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神国編
第54童 自爆
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周囲の状況は、一言で言うなら最悪だった。
最初こそ此方が圧倒した状況だったが、相手の生み出すゴーレムが別物に変わり流れが変わってしまったからだ。
更には結界を張っていたガイゼスの間抜けがマジックアイテムを壊され、此方にリミットまで課されてしまう。
周囲を見渡せば、ミノタウロスの殆どが殺されてしまっていた。
その為大量に生み出されたゴーレムによって、私達は囲まれている状態にある。
「ボコスカ大量に生み出してくれたもんね。貴方の魔力はどうなってるのかしら?」
神から力を与えられた存在と言うのは聞いているが、ペイレス軍にあれだけ狂った魔法を放って尚、これだけの巨力なゴーレム軍団を生み出す勇人という男の底なしの魔力には、脱帽するしかない。
まさに化け物と呼ぶに相応しい存在だ。
しかも、五大竜の加護まで得てると来てる。
世界を相手取ろうという組織が、危険視してマークするのも頷けると言う物。
だが――致命的な弱点をこの男は抱えていた。
「タレスさんを離せ!」
人質を拾うために自分の身を危険に晒す。
まさに愚かの極みだ。
圧倒的不利な状況だったが、お陰で算段が立つ。
「ふふ、どうしようかしら?離してあげてもいいけど、私のお願いも聞いてくれる?」
勇人は此方を憎々し気に睨み付けてくる。
それを見て、私は口元を綻ばせた。
お人よしというのも大変な物だ。
私がこの男の立場なら、迷わず人質ごと鞭で真っ二つにしていただろう。
迷う必要も、交渉する余地もない。
「一対一の勝負ってのはどうかしら?貴方が周りの邪魔者達をどけてくれたらこのエルフは開放してあげるわ。ああ、勿論頭の上の妖精も含めてよ」
「……」
さて……条件を飲んで来るかしら?
まあ断られたら、このエルフを鞭の先端につないでフレイルの様にぶつけてやるとでもしよう。
その時、どんな顔をするのか見ものだ。
「……分かった。だから彼女を――」
「駄目です。勇人様」
「あら、起きてたの?」
顔面を思いっきり蹴りつけて気絶させたつもりだったが、エルフは意識を保っていた様だ。
流石は戦闘種族と呼ばれるだけはある。
「悪いけど、今は大事な交渉の最中なの?少し黙っててくれないかしら?」
「がっ!?あぁ……」
「タレスさん!」
左手に炎を纏い、エルフの肩から首にかけて焼いてやる。
これで静かになるだろう。
「勇人様……勇人様は、この命に代えても必ず……お守り……」
守るどころか、自分のせいで目の前の男は死ぬ事になる。
間抜けな話だ。
「私が……隙を作ります。ですからどうか……」
この状態では、このエルフに何もできないのは明白だった
少し痛め付け過ぎた様だ。
幻覚でも見えているのだろう。
「皆を……お願いします」
「タレスさん何を!?」
「なにっ!?」
抑えていたエルフの体が急に発光する。
魔法?
だが詠唱している様子はなか――いや、このエルフは気絶しているふりをしていたのだ。
その間に詠唱していたに違いない。
油断して相手の魔力の流れに気づかなかった。
なんて失態だ。
これではガイゼスを間抜け呼ばわりできない。
「糞が!!」
本能的に危機を察知した私は、エルフを手放し後ろに飛ぶ。
同時に全身に紅蓮を纏い、防御する。
次の瞬間、エルフの肉体は閃光となって弾けた。
自爆呪文だ。
まさか他人の為に自爆するとは……
その威力はすさまじく、私その場に踏み留まるのがやっとだった。
後一瞬、防御が遅れていたらと思うとぞっとする。
エルフの女が勇人に声を掛けて――意識が人質に向いて――いなければ、私は確実に大ダメージを受けていただろう。
衝撃がおさまる。
人質を失った今、撤退を考えた方が良さ――
「――っ!?」
勇人が此方に右手を向けていた。
周囲のエルフは全て、勇人より後ろに下がっている。
「お前だけは、絶対に殺す……」
魔法が来る!
瞬間、私は2択を迫られた。
相手の魔法発動よりも早く、その首を飛ばすか。
何らかの方法で防御するか。
勇人は詠唱無しで魔法を使う。
前者はよくて相打ちだ。
妖精に攻撃を防がれれば、それすらも叶わないだろう。
ならば――
私は両手に生み出した鞭を振るう。
「貴様!?」
私の鞭は手足を絡めとる。
間抜け面――実際はフルフェイスを被っているので顔は見えないが――で近くに立つガイゼスの手足を。
黒い鎧は特殊な加工によって高い防御力を誇る。
特にガイゼスの身に纏うそれは特別品であり、魔法に対する耐性は桁違いだと本人は豪語していた。
私の反乱を恐れての警告だったのでしょうけど、情報提供を感謝するわ。
「死の破壊」
鞭を使って素早く彼の後ろに跳躍し、その動きを封じてガイゼスを盾にする。
それとほぼ同時に魔法が放たれた。
背筋に寒い物が走り、次の瞬間、全身に凄まじい衝撃が走る。
「がぁぁぁ!!ユーリィ!貴様ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ぐぅぅぅぅ!死んで!!死んでたまるかぁ!!!」
蘇生には肉体が必要だ。
この魔法で体を完全に消滅させられてしまったのでは、もう蘇る事が出来ない。
それ以前に、任務を失敗した私を組織が蘇生してくれるとは思えなかった。
私は生き延びる。
生きて、カレンドとペイレスを滅茶苦茶にするのだ。
こんな所で終わってたまる物か。
「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
紅蓮で隙間なく全身を包み込み。
滅びに逆らうべく、私は全ての魔力を放出する。
最初こそ此方が圧倒した状況だったが、相手の生み出すゴーレムが別物に変わり流れが変わってしまったからだ。
更には結界を張っていたガイゼスの間抜けがマジックアイテムを壊され、此方にリミットまで課されてしまう。
周囲を見渡せば、ミノタウロスの殆どが殺されてしまっていた。
その為大量に生み出されたゴーレムによって、私達は囲まれている状態にある。
「ボコスカ大量に生み出してくれたもんね。貴方の魔力はどうなってるのかしら?」
神から力を与えられた存在と言うのは聞いているが、ペイレス軍にあれだけ狂った魔法を放って尚、これだけの巨力なゴーレム軍団を生み出す勇人という男の底なしの魔力には、脱帽するしかない。
まさに化け物と呼ぶに相応しい存在だ。
しかも、五大竜の加護まで得てると来てる。
世界を相手取ろうという組織が、危険視してマークするのも頷けると言う物。
だが――致命的な弱点をこの男は抱えていた。
「タレスさんを離せ!」
人質を拾うために自分の身を危険に晒す。
まさに愚かの極みだ。
圧倒的不利な状況だったが、お陰で算段が立つ。
「ふふ、どうしようかしら?離してあげてもいいけど、私のお願いも聞いてくれる?」
勇人は此方を憎々し気に睨み付けてくる。
それを見て、私は口元を綻ばせた。
お人よしというのも大変な物だ。
私がこの男の立場なら、迷わず人質ごと鞭で真っ二つにしていただろう。
迷う必要も、交渉する余地もない。
「一対一の勝負ってのはどうかしら?貴方が周りの邪魔者達をどけてくれたらこのエルフは開放してあげるわ。ああ、勿論頭の上の妖精も含めてよ」
「……」
さて……条件を飲んで来るかしら?
まあ断られたら、このエルフを鞭の先端につないでフレイルの様にぶつけてやるとでもしよう。
その時、どんな顔をするのか見ものだ。
「……分かった。だから彼女を――」
「駄目です。勇人様」
「あら、起きてたの?」
顔面を思いっきり蹴りつけて気絶させたつもりだったが、エルフは意識を保っていた様だ。
流石は戦闘種族と呼ばれるだけはある。
「悪いけど、今は大事な交渉の最中なの?少し黙っててくれないかしら?」
「がっ!?あぁ……」
「タレスさん!」
左手に炎を纏い、エルフの肩から首にかけて焼いてやる。
これで静かになるだろう。
「勇人様……勇人様は、この命に代えても必ず……お守り……」
守るどころか、自分のせいで目の前の男は死ぬ事になる。
間抜けな話だ。
「私が……隙を作ります。ですからどうか……」
この状態では、このエルフに何もできないのは明白だった
少し痛め付け過ぎた様だ。
幻覚でも見えているのだろう。
「皆を……お願いします」
「タレスさん何を!?」
「なにっ!?」
抑えていたエルフの体が急に発光する。
魔法?
だが詠唱している様子はなか――いや、このエルフは気絶しているふりをしていたのだ。
その間に詠唱していたに違いない。
油断して相手の魔力の流れに気づかなかった。
なんて失態だ。
これではガイゼスを間抜け呼ばわりできない。
「糞が!!」
本能的に危機を察知した私は、エルフを手放し後ろに飛ぶ。
同時に全身に紅蓮を纏い、防御する。
次の瞬間、エルフの肉体は閃光となって弾けた。
自爆呪文だ。
まさか他人の為に自爆するとは……
その威力はすさまじく、私その場に踏み留まるのがやっとだった。
後一瞬、防御が遅れていたらと思うとぞっとする。
エルフの女が勇人に声を掛けて――意識が人質に向いて――いなければ、私は確実に大ダメージを受けていただろう。
衝撃がおさまる。
人質を失った今、撤退を考えた方が良さ――
「――っ!?」
勇人が此方に右手を向けていた。
周囲のエルフは全て、勇人より後ろに下がっている。
「お前だけは、絶対に殺す……」
魔法が来る!
瞬間、私は2択を迫られた。
相手の魔法発動よりも早く、その首を飛ばすか。
何らかの方法で防御するか。
勇人は詠唱無しで魔法を使う。
前者はよくて相打ちだ。
妖精に攻撃を防がれれば、それすらも叶わないだろう。
ならば――
私は両手に生み出した鞭を振るう。
「貴様!?」
私の鞭は手足を絡めとる。
間抜け面――実際はフルフェイスを被っているので顔は見えないが――で近くに立つガイゼスの手足を。
黒い鎧は特殊な加工によって高い防御力を誇る。
特にガイゼスの身に纏うそれは特別品であり、魔法に対する耐性は桁違いだと本人は豪語していた。
私の反乱を恐れての警告だったのでしょうけど、情報提供を感謝するわ。
「死の破壊」
鞭を使って素早く彼の後ろに跳躍し、その動きを封じてガイゼスを盾にする。
それとほぼ同時に魔法が放たれた。
背筋に寒い物が走り、次の瞬間、全身に凄まじい衝撃が走る。
「がぁぁぁ!!ユーリィ!貴様ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ぐぅぅぅぅ!死んで!!死んでたまるかぁ!!!」
蘇生には肉体が必要だ。
この魔法で体を完全に消滅させられてしまったのでは、もう蘇る事が出来ない。
それ以前に、任務を失敗した私を組織が蘇生してくれるとは思えなかった。
私は生き延びる。
生きて、カレンドとペイレスを滅茶苦茶にするのだ。
こんな所で終わってたまる物か。
「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
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