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EP:2 UFOキャッチャー業務
今日11日 ナウシカと命大事にな自己欺瞞の従業員
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さて。
引き続きの生き物景品のお話しであります。
うちはこーゆーノンフィクションを書くことがあれば、絶対、この生き物の景品の実態を書かなければならない! と心に強く抱いておりました。1つに生き物の景品への弔い。1つに生き物の景品の愛着。1つに生き物の景品への怒り
◆
うちは従業員で、時給880円(当時)で働く前に1人の人間、生き物は割と好きなのであります。
まぁ、例外はありますけどねw(絶対悪の毛虫)
蜘蛛は大嫌いですが、最低限逃がします。
蛾も、そこまでアレなんですがしょっちゅう店に入り込むので(トンボも)、手の籠に入れて外に逃がすことが出来るようになりましたわw
これをうちは――【ナウシカ】と呼んでます。
命名はまんまです。
ナウシカなら逃がすし、の思考なんだ。
あとは、やっぱり生きている以上は、お外に逃がしたいという一念ですかねw
道路に落ちてる死骸も、蝶や蛾であれば、ひょいと摘まんで草むらに「お休み」と放ちます。
頑張って生きた小さくも大きな生涯を踏みたくないんだよねぇ。ええ、欺瞞でしょう。キモいでしょう。
しかしながら、それをやりたくなるのがうちなの。
可哀想って思っちゃうの、自分でもしょーもなーとか思うけどさ。
とってもきれいな状態で死んでたら、踏ませたくないんだよね。携帯しか視ない人間なんかにね。
せめて草むらで眠って欲しくて。蟻の餌になるとは思うけど、見た以上は責任感と視ないフリした後の後悔は半端ないから草むらにぽい! としちゃう。
蜂は悩むよね~~針で刺されたくないしw なんで、うちは蜂は移動させたことはありません。
うん、偽善者だよね。分かってるよ、分かってる。
さて。反れた話しをUFOキャッチャーの件に戻そう。
◆
初めに来たのは。
2対の熱帯魚。ささやかな水草が僅かに浮いていた。
何曜日き来たのか。覚えてなんかいない。
覚えているのは、生き物の景品が来た! という衝撃だけだ。
帰宅時、慌ててホーマックに餌を買いに行った。(自腹)
次の日の勤務日に餌を、許可を得て食わす。
パクパクパクパク――……♡
ああァああ!
物凄く食べていましたね。
ただ、やはりというか。何匹かはぷかぷかと浮いていました。
生きている同時をペアにして、帰宅前に埋めていました。もちろん、許可を得て。
たぶん、うちがすることの意味なんか分からなかったと思います。
だから、仕事が休みの日に何匹死んだとかは聞けなかった。
だって。
他従業員、埋めないんだもん。
ゴミ箱に行ったのが分かるんだもん。
確かめたくないし、確認なんかも出来なかった。
そして、この時は輪っかというものでUFOキャッチャーを稼働させてました。
釣り型フックに引っ掛けて取るというもので、獲得後は大概が手渡しでした。落ちないから。
だけど、宙に浮けば傾く訳で。中身の水も熱帯魚も。
なんで勤務中は、お客様がプレイされてるところを見たら、遠巻きに見ていました。
救出しなきゃなんないから。中身がこぼれたら掃除! の思考よりも熱帯魚の命っすわ。
この生き物の景品は開店準備時の、開店ギリギリにUFOキャッチャーに戻すことになってました。
閉店時に事務所に戻されているからです。
つまりは開店から閉店までの間。
UFOキャッチャーのあっつい内部に入れられているということであります。
眩しいUFOキャッチャーの中に。
早く、獲得されて欲しい一念から、
「この子達を救ってくださいませんか!?」
なんて、言ってしまったことがあります。
お恥ずかしいったらないよねw
もちろん、やってくれて獲得して頂いたお客様にもお伝えをします。
「お客様はこの子達の神様です! ありがとうございます!」
これはおべっかなんかではなく、うちの正直な言葉です。
最後の1つがなくなったときの嬉しさよ。
時間系列は何かとっくに忘れた。
そして生き物の景品として、次に来たのは
確か。
クマノミだったか。
そう。ファイティングニモのモデルにもなった可愛い熱帯魚。
もちろん、来た時は発泡スチロールで何体か死んでました。
余ったクマノミ同士でペアにして、またUFOキャッチャーへと投入です。
この子も釣り型フックでの獲得パターン。
しかし。
残念ながら、この子の最期の子たちはなくならず、1匹にもなったので従業員が引き取りました。
うちの友達なんですけどねw うちの家には猫いたし断念しました。
色々と諸々と買い集め終わって、これから幸せにすんぞ! と意気込んだ1ヶ月後にお亡くなりになりました。
今もゲーセンで獲得されご健在のお客様は、マジで神様だと思います。
そして。
うちが在職中に来た、最後の生きた景品は――
「これは外来種だから逃がしたらダメなのよ」
「ダメなのに景品になってるんすか?」
昆虫《カブトムシ》なのでした。
引き続きの生き物景品のお話しであります。
うちはこーゆーノンフィクションを書くことがあれば、絶対、この生き物の景品の実態を書かなければならない! と心に強く抱いておりました。1つに生き物の景品への弔い。1つに生き物の景品の愛着。1つに生き物の景品への怒り
◆
うちは従業員で、時給880円(当時)で働く前に1人の人間、生き物は割と好きなのであります。
まぁ、例外はありますけどねw(絶対悪の毛虫)
蜘蛛は大嫌いですが、最低限逃がします。
蛾も、そこまでアレなんですがしょっちゅう店に入り込むので(トンボも)、手の籠に入れて外に逃がすことが出来るようになりましたわw
これをうちは――【ナウシカ】と呼んでます。
命名はまんまです。
ナウシカなら逃がすし、の思考なんだ。
あとは、やっぱり生きている以上は、お外に逃がしたいという一念ですかねw
道路に落ちてる死骸も、蝶や蛾であれば、ひょいと摘まんで草むらに「お休み」と放ちます。
頑張って生きた小さくも大きな生涯を踏みたくないんだよねぇ。ええ、欺瞞でしょう。キモいでしょう。
しかしながら、それをやりたくなるのがうちなの。
可哀想って思っちゃうの、自分でもしょーもなーとか思うけどさ。
とってもきれいな状態で死んでたら、踏ませたくないんだよね。携帯しか視ない人間なんかにね。
せめて草むらで眠って欲しくて。蟻の餌になるとは思うけど、見た以上は責任感と視ないフリした後の後悔は半端ないから草むらにぽい! としちゃう。
蜂は悩むよね~~針で刺されたくないしw なんで、うちは蜂は移動させたことはありません。
うん、偽善者だよね。分かってるよ、分かってる。
さて。反れた話しをUFOキャッチャーの件に戻そう。
◆
初めに来たのは。
2対の熱帯魚。ささやかな水草が僅かに浮いていた。
何曜日き来たのか。覚えてなんかいない。
覚えているのは、生き物の景品が来た! という衝撃だけだ。
帰宅時、慌ててホーマックに餌を買いに行った。(自腹)
次の日の勤務日に餌を、許可を得て食わす。
パクパクパクパク――……♡
ああァああ!
物凄く食べていましたね。
ただ、やはりというか。何匹かはぷかぷかと浮いていました。
生きている同時をペアにして、帰宅前に埋めていました。もちろん、許可を得て。
たぶん、うちがすることの意味なんか分からなかったと思います。
だから、仕事が休みの日に何匹死んだとかは聞けなかった。
だって。
他従業員、埋めないんだもん。
ゴミ箱に行ったのが分かるんだもん。
確かめたくないし、確認なんかも出来なかった。
そして、この時は輪っかというものでUFOキャッチャーを稼働させてました。
釣り型フックに引っ掛けて取るというもので、獲得後は大概が手渡しでした。落ちないから。
だけど、宙に浮けば傾く訳で。中身の水も熱帯魚も。
なんで勤務中は、お客様がプレイされてるところを見たら、遠巻きに見ていました。
救出しなきゃなんないから。中身がこぼれたら掃除! の思考よりも熱帯魚の命っすわ。
この生き物の景品は開店準備時の、開店ギリギリにUFOキャッチャーに戻すことになってました。
閉店時に事務所に戻されているからです。
つまりは開店から閉店までの間。
UFOキャッチャーのあっつい内部に入れられているということであります。
眩しいUFOキャッチャーの中に。
早く、獲得されて欲しい一念から、
「この子達を救ってくださいませんか!?」
なんて、言ってしまったことがあります。
お恥ずかしいったらないよねw
もちろん、やってくれて獲得して頂いたお客様にもお伝えをします。
「お客様はこの子達の神様です! ありがとうございます!」
これはおべっかなんかではなく、うちの正直な言葉です。
最後の1つがなくなったときの嬉しさよ。
時間系列は何かとっくに忘れた。
そして生き物の景品として、次に来たのは
確か。
クマノミだったか。
そう。ファイティングニモのモデルにもなった可愛い熱帯魚。
もちろん、来た時は発泡スチロールで何体か死んでました。
余ったクマノミ同士でペアにして、またUFOキャッチャーへと投入です。
この子も釣り型フックでの獲得パターン。
しかし。
残念ながら、この子の最期の子たちはなくならず、1匹にもなったので従業員が引き取りました。
うちの友達なんですけどねw うちの家には猫いたし断念しました。
色々と諸々と買い集め終わって、これから幸せにすんぞ! と意気込んだ1ヶ月後にお亡くなりになりました。
今もゲーセンで獲得されご健在のお客様は、マジで神様だと思います。
そして。
うちが在職中に来た、最後の生きた景品は――
「これは外来種だから逃がしたらダメなのよ」
「ダメなのに景品になってるんすか?」
昆虫《カブトムシ》なのでした。
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