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閑話 5
男って生き物は……
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「………なあんで、私と夢乃が向こうに戻ってる間にこんな事になってんのか、説明してくれるかな?」
バシンバシンと手の平にハリセンを打ちつけながら、御影は目の前の男三人を睨んでいた。
「うっわ、最低じゃん!もう、取得間近になってるよ!これ、下手したら相手の子が死んじゃうよ?」
スキルデータのチェックをしていた夢乃が顔を顰めた。
「《ストーカー》スキルの経過確認するだけのとこに、なあんで《絶倫》とか《性豪》ってスキルが増えてんのかなぁ?」
ヒクヒクと御影の口許が引き攣っている。
何とかなりそうだったので、ほんの少しだけ自分達が管理を任されている世界を確認に戻り、再びこちらに来た時には、男三人が異様に盛り上がっていた。
不思議に思い、そっと背後から覗き込むと、そこには新たに二つのスキルが件の人物に与えられていたのである。
「いやだってさ。ディーがお詫びに何か二人にしたいっつーからさ」
「男のロマン、女性の悦びとチュンタから聞きました!」
「一応、お前らが戻ってからにしろとは言ったけどな…」
チュンタ、ディアル、アッキーの順に状況を話す。
「いや、止めれてないなら言った意味ないからね。オレは悪くないって顔しない!」
バスンと、机の上をハリセンで叩く。
「《絶倫》なんか、エロ創作やエロゲの中だけでいい話だからね!んなもん、影響受けた勝手な憧れでしょうがーっ!!」
「そーだよ!ヤられてる方は、身体ボロボロになんだよ!!なんで、男ってそっち方面にロマン求めんのっ!?現実見てよねっ!野郎はよくても、こっちは後々辛いっつーのっ!!」
御影と夢乃のお怒りぶりに、ソファに座っていたはずの三人は、迫力に負けて正座していた。
「だいたい、なあんで女ばっか痛いのよ!破瓜も出産も痛いの女ばっかじゃないっ!」
「あと毎月のヤツね。こっちはお腹痛くて辛いのに、いたわるどころか茶化されてさ…」
「そうそう…。思わずお腹痛い間、連中の股間蹴り続けてたら理解できるようになるんじゃないかと考えるわよね…」
「「「っ!!!」」」
思わず股間を手で隠した三人である。
「ああ、もうっ!バグばっか!」
「これ、ゲームだったら、緊急メンテナンス案件だからね!リアルタイムで、バグ処理しなきゃなんないのに、仕事増やしてんじゃないわよっ!!」
「ブラックだ……。企業だったら確実にブラック企業だ……」
鬼気迫る姿で処理に追われる女性陣に、男達はひたすら呼ばれるまで正座を続けるのであったーーーー
バシンバシンと手の平にハリセンを打ちつけながら、御影は目の前の男三人を睨んでいた。
「うっわ、最低じゃん!もう、取得間近になってるよ!これ、下手したら相手の子が死んじゃうよ?」
スキルデータのチェックをしていた夢乃が顔を顰めた。
「《ストーカー》スキルの経過確認するだけのとこに、なあんで《絶倫》とか《性豪》ってスキルが増えてんのかなぁ?」
ヒクヒクと御影の口許が引き攣っている。
何とかなりそうだったので、ほんの少しだけ自分達が管理を任されている世界を確認に戻り、再びこちらに来た時には、男三人が異様に盛り上がっていた。
不思議に思い、そっと背後から覗き込むと、そこには新たに二つのスキルが件の人物に与えられていたのである。
「いやだってさ。ディーがお詫びに何か二人にしたいっつーからさ」
「男のロマン、女性の悦びとチュンタから聞きました!」
「一応、お前らが戻ってからにしろとは言ったけどな…」
チュンタ、ディアル、アッキーの順に状況を話す。
「いや、止めれてないなら言った意味ないからね。オレは悪くないって顔しない!」
バスンと、机の上をハリセンで叩く。
「《絶倫》なんか、エロ創作やエロゲの中だけでいい話だからね!んなもん、影響受けた勝手な憧れでしょうがーっ!!」
「そーだよ!ヤられてる方は、身体ボロボロになんだよ!!なんで、男ってそっち方面にロマン求めんのっ!?現実見てよねっ!野郎はよくても、こっちは後々辛いっつーのっ!!」
御影と夢乃のお怒りぶりに、ソファに座っていたはずの三人は、迫力に負けて正座していた。
「だいたい、なあんで女ばっか痛いのよ!破瓜も出産も痛いの女ばっかじゃないっ!」
「あと毎月のヤツね。こっちはお腹痛くて辛いのに、いたわるどころか茶化されてさ…」
「そうそう…。思わずお腹痛い間、連中の股間蹴り続けてたら理解できるようになるんじゃないかと考えるわよね…」
「「「っ!!!」」」
思わず股間を手で隠した三人である。
「ああ、もうっ!バグばっか!」
「これ、ゲームだったら、緊急メンテナンス案件だからね!リアルタイムで、バグ処理しなきゃなんないのに、仕事増やしてんじゃないわよっ!!」
「ブラックだ……。企業だったら確実にブラック企業だ……」
鬼気迫る姿で処理に追われる女性陣に、男達はひたすら呼ばれるまで正座を続けるのであったーーーー
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