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神国編
第56童 拾い者
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「えっ!?なにこの音!?」
「見て来る。キニは此処で待ってろ」
それは突然の事だった。
山で妹と二人で狩りをしていると、急に轟音が響いた。
どうやら少し離れた所に何かが落ちた様だ。
「やだ!キニも一緒に行く!」
「何があるから分からないんだ。危ないからここで待っててくれ」
可愛い妹の頭を撫でる。
俺にとっての只一人の肉親。
両親は7年前に死んでいる。
俺が8歳、妹が2歳の時の事だ。
それ以来、俺は妹と二人で人里離れたこの山奥で暮らしていた。
「キニもお兄ちゃんの役に立つの!だから一緒に行く!魔法だってもう色々使えるんだから!」
昔は俺の言う事を何でも素直に聞いてくれる良い子だったんだが、最近では言う事を聞いてくれない事も多くなって来た。
こうなると絶対自分の意見を曲げないから厄介だ。
「やれやれ、分かったよ。その代わり、お兄ちゃんの言う事をちゃんと聞くんだぞ?」
正直、危険がある可能性の場所に妹を連れていく事はあまりしたくないのだが……まあ大丈夫だろう。
俺達は普通の兄妹じゃない。
妹は9歳にして、もうかなりの魔法を扱う事が出来た。
俺だって、並みの魔物程度なら敵じゃないぐらい強い。
「はーい!」
音の聞こえた方面に山を登って行くと、木々が薙ぎ倒されている場所を見つける。
まるで何かに吹き飛ばされたかの様な跡だ。
俺は口元に人差し指を立てて、妹に「静かに」のジャスチャー見せた。
それを見てキニは頭を縦に振る。
「……」
足音を立てない様に、ゆっくりとその場所へと近づく。
何かが襲って来ても直ぐに対応できる様、手にした鉈に力を込めた。
「っ!?」
「人が倒れてる!!」
近くによると、誰かが倒れているのが見えた。
ボロボロの黒い鎧を身に着けた男と、もう一人は女性。
「お兄ちゃん!この女の人!鬼人だよ!」
彼女の額からは角が生えていた。
目は閉じられているため赤いかどうかは分からないが、まず間違いないだろう。
この女性は俺達と同じ鬼人だった。
俺達は突然変異である鬼人であったため、こんな山奥で兄妹でひっそりと暮らしている。
それがまさかこんな所で、自分たち以外の鬼人と出会う事になろうとは……
「キニ!待て!」
妹が急に駆けだした。
2人は死んでいる様に見える――男の方に至っては肉体の損傷がひどく、間違いなく死んでいる――が、女の方は只のふりの可能性もあった。
確認もせず無防備に近づくのは危険だ。
だが止める俺の言葉を無視してキニは女性に近づき、その安否を確認する。
「生きてる!」
そう言うと、妹は回復魔法の詠唱を始めた。
相手はどこの誰ともわからない人間だ。
状況的に考えて、とても真っ当な人間とも思えない。
一瞬止めようかとも思ったが、止めておいた。
誰かを助けようという妹の気持ちを尊重したかったからだ。
それに俺自身、同じ鬼人である女性を見捨てるのが心苦しいというのもある。
「助かりそうか?」
俺は回復を行なう妹の傍に立ち、女が変な動きを見せたらその時は――そう考え鉈を強く握る。
「助けて見せる!」
妹は必死だった。
相手が同じ鬼人だからというのが大きいのだろう。
「う……うぅ……」
暫くすると女性が意識を取り戻した。
彼女は意識が朦朧としているのか、定まらない焦点で辺りを見回す。
「ここ……は?」
「ここはね!ナバタ山だよ!」
妹は魔法を途絶えさせる事無く、女性の質問に答える。
普通、回復魔法をかけながらしゃべったりするのは難しい行為だ。
だがまだ9歳の妹は易々とそれを行って見せる。
それは正に鬼人の血がなせる業だった。
「……山?」
「俺はマニ。それと妹のキニだ。あんたは?」
「私?……私は……私は……」
俺の質問に女性は苦しそうに顔を顰める。
「私は……分からない……私は一体……」
記憶喪失?
ぱっとそんな言葉が頭に浮かぶ。
それは幼い頃、聞いた事がある話だ。
確か強いショックで記憶が失われる事があると、医者だった父は言っていた気がする。
その辛げな表情から嘘は読み取れない。
つまりこの女性は、何らかの強いショックで記憶を失っているという事だろうか?
「お母さんだよ!」
「ふぁ?」
突然妹が突拍子もない事を口走る。
それを聞いて俺は思わず変な声を漏らしてしまった。
「神様が私達の為にお母さんを連れて来てくれたんだよ!」
「いや、母さん達は――「そうに決まってるもん!」」
荒唐無稽すぎてあり得ない事だ。
だがキニの目は真剣そのものだった。
思えば、妹が物心ついた頃にはもう両親は他界していた。
それ以来、人里離れた山の中でずっと俺と二人っきりで生活している――先祖返えりともいわれる突然変異である鬼人は、人の街では迫害されてしまう為。
だから妹は母性に飢えているのかもしれない。
それはどんなに頑張っても、俺では与える事は出来ない物だった。
「ね!そうでしょ!」
「ごめんなさい……何も思い出せなくて……」
キニに問われて女性は困った様な顔をする。
魔法のお陰か、顔色の方は大分よくなってきていた。
「キニ無茶な事を言うな。困ってるじゃないか」
「やだ!ママだもん!絶対そうに決まってる!」
キニは目の端に涙を溜めて、それでも回復魔法を途切れさせる事無く続けている。
そんな妹に、倒れている女性は手を伸ばした。
その手は優しくキニの頬を撫でる。
本当に優しく。
「あの……私には記憶がありません。それでも良かったら……」
「ほんとに!」
その言葉を聞いた瞬間、妹の涙顔にぱっと花が咲く。
そんな顔を見せられたら、俺も強くは止められそうもない。
幸い女性からは危険な感じはしないので、暫くは静養を兼ねて家にいて貰ってもいいだろう。
「あの……隣の男性の事は分かりますか?」
「いえ……」
無残な遺体を見て、彼女は首を横に振って顔を顰める。
全く知らない人間が同時に此処に倒れていたとは考え辛いので、確実に何らかの関りは有るのだろうが、記憶がないのなら分からないのも仕方がない。
「キニー、治療の続きは家に帰ってからにしよう」
怪我の様子は大分よくなってきている。
背負って運んでも大丈夫だろう。
キニーが魔力切れを起こしてしまう可能性も考えて、俺はいったん中断する様に促した。
「うん!」
「家に連れて行きます。暫くはそこで静養してください。そのうち記憶も戻るでしょうから」
そう言って俺は女性を背負う。
彼女は思ったよりずっと重かった。
案外筋肉質なのかもしれない。
「有難う……ございます」
男性の遺体は後で回収して、葬ってやればいいだろう。
俺は女性を連れて、山中にある我が家へと帰る。
これが俺達兄妹と彼女との出会いだった。
結局この後も彼女の記憶は戻らず、そのまま5年間共に暮らす事となる。
まるで本当の家族の様に一緒に。
――――――――――
ここで2章終了になります。
3章以降は暫く間が開くと思うので、一旦完結とさせて頂きます。
「見て来る。キニは此処で待ってろ」
それは突然の事だった。
山で妹と二人で狩りをしていると、急に轟音が響いた。
どうやら少し離れた所に何かが落ちた様だ。
「やだ!キニも一緒に行く!」
「何があるから分からないんだ。危ないからここで待っててくれ」
可愛い妹の頭を撫でる。
俺にとっての只一人の肉親。
両親は7年前に死んでいる。
俺が8歳、妹が2歳の時の事だ。
それ以来、俺は妹と二人で人里離れたこの山奥で暮らしていた。
「キニもお兄ちゃんの役に立つの!だから一緒に行く!魔法だってもう色々使えるんだから!」
昔は俺の言う事を何でも素直に聞いてくれる良い子だったんだが、最近では言う事を聞いてくれない事も多くなって来た。
こうなると絶対自分の意見を曲げないから厄介だ。
「やれやれ、分かったよ。その代わり、お兄ちゃんの言う事をちゃんと聞くんだぞ?」
正直、危険がある可能性の場所に妹を連れていく事はあまりしたくないのだが……まあ大丈夫だろう。
俺達は普通の兄妹じゃない。
妹は9歳にして、もうかなりの魔法を扱う事が出来た。
俺だって、並みの魔物程度なら敵じゃないぐらい強い。
「はーい!」
音の聞こえた方面に山を登って行くと、木々が薙ぎ倒されている場所を見つける。
まるで何かに吹き飛ばされたかの様な跡だ。
俺は口元に人差し指を立てて、妹に「静かに」のジャスチャー見せた。
それを見てキニは頭を縦に振る。
「……」
足音を立てない様に、ゆっくりとその場所へと近づく。
何かが襲って来ても直ぐに対応できる様、手にした鉈に力を込めた。
「っ!?」
「人が倒れてる!!」
近くによると、誰かが倒れているのが見えた。
ボロボロの黒い鎧を身に着けた男と、もう一人は女性。
「お兄ちゃん!この女の人!鬼人だよ!」
彼女の額からは角が生えていた。
目は閉じられているため赤いかどうかは分からないが、まず間違いないだろう。
この女性は俺達と同じ鬼人だった。
俺達は突然変異である鬼人であったため、こんな山奥で兄妹でひっそりと暮らしている。
それがまさかこんな所で、自分たち以外の鬼人と出会う事になろうとは……
「キニ!待て!」
妹が急に駆けだした。
2人は死んでいる様に見える――男の方に至っては肉体の損傷がひどく、間違いなく死んでいる――が、女の方は只のふりの可能性もあった。
確認もせず無防備に近づくのは危険だ。
だが止める俺の言葉を無視してキニは女性に近づき、その安否を確認する。
「生きてる!」
そう言うと、妹は回復魔法の詠唱を始めた。
相手はどこの誰ともわからない人間だ。
状況的に考えて、とても真っ当な人間とも思えない。
一瞬止めようかとも思ったが、止めておいた。
誰かを助けようという妹の気持ちを尊重したかったからだ。
それに俺自身、同じ鬼人である女性を見捨てるのが心苦しいというのもある。
「助かりそうか?」
俺は回復を行なう妹の傍に立ち、女が変な動きを見せたらその時は――そう考え鉈を強く握る。
「助けて見せる!」
妹は必死だった。
相手が同じ鬼人だからというのが大きいのだろう。
「う……うぅ……」
暫くすると女性が意識を取り戻した。
彼女は意識が朦朧としているのか、定まらない焦点で辺りを見回す。
「ここ……は?」
「ここはね!ナバタ山だよ!」
妹は魔法を途絶えさせる事無く、女性の質問に答える。
普通、回復魔法をかけながらしゃべったりするのは難しい行為だ。
だがまだ9歳の妹は易々とそれを行って見せる。
それは正に鬼人の血がなせる業だった。
「……山?」
「俺はマニ。それと妹のキニだ。あんたは?」
「私?……私は……私は……」
俺の質問に女性は苦しそうに顔を顰める。
「私は……分からない……私は一体……」
記憶喪失?
ぱっとそんな言葉が頭に浮かぶ。
それは幼い頃、聞いた事がある話だ。
確か強いショックで記憶が失われる事があると、医者だった父は言っていた気がする。
その辛げな表情から嘘は読み取れない。
つまりこの女性は、何らかの強いショックで記憶を失っているという事だろうか?
「お母さんだよ!」
「ふぁ?」
突然妹が突拍子もない事を口走る。
それを聞いて俺は思わず変な声を漏らしてしまった。
「神様が私達の為にお母さんを連れて来てくれたんだよ!」
「いや、母さん達は――「そうに決まってるもん!」」
荒唐無稽すぎてあり得ない事だ。
だがキニの目は真剣そのものだった。
思えば、妹が物心ついた頃にはもう両親は他界していた。
それ以来、人里離れた山の中でずっと俺と二人っきりで生活している――先祖返えりともいわれる突然変異である鬼人は、人の街では迫害されてしまう為。
だから妹は母性に飢えているのかもしれない。
それはどんなに頑張っても、俺では与える事は出来ない物だった。
「ね!そうでしょ!」
「ごめんなさい……何も思い出せなくて……」
キニに問われて女性は困った様な顔をする。
魔法のお陰か、顔色の方は大分よくなってきていた。
「キニ無茶な事を言うな。困ってるじゃないか」
「やだ!ママだもん!絶対そうに決まってる!」
キニは目の端に涙を溜めて、それでも回復魔法を途切れさせる事無く続けている。
そんな妹に、倒れている女性は手を伸ばした。
その手は優しくキニの頬を撫でる。
本当に優しく。
「あの……私には記憶がありません。それでも良かったら……」
「ほんとに!」
その言葉を聞いた瞬間、妹の涙顔にぱっと花が咲く。
そんな顔を見せられたら、俺も強くは止められそうもない。
幸い女性からは危険な感じはしないので、暫くは静養を兼ねて家にいて貰ってもいいだろう。
「あの……隣の男性の事は分かりますか?」
「いえ……」
無残な遺体を見て、彼女は首を横に振って顔を顰める。
全く知らない人間が同時に此処に倒れていたとは考え辛いので、確実に何らかの関りは有るのだろうが、記憶がないのなら分からないのも仕方がない。
「キニー、治療の続きは家に帰ってからにしよう」
怪我の様子は大分よくなってきている。
背負って運んでも大丈夫だろう。
キニーが魔力切れを起こしてしまう可能性も考えて、俺はいったん中断する様に促した。
「うん!」
「家に連れて行きます。暫くはそこで静養してください。そのうち記憶も戻るでしょうから」
そう言って俺は女性を背負う。
彼女は思ったよりずっと重かった。
案外筋肉質なのかもしれない。
「有難う……ございます」
男性の遺体は後で回収して、葬ってやればいいだろう。
俺は女性を連れて、山中にある我が家へと帰る。
これが俺達兄妹と彼女との出会いだった。
結局この後も彼女の記憶は戻らず、そのまま5年間共に暮らす事となる。
まるで本当の家族の様に一緒に。
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