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閑話 13
呼ばれてしまいました…
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[アリスティリア視点]
「だぁ~かぁ~らぁ~。妊婦を体ごと神界に喚ぶなと言ったでしょうがっ!!」
寝ていたと思っていたのですが、また体ごと喚ばれたようです。
バシコーン!
と、前回とは違う方が御影さんに怒られていらっしゃいました。
「あ~。またやらかしちまって、ごめんなぁ…」
床に座り込んでいるわたしに、男の方が声をかけられました。
確か、アッキーさんでしたか?
「あっち、まだ落ち着かねえだろうから、こっち座っててくれるか?」
申し訳なさそうに仰られて、手を差し出されました。
「…恐れ入ります…」
差し出された手を取ると、ソファに案内されました。
腰を下ろすと、女性の方が現れました。
「冷えちゃうといけないから、これ掛けてねぇ♪」
確かこの方は夢乃さんでしたよね?
暖かそうな膝掛けを、膝に掛けていただきました。
「ありがとうございます…」
笑みを浮かべてお礼を述べると、お二人の動きが止まりました。
「あ~…、うん?これは旦那が暴走すんの分かるわ…」
「いやいや。だからって、あのスキルの数はダメでしょ……」
パッと背中を向けられて話されてますが、丸聞こえです。
そんな感じで、飲んだことの無い味のお茶を出され、見たことも食べたことも無いお菓子をいただいておりました。
「ほらっ!さっさと謝りなさいっ!!」
御影さんに耳を摘ままれて、綺麗な銀色の髪の男性がこちらに参りました。
何でしょう?何処かで似たようなお方を見かけた気がします。
そう思っていたわたしの目の前で、その方は突然、床に土下座されたのです。
「は?え?」
混乱するわたしの前で、御影さんが溜息をつかれています。
「前回も説明しましたが、私達は創造神の眷属です。で!こちらの頭下げてるのが、創造神のディアル・マディルになります…」
「っ!!」
慌ててわたしも床に跪こうとしたところ、アッキーさん達に止められました。
「ダメだよ!妊婦がお腹冷やす真似しちゃあ!!」
「ですが……」
創造神様を土下座させたまま、わたしが座っているなど、畏れ多くて出来ません!
そんな私の思いに気づかれたのでしょう。御影さんが、創造神様の首根っこを掴んで、ソファに投げられました。
ええ、言葉通り投げられました。
「ふぇぇ…。御影、ひどいよぉ……」
お姿はエヴァン様達とお年が変わらないようなのですが、その…性格の方は少し幼いと申しますか……。
「………」
無言でにっこりと微笑まれている御影さんの方が、創造神様よりらしく見えるのは何故でしょうか……。
触れてはならないことだと、記憶の底に封印することに致しましょうーーーー。
**********
いつもお読みいただきありがとうございます。
近況報告でお知らせ致しましたが、明日より、偶数日のみの更新とさせて頂きます。
また、時間と電波に余裕ができましたら、なるべく毎日更新したいと思います。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
「だぁ~かぁ~らぁ~。妊婦を体ごと神界に喚ぶなと言ったでしょうがっ!!」
寝ていたと思っていたのですが、また体ごと喚ばれたようです。
バシコーン!
と、前回とは違う方が御影さんに怒られていらっしゃいました。
「あ~。またやらかしちまって、ごめんなぁ…」
床に座り込んでいるわたしに、男の方が声をかけられました。
確か、アッキーさんでしたか?
「あっち、まだ落ち着かねえだろうから、こっち座っててくれるか?」
申し訳なさそうに仰られて、手を差し出されました。
「…恐れ入ります…」
差し出された手を取ると、ソファに案内されました。
腰を下ろすと、女性の方が現れました。
「冷えちゃうといけないから、これ掛けてねぇ♪」
確かこの方は夢乃さんでしたよね?
暖かそうな膝掛けを、膝に掛けていただきました。
「ありがとうございます…」
笑みを浮かべてお礼を述べると、お二人の動きが止まりました。
「あ~…、うん?これは旦那が暴走すんの分かるわ…」
「いやいや。だからって、あのスキルの数はダメでしょ……」
パッと背中を向けられて話されてますが、丸聞こえです。
そんな感じで、飲んだことの無い味のお茶を出され、見たことも食べたことも無いお菓子をいただいておりました。
「ほらっ!さっさと謝りなさいっ!!」
御影さんに耳を摘ままれて、綺麗な銀色の髪の男性がこちらに参りました。
何でしょう?何処かで似たようなお方を見かけた気がします。
そう思っていたわたしの目の前で、その方は突然、床に土下座されたのです。
「は?え?」
混乱するわたしの前で、御影さんが溜息をつかれています。
「前回も説明しましたが、私達は創造神の眷属です。で!こちらの頭下げてるのが、創造神のディアル・マディルになります…」
「っ!!」
慌ててわたしも床に跪こうとしたところ、アッキーさん達に止められました。
「ダメだよ!妊婦がお腹冷やす真似しちゃあ!!」
「ですが……」
創造神様を土下座させたまま、わたしが座っているなど、畏れ多くて出来ません!
そんな私の思いに気づかれたのでしょう。御影さんが、創造神様の首根っこを掴んで、ソファに投げられました。
ええ、言葉通り投げられました。
「ふぇぇ…。御影、ひどいよぉ……」
お姿はエヴァン様達とお年が変わらないようなのですが、その…性格の方は少し幼いと申しますか……。
「………」
無言でにっこりと微笑まれている御影さんの方が、創造神様よりらしく見えるのは何故でしょうか……。
触れてはならないことだと、記憶の底に封印することに致しましょうーーーー。
**********
いつもお読みいただきありがとうございます。
近況報告でお知らせ致しましたが、明日より、偶数日のみの更新とさせて頂きます。
また、時間と電波に余裕ができましたら、なるべく毎日更新したいと思います。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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