……?」
「要ります!!」
「他の願いならなんでも聞くよっ!? 他の願いじゃ、ダメかの……ダメかのぉぉ……?」
「一番良い印刷機を頼む!!!」
遠い目をした聖帝が天を見上げた。
だがこちらは優勝したのだ。
貴方のために遺伝子データをくれてやったのだ。
これくらいのお返しは当然だろう。
「しょうがないのぅ……。ほいじゃ、クルシュくんに文化振興を任せちゃうかのぅ、ワシ……」
「はっ、有りかたき幸せ!!」
「イーラジュの弟子クルシュよ、そなたに我の大切な、大切な……大切な一番良い印刷機を譲ろう……!! 我の大切な印刷機を用いて、キョウの文化を満開に花開かせるがよい!」
謙虚な挑戦者クルシュは、大会の最後で聖帝を困り果てさせる大きな願いを要求した。
聖帝の宝を寄越せと要求した。
私たちのその一挙一動がこれまでとは風変わりだったのか、会場には笑い声が広がった。
あんなに殺伐とした戦いがあったのに、私はキョウの民に温かく優勝を祝福された。
「クルシュッ!」
「クルシュさんっ!」
気を利かせて下さったのか、大闘技場の舞台にココロさんとティティスがやってきた。
二人は幸せそうに、それはもう楽しそうに、興奮して私の前に立った。
そして、これは演出か何かなのか、私の左右の胸に二人が飛び込んできた。
たったそれだけ会場に大歓声がとどろいた。
二人は顔を上げた。
興奮に目を広げて、気持ちのいい笑顔でこう言った。
「優勝おめでとう!!」
私のガールフレンドたちは同じ言葉を重ねて、友人を祝福してくれた。
「ありがとうございます、お二人が支えて下さったおかげです」
「まーねー!」
「すごいです……本当に、すごいです、すごいです、クルシュさんっ!」
「ははは、まーなっ!」
私は豪快に笑い返した。
私はもう人生の敗者ではない。
このキョウの英雄クルシュだ。
私が笑うと、ティティスとココロさんは顔を寄せ合い、それからまたこっちを見た。
何やら真剣な顔だった。
「いくよ……いっせーのーでっ、でいくよっ?」
「う、うんっ! わ、わかった……!」
「え、なんですか?」
「いっせーのーでっ!!」
私の左右の胸にいたガールフレンドは、栄光の舞台で、最高のサービスをしてくれた。
惹かれて止まない女性二人に、私は左右の頬に接吻された。
「優勝、おめでとうっ!!!」
これこそが私の叶えたい夢だった。
最強の座を手に入れ、女の子にチヤホヤされる。
これが私の夢だった。
私は栄光を手に入れた。
叶うはずのない夢を叶えた。
絶えることのない大歓声が勝利を祝福していた。
要約すると皆がこう言っている。
クルシュ選手、優勝おめでとう。
彼女たちとお幸せに。
私たちはその後、優勝パレードに加わり都中を回り、それから屋敷に帰った。
そこから先は聖帝を交えたどんちゃん騒ぎの酒宴だ。
イーラジュ様は酒を飲ませてもらえなくてへそを曲げていたが、ずっと嬉しそうに笑っていた。
そんな師匠の姿を見て私は思った。
ずっとここにいよう。
市井から愛すべき聖帝を支えて生きよう。
ココロさんとティティスといつまでも友人でいよう。
私はもうククルクルスのクルシュではない。
キョウのスーパーヒーロー、イーラジュの弟子クルシュだ。
私は愛して止まないこの地に骨を埋める所存だった。
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