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神国編
第47童 大人の階段
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大きな風呂の中を平泳ぎで泳ぎまわり、縁の付近で一旦潜る。
ここは俺専用の浴場だった。
広さは無駄に広く、大浴場並みだ。
「ぷはぁ……」
湯船から顔を出し、縁に手を掛けその上に頭をのせる。
さっき偉そうに格好つけたはいいが、頭の中は戦争に対するヘタレた気分でいっぱいだった。
いっそドラゴンに押し付けてしまえないだろうか?
そんなふざけた思いが頭を過る。
「なに無責任な事を考えているのやら。つうか……断られるよな。絶対」
やばくなったら助けてくれるという話ではあったが、自分が嫌だから代わりに戦争してねなんてふざけた頼み事をしても、断らのは目に見えている。
「下手したら怒らせちまう」
ダメ元でお願いしたい気もするが、馬鹿な要求をして怒らせれば助けてくれるという約束すら反故にされかねないので、止めておいた方が無難だろう。
「失礼します」
「ふぁっ!?」
あーだこーだうだうだ考えていると、浴場の扉が開いた。
広い場所な上に、湯気が籠っているので相手のシルエットしか見えないが声は確実に女性の物だった。
あれ?ここって混浴だっけか?
一瞬混乱してそんな事を考えてしまったが、よくよく考えるとここは俺の部屋に併設されたプライベートな浴場だ。
混浴も糞も、俺以外には使用者は居ない。
入口の方から影が2つ。
こっちに近づいて来たので、咄嗟に背を向ける。
「お背中を流しにまいりました」
「ふふ、安心してください。ちゃんと隠してますから」
声はタレスさんとマーサさんの物だった。
隠していると聞いて、残念な様なほっとした様な……
まあマーサさんだけなら兎も角、真面目なタレスさんが全裸で乗り込んでくるわけないよな。
「いや、お気遣いは有難いんですが……って、えぇ!?」
振り返ると、もろに2人の乳房が見えた。
マーサさんはとても御立派で、タレスさんの物もなかなか……ってそうじゃなくて、全然隠れてねぇ!
俺は速攻で背を向ける。
「丸出しじゃないですか!てか何で目隠し!?」
2人は全裸だった。
その癖、何故か目の部分にだけはしっかりと布が巻かれてていた。
「神様の裸を見るのは不敬かと思いまして。見えない様、目隠しを行ないました」
隠すってそっちかよ!
普通自分達の裸の方だろ!?
他人が見たら背中を流しに来たと言うより、変態プレイにしか見えないシチュエーションだ。
まあ別に人目はないけども。
「勇人様はそういう事は気にしないと私は言ったんですけど、真面目なタレスは聞いてくれなくって。一応魔力の流れで支障はないのですが、細やかな手入れはし辛くなってしまうので目隠しを外しても宜しいですか?」
細やかな手入れって何する気?
少々気になるが……
「いや、それよりも体を隠してください。て言うか、背中なんか自分で流せますんで。お気になさらずに」
「まあそうおっしゃらずに」
肩に手が置かれる。
細い指先だが、その感触はごつごつしている。
まあ森で自然と一緒に暮らす種族なのだから、つるつるとは行かないだろう。
「勇人様……」
マーサさんが俺の首に手を回し、耳元で囁く。
「ななな、なんですか!?」
耳に息がかかってぞくぞくしてしまう。
股間があったら偉い事になってる所だった。
ちょっとだけ神様に感謝……等は勿論しない。
神様死ね!
「戦争の件ですが、どうか我々に任せて頂けないでしょうか?」
急に言葉遣いが真面目になる。
いきなり背中を流しに来たから何事かと思ったが、この話の為にやって来たのだと気づいた。
自分で言うのもあれだが、あの後挙動が少し怪しい感じになっていたので、俺の事を気遣って来てくれたのだろう。
「いや、その話なら――」
「勇人様。我らエルフは貴方様の為に存在しています。危険を感じる事や、御不快な事は全て我らに押し付け下さい。これはエルフ一同の総意で御座います。我らは貴方様の為ならば、喜んで命をかけ死にましょう」
タレスさんの声は真剣そのものだった。
その言葉に嘘はないのだろう。
それを聞いて、急に胸の中のもやもやが吹っ飛んだ気がする。
「……ありがとう」
義務感。
責任があるからやらなければならない。
そんな思いだから、嫌で嫌で仕方なかった。
だけど彼女達は真剣に俺の事を慕ってくれている。
勘違いからとは言え、今までの人生で父親以外にこんな風に誰かに強く思われたのは生まれて初めての事だった。
それが只々純粋に嬉しい。
「気持ちは凄く嬉しいですけど、俺の為に死ぬのは止めて下さい」
「ですが」
「俺も戦争に行きます。だから、一緒に戦いましょう」
責任を取る為の義務ではなく、俺の事を慕ってくれている彼女達のために戦おう。
安心して暮らせる国をつくる為、仲間達と共に。
「分かりました。身命にかけて必ずやお守り致します。……では、背中を洗わせて頂きますので湯船から出て頂けますか?」
「えっ?話をしに来ただけじゃ!?」
「うふふ、何を言ってるんです?私達は勇人様の背中を流しに来たんですよ。さ、どうぞ」
そう言うと、マーサさんは俺の脇に手を通して体を無理やり引き上げる。
背中に柔らかな感触が……極楽じゃぁ……
甘い誘惑についつい成すがままになり、遂に俺も大人の階段を――30歳だけど――駆け上がるかと思いきや、彼女達は本当に背中だけ流してさっさと出て行った。
「では、私達はこれで……」
そりゃ真面目なタレスさんが一緒なんだから、マーサさんも無茶しないよな。
そもそも仮にマーサさんだけだったとしても、あそこがないから大人の階段を踏み外す事は出来ても、昇る事は出来ないんだよなぁ。
まあなんだかんだ、綺麗な女性に背中を流して貰う役得を得たので良しとしよう。
ここは俺専用の浴場だった。
広さは無駄に広く、大浴場並みだ。
「ぷはぁ……」
湯船から顔を出し、縁に手を掛けその上に頭をのせる。
さっき偉そうに格好つけたはいいが、頭の中は戦争に対するヘタレた気分でいっぱいだった。
いっそドラゴンに押し付けてしまえないだろうか?
そんなふざけた思いが頭を過る。
「なに無責任な事を考えているのやら。つうか……断られるよな。絶対」
やばくなったら助けてくれるという話ではあったが、自分が嫌だから代わりに戦争してねなんてふざけた頼み事をしても、断らのは目に見えている。
「下手したら怒らせちまう」
ダメ元でお願いしたい気もするが、馬鹿な要求をして怒らせれば助けてくれるという約束すら反故にされかねないので、止めておいた方が無難だろう。
「失礼します」
「ふぁっ!?」
あーだこーだうだうだ考えていると、浴場の扉が開いた。
広い場所な上に、湯気が籠っているので相手のシルエットしか見えないが声は確実に女性の物だった。
あれ?ここって混浴だっけか?
一瞬混乱してそんな事を考えてしまったが、よくよく考えるとここは俺の部屋に併設されたプライベートな浴場だ。
混浴も糞も、俺以外には使用者は居ない。
入口の方から影が2つ。
こっちに近づいて来たので、咄嗟に背を向ける。
「お背中を流しにまいりました」
「ふふ、安心してください。ちゃんと隠してますから」
声はタレスさんとマーサさんの物だった。
隠していると聞いて、残念な様なほっとした様な……
まあマーサさんだけなら兎も角、真面目なタレスさんが全裸で乗り込んでくるわけないよな。
「いや、お気遣いは有難いんですが……って、えぇ!?」
振り返ると、もろに2人の乳房が見えた。
マーサさんはとても御立派で、タレスさんの物もなかなか……ってそうじゃなくて、全然隠れてねぇ!
俺は速攻で背を向ける。
「丸出しじゃないですか!てか何で目隠し!?」
2人は全裸だった。
その癖、何故か目の部分にだけはしっかりと布が巻かれてていた。
「神様の裸を見るのは不敬かと思いまして。見えない様、目隠しを行ないました」
隠すってそっちかよ!
普通自分達の裸の方だろ!?
他人が見たら背中を流しに来たと言うより、変態プレイにしか見えないシチュエーションだ。
まあ別に人目はないけども。
「勇人様はそういう事は気にしないと私は言ったんですけど、真面目なタレスは聞いてくれなくって。一応魔力の流れで支障はないのですが、細やかな手入れはし辛くなってしまうので目隠しを外しても宜しいですか?」
細やかな手入れって何する気?
少々気になるが……
「いや、それよりも体を隠してください。て言うか、背中なんか自分で流せますんで。お気になさらずに」
「まあそうおっしゃらずに」
肩に手が置かれる。
細い指先だが、その感触はごつごつしている。
まあ森で自然と一緒に暮らす種族なのだから、つるつるとは行かないだろう。
「勇人様……」
マーサさんが俺の首に手を回し、耳元で囁く。
「ななな、なんですか!?」
耳に息がかかってぞくぞくしてしまう。
股間があったら偉い事になってる所だった。
ちょっとだけ神様に感謝……等は勿論しない。
神様死ね!
「戦争の件ですが、どうか我々に任せて頂けないでしょうか?」
急に言葉遣いが真面目になる。
いきなり背中を流しに来たから何事かと思ったが、この話の為にやって来たのだと気づいた。
自分で言うのもあれだが、あの後挙動が少し怪しい感じになっていたので、俺の事を気遣って来てくれたのだろう。
「いや、その話なら――」
「勇人様。我らエルフは貴方様の為に存在しています。危険を感じる事や、御不快な事は全て我らに押し付け下さい。これはエルフ一同の総意で御座います。我らは貴方様の為ならば、喜んで命をかけ死にましょう」
タレスさんの声は真剣そのものだった。
その言葉に嘘はないのだろう。
それを聞いて、急に胸の中のもやもやが吹っ飛んだ気がする。
「……ありがとう」
義務感。
責任があるからやらなければならない。
そんな思いだから、嫌で嫌で仕方なかった。
だけど彼女達は真剣に俺の事を慕ってくれている。
勘違いからとは言え、今までの人生で父親以外にこんな風に誰かに強く思われたのは生まれて初めての事だった。
それが只々純粋に嬉しい。
「気持ちは凄く嬉しいですけど、俺の為に死ぬのは止めて下さい」
「ですが」
「俺も戦争に行きます。だから、一緒に戦いましょう」
責任を取る為の義務ではなく、俺の事を慕ってくれている彼女達のために戦おう。
安心して暮らせる国をつくる為、仲間達と共に。
「分かりました。身命にかけて必ずやお守り致します。……では、背中を洗わせて頂きますので湯船から出て頂けますか?」
「えっ?話をしに来ただけじゃ!?」
「うふふ、何を言ってるんです?私達は勇人様の背中を流しに来たんですよ。さ、どうぞ」
そう言うと、マーサさんは俺の脇に手を通して体を無理やり引き上げる。
背中に柔らかな感触が……極楽じゃぁ……
甘い誘惑についつい成すがままになり、遂に俺も大人の階段を――30歳だけど――駆け上がるかと思いきや、彼女達は本当に背中だけ流してさっさと出て行った。
「では、私達はこれで……」
そりゃ真面目なタレスさんが一緒なんだから、マーサさんも無茶しないよな。
そもそも仮にマーサさんだけだったとしても、あそこがないから大人の階段を踏み外す事は出来ても、昇る事は出来ないんだよなぁ。
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