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2日目 入所
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アイドルを目指すとほざくセミと出会った翌日。
私たちは東京を目指し、新幹線に乗っていた。
弟は、新幹線に乗る機会が少ないせいか、窓際の席で景色が変わるたびに嬉しそうに騒ぐ。
「おねぇちゃん見て! トンネルの中だよ! 真っ暗だね!」
「そうですね! 弟さん! 俺が6年間過ごした土の中みたいだぁ!」
「ハイハイ、トンネルすごいねぇ。てかセミは黙ってろよ、ほかの乗客がパニックになる」
「おねぇさん、なんか俺に当たり強いですよね」
(はぁだるいなぁ。せっかくの夏休みなのに……、家でゆっくりしたいよ)
私は深いため息をつく。
何故私たちが東京に向うことになったか、それは前日の夜に遡ることになる。
夕食後、私たちは弟の部屋を作戦会議室とし、そこで今後の方針を練ることになった。
とりあえずオーディションを片っ端から受けよう、ということになったが。
「「受けられるオーディションがない!?」」
弟とセミの驚愕が部屋の中をこだまする。
「当たり前じゃん、セミを募集してるオーディションなんてあるわけないよ。大抵が人用だよ」
「もっとスムーズにいくと思ってたのに! そんな落とし穴があったなんて! 僕の想定外だよ!」
「その落とし穴、見え見えだったけどね」
「俺……アイドルになれないんでしょうか……」
悲しそうに、虫かごの中からこちら見るセミ。
今にも泣きだしそうなつぶらな瞳は、どこか愛らしく……
いや、いつ見てもキモイな。
「どうしてセミさんはそんなに気持ちが悪いの?」
「おねぇさんって道徳の授業、未履修ですか? ここ励ますシーンですよ」
セミは突然ひっくり返り、6本の足をバタバタさせ駄々をこね始める。
「いやだ! いやだ! A〇B48とか、もも〇ロとか、モ〇娘みたいなトップアイドルに俺はなるんだ!」
「なんで女性ユニットばっかなんだよw セミさんはオスでしょ。 ジャ〇ーズとかから例えを出せよ」
「?????……おねぇさん、何言ってるんですか? 俺の目指してるのは女性アイドルグループですよ」
「お前こそ何言ってるんだよ。 これ以上、難易度上げんな」
セミのひっくり返ったお腹には、オスの特徴である腹弁が見えている。
このセミは正真正銘のオスだ。
「おねぇちゃん! これが噂の多様性だよ! 柔軟な対応が、現代を生きる上で大切だよ!」
「このセミ、多様性が渋滞してるけど大丈夫?」
「オーディションが無理なら、事務所に乗り込もうよ! おねぇちゃん、直談判しに行こう!」
事務所は大抵、首都である東京に集中している。そこまで行くのに数時間、さらにこの炎天下の中、アイドル事務所を練り歩くことになったら……
「え……嫌だよ。めんどくさい。2人で行ってきな」
「わかったよ! じゃあおねぇちゃんが書いた夢小説を、
セミさんが音読した動画、Y〇uTubeにupするね!」
「再生数100万回も“夢”じゃないですね! “夢”小説だけに!」
「私ちょうど東京に行きたかったの! よかったら一緒に行かない?」
こうして東京を目指す旅が始まった。
東京に着いた私たちは、とりあえず、有名アイドルプロデューサー夏元康のいる事務所に向かうことにした。
長いことカンカン照りの太陽の下を歩き、何とか事務所に着く。
受付へ歩みを進め、弟がカウンターに虫かごを置きながら要件を伝える。
「あのー、アイドルになりたいんですけど! なれます?」
受付嬢は、少し動揺するも優しく答える。
「え、あ、はい。私たちの事務所で、小学生のアイドルグループを作る予定はただいまございません。お手数ですが……」
「ハハハ! 違うよ! アイドルになりたいのは僕じゃないよ!」
「あ! 失礼いたしました。そちらのおねぇさんですね」
「違うよ! セミだよ!」
「セミ!?」
取り乱し始める受付嬢。
「あ、いや、セミですか。スゥーーーー……、ただいま昆虫のアイドルグループを作る予定は……」
「そこを何とか! 俺やる気だけはあるんです!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! セミが喋った!」
セミが喋ったことに驚き、絶叫を上げる受付嬢。
「え、あの、スゥーーーーーーハァーーーーーー、落ち着くのよ私、受付嬢歴5年……強盗も素手で捌いてこれた。喋るセミごときで動揺なんて……しない!!」
「俺どうしてもアイドルになりたいんです! 社長さんにお話だけでもさせてください!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! 喋るセミ、キモすぎぃぃぃぃ!!!」
「その言葉言われると……俺、結構傷つくんすよね」
弟はカウンターに上り、虫かごを容赦なく受付嬢の顔面に押し付ける。
「おら!! 次はセミを生で顔につけるぞ!! 今すぐ社長室に案内しろ!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 分かりましたぁ!!」
さすがにやりすぎな弟を私は注意する。
「こら! カウンターの上に登っちゃダメでしょ!」
「ごめんなさい、おねぇちゃん……」
「おねぇさん! 注意するとこ、そこじゃないかもです!」
一波乱あり、何とか社長である夏元康と面会を許された私たち。
夏元さんに事の顛末を伝えると、
「セミがアイドル? 夏の暑さに頭やられたのか」
と返された。
「社長さんそれ正解w 私と同じ感性の人が他にもいてよかったぁ」
「なんでですか!? 俺はアイドルになっちゃダメなんですか」
「セミのアイドルのどこに需要があるんだよ。喜ぶのは昆虫博士か、セミを主食にする鳥くらいだぞ」
さすが夏元康、MMZ48やら、ABZ46を手掛けただけある。
ぐうの音も出ない反論により、沈黙する私たち。
「さぁ、出てってくれ。得体のしれないセミの相手をしてる暇はないんだ」
社長室を追い出される3人。悲しそうな顔をする2人を私は慰める。
「しょうがないよ、今回は運がなかったってことで。来世またガンバろ!」
「あ、今世はもう無理なんですね」
絶望するセミが入った虫かごを抱えながら悔しがる弟。
「やだやだやだ! 僕はセミがアイドルになるまでを自由研究したいんだ! 自由研究を提出できなかったら先生に怒られちゃう!」
「俺がアイドルになれないことを、悔しがってるわけじゃないのね」
駄々をこね、家に帰ることを拒否する弟に困り果てる私。
その中、セミは意を決し、口を開く。
「俺に考えがあります」
セミの作戦を聞き、頭が痛くなる私をよそに、作戦を実行するために配置に着く2人。
社長室を叩き続ける弟。
数秒後、顔を真っ赤にした社長が出てくる。
「うるせぇ! 真夏のセミかてめぇは!?」
社長は私たち姉弟を睨みつける。
弟の虫かごがカラなことに気づき、疑問を持つ社長。
「あれ、さっきのセミは?」
「上だよ、社長さん」
「まさか!?」
社長の頭上から、声が聞こえる。見上げるとセミが天井に張り付いていた。
次の瞬間、セミは天井から足を離し、社長の顔面に落下する。
顔面に張り付いたセミは叫ぶ。
「みんな! 耳を塞げ!」
私たちは渋々耳を塞ぐ。
社長はパニックになり、必死に顔のセミを取ろうとする。
「クソっ! 離れろクソセミ!」
「俺の身体もってくれ!! 音圧3倍の210dBだぁぁぁぁ!!」
直後、セミの放つとてつもない爆音が社長を襲う。
社長は立ったまま白目をむき、動かなくなった。
「え、これ大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ、少し脳を破壊しました。これでこいつは俺たちの思うがままです!」
「それ大丈夫じゃないよね」
弟は面白そうに社長に話しかける。
「ねぇねぇ、人数足りてないアイドルグループってないの?」
「アリ……マス」
「そこにセミさん入れてあげてよ!」
「ワカリ……マシタ」
「やったー!! とりあえず意識が戻る前に、契約書書かせよう!」
「俺がセンターでよろしく」
「私、欲しい服あるんだけど、クレジットカード貸してよ」
「ハ……イ」
こうして宇宙初のセミアイドルが爆誕したのだ。
私たちは東京を目指し、新幹線に乗っていた。
弟は、新幹線に乗る機会が少ないせいか、窓際の席で景色が変わるたびに嬉しそうに騒ぐ。
「おねぇちゃん見て! トンネルの中だよ! 真っ暗だね!」
「そうですね! 弟さん! 俺が6年間過ごした土の中みたいだぁ!」
「ハイハイ、トンネルすごいねぇ。てかセミは黙ってろよ、ほかの乗客がパニックになる」
「おねぇさん、なんか俺に当たり強いですよね」
(はぁだるいなぁ。せっかくの夏休みなのに……、家でゆっくりしたいよ)
私は深いため息をつく。
何故私たちが東京に向うことになったか、それは前日の夜に遡ることになる。
夕食後、私たちは弟の部屋を作戦会議室とし、そこで今後の方針を練ることになった。
とりあえずオーディションを片っ端から受けよう、ということになったが。
「「受けられるオーディションがない!?」」
弟とセミの驚愕が部屋の中をこだまする。
「当たり前じゃん、セミを募集してるオーディションなんてあるわけないよ。大抵が人用だよ」
「もっとスムーズにいくと思ってたのに! そんな落とし穴があったなんて! 僕の想定外だよ!」
「その落とし穴、見え見えだったけどね」
「俺……アイドルになれないんでしょうか……」
悲しそうに、虫かごの中からこちら見るセミ。
今にも泣きだしそうなつぶらな瞳は、どこか愛らしく……
いや、いつ見てもキモイな。
「どうしてセミさんはそんなに気持ちが悪いの?」
「おねぇさんって道徳の授業、未履修ですか? ここ励ますシーンですよ」
セミは突然ひっくり返り、6本の足をバタバタさせ駄々をこね始める。
「いやだ! いやだ! A〇B48とか、もも〇ロとか、モ〇娘みたいなトップアイドルに俺はなるんだ!」
「なんで女性ユニットばっかなんだよw セミさんはオスでしょ。 ジャ〇ーズとかから例えを出せよ」
「?????……おねぇさん、何言ってるんですか? 俺の目指してるのは女性アイドルグループですよ」
「お前こそ何言ってるんだよ。 これ以上、難易度上げんな」
セミのひっくり返ったお腹には、オスの特徴である腹弁が見えている。
このセミは正真正銘のオスだ。
「おねぇちゃん! これが噂の多様性だよ! 柔軟な対応が、現代を生きる上で大切だよ!」
「このセミ、多様性が渋滞してるけど大丈夫?」
「オーディションが無理なら、事務所に乗り込もうよ! おねぇちゃん、直談判しに行こう!」
事務所は大抵、首都である東京に集中している。そこまで行くのに数時間、さらにこの炎天下の中、アイドル事務所を練り歩くことになったら……
「え……嫌だよ。めんどくさい。2人で行ってきな」
「わかったよ! じゃあおねぇちゃんが書いた夢小説を、
セミさんが音読した動画、Y〇uTubeにupするね!」
「再生数100万回も“夢”じゃないですね! “夢”小説だけに!」
「私ちょうど東京に行きたかったの! よかったら一緒に行かない?」
こうして東京を目指す旅が始まった。
東京に着いた私たちは、とりあえず、有名アイドルプロデューサー夏元康のいる事務所に向かうことにした。
長いことカンカン照りの太陽の下を歩き、何とか事務所に着く。
受付へ歩みを進め、弟がカウンターに虫かごを置きながら要件を伝える。
「あのー、アイドルになりたいんですけど! なれます?」
受付嬢は、少し動揺するも優しく答える。
「え、あ、はい。私たちの事務所で、小学生のアイドルグループを作る予定はただいまございません。お手数ですが……」
「ハハハ! 違うよ! アイドルになりたいのは僕じゃないよ!」
「あ! 失礼いたしました。そちらのおねぇさんですね」
「違うよ! セミだよ!」
「セミ!?」
取り乱し始める受付嬢。
「あ、いや、セミですか。スゥーーーー……、ただいま昆虫のアイドルグループを作る予定は……」
「そこを何とか! 俺やる気だけはあるんです!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! セミが喋った!」
セミが喋ったことに驚き、絶叫を上げる受付嬢。
「え、あの、スゥーーーーーーハァーーーーーー、落ち着くのよ私、受付嬢歴5年……強盗も素手で捌いてこれた。喋るセミごときで動揺なんて……しない!!」
「俺どうしてもアイドルになりたいんです! 社長さんにお話だけでもさせてください!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! 喋るセミ、キモすぎぃぃぃぃ!!!」
「その言葉言われると……俺、結構傷つくんすよね」
弟はカウンターに上り、虫かごを容赦なく受付嬢の顔面に押し付ける。
「おら!! 次はセミを生で顔につけるぞ!! 今すぐ社長室に案内しろ!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 分かりましたぁ!!」
さすがにやりすぎな弟を私は注意する。
「こら! カウンターの上に登っちゃダメでしょ!」
「ごめんなさい、おねぇちゃん……」
「おねぇさん! 注意するとこ、そこじゃないかもです!」
一波乱あり、何とか社長である夏元康と面会を許された私たち。
夏元さんに事の顛末を伝えると、
「セミがアイドル? 夏の暑さに頭やられたのか」
と返された。
「社長さんそれ正解w 私と同じ感性の人が他にもいてよかったぁ」
「なんでですか!? 俺はアイドルになっちゃダメなんですか」
「セミのアイドルのどこに需要があるんだよ。喜ぶのは昆虫博士か、セミを主食にする鳥くらいだぞ」
さすが夏元康、MMZ48やら、ABZ46を手掛けただけある。
ぐうの音も出ない反論により、沈黙する私たち。
「さぁ、出てってくれ。得体のしれないセミの相手をしてる暇はないんだ」
社長室を追い出される3人。悲しそうな顔をする2人を私は慰める。
「しょうがないよ、今回は運がなかったってことで。来世またガンバろ!」
「あ、今世はもう無理なんですね」
絶望するセミが入った虫かごを抱えながら悔しがる弟。
「やだやだやだ! 僕はセミがアイドルになるまでを自由研究したいんだ! 自由研究を提出できなかったら先生に怒られちゃう!」
「俺がアイドルになれないことを、悔しがってるわけじゃないのね」
駄々をこね、家に帰ることを拒否する弟に困り果てる私。
その中、セミは意を決し、口を開く。
「俺に考えがあります」
セミの作戦を聞き、頭が痛くなる私をよそに、作戦を実行するために配置に着く2人。
社長室を叩き続ける弟。
数秒後、顔を真っ赤にした社長が出てくる。
「うるせぇ! 真夏のセミかてめぇは!?」
社長は私たち姉弟を睨みつける。
弟の虫かごがカラなことに気づき、疑問を持つ社長。
「あれ、さっきのセミは?」
「上だよ、社長さん」
「まさか!?」
社長の頭上から、声が聞こえる。見上げるとセミが天井に張り付いていた。
次の瞬間、セミは天井から足を離し、社長の顔面に落下する。
顔面に張り付いたセミは叫ぶ。
「みんな! 耳を塞げ!」
私たちは渋々耳を塞ぐ。
社長はパニックになり、必死に顔のセミを取ろうとする。
「クソっ! 離れろクソセミ!」
「俺の身体もってくれ!! 音圧3倍の210dBだぁぁぁぁ!!」
直後、セミの放つとてつもない爆音が社長を襲う。
社長は立ったまま白目をむき、動かなくなった。
「え、これ大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ、少し脳を破壊しました。これでこいつは俺たちの思うがままです!」
「それ大丈夫じゃないよね」
弟は面白そうに社長に話しかける。
「ねぇねぇ、人数足りてないアイドルグループってないの?」
「アリ……マス」
「そこにセミさん入れてあげてよ!」
「ワカリ……マシタ」
「やったー!! とりあえず意識が戻る前に、契約書書かせよう!」
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