12 / 27
第12話 手合わせ
しおりを挟む
旅路は順調に進む。
夜間は随伴している魔法使いが結界を張ってくれるため、俺のスキルは停止してある。
まあ別に24時間発動できない訳ではないんだが、なんだかんだでスキルの維持にはスタミナを消耗してしまうからな。
流石に何日も持続し続けると、疲労が蓄積してしまう。
休める時にはしっかりと休ませて貰らわないと、いざって時に疲れて動けませんでは話にならない。
「……」
ペイレス家の人間は、騎士達が手早く立てた簡易ハウスで夜間は過ごす事になる。
馬車に同道しているとはいえ、流石にここでは別行動だ。
火で温めただけの携帯食を、俺は他の騎士達に混ざって食べる。
――うん、死ぬ程気まずい。
彼らからすれば、俺はどこの誰とも分からない――元の家柄は伏せて貰っている――よそ者だ。
自分達の領域に勝手に割り込んできた上に、明らかに厚遇されているのだから心中穏やかじゃないだろう。
特に真向いの奴がやばい。
敵意剥き出しで俺を睨んで来る。
隠す気0だ。
名前は確か、イーグル・ガルダンだったけかな?
ペイレス家の騎士団。
その長に着くイーライ・ガルダンの息子で、今回の護衛団では副長を務めてい男だ。
言うまでもないが、出発10分で飛んできたのはこいつである。
それで恥をかかされたと思ったんだろう。
俺の事を、親の仇の様に睨んで来やがる。
「あ!シビック!」
飯を食い終わって立ち上がろうとすると、簡易ハウスの扉が開いてグレイが飛び出して来た。
その後には、ペイレス家の面々が続く。
「御用でしょうか!」
食事中の騎士達はそれを中断し、敬礼を行う。
一瞬俺もやろうかと思ったが、別に俺は騎士じゃないので軽い会釈だけに留めておいた。
「ああ、いやそうじゃないんだ。楽にしてくれ。実は――」
「シビック!俺強くなりたいんだ!剣を教えてよ!」
グレイがケインさんの言葉を遮る様に、大声で叫ぶ。
目をキラキラさせながら。
「シビックさん。手の空いた時でいいんで、出来たらお願いできないですか?」
「すいません。弟が我儘を言ってしまって」
どうやらケインさん達は、グレイの我儘の為に付き合わされている様だ。
まったく、このガキンチョは状況が分かってんのかね?
まあ、空いた時間にちょろっと見てやるぐらいなら構わないが……
「ケイン様!グレイ様の剣の訓練でしたら!是非ともこのイーグル・ガルダンにお任せいただけないでしょうか!」
イーグルが一歩前に出て、右手を胸に当てる。
グレイは一応ペイレス家の親戚にあたるので、良く分からない奴より自分にまかせろと、そう言いたいのだろう。
「え?やだ。だってシビックの方がずっと強いし」
グレイの言葉にイーグルが固まる。
……まだまだガキンチョだが、流石に自然と共に生きる獣人だけはあるな。
グレイの見立ては恐らく正しい。
武門であるジョビジョバ家の血を引き、俺は物心ついた頃から血のにじむ努力を課せられて来た。
仮に【ズル】抜きだったとしても、俺と剣で真面にやり合える人間はそう多くはいない。
「お言葉ですがグレイ様。私はペイレス騎士団の中で、団長副長に次ぐ腕を持ち合わせております。彼を侮る訳ではありませんが、私の腕が劣っているという事はないかと」
言葉は丁寧だが、明らかに頬が引くついていた。
この程度で顔に出る様じゃ、騎士としてはまだまだである。
真の騎士なら、常に冷静沈着な鉄面皮でないとな。
「ではこういうのはどうでしょう?シビック殿と、イーグルが手合わせを行い。勝った方がグレイ様の指導をするというのは」
イーグルの横に立つ壮年の男性が、手合わせを提案してくる。
彼の名はサイモン・ビレル
護衛団のリーダーを任されている、ペイレス騎士団の副団長だ。
「どうですかな?我々はシビック殿の腕前を知りません。同じ護衛として、お互いの力量を測るのにも丁度良いかと」
断れない上手い言い方だ。
これで断ったら、俺は大した事が無いと周りに告白するのに等しい。
別に侮られても構わないんだが、居心地の悪さが増すのは目に見えている。
ここは一発実力を示し、俺が特別扱いを受けるだけの人物だという事を示した方がいいだろう。
「俺は構いませんよ」
「ケイン様。よろしいですか?」
「ふむ……分かった。但し、お互い相手を怪我させる様な事は控える様に」
「勿論です!ちゃんと手加減は致します!」
イーグルが一々挑発してくる。
そう言う事をすると、負けた時に死ぬ程恥ずかしいんだが……
どうやら彼は、自分が負けるう想定は一切していない様だ。
「皆、邪魔な物を片付けてくれ」
サイモンの指示に従い、騎士達が物をどけて広いスペースを作る。
本格的に立ち回るには少々せまいが、まあ手合わせ程度なら問題ないだろう。
「ペイレス騎士の力を見せてやる。全力でかかって来るがいい」
「……」
どうした物かと、少し迷う。
ある程度相手に合わせてそこそこの勝負をし、ギリギリ負けた感じにするのがやはり無難だ。
相手を顔を立てつつ俺の実力を示し、更にはグレイのお守りも押し付けられる一石三丁の手である。
ただそれをすると、何かあった時に本気で戦いずらくなるんだよなぁ。
護衛として雇われて全力を出し渋るとか、流石に問題がある。
ま、この際何も考えず全力で相手するとしよう。
「シビック!頑張って!」
セーヌが手を上げて応援してくれる。
ただ自分達の家に仕え忠誠を誓ってくれる騎士よりも、俺を応援するのはちょっと問題のある行動だ。
その辺りに気を回せない様では、彼女もまだまだ子供と言わざるを得ない。
ん?
まるで親の仇を見る様な怒りの形相で、イーグルが此方を睨んで来た。
それを見て、俺はピーンと来る。
おそらく彼はセーヌが好きなのだろう、と。
叶わぬ恋って奴か……
親戚筋とは言え一介の騎士と上位貴族のお嬢様とじゃ、身分が違い過ぎる。
奴の恋が叶う事は恐らくないだろう。
まあ事情が事情とは言え、獣人であるミランダさんを迎え入れている事を考えると、0と断言する事は出来ないが。
「来ないなら此方から行くぞ!」
考え事をしていると、痺れを切らしたイーグルが切りかかって来た。
憤怒の形相を見る限り、手加減している様には見えない。
というか力み過ぎだ。
頭に血が昇っているせいか、その動きは単調極まりない物となってしまっていた。
当然そんな攻撃が俺に当たる筈もなく――
「ふっ!」
イーグルの攻撃を軽く躱し、力尽くの横凪に合わせて俺の剣でイーグルの剣をかち上げた。
奴の手から剣が弾かれ、地面に転がる。
俺は手にした剣の切っ先を、呆然とする奴の首元へと突き付けてやった。
「まだやるか?」
実力差は確かにあった。
だが流石にここまで容易く行ったのは、イーグルの頭に血が昇って冷静さを欠いていた部分が大きいと言えるだろう。
何か文句を言って来るかと思ったが――
「まいった」
イーグルは素直に負けを認める。
どうやら頭に血が昇っていても、彼我の実力差ぐらいは判断出来た様だ。
「お見事」
騎士団ナンバー3のイーグルがあっさり負けた事で心中穏やかではないだろうに、サイモンは顔色一つ変えていない。
そうそう。
騎士はこういう風にいついかなる時もクールでないと、流石は副団長を務めるだけはある。
「ほら!シビックの方が強かっただろ!」
項垂れるイーグルに、グレイが笑顔で残酷な言葉を放つ。
敗者に塩を塗るとはまさにこの事だろう。
子供ってホント残酷だ。
夜間は随伴している魔法使いが結界を張ってくれるため、俺のスキルは停止してある。
まあ別に24時間発動できない訳ではないんだが、なんだかんだでスキルの維持にはスタミナを消耗してしまうからな。
流石に何日も持続し続けると、疲労が蓄積してしまう。
休める時にはしっかりと休ませて貰らわないと、いざって時に疲れて動けませんでは話にならない。
「……」
ペイレス家の人間は、騎士達が手早く立てた簡易ハウスで夜間は過ごす事になる。
馬車に同道しているとはいえ、流石にここでは別行動だ。
火で温めただけの携帯食を、俺は他の騎士達に混ざって食べる。
――うん、死ぬ程気まずい。
彼らからすれば、俺はどこの誰とも分からない――元の家柄は伏せて貰っている――よそ者だ。
自分達の領域に勝手に割り込んできた上に、明らかに厚遇されているのだから心中穏やかじゃないだろう。
特に真向いの奴がやばい。
敵意剥き出しで俺を睨んで来る。
隠す気0だ。
名前は確か、イーグル・ガルダンだったけかな?
ペイレス家の騎士団。
その長に着くイーライ・ガルダンの息子で、今回の護衛団では副長を務めてい男だ。
言うまでもないが、出発10分で飛んできたのはこいつである。
それで恥をかかされたと思ったんだろう。
俺の事を、親の仇の様に睨んで来やがる。
「あ!シビック!」
飯を食い終わって立ち上がろうとすると、簡易ハウスの扉が開いてグレイが飛び出して来た。
その後には、ペイレス家の面々が続く。
「御用でしょうか!」
食事中の騎士達はそれを中断し、敬礼を行う。
一瞬俺もやろうかと思ったが、別に俺は騎士じゃないので軽い会釈だけに留めておいた。
「ああ、いやそうじゃないんだ。楽にしてくれ。実は――」
「シビック!俺強くなりたいんだ!剣を教えてよ!」
グレイがケインさんの言葉を遮る様に、大声で叫ぶ。
目をキラキラさせながら。
「シビックさん。手の空いた時でいいんで、出来たらお願いできないですか?」
「すいません。弟が我儘を言ってしまって」
どうやらケインさん達は、グレイの我儘の為に付き合わされている様だ。
まったく、このガキンチョは状況が分かってんのかね?
まあ、空いた時間にちょろっと見てやるぐらいなら構わないが……
「ケイン様!グレイ様の剣の訓練でしたら!是非ともこのイーグル・ガルダンにお任せいただけないでしょうか!」
イーグルが一歩前に出て、右手を胸に当てる。
グレイは一応ペイレス家の親戚にあたるので、良く分からない奴より自分にまかせろと、そう言いたいのだろう。
「え?やだ。だってシビックの方がずっと強いし」
グレイの言葉にイーグルが固まる。
……まだまだガキンチョだが、流石に自然と共に生きる獣人だけはあるな。
グレイの見立ては恐らく正しい。
武門であるジョビジョバ家の血を引き、俺は物心ついた頃から血のにじむ努力を課せられて来た。
仮に【ズル】抜きだったとしても、俺と剣で真面にやり合える人間はそう多くはいない。
「お言葉ですがグレイ様。私はペイレス騎士団の中で、団長副長に次ぐ腕を持ち合わせております。彼を侮る訳ではありませんが、私の腕が劣っているという事はないかと」
言葉は丁寧だが、明らかに頬が引くついていた。
この程度で顔に出る様じゃ、騎士としてはまだまだである。
真の騎士なら、常に冷静沈着な鉄面皮でないとな。
「ではこういうのはどうでしょう?シビック殿と、イーグルが手合わせを行い。勝った方がグレイ様の指導をするというのは」
イーグルの横に立つ壮年の男性が、手合わせを提案してくる。
彼の名はサイモン・ビレル
護衛団のリーダーを任されている、ペイレス騎士団の副団長だ。
「どうですかな?我々はシビック殿の腕前を知りません。同じ護衛として、お互いの力量を測るのにも丁度良いかと」
断れない上手い言い方だ。
これで断ったら、俺は大した事が無いと周りに告白するのに等しい。
別に侮られても構わないんだが、居心地の悪さが増すのは目に見えている。
ここは一発実力を示し、俺が特別扱いを受けるだけの人物だという事を示した方がいいだろう。
「俺は構いませんよ」
「ケイン様。よろしいですか?」
「ふむ……分かった。但し、お互い相手を怪我させる様な事は控える様に」
「勿論です!ちゃんと手加減は致します!」
イーグルが一々挑発してくる。
そう言う事をすると、負けた時に死ぬ程恥ずかしいんだが……
どうやら彼は、自分が負けるう想定は一切していない様だ。
「皆、邪魔な物を片付けてくれ」
サイモンの指示に従い、騎士達が物をどけて広いスペースを作る。
本格的に立ち回るには少々せまいが、まあ手合わせ程度なら問題ないだろう。
「ペイレス騎士の力を見せてやる。全力でかかって来るがいい」
「……」
どうした物かと、少し迷う。
ある程度相手に合わせてそこそこの勝負をし、ギリギリ負けた感じにするのがやはり無難だ。
相手を顔を立てつつ俺の実力を示し、更にはグレイのお守りも押し付けられる一石三丁の手である。
ただそれをすると、何かあった時に本気で戦いずらくなるんだよなぁ。
護衛として雇われて全力を出し渋るとか、流石に問題がある。
ま、この際何も考えず全力で相手するとしよう。
「シビック!頑張って!」
セーヌが手を上げて応援してくれる。
ただ自分達の家に仕え忠誠を誓ってくれる騎士よりも、俺を応援するのはちょっと問題のある行動だ。
その辺りに気を回せない様では、彼女もまだまだ子供と言わざるを得ない。
ん?
まるで親の仇を見る様な怒りの形相で、イーグルが此方を睨んで来た。
それを見て、俺はピーンと来る。
おそらく彼はセーヌが好きなのだろう、と。
叶わぬ恋って奴か……
親戚筋とは言え一介の騎士と上位貴族のお嬢様とじゃ、身分が違い過ぎる。
奴の恋が叶う事は恐らくないだろう。
まあ事情が事情とは言え、獣人であるミランダさんを迎え入れている事を考えると、0と断言する事は出来ないが。
「来ないなら此方から行くぞ!」
考え事をしていると、痺れを切らしたイーグルが切りかかって来た。
憤怒の形相を見る限り、手加減している様には見えない。
というか力み過ぎだ。
頭に血が昇っているせいか、その動きは単調極まりない物となってしまっていた。
当然そんな攻撃が俺に当たる筈もなく――
「ふっ!」
イーグルの攻撃を軽く躱し、力尽くの横凪に合わせて俺の剣でイーグルの剣をかち上げた。
奴の手から剣が弾かれ、地面に転がる。
俺は手にした剣の切っ先を、呆然とする奴の首元へと突き付けてやった。
「まだやるか?」
実力差は確かにあった。
だが流石にここまで容易く行ったのは、イーグルの頭に血が昇って冷静さを欠いていた部分が大きいと言えるだろう。
何か文句を言って来るかと思ったが――
「まいった」
イーグルは素直に負けを認める。
どうやら頭に血が昇っていても、彼我の実力差ぐらいは判断出来た様だ。
「お見事」
騎士団ナンバー3のイーグルがあっさり負けた事で心中穏やかではないだろうに、サイモンは顔色一つ変えていない。
そうそう。
騎士はこういう風にいついかなる時もクールでないと、流石は副団長を務めるだけはある。
「ほら!シビックの方が強かっただろ!」
項垂れるイーグルに、グレイが笑顔で残酷な言葉を放つ。
敗者に塩を塗るとはまさにこの事だろう。
子供ってホント残酷だ。
7
お気に入りに追加
273
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在三巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる