10 / 27
第10話 指名依頼
しおりを挟む
ペイレス家での呪い解除から三か月。
あの後、いくらでも家にいてくれていいと言われたが、俺は早々に屋敷を後にしていた。
ペイレス家に食客として住み着いているなんて話がジョビジョバ家に知れたら、面倒な事になりかねないからだ。
せっかく貸を作っても、迷惑をかけてしまっては意味がないからな。
という訳で、冒険者として上を目指すべく俺は日夜仕事に励み、丁度二日前に俺は銀級に上がった所だった。
受付嬢曰く、3か月での昇級はこの支部の歴代最短だそうだ。
頑張った甲斐があるという物。
ま、王都にある本部の最短は一カ月らしいが。
それまで休みなく働いていたので、翌日は昇級祝いとして久しぶりの休日を堪能している。
で、休み明けに仕事を取りに顔を出した訳だが……
「あ、シビックさん!丁度良かった!」
青いギルド職員の制服を着た受付の女性が、俺を見るなり慌てて駆け寄って来た。
一体なんの用だろうか?
「どうしたんです?」
「それがですね……驚かないでくださいよ。実は……」
勿体付ける様に言葉を溜めてから、彼女は言葉を続ける。
「なんとペイレス家から!シビックさん御指名の御依頼がありまして!」
受付の女性が興奮気味に叫んだため、顏に唾が飛んできた。
ばっちぃなあ、もう。
まあだが、興奮する気持ちも分からなくはない。
ギルドは当然貴族からの依頼も受け付けてはいるが、ペイレス家程の大貴族の依頼が舞い込むなんて事はそうそうないからだ。
ああいう家は、ギルドに頼まなくても自前の騎士達や伝手で基本事足りるからな。
「はぁ……そうれで、どういった依頼ですか?」
一瞬呪いの解除が思い浮かんだが、たった三ヶ月でまた誰かが呪われたって事は流石にないだろう。
一度使ってしまった触媒はもう二度と効果を発揮しないそうなので、連続で呪いをかけられる可能性は限りなく低い。
「えぇ!?なんですその気の抜けた返事は!?ペイレス家からの直々の指名依頼なんですよ!」
俺が普通に返したのが気に入らないのか、受付嬢は目を見開いて顔を近づけて来る。
が、その頭に急にゲンコツが落ちて来た。
彼女は頭を押さえ、涙目で下がる。
「ミャンシー。騒ぎ過ぎだ」
「うぅ……だってマスター。ペイレス家からの指名依頼なんて、初めての事なんですよぉ」
彼女にゲンコツをしたのは、ギルドマスターだった。
相変わらずガラの悪い輩の様な見た目だ。
初対面の人間では、彼がギルドのマスターだとは絶対に気づけないだろう。
「だってじゃねぇよ。そもそも、依頼主の名前を大声で吹聴するな」
もっともな意見ではある。
見た目と違い、中身は常識人っぽい。
「すいません。つい興奮しちゃって」
「気を付けろ」
ギルドマスターは受付の女性――ミャンシーに、自分から話すからお前は仕事をしてろと言って追い払う。
そしててカウンターの奥にある部屋。
自らの執務室へと俺を案内する。
「飲むか?」
ソファーに座ると、ギルドマスターが奥の棚にあるウィスキーの入った瓶を手に取り、楽し気に左右に振る。
「いえ、結構です」
朝っぱらからそんな物を進められても困るわ。
「いい酒なんだがな」
マスターは俺の前に座ると、瓶の蓋を開けて中身を一気に煽る。
これから仕事の話をしようってのに、禄でもねーな。
この人。
「かーっ!うめぇ!おっと、言っとくが酒が好きだから飲んでる訳じゃねぇぜ」
「じゃあ何だって言うんです?」
美味そうに酒を飲んでおいて、好きで飲んでる訳じゃないとか無理がある話だ。
「酒精系のスキルを知ってるか?」
「はい」
確か酒精と名を冠するスキルは、酒を飲む事で能力が増すと聞く。
態々その名を出したって事は――
「俺は【酒精剛力】を持ってんのさ。こいつは酔えば酔う程、身体能力が上がるって代物でな。俺はマスターとして、常に酒を飲んで外敵に備えてるって訳だ」
「成程。そうだったんですか」
うそくさ!
スキルは嘘ではないのだろうが、酒はどう考えてもそれを理由にして飲んでいるだけにしかみえない。
大体こんな大都市に、ギルドマスターが出張らなければならない様な緊急事態なんて早々ある訳ないしな。
「ま、という訳で仕事の話だ」
と言いつつ、彼は再び酒を煽る。
「実はお前さんに、ペイレス家から護衛の仕事依頼が入ってる」
「護衛ですか?」
「ああ。ペイレス家の御子息達が、親戚筋であるカナン家を訪ねるそうだ」
カナン男爵領はペイレス領の南に位置し、距離的には馬車で3週間ほどの場所にあたる。
そこには現ペイレス家当主の姉――ケインさんやセーヌの伯母に当たる人物が嫁いでいた。
――恐らく二人の事を心配していた伯母に、ケインさん達は元気になった姿を見せに行くつもりなのだろう。
かなり病弱な方で、今では嫁ぎ先から殆ど動けないと聞くからな。
「人手が少し足りないそうだ。そこで護衛の手伝いって事で、お前さんに声がかかった訳だ」
「成程」
ペイレス家としては、闇の牙の襲撃も考えて、少しでも警護を厚くしたいのだろう。
だから俺に声をかけた。
――護衛に求められる物は二つある。
強さと。
そして信頼だ。
いくら腕が立っても、信頼できない相手では話にならない。
雇った護衛が実は賊の手先でしたなんて事は、遥か昔からある話だからな。
その点俺は元名門ジョビジョバ家の人間で、セーヌ達の呪いを解いた命の恩人に当たる。
信頼するには十分と言っていいだろう。
「向こうでの滞在期間と合わせて、約2か月の仕事になる。受けてくれるか?」
大貴族からの依頼とは言え、ギルドからの強制力はない。
だからその気になれば断る事も出来た。
まあその場合、ギルドからの印象は相当悪くなってしまうが。
ま、断る理由はないので――
「分かりました。お受けします」
笑顔で二つ返事を返しておく。
「おう、助かるぜ。この仕事が終わったら、金級の推薦状を書いてやるから頑張ってくれ」
「金級の推薦状ですか?」
冒険者ギルドでの階級は、能力と貢献で決まる。
銀級までは支部の裁量で昇級させて貰えるが、金級に昇る為には王都に向かう必要があった。
「大貴族様の仕事をこなしたとなれば、ギルドへの貢献は十分だからな。後はお前の腕次第だ」
銀に上がるのとは違い、金への昇級には王都でのかなり厳しいテストに合格しなければならないと聞く。
一発で合格する事は難しく、推薦を貰ったとしも、何年も上がれない事も珍しくないそうだ。
「ま、ペイレス家に直接指名される男なら。きっと一発合格も夢じゃないだろう」
一発合格か……
まあ【ズル】を使うのなら、確かにそれも可能だろう。
戦闘だけではなく、他にも色々悪さの出来る凡庸性の高いスキルだからな。
とは言え、そこまでして急いで金に上がりたい訳でもない。
もし受けるなら、スキル無しの純粋な自分の実力で挑む事にしよう。
ちょっとした腕騙しって奴だ。
ま、そうなると流石に一発合格は厳しいだろうが。
強さだけではなく、知識や応用力なんかも求められるだろうからな。
「そう言う訳でシビック。この支部に所属する銀級冒険者の実力を、ペイレス家に示して来てくれ。期待しているぞ」
そう言うと、ギルドマスターは手にしたウィスキーの残りを飲み干した。
あの後、いくらでも家にいてくれていいと言われたが、俺は早々に屋敷を後にしていた。
ペイレス家に食客として住み着いているなんて話がジョビジョバ家に知れたら、面倒な事になりかねないからだ。
せっかく貸を作っても、迷惑をかけてしまっては意味がないからな。
という訳で、冒険者として上を目指すべく俺は日夜仕事に励み、丁度二日前に俺は銀級に上がった所だった。
受付嬢曰く、3か月での昇級はこの支部の歴代最短だそうだ。
頑張った甲斐があるという物。
ま、王都にある本部の最短は一カ月らしいが。
それまで休みなく働いていたので、翌日は昇級祝いとして久しぶりの休日を堪能している。
で、休み明けに仕事を取りに顔を出した訳だが……
「あ、シビックさん!丁度良かった!」
青いギルド職員の制服を着た受付の女性が、俺を見るなり慌てて駆け寄って来た。
一体なんの用だろうか?
「どうしたんです?」
「それがですね……驚かないでくださいよ。実は……」
勿体付ける様に言葉を溜めてから、彼女は言葉を続ける。
「なんとペイレス家から!シビックさん御指名の御依頼がありまして!」
受付の女性が興奮気味に叫んだため、顏に唾が飛んできた。
ばっちぃなあ、もう。
まあだが、興奮する気持ちも分からなくはない。
ギルドは当然貴族からの依頼も受け付けてはいるが、ペイレス家程の大貴族の依頼が舞い込むなんて事はそうそうないからだ。
ああいう家は、ギルドに頼まなくても自前の騎士達や伝手で基本事足りるからな。
「はぁ……そうれで、どういった依頼ですか?」
一瞬呪いの解除が思い浮かんだが、たった三ヶ月でまた誰かが呪われたって事は流石にないだろう。
一度使ってしまった触媒はもう二度と効果を発揮しないそうなので、連続で呪いをかけられる可能性は限りなく低い。
「えぇ!?なんですその気の抜けた返事は!?ペイレス家からの直々の指名依頼なんですよ!」
俺が普通に返したのが気に入らないのか、受付嬢は目を見開いて顔を近づけて来る。
が、その頭に急にゲンコツが落ちて来た。
彼女は頭を押さえ、涙目で下がる。
「ミャンシー。騒ぎ過ぎだ」
「うぅ……だってマスター。ペイレス家からの指名依頼なんて、初めての事なんですよぉ」
彼女にゲンコツをしたのは、ギルドマスターだった。
相変わらずガラの悪い輩の様な見た目だ。
初対面の人間では、彼がギルドのマスターだとは絶対に気づけないだろう。
「だってじゃねぇよ。そもそも、依頼主の名前を大声で吹聴するな」
もっともな意見ではある。
見た目と違い、中身は常識人っぽい。
「すいません。つい興奮しちゃって」
「気を付けろ」
ギルドマスターは受付の女性――ミャンシーに、自分から話すからお前は仕事をしてろと言って追い払う。
そしててカウンターの奥にある部屋。
自らの執務室へと俺を案内する。
「飲むか?」
ソファーに座ると、ギルドマスターが奥の棚にあるウィスキーの入った瓶を手に取り、楽し気に左右に振る。
「いえ、結構です」
朝っぱらからそんな物を進められても困るわ。
「いい酒なんだがな」
マスターは俺の前に座ると、瓶の蓋を開けて中身を一気に煽る。
これから仕事の話をしようってのに、禄でもねーな。
この人。
「かーっ!うめぇ!おっと、言っとくが酒が好きだから飲んでる訳じゃねぇぜ」
「じゃあ何だって言うんです?」
美味そうに酒を飲んでおいて、好きで飲んでる訳じゃないとか無理がある話だ。
「酒精系のスキルを知ってるか?」
「はい」
確か酒精と名を冠するスキルは、酒を飲む事で能力が増すと聞く。
態々その名を出したって事は――
「俺は【酒精剛力】を持ってんのさ。こいつは酔えば酔う程、身体能力が上がるって代物でな。俺はマスターとして、常に酒を飲んで外敵に備えてるって訳だ」
「成程。そうだったんですか」
うそくさ!
スキルは嘘ではないのだろうが、酒はどう考えてもそれを理由にして飲んでいるだけにしかみえない。
大体こんな大都市に、ギルドマスターが出張らなければならない様な緊急事態なんて早々ある訳ないしな。
「ま、という訳で仕事の話だ」
と言いつつ、彼は再び酒を煽る。
「実はお前さんに、ペイレス家から護衛の仕事依頼が入ってる」
「護衛ですか?」
「ああ。ペイレス家の御子息達が、親戚筋であるカナン家を訪ねるそうだ」
カナン男爵領はペイレス領の南に位置し、距離的には馬車で3週間ほどの場所にあたる。
そこには現ペイレス家当主の姉――ケインさんやセーヌの伯母に当たる人物が嫁いでいた。
――恐らく二人の事を心配していた伯母に、ケインさん達は元気になった姿を見せに行くつもりなのだろう。
かなり病弱な方で、今では嫁ぎ先から殆ど動けないと聞くからな。
「人手が少し足りないそうだ。そこで護衛の手伝いって事で、お前さんに声がかかった訳だ」
「成程」
ペイレス家としては、闇の牙の襲撃も考えて、少しでも警護を厚くしたいのだろう。
だから俺に声をかけた。
――護衛に求められる物は二つある。
強さと。
そして信頼だ。
いくら腕が立っても、信頼できない相手では話にならない。
雇った護衛が実は賊の手先でしたなんて事は、遥か昔からある話だからな。
その点俺は元名門ジョビジョバ家の人間で、セーヌ達の呪いを解いた命の恩人に当たる。
信頼するには十分と言っていいだろう。
「向こうでの滞在期間と合わせて、約2か月の仕事になる。受けてくれるか?」
大貴族からの依頼とは言え、ギルドからの強制力はない。
だからその気になれば断る事も出来た。
まあその場合、ギルドからの印象は相当悪くなってしまうが。
ま、断る理由はないので――
「分かりました。お受けします」
笑顔で二つ返事を返しておく。
「おう、助かるぜ。この仕事が終わったら、金級の推薦状を書いてやるから頑張ってくれ」
「金級の推薦状ですか?」
冒険者ギルドでの階級は、能力と貢献で決まる。
銀級までは支部の裁量で昇級させて貰えるが、金級に昇る為には王都に向かう必要があった。
「大貴族様の仕事をこなしたとなれば、ギルドへの貢献は十分だからな。後はお前の腕次第だ」
銀に上がるのとは違い、金への昇級には王都でのかなり厳しいテストに合格しなければならないと聞く。
一発で合格する事は難しく、推薦を貰ったとしも、何年も上がれない事も珍しくないそうだ。
「ま、ペイレス家に直接指名される男なら。きっと一発合格も夢じゃないだろう」
一発合格か……
まあ【ズル】を使うのなら、確かにそれも可能だろう。
戦闘だけではなく、他にも色々悪さの出来る凡庸性の高いスキルだからな。
とは言え、そこまでして急いで金に上がりたい訳でもない。
もし受けるなら、スキル無しの純粋な自分の実力で挑む事にしよう。
ちょっとした腕騙しって奴だ。
ま、そうなると流石に一発合格は厳しいだろうが。
強さだけではなく、知識や応用力なんかも求められるだろうからな。
「そう言う訳でシビック。この支部に所属する銀級冒険者の実力を、ペイレス家に示して来てくれ。期待しているぞ」
そう言うと、ギルドマスターは手にしたウィスキーの残りを飲み干した。
6
お気に入りに追加
273
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる