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~吸血鬼~
第一章 消えた武器 ②
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喫茶店『エトワール』
カレーが有名な隠れた名店。
そこのマスターは、魁斗が日頃お世話になっている皆継家のお婿様。左喩と右攻の父親でもある、―皆継修次―が経営する喫茶店。ここを左喩に紹介されて足を運んできた。紹介されたのには理由がある。左喩の父、修次も元々は裏の世界で生きてきた人間。ただし、戦闘屋や殺し屋みたいな戦闘を生業にしている類ではない。生業にしていた職業は情報屋。裏の世界では知る人ぞ知る、凄腕の情報屋らしい。
カランコロン。
今時、珍しい音を鳴らすドアベル。
「いらっしゃいませ……って、なんだ、魁斗と累ちゃんか」
髪をオールバック気味にきめこみ、口ひげを生やしているダンティな見た目。そして、ダンディな渋い声で出迎えてくれたのはマスターの修次。老舗の昭和レトロな雰囲気を漂わせる広くも狭くもない店内。従業員はいない。加えて朝早いからか、店内には、ひとりとしてお客はいなかった。
「どうした、デートか?」
「「違います」」
見事なハーモニーを隣にいる累と奏でてしまった。一回、累と見つめ合う。累はなぜかこちらを睨んでいた。魁斗はそんな累との目線を切り、一歩前に出て修次に向けて口を開く。
「修次さんの力を借りに来ました」
事態をある程度察したのか、修次はテーブル席を指差して、「まぁ、座れよ」と言う。言われたように、魁斗たちは指差されたテーブル席に腰を降ろした。修次はカウンターの中でコーヒーを淹れてくれているようだ。コーヒー豆の香ばしい香りが漂ってくる。
しばらく、待っていると、
「ほいよ、おまちどぉ」
頼んでもいないが、アメリカンコーヒーが二つテーブルに置かれる。良い香り。魁斗はコーヒーのことは全く詳しくないが、厳選された豆なのだろうと素人目にして思う。お言葉に甘えて一杯頂く。
すると、修次は魁斗の向かい側、つまりは累の隣に座って要件を訊いてきた。
「それで、何の情報だ?」
やはり、自分たちがなにを目的に来たのか、分かっているかのように尋ねてくる。
まぁ、情報が欲しいときにしかほとんどここには来ないが……。
「今日、上から送られてきた情報についてです」
魁斗は駐屯地で武器が盗まれた件について話を訊いてみる。
「ああ、その件か」
「なにか、知ってますか?」
「いや、送られてきた情報以外のことは俺も知らねぇ」
早々とそんな返事をされ、首を横に振られる。
修次でも、まだ情報は掴んでいなかった。焦りすぎか、と魁斗はすっかり肩を落としてしまう。
「まぁ、待て待て、その件はこれから調べようと思ってたんだからよ。ほれっ、見てみろ」
修次はそういうと、スマートフォンの画面を魁斗へ向けて見せてくれた。
魁斗の目に映ったのは、裸の女性が男性を誘うような、いやらしいポーズをしている画像だった。
「……」
魁斗は眉間に皺を寄せるがほっぺたをぽっと紅潮させる。反応が思わしくないものだったのか、修次は「ん?」と首を傾げ、スマートフォンの画像を確認。「あっ、間違えた」と言って、スマホの画面をスライド。別の画像にして、もう一度、スマートフォンの画面を魁斗へ向けて見せてくれた。ちなみに画像を間違えたことに対して全く恥ずかしがる様子は無い。魁斗は目線をスマホの画面にもう一度向ける。
「……これが、なんですか?」
見せられたのは、若いカップルが二人。おそらくビルのオープンテラスから、外の景色をおしゃれに映しながら仲むつかしく、身を寄せてこちらに向けてピースサインをしている画像だった。
「よく見ろ」
よく見ろったって……。
じーっと両目をすがめて画像をよく見てみる。それでも、どうしたって若いカップルがいちゃついている画像にしか見えない。なにを求められているのかもわからず、
「……羨ましがればいいんですか?」
と返答。
「バカか、お前は。ここをよく見てみろ」
指差されたのは、背景にあったビルの一室。何かが映っている。おそらく人だ。だが、画像では小さすぎる。魁斗は画像を拡大すべく二本の指でスマホをピンチアウト。画像が拡大されていく。なにやら、人が向かい合わせで、手には黒い物を持っている。しかし、拡大すると画質が荒くなる。人の顔も見えないし、手に持っている物もなにかよく分からない。
「……なんですか、これ?」
「いや、お前、これを見せても想像つかねぇのか、半人前だな。これは、たぶんだが銃の取引現場か、なにかだ」
「え、これがっ!?」
魁斗は目を見開いて、もう一度画像を見る。どうやったってそうは見えない。
「予測たてろよ。まぁ、間違ってることもあるけど……。ね、累ちゃんっ! やっぱりこいつは半人前だねっ!」
修次は唐突に累の方に顔を向け、口調を変える。ダンディな渋い顔を緩ませて、笑顔で累の方へ身体を寄せていく。ソファーの背もたれの裏から腕を伸ばし、今にも累と肩を組もうと迫っている。そして、ソファー上でお尻を横にいざり、累との距離をだんだんと近づけていった。
「累ちゃん。大人になったなぁ。今、高二だっけ。丁度いいお年頃だねっ」
ちょっとずつ、ちょっとずつ累の近くへ身体を寄せていく。累はただ、苦笑いを浮かべて後ずさりしていた。窓際に追い込まれていく。
なにが、丁度いいお年頃だ。このエロ親父め。
智子曰く、この親父は浮気の常習犯。しかも、年齢のストライクゾーンが広い。それでいて融通はあまりきかないのだという。何度も何度も愚痴られたから、覚えている。今は、自分の娘の年齢よりも下の女の子を、そういった目で見ているようだ。魁斗は、長居は危険と判断。
累へと詰め寄る修次を止めるため、話題を戻す。
「修次さん。このSNSの画像解析できますか?」
「ああん、これか? ここには、まともな機材がないから、少し時間はかかるが、そりゃできるぞ」
「お願いしてもいいですか?」
「いいけどよ。お前、急ぎの依頼なら、お金はいつもの口座に振り込めよ」
「……はい」
今は、一緒に住む仲だというのに決して負けてくれない。一緒に住んでると言っても、この人は滅多に家に帰らないのだが。智子の言葉を思い出す。『あの人は仕事はできるけど家のことはてんでダメ。ほんと、てんでダメ。あの人が家庭なんかもっちゃダメだったのよ』とよく愚痴られた。この二人がどのようにしてお付き合いを始めて、結婚まで行き、子供二人を生んで育んだのか、ふたりの性格が違い過ぎて想像ができない。『まぁ、でも腕は確かだけどね……』と愚痴の後には必ずその言葉を残す智子。なんだかんだ認め合っているいい夫婦なのかもしれない。仲良くしているところは見たことないけど……。
「じゃあ、なにか分かったら連絡するわ」
「はい、お願いします。よし行くぞっ、累」
「うん」
立ち上がり、はらりと累はエロ親父を躱し、席から離れていく。だが、
「えーっ、累ちゃんもう行っちゃうのーっ。おじさんが朝飯作ってあげるよ。食べてきな」
やらしい目をした修次が累を止めるように言葉をかける。
累は引き笑いを浮かべながら、固まってる。
こいつ、押しに弱いのか?
「すいません、学校があるので」
魁斗が代わりに返事をしてやると、累の袖を引っ張り、共に喫茶店を出ようとする。
扉の取っ手に手をかけた、その時、
「おい、魁斗」
修次に呼び止められる。
まだ、なにかあるのか? と振り向くと、
「アメリカンコーヒー。累ちゃんの入れて600円払ってけ」
お金の要求だった。
魁斗はもはや、笑顔を浮かべられない。
頭の中で呟いた。
お前が勝手にコーヒー出したんだろうがよっ、このエロ親父。
カレーが有名な隠れた名店。
そこのマスターは、魁斗が日頃お世話になっている皆継家のお婿様。左喩と右攻の父親でもある、―皆継修次―が経営する喫茶店。ここを左喩に紹介されて足を運んできた。紹介されたのには理由がある。左喩の父、修次も元々は裏の世界で生きてきた人間。ただし、戦闘屋や殺し屋みたいな戦闘を生業にしている類ではない。生業にしていた職業は情報屋。裏の世界では知る人ぞ知る、凄腕の情報屋らしい。
カランコロン。
今時、珍しい音を鳴らすドアベル。
「いらっしゃいませ……って、なんだ、魁斗と累ちゃんか」
髪をオールバック気味にきめこみ、口ひげを生やしているダンティな見た目。そして、ダンディな渋い声で出迎えてくれたのはマスターの修次。老舗の昭和レトロな雰囲気を漂わせる広くも狭くもない店内。従業員はいない。加えて朝早いからか、店内には、ひとりとしてお客はいなかった。
「どうした、デートか?」
「「違います」」
見事なハーモニーを隣にいる累と奏でてしまった。一回、累と見つめ合う。累はなぜかこちらを睨んでいた。魁斗はそんな累との目線を切り、一歩前に出て修次に向けて口を開く。
「修次さんの力を借りに来ました」
事態をある程度察したのか、修次はテーブル席を指差して、「まぁ、座れよ」と言う。言われたように、魁斗たちは指差されたテーブル席に腰を降ろした。修次はカウンターの中でコーヒーを淹れてくれているようだ。コーヒー豆の香ばしい香りが漂ってくる。
しばらく、待っていると、
「ほいよ、おまちどぉ」
頼んでもいないが、アメリカンコーヒーが二つテーブルに置かれる。良い香り。魁斗はコーヒーのことは全く詳しくないが、厳選された豆なのだろうと素人目にして思う。お言葉に甘えて一杯頂く。
すると、修次は魁斗の向かい側、つまりは累の隣に座って要件を訊いてきた。
「それで、何の情報だ?」
やはり、自分たちがなにを目的に来たのか、分かっているかのように尋ねてくる。
まぁ、情報が欲しいときにしかほとんどここには来ないが……。
「今日、上から送られてきた情報についてです」
魁斗は駐屯地で武器が盗まれた件について話を訊いてみる。
「ああ、その件か」
「なにか、知ってますか?」
「いや、送られてきた情報以外のことは俺も知らねぇ」
早々とそんな返事をされ、首を横に振られる。
修次でも、まだ情報は掴んでいなかった。焦りすぎか、と魁斗はすっかり肩を落としてしまう。
「まぁ、待て待て、その件はこれから調べようと思ってたんだからよ。ほれっ、見てみろ」
修次はそういうと、スマートフォンの画面を魁斗へ向けて見せてくれた。
魁斗の目に映ったのは、裸の女性が男性を誘うような、いやらしいポーズをしている画像だった。
「……」
魁斗は眉間に皺を寄せるがほっぺたをぽっと紅潮させる。反応が思わしくないものだったのか、修次は「ん?」と首を傾げ、スマートフォンの画像を確認。「あっ、間違えた」と言って、スマホの画面をスライド。別の画像にして、もう一度、スマートフォンの画面を魁斗へ向けて見せてくれた。ちなみに画像を間違えたことに対して全く恥ずかしがる様子は無い。魁斗は目線をスマホの画面にもう一度向ける。
「……これが、なんですか?」
見せられたのは、若いカップルが二人。おそらくビルのオープンテラスから、外の景色をおしゃれに映しながら仲むつかしく、身を寄せてこちらに向けてピースサインをしている画像だった。
「よく見ろ」
よく見ろったって……。
じーっと両目をすがめて画像をよく見てみる。それでも、どうしたって若いカップルがいちゃついている画像にしか見えない。なにを求められているのかもわからず、
「……羨ましがればいいんですか?」
と返答。
「バカか、お前は。ここをよく見てみろ」
指差されたのは、背景にあったビルの一室。何かが映っている。おそらく人だ。だが、画像では小さすぎる。魁斗は画像を拡大すべく二本の指でスマホをピンチアウト。画像が拡大されていく。なにやら、人が向かい合わせで、手には黒い物を持っている。しかし、拡大すると画質が荒くなる。人の顔も見えないし、手に持っている物もなにかよく分からない。
「……なんですか、これ?」
「いや、お前、これを見せても想像つかねぇのか、半人前だな。これは、たぶんだが銃の取引現場か、なにかだ」
「え、これがっ!?」
魁斗は目を見開いて、もう一度画像を見る。どうやったってそうは見えない。
「予測たてろよ。まぁ、間違ってることもあるけど……。ね、累ちゃんっ! やっぱりこいつは半人前だねっ!」
修次は唐突に累の方に顔を向け、口調を変える。ダンディな渋い顔を緩ませて、笑顔で累の方へ身体を寄せていく。ソファーの背もたれの裏から腕を伸ばし、今にも累と肩を組もうと迫っている。そして、ソファー上でお尻を横にいざり、累との距離をだんだんと近づけていった。
「累ちゃん。大人になったなぁ。今、高二だっけ。丁度いいお年頃だねっ」
ちょっとずつ、ちょっとずつ累の近くへ身体を寄せていく。累はただ、苦笑いを浮かべて後ずさりしていた。窓際に追い込まれていく。
なにが、丁度いいお年頃だ。このエロ親父め。
智子曰く、この親父は浮気の常習犯。しかも、年齢のストライクゾーンが広い。それでいて融通はあまりきかないのだという。何度も何度も愚痴られたから、覚えている。今は、自分の娘の年齢よりも下の女の子を、そういった目で見ているようだ。魁斗は、長居は危険と判断。
累へと詰め寄る修次を止めるため、話題を戻す。
「修次さん。このSNSの画像解析できますか?」
「ああん、これか? ここには、まともな機材がないから、少し時間はかかるが、そりゃできるぞ」
「お願いしてもいいですか?」
「いいけどよ。お前、急ぎの依頼なら、お金はいつもの口座に振り込めよ」
「……はい」
今は、一緒に住む仲だというのに決して負けてくれない。一緒に住んでると言っても、この人は滅多に家に帰らないのだが。智子の言葉を思い出す。『あの人は仕事はできるけど家のことはてんでダメ。ほんと、てんでダメ。あの人が家庭なんかもっちゃダメだったのよ』とよく愚痴られた。この二人がどのようにしてお付き合いを始めて、結婚まで行き、子供二人を生んで育んだのか、ふたりの性格が違い過ぎて想像ができない。『まぁ、でも腕は確かだけどね……』と愚痴の後には必ずその言葉を残す智子。なんだかんだ認め合っているいい夫婦なのかもしれない。仲良くしているところは見たことないけど……。
「じゃあ、なにか分かったら連絡するわ」
「はい、お願いします。よし行くぞっ、累」
「うん」
立ち上がり、はらりと累はエロ親父を躱し、席から離れていく。だが、
「えーっ、累ちゃんもう行っちゃうのーっ。おじさんが朝飯作ってあげるよ。食べてきな」
やらしい目をした修次が累を止めるように言葉をかける。
累は引き笑いを浮かべながら、固まってる。
こいつ、押しに弱いのか?
「すいません、学校があるので」
魁斗が代わりに返事をしてやると、累の袖を引っ張り、共に喫茶店を出ようとする。
扉の取っ手に手をかけた、その時、
「おい、魁斗」
修次に呼び止められる。
まだ、なにかあるのか? と振り向くと、
「アメリカンコーヒー。累ちゃんの入れて600円払ってけ」
お金の要求だった。
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