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第18話 vs勇者①
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そのままオーラで飛んでディバイン教会に向かう訳にも行かないので、俺と師匠は街の手前で一旦降り、街中を通って教会へと向かう。
「——っ!?」
「なんだ?」
街中を教会に向けて素早く走り抜けていると、急に背筋に寒気が走った。師匠も何か感じている様なので、勘違いという事は無いだろう。俺は嫌な感じのする方角。進行方向の上空へと視線を向ける。
――そこには空を飛ぶ人影があった。
それが弧を描く形で、俺達の目の前に降って来た。ドーンという音が響き。山の様な巨体の大男が、勢いで石畳に足をめり込ませる形で着地する。
「……」
「何だこいつは……」
大男から目が離せない。その巨体に、空から降ってきて足が地面にめり込むインパクトのある登場というのもあるが……それ以上に、相手から感じる異質な気配に視線が釘付けになってしまう。
「まじかよ……こいつ勇者だぞ」
「勇者……」
師匠の言葉に、俺は咄嗟に鑑定魔法を発動させる。
――クラス【勇者】
確かに師匠の言う通り、鑑定にはハッキリ勇者とでている。つまりこいつが新しく召喚された勇者という訳だ。だが何故急に空から降って来た?意味が分からない。
「おまえ……たちの……ちからを……みせてみろ」
勇者の口の端が、楽し気に歪む。
「「——っ!?」」
まるで大型の肉食獣に狙われたかの様な感覚に、俺は腰に帯ていた剣を迷わず引き抜いた。相手はやる気だ。師匠も俺と同じ物を感じたのだろう。剣を引き抜き、勇者に向けて真っすぐに構えている。
「では……いくぞ」
奴の踏み出しに、轟音と共に石畳が破裂した。そしてその姿は一瞬で俺の目の前まで迫る。とんでもないスピードだ。確実に俺よりも早い。
「ふん……」
突進して来た勇者の、無造作の大ぶりな一撃。技術も糞もない、スキだらけにも程がある一撃。だがそんな攻撃も、とてつもない身体能力から繰り出されれば回避は難しく、容易く命を奪う刃となる。
それを手にした剣で受けるが――
「くっ……」
――圧倒的なパワーによって、踏ん張りがきかず吹き飛ばされてしまう。
俺はそのまま近くの家屋に背中から突っ込んだ。
「なんてスピードとパワーしてやがる……」
幸いダメージは大した事がなかった。だが、アレを倒せるビジョンが全く思い浮かばない。師匠と二人がかりでも正直怪しいレベルだ。とにかく身体能力がやばい。
――そう、純粋な身体能力。
奴からはオーラを一切感じられなかった。強化無しであの動きは、本当に人間かと疑いたくなる。
「あれが勇者……か」
呼び出されたばかりであの強さ。成程。そりゃあの三人が俺をハズレ扱いするのも頷ける。しかし、なんであいつは急に俺達に襲い掛かって来たんだ?意味不明にも程があるぞ。
「あ……あ……何が?」
家屋を押しのけて立ち上がると、呆然と倒壊した部分を見つめる女性と子供の姿が目に入った。
「ここは危険だ!さっさ逃げ――っ!?」
逃げろと警告しようとしたが、それが伝わるより早く彼女達が砕け、バラバラになった体が血をまき散らしながら吹き飛ぶ。
外から飛び込んで来た勇者の巨体に轢かれて。
「あ、ああ……」
殺した?嘘だろ?勇者が女子供を殺すとか……だって勇者だぞ?それなのに、あいつはそれを気にもせずこっちを見てて……笑ってやがる。こんなのが……こんなのが勇者だってのか?
「おれを……たのしま……せろ……」
「て…………テメェ!」
殺されたのは、俺にとって何らかかわりのない人間だ。それでも、目の前で人が殺されて冷静でいられる訳もない。頭に血が上った俺は剣にオーラを込めて渾身の一撃を振るう。
それは勇者の首筋に決まり――そして折れた。
「うそ……だろ?」
防がれた訳ではない。完璧に首筋を捕らえ。そしてその上で、切り裂く事が出来ずに剣が折れた。まるで現実感のない光景に、思わず呆然としてしまう。
確かに相手は強い。そこは疑いようがない。だが、渾身の一撃で傷一つ付けられないとか……
――それはもう、戦いにすらならない事を意味していた。
俺は天才で。しかも一年半もの間、血の滲むような努力をして来たんだぞ。それが全く通用しないとか……
いくらなんでも。
いくら何でも理不尽すぎるだろうが!
「むん……」
間合いを詰めた勇者の拳を腹に叩き込まれ、俺は成すすべなく吹き飛んだ。
「——っ!?」
「なんだ?」
街中を教会に向けて素早く走り抜けていると、急に背筋に寒気が走った。師匠も何か感じている様なので、勘違いという事は無いだろう。俺は嫌な感じのする方角。進行方向の上空へと視線を向ける。
――そこには空を飛ぶ人影があった。
それが弧を描く形で、俺達の目の前に降って来た。ドーンという音が響き。山の様な巨体の大男が、勢いで石畳に足をめり込ませる形で着地する。
「……」
「何だこいつは……」
大男から目が離せない。その巨体に、空から降ってきて足が地面にめり込むインパクトのある登場というのもあるが……それ以上に、相手から感じる異質な気配に視線が釘付けになってしまう。
「まじかよ……こいつ勇者だぞ」
「勇者……」
師匠の言葉に、俺は咄嗟に鑑定魔法を発動させる。
――クラス【勇者】
確かに師匠の言う通り、鑑定にはハッキリ勇者とでている。つまりこいつが新しく召喚された勇者という訳だ。だが何故急に空から降って来た?意味が分からない。
「おまえ……たちの……ちからを……みせてみろ」
勇者の口の端が、楽し気に歪む。
「「——っ!?」」
まるで大型の肉食獣に狙われたかの様な感覚に、俺は腰に帯ていた剣を迷わず引き抜いた。相手はやる気だ。師匠も俺と同じ物を感じたのだろう。剣を引き抜き、勇者に向けて真っすぐに構えている。
「では……いくぞ」
奴の踏み出しに、轟音と共に石畳が破裂した。そしてその姿は一瞬で俺の目の前まで迫る。とんでもないスピードだ。確実に俺よりも早い。
「ふん……」
突進して来た勇者の、無造作の大ぶりな一撃。技術も糞もない、スキだらけにも程がある一撃。だがそんな攻撃も、とてつもない身体能力から繰り出されれば回避は難しく、容易く命を奪う刃となる。
それを手にした剣で受けるが――
「くっ……」
――圧倒的なパワーによって、踏ん張りがきかず吹き飛ばされてしまう。
俺はそのまま近くの家屋に背中から突っ込んだ。
「なんてスピードとパワーしてやがる……」
幸いダメージは大した事がなかった。だが、アレを倒せるビジョンが全く思い浮かばない。師匠と二人がかりでも正直怪しいレベルだ。とにかく身体能力がやばい。
――そう、純粋な身体能力。
奴からはオーラを一切感じられなかった。強化無しであの動きは、本当に人間かと疑いたくなる。
「あれが勇者……か」
呼び出されたばかりであの強さ。成程。そりゃあの三人が俺をハズレ扱いするのも頷ける。しかし、なんであいつは急に俺達に襲い掛かって来たんだ?意味不明にも程があるぞ。
「あ……あ……何が?」
家屋を押しのけて立ち上がると、呆然と倒壊した部分を見つめる女性と子供の姿が目に入った。
「ここは危険だ!さっさ逃げ――っ!?」
逃げろと警告しようとしたが、それが伝わるより早く彼女達が砕け、バラバラになった体が血をまき散らしながら吹き飛ぶ。
外から飛び込んで来た勇者の巨体に轢かれて。
「あ、ああ……」
殺した?嘘だろ?勇者が女子供を殺すとか……だって勇者だぞ?それなのに、あいつはそれを気にもせずこっちを見てて……笑ってやがる。こんなのが……こんなのが勇者だってのか?
「おれを……たのしま……せろ……」
「て…………テメェ!」
殺されたのは、俺にとって何らかかわりのない人間だ。それでも、目の前で人が殺されて冷静でいられる訳もない。頭に血が上った俺は剣にオーラを込めて渾身の一撃を振るう。
それは勇者の首筋に決まり――そして折れた。
「うそ……だろ?」
防がれた訳ではない。完璧に首筋を捕らえ。そしてその上で、切り裂く事が出来ずに剣が折れた。まるで現実感のない光景に、思わず呆然としてしまう。
確かに相手は強い。そこは疑いようがない。だが、渾身の一撃で傷一つ付けられないとか……
――それはもう、戦いにすらならない事を意味していた。
俺は天才で。しかも一年半もの間、血の滲むような努力をして来たんだぞ。それが全く通用しないとか……
いくらなんでも。
いくら何でも理不尽すぎるだろうが!
「むん……」
間合いを詰めた勇者の拳を腹に叩き込まれ、俺は成すすべなく吹き飛んだ。
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